著作者

佐藤ゆうき

正看護師

佐藤ゆうき

( 看護師 )

看護師が2年目でクリニックへ転職する注意点

公開:、更新:2017年12月25日
2年目 クリニック 転職 注意点

看護師2年目は仕事にも慣れ、徐々に他の職場にも興味を持ち始める頃です。

そして、「勤のあるシフトが身体に合わない」などといったような理由で、クリニックへ転職しようと考える人もいます。

では、看護師2年目でクリニックへ転職したいと思った際に気を付けなければならないポイントはあるのでしょうか。

ここでは看護師2年目でクリニックへ転職する注意点を紹介します。

クリニックへ転職を考えている看護師2年目の方は参考にしてみてください。

1.転職前に看護師2年目ってどんな時期かを考えよう

転職を考える2年目看護師

新人看護師の時は目の前の仕事を一生懸命に働くだけでしたが、看護師2年目になると仕事に慣れてくることで、だんだんと周囲が見えてくるようになり全体を把握できるようになってきます。

しかし、経験した事のない看護ケアや処置もたくさんあり、看護師としてまだ一人前の看護師とは言えない状態であることは忘れないでおきましょう。

そのため、この時点でクリニックへ転職をすると中途半端な知識や技術がそのままの状態になってしまい完全に習得することができなくなってしまう可能性があるので、注意が必要です。

 

(1)本当は看護師3年目の終り頃の転職がおすすめ

早くクリニックへ転職したいと思う看護師でも、できれば3年目以降に転職をすることをおすすめします。

理由としては、3年目以降であれば1人で行えることが増え、看護知識や技術も多く習得できやっと一人前の看護師と呼べるようになるからです。

さらに、中規模病院以上の病院に勤務している看護師の場合、看護師3年目以降でリーダー業務を経験するため全体をまとめる力が備わり、またプリセプターを経験するため後輩を指導する能力が身に付きます。

これは病院勤務でしか経験することができないため、これらを経験してから転職した方が、クリニック側があなたに抱く印象が良くなります。

上記のような理由から、看護師3年目のはじめに転職するよりは3年目の終わりごろに転職した方が良いです。

 

(2)看護師2年目がクリニックへ転職するリスクを知ろう

2年目看護師のリスク
2年目の看護師がクリニックへ転職をする時に起こりやすいリスクを紹介します。

 

看護手順の違いに混乱してしまうリスク

看護師2年目は、まだ完全に看護知識や技術を身に付けてはいないため、今までの職場の手順と新しい職場の手順が混ざってしまい混乱してしまう可能性があります。

特にクリニックは病院のように看護手順がきちんと決まっていないところが多くマニュアルもない場合がほとんどです。

また、間違えた手順を覚えてしまい、正しい手順は分からなくなってしまう可能性があります。

 

しっかりとした指導を受けられない可能性が高い

クリニックでは、看護師の教育制度が整っていないところが多いです。

また、看護師の人数が少ないことから先輩看護師が付きっきりで指導してくれる事は少ない傾向にあります。

右も左も分からないという2年目看護師の場合は転職後に苦しむ場合があります。

 

病院へ戻れなくなる可能性がある

看護師2年目でクリニックへ転職した場合、基本的な看護知識や技術を身に付けていない状態のため、病院へ戻る場合は一から勉強し直す必要があります。

そのため、クリニックでの勤務が長ければ長いほど、再度病院へ転職しにくいと言えるでしょう。

 

(3)それでも看護師2年目でもクリニックへの転職は可能?

もちろんですが、看護師2年目の時期でもクリニックへの転職は可能といえまし、実際に2年目で働いている看護師もいます。

当サイトで看護師に「新卒・新人看護師のクリニック転職はあり?」を調査した結果、以下のような回答になります。

新人・新卒看護師のクリニック転職アンケート調査

新卒・新人看護師のクリニック転職は「なし」 57.10%
新卒・新人看護師のクリニック転職は「あり」 42.90%

新卒・新人看護師でクリニックへ転職は「あり」と思っている看護師は42.9%もいることから、2年目の看護師でもクリニックへの看護師転職は可能であることが伺えます。

そのため以下で、看護師2年目の場合にクリニックへ転職するための必要な知識を説明していきます。

 

2.病院とクリニックの違いについて

病院とクリニックの違い

病院勤務とクリニック勤務では何が違うのでしょうか。

病院勤務 クリニック勤務
看護師人数 10人以上(看護助手含む) 1人~
休日日数 週休2日制 週休2~2.5日制
仕事の種類 多い 少ない
夜勤の有無 あり なし(一部のクリニックでは夜勤あり)
ボーナスの有無(年)  平均で4か月分 ないところが多い(ある場合1~2か月分)
残業の有無 あり(残業手当あり) なし(あっても残業手当なし)
希望休の取りやすさ  取れる 取りにくい

上記の表を参考に以下で病院勤務とクリニック勤務の看護師の違いを説明していきます。

 

(1)看護師の人数の違いについて

一般的な病院での病棟勤務だと2交代もしくは3交代勤務となり病棟で働く看護師の数も多いです。

しかし、クリニックは交代制ではないため看護師の人数は2~3名体制のところが多く、中には1名体制のところがあり、看護師1人1人の責任が大きくなります。

そのため、1人でクリニックの仕事を全てできる看護師でなければスムーズに働くことはできません

 

(2)仕事内容や仕事量の違いについて

クリニック業務は病棟勤務に比べ処置が限られていることが多いため、仕事の種類が少なく、覚えることが少ない場合が多いです。

しかし、病院のように掃除をしてくれる人や滅菌作業をしてくれる人がいないためクリニック勤務の看護師自身が雑務を行います。

また、時には受付業務を手伝うこともあります。

 

補足説明!

