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放課後デイサービスへの看護師転職!仕事内容や必要スキルは?

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看護師 放課後デイサービス 転職

学童保育は、学校が終わってからの児童の居場所であり、放課後デイサービスも学童保育とほぼ同じ役割を果たしています。

放課後デイサービスの対象は、何らかの障害を抱える子供たちです。学童保育と同様に、まずは彼らの「居場所を作ること」が目的とされています。

このページでは、放課後デイサービスの看護師の仕事内容や必要スキル、転職するメリット・デメリットなどについてご紹介します。

1.放課後デイサービスで働く看護師の仕事内容

放課後デイサービスで遊ぶ子供と看護師

自閉症やてんかん、脳性麻痺、ダウン症、知的障害などの児童を対象に、スタッフが放課後の余暇時間を有意義に過ごせるよう支援していきます。

ここでは、放課後デイサービスで働く看護師の仕事内容についてご紹介します。

 

児童に怪我がないよう見守ることに徹する

児童は屋外では公園に行って遊具で遊んだり、林の中を探検したりし、室内では工作やダンス、ブロックなどの遊びをします。

この時、あくまで安全を守ることを第一に、看護師やスタッフは児童に怪我のないよう見守りをします。

児童が興味を持つ遊びを、危ないからといって中断させることはありません

もし児童が急に走って行ってしまったら、看護師はどこまでも追いかけ、見守ります。

遊びは児童が主役であるため、好きなことを思いっきりさせてあげるのです。

 

声がけ等で児童の日常生活動作の実施を支援する

日常生活動作に関して、疾患により行うべきことがスムーズにいかない場合は、看護師が児童の好む声掛けをしながら誘導し、実施できるよう支援します。

特に自閉症のある児童は、何がしたいか、どうしてもらいたいかを言葉で表現することが難しいです。

時間ごとの声掛けや来所してからの流れで誘導し、ルーティンとして行うべきことを身に着けてもらうことで自発的な実施に結びつくよう工夫します。

 

気分の変調を起こした児童に付き添う

看護師は、突然気分の変調をきたした児童に付き添って様子観察をする必要があります。

以前、皆で公園へ遊びに行くレクリエーションの際、全く外へ出ようとせずに顔色を悪くして公園でうずくまってしまった児童がいました。

看護師が付き添い、嘔吐がないか、レベルは正常であるか、施設へ戻るまで車の中で臥床させ、声掛けと様子観察を行いました。

 

医療監査に対応できるように他のスタッフを教育する

放課後デイサービスは福祉施設であることから、今後医療監査のチェックも行われるようになるでしょう。

そのため看護師は、医療関係者ではない他のスタッフに、記録に関しての指導や児童を預かっている際の急変時の対応、時期により注意すべき感染症の対応について伝えていく必要があります。

 

2.放課後デイサービスで必要な看護スキルとは

放課後デイサービスで観察スキルのある女性看護師

看護師が放課後デイサービスで働く際、必要となるスキルについてご紹介します。

児童の体調変化に気付く観察力と迅速に対応するスキル

児童の体調の変化に常に気を配り、異変時には児童のキーパーソンに一報入れ、休養が必要か、病院受診が必要なレベルか判断します。

そのため、児童への観察力と迅速な対応ができるスキルが必要です。

 

体調不良を自己申告する児童は少ないため観察が必要

自分から調子が悪いと訴えてくる児童はほとんどいません。

そのため、機嫌は良いか、おやつは食べたか、活気はあるか、他の児童との関係性に問題はないか、時に学校での近況などの情報も視野に入れ、児童の状態を把握できるよう努めます。

よって、観察力に関してはより高いスキルが必要でしょう。

 

児童同士のトラブルを仲裁するスキル

放課後デイサービスを利用している児童の間でも、ケンカやトラブルがおきます。

その際、看護師やスタッフは間に入り、なぜこのようなことになったのか、きちんと児童に説明を求めます。

彼らに振り返りをする機会を設け、「お友達とは仲良く遊ぶ」という基本的な事を認識してもらうよう働きかけます。

この時スタッフは中立の立場に立ち、冷静に事をなだめていく役割を担います。これも放課後デイサービスで働く看護師のひとつのスキルといってよいでしょう。

 

児童が楽しむレクリエーションを提供するスキル

児童が放課後を楽しく過ごすためには、スタッフのユーモア溢れるレクリエーションが必要です。

そのため、児童を飽きさせない、興味を引くようなレクリエーションを提供するのも、放課後デイサービス独特の必須スキルかもしれません。

 

3.放課後デイサービスで働く看護師のメリット

放課後デイサービスで遊ぶ子供

放課後デイサービスへ転職する看護師のメリットについてご紹介します。

 

精神科へ転職する際に有利となる

放課後デイサービスは障害者施設の一つであり、1年勤続すると、精神科での勤務経験実績とみなされます

次に転職を考えた際に精神科を選ぶことがあるならば、未経験スタートにはならないはずです。

給料もスタートラインの時点で上乗せされることが期待できます。

 

児童と一緒に楽しむことは他の施設で経験できない

放課後デイサービスで働いて感じたことは、長い看護師人生の中で、これほどはしゃいだり笑ったりできる職場は滅多にないし、今後もほとんどないだろうということです。

児童と一緒に楽しむということは、一般病院やクリニックなどでは経験できない体験です。

 

4.放課後デイサービスで働く看護師のデメリット

悩む放課後デイサービスの女性看護師

次に、看護師が放課後デイサービスへ転職する際のデメリットについてご紹介します。

 

看護師でありながら医療行為から離れてしまう

放課後デイサービスでは、インスリン注射を必要とする児童への注射の指導くらいで、医療行為がほとんどありません。

例えば児童がアナフィラキシーショックをおこした際も、処置の用具がないため救急搬送されます。

看護師でありながら最低限の処置をすることしかできず、医療技術とは離れた業務となってしまいます。

 

注意点!

ポイント

場合によっては、医療行為と離れた期間が長いと、次の転職を考えた際「ブランク」としてみなされてしまうケースもあります。

 

言葉で気持ちを表せず暴力的な行為をする児童もいる

児童の中には言葉で気持ちを表せない苛立ちから、スタッフに噛みついたり、髪を引っ張ったり、腕をつねったりする子もいます。

自分の身は自分で守ると同時に、他の児童の安全にも気を配らなくてはいけません

 

5.放課後デイサービスで働く看護師の給与事情

放課後デイサービスの看護師の給料

私の勤務した放課後デイサービスは、パートで時給1100円でした。

医療行為のある児童がまだいなかったため、看護師の給与は他のスタッフと同じでした。

医療行為を行うようになると時給は上がるそうです。

平日は、学校が終わってから19時までの開設であるため、一日に稼げる賃金は3000~5000円くらいでしょう。

土日は遠足などの出かける催しが入ることがあり、朝9時から夕方16時まで働くことができます。

 

まとめ

私は某求人雑誌で放課後デイサービスの求人を見つけて応募しました。

現状、看護師の需要はそれほど高くはないようです。

しかし、施設の需要が増えることで、資格保持者の人員配置の兼ね合いもあり、今後広く募集がかかることも考えられます。

放課後デイサービスは、障害のある学童のための一つの居場所です。

そして、目的はその時間を楽しく過ごす