著作者

Chiko

現役看護師

Chiko

( 看護師 保健師 )

1年目~3年目で「病棟看護師を辞めたい!」時に確認する4つのこと

Chiko
現役看護師 Chiko
1~3年目で病棟看護師を辞めたい時に確認すべきこと

病棟は、看護としての基礎知識や技術を習得するのに最も適した場所ですが、慣れない夜勤やシビアな状況にある患者のケア、高度な技術を求められミスを許されない環境など、ハードな勤務の中で病棟を離れることを考える看護師は少なくありません。

1~3年目で病棟看護師を辞めてしまうと様々なリスクが付きまとい大切な教育機会を逃すことになり、その後の看護師としての働き方に影響を与えることになります。

ここでは、1~3年目の看護師が「病棟看護師を辞めたい!」と感じたときに確認したほうが良い4つのポイントについて紹介いたします。

1.病棟看護師を辞めるリスク

病棟を辞めようとする看護師

1~3年目で病棟看護師を辞めるリスクには、どのようなものがあるでしょうか。

以下で確認していきましょう。

 

看護技術が十分に身につかない

看護師3年目までに病棟を辞めてしまうと、

  • 患者の病態を判断する力を十分に身につかない
  • 手技を身体で覚えていないため、いざという時にスムーズな処置ができない
  • 医師との連携がうまくいかず足手まといになりかねない

等のリスクが起こり得ます。

病棟では、急変時に備えて常に素早く動けることが求められるため、技術が中途半端だと自信も持てず不安になり、医療事故を起こすリスクが高まり大変危険です。

 

看護師1~3年目の時期に覚えた看護技術がベースとなる

看護師として働くには、たくさんの技術が必要で、

  • 採血、点滴、導尿、吸引
  • 薬の知識と投薬方法
  • 医師の処置介助
  • 術後の管理
  • 日常生活のケア(おむつ交換、保清や食事介助など)

等の技術やケア方法を正確に習得することが求められ、看護師1~3年目の時期に覚えた看護技術がベースとなります。

 

病棟は患者の病態を理解することが必要

病棟は、看護技術だけではなく判断能力を培うのに最適な場所であるため、必要なアセスメントをするためには患者の病態を理解することが必要です。

病棟での治療・処置や入院患者をケアしていくことで、仕事の優先順位をつける能力も徐々についてくることでしょう。

 

ポイント!

ポイント

看護師は、実際に適切に動けなければ意味がないため、最初の3年目までに必要最低限の看護技術と知識・判断力を身につけておきましょう。

 

周りに気兼ねなく質問できなくなる

1年目~3年目の看護師は、多くを吸収し成長する期間であり色々な質問をしやすいですが、3年目以降は自分がプリセプターとして教育する側の機会を求められるため、3年目を過ぎると気兼ねなく周囲に質問できることは少なくなります。

 

ポイント!

ポイント

経験年数が上がると、技術がどれぐらい身についているか否かにかかわらず経験者として見られがちであるため、なるべく3年目までは病棟で頑張って看護の基礎を学ぶことをおすすめします。

 

一旦病棟を離れると戻りづらい

病棟勤務は、

  • 昼夜を問わない勤務体制
  • 生死にかかわる処置対応
  • 入院ストレスを抱えた患者のケア

等があり、看護師の職場の中で1番大変であると言えるため、一旦病棟を離れると戻りづらいということがあります。

 

もう1度病棟で勉強し直す場合はハードルが上がる

シビアな環境の中で様々なことが求められる看護師には多くのストレスがかかるため、一旦病棟を辞めて外来やクリニック、老人施設など、病棟よりも負担の少ない職場を考える看護師はたくさんいますが、もう1度病棟で勉強しなおしたいと思った場合にはハードルが上がってしまうでしょう。

 

ポイント!

ポイント

病棟勤務は、勤務的に1番きつく、戻るには非常に大きな勇気が必要となるため、体力もある1年目~3年目の時期に厳しい病棟での経験を得ておく方が賢明でしょう。

 

病棟を離れた後のイメージをする

私は、新卒で入った病棟での環境が合わずに1年目で病院を辞め、次の病院では病棟を希望していましたが外来配属となりました。

しかし、やはり病棟経験を積みたい気持ちが強く、病棟への異動を考えましたが、あのキツさを思うと戻るのにすごく躊躇しました。

結局2年の外来勤務後に病棟に異動し、そこで1から学びなおす気持ちで取り組んだので、一通りの技術を習得することができました。

同じようなことで悩んでいる外来スタッフもいたため、病棟を離れた後で自分がどう考えるかをイメージしておいたほうがよいでしょう。

 

医療の全体的な流れを理解しづらくなる

病棟看護師を辞めるリスクとして、「治療を行う重要な場で、そこで何が行われ患者がどういうプロセスをたどってきたのか」といった医療の全体的な流れを理解しづらくなることがあります。

そのため、3年目までを病棟で過ごし、医療現場を全体的に理解しておいたほうがよいでしょう。

 

補足説明!