ポイント

看護師の資格がなくてもできる作業をたくさんしなければならないため「私じゃなくてもいいのではないか」という気持ちになり辞めていく看護師も多いです。

 

(3)給料や賞与(ボーナス)の違い

当たり前ですが、病院の場合は夜勤手当が加算される分、クリニックに比べて良いといえます。

また、賞与(ボーナス)に関してもクリニックでは支給されないところが多く、支給されても1年で1~2か月分と病院勤務の看護師より少ないことが実情です。

 

給料の違いに驚く看護師も多い

残業代も出ないクリニックが多いため、病院からクリニックへ転職した時には給料の違いに驚く看護師も多くいます。

 

3.看護師2年目におすすめのクリニック求人の条件

看護師2年目におすすめのクリニック求人

最後に、看護師2年目がクリニックへ転職したいと考えたときに転職先を探す条件のポイントをお伝えしていきます。

 

(1)看護師が2名以上在籍しているクリニック

看護師2年目でクリニックへ転職する場合は、できる限り看護師は多く在籍しているクリニック求人が良いと言えるでしょう。

最低でも、看護師の人数が2名以上のクリニック求人を探しましょう。

その方が、看護師が多い方が指導してもらえるチャンスが増えるからです。

また、看護師が多いことで看護手順がある程度決まっているクリニックが多いため、2年目の看護師でもある程度働きやすい環境が整っていることが考えられます。

 

(2)中途看護師のフォロー体制が充実しているクリニック

クリニック求人の中でも、看護師として働き始めの頃はマンツーマンで指導したり、定期的に勉強会を開いたりしているクリニックも近年増えています。

そのため、2年目看護師の場合は、中途採用看護師のフォロー体制がなるべく充実しているクリニック求人を選ぶようにしましょう。

 

クリニック主催の勉強会は自分にとってもプラスになる

クリニック主催の勉強会は、よく行われている処置について、使用している薬剤などについて学ぶことができるので1人で勉強をするよりも効率よく覚えることができます。

求人情報だけでは分からなかった場合、面接の際に「クリニックでの勉強会はありますか?」などと聞いても良いでしょう。

 

(3)診療科目が複数ではないクリニック

2年目看護師のクリニックへの転職は、なるべく診療科目が複数ではない「単科のクリニック求人」を選ぶようにしましょう。

例えば、内科・外科・小児科クリニックなどの診療科が多いクリニックだと、それだけ処置が増え覚えることが多くなります。

そのため、クリニックを選ぶ際は「内科クリニック」「小児科クリニック」「外科クリニック」などのなるべく診療科が少ない単科のクリニックを選ぶようにしましょう。

 

(4)予約制のクリニック

時間に余裕をもって作業をすることが出来る予約制のクリニック求人は2年目看護師におすすめです。

また、予約制の中でも「完全予約制のクリニック」では、決められた数の患者しか来ない点と、予約を取るため来院する患者数が少ない点で看護師の仕事も行いやすい傾向にあります。

 

補足説明!

ポイント

時間通りに勤務が終了することが多く、どんな患者が来るのかが前もって分かるため事前の準備ができるためおすすめです。

 

(5)自分をアピールすることも忘れないで!

アピールする2年目看護師

最後に、2年目看護師の場合、通常の看護師よりも面接で落ちやすい傾向にあります。

そのため、以下の点に注意しておくことを忘れないでください。

  • 話を聞く時の態度や言葉遣いは注意すること
  • 長く働けることをアピールすること
  • 自分は即戦力がある事をアピールすること

クリニックの看護師の人数は最小限にしているため、すぐに働くことができる看護師が重宝されます。

そのため看護師2年目の転職の場合、面接時に「採血はできますか?」など、何ができるのか、何ができないのかを詳しく聞かれることが多いです。

 

注意点!

ポイント

また、クリニックで行う処置内容についてあらかじめ調べておき、1人でできるのか、できないいのかを確認しておきましょう。できない処置があった場合は嘘をつかずにきちんと院長(面接官)に伝えましょう。後々トラブルになります。

 

まとめ

看護師2年目はこれからたくさんのことを覚えていく重要な時期でもあります。

クリニックで働く際、看護知識や技術が未熟なことから働き始めは混乱してしまう可能性があります。

しかし、2年目でクリニックへ転職する看護師も実際には存在し、転職を成功している看護師もいます。

クリニックにはメリットもありますが、デメリットもあることを忘れずに転職先はよく調べて慎重に選ぶようにしましょう。

ここで紹介したクリニックへ転職する注意点を参考にし、自分に合ったクリニックを探してみてください。

自転車旅行が大好きで、しまなみ海道を縦断してきた30代の看護師です。

都内の総合病院で約6年、その後クリニックで約2年勤務しました。現在は1児の母として子育て奮闘中ですが機会があればまた働きたいなと思っています。

病院で働いている時は人間関係に悩みましたが、なんとか6年間頑張ることができました。

自分が今までに経験したことをどんどん発信して、少しでも皆様のお役に立てればと思います。

看護師としての経歴

保有資格 ・正看護師
出身/年齢 ・千葉県/31歳
職務経験 ・総合病院・クリニック
診療科経験 ・呼吸器外科、呼吸器内科・消火器外科、消化器内科
・循環器内科・心臓血管外科・婦人科・小児科・眼科


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