ポイント

看護師の1~3年目に病棟勤務を経験しておくことで、その後に別の場所へ転職した時に医療の全体像の理解や患者の現時点を把握しやすくなります。

 

2.病棟看護師を辞めて後悔すること

病棟を辞めて後悔する看護師

1~3年で病棟看護師を辞めて後悔する場合には、どのようなことがあるでしょうか。

以下で紹介していきます。

 

転職の選択肢が狭まる

病棟では初期教育の機会が設けられていますが、クリニック等の職場では教育をする余裕はなく即戦力を求めているため、初めに病棟勤務を経験していないと、転職をする際の選択肢が限られる可能性があります。

そのため、看護師としての基礎的な知識や技術が身についていなければ採用されづらくなるでしょう。

 

病棟経験3~5年を求める職場もある

病棟経験が少ないと転職時の条件として病棟経験3~5年を求める職場もあり、経験年数不足がネックになりやすいでしょう。

 

看護師としての自分に自信が持てなくなりやすい

3年目までの短期で病棟看護師を辞めてしまうと「自分は看護師に向いてないのではないか」と考え、看護師としての自分に自信が持てなくなりやすいでしょう。

特に3年目くらいまでの看護師は、看護学校卒業から病棟配属という流れが一般的であるため、周囲との比較により自らの看護師としての将来が心配になることもあります。

 

ポイント!

ポイント

病棟業務が辛いのではなく「配属先のルールに馴染めない」「病棟の雰囲気・人間関係が良くない」等が原因で病棟勤務を辞めたい場合には、上司に相談して他の病棟に異動させてもらう方法も視野に入れましょう。

 

3.病棟看護師を辞めても後悔しない場合

病棟を辞めても後悔しない看護師

看護師1~3年目に病棟を辞めるリスクがあるにも関わらず、それでも病棟看護師を辞めたほうが良い場合があります。

以下では、病棟看護師を辞めても後悔しない場合について説明していきます。

 

心や身体を病んだとき

看護師になりたての頃は、「昼夜を問わない勤務」「病気に苦しんでいる患者のケア」「命にかかわる処置」「女性が多い職場特有の人間関係」等に強いストレスを感じ、無理をしてしまいがちです。

そのため、強いストレスを感じ心や身体を病んだときには、病棟看護師を辞めても後悔しない場合と言えます。

 

ポイント!

ポイント

看護師の仕事は身体が資本であり、もしそこが脅かされるのなら病棟から離れることは必要な選択と言えるため、自分の心身をいたわり、回復してから無理のない職場を選びましょう。

 

「病棟は絶対やらない」と心に誓っているとき

病棟看護師として働いてみて、

  • 病棟の業務自体が合わない
  • イメージしていた仕事と違うので二度とやらない
  • 看護師としてのスキルアップは必要ない
  • 病棟経験が条件に入ってない職場に転職する

等、今後病棟で得られる知識や技術を必要とする場所で働かないと決意しているのであれば、未練なく病棟を辞めても問題ないでしょう。

 

様々なデメリットを十分に理解する

人によっては2年目ぐらいで最低限の基礎技術や知識を習得することができ、それを受け入れる職場も存在するため、様々なデメリットを十分に理解していれば3年目までに辞めても後悔することは少ないです。

 

4.病棟看護師を勢いで辞めるのは危険

勢いで病棟を辞めない看護師

1~3年目の病棟看護師が勢いで職場を離れることは、非常に危険です。

以下で理由も含めた説明をしていきます。

 

一時的な気持ちに流されると後悔しやすい

病棟勤務を通して色んな辛いことはありますが、一時の勢いで辞めてしまうと後で振り返って「あの時に辞めなければよかった」と後悔しやすいでしょう。

 

辞めたくても数か月頑張ることが大事

1~3年目の看護師が勢いで「辞めたい」と思ってもさらに数か月頑張ることで、

  • 「毎日振り返りを続けることで同じミスをしなくなった」
  • 「実践できる看護技術が増えた」
  • 「患者とのコミュニケーションがスムーズにとれるようになった」
  • 「先輩や医師から褒められ、自分の成長を感じられるようになった」

等、前向きな変化が見られれば仕事に楽しさを感じられるようになります

 

ポイント!

ポイント

病棟での勤務は確かにきつい面は多いですが、初めからうまくいかないのは当り前であるため、仕事以外に自分なりのストレス発散方法を探して、すぐに辞める決断をせず様子をみるように心がけましょう。

 

看護師になりたての時期しか教育を受けられない

卒後教育を受けられるのは、1~3年目の看護師になりたての時期だけであるため、勢いで病棟看護師を辞めるのはおすすめしません。

 

注意点!

ポイント

若くて経験の浅い看護師のほうが吸収力も高く、成長の伸びしろが大きいそのチャンスを逃すことは、自らの将来にとって不利益となります。

 

転職を繰り返すことになった同僚

最初の勤務先の病棟を辞めてから、他の病棟でも馴染むことができずに職場を転々としている同僚がいました。

その同僚も経験が全くのゼロではないため、まるっきり新人としてふるまうことは難しいようでした。

結局次の職場でも周りの目に必要以上のプレッシャーを感じ、居づらくなってしまったようで、3年たたずに辞めてしまいました。

悪循環に陥るとその後の看護師人生に影響を与えますので、「辞めたい」と思っても慎重に検討しましょう。

 

まとめ

1~3年目で「病棟看護師を辞めたい!」と思った時に確認することについて紹介してきましたが、いかがでしたか?

3年目までに病棟を経験することで医療全体の流れを知ることができ、その後の看護師キャリアを考えると非常に重要な期間となります。

自信をもって看護師として働き続けるためにも、3年目までは病棟で様々なことを学べるよう頑張りましょう。


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この記事を書いた人

大学病院・総合病院で経験を積んだのちに海外の看護に興味をもちオーストラリアに留学。
現在は派遣看護師としてマイペースに活動している主婦です。老人ホームやデイサービスでの単発派遣経験も豊富です。海外旅行が好きで、独身時代はバックパッカーをしていました。
人間関係や看護師としてのキャリア、転職など多くの人が悩むことに私もぶつかってきたので、同じ目線での記事を書いていければと思います。


カテゴリー:看護師辞めたい

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この記事を書いた人:Chiko
(公開日:)(編集日::2017年11月10日)

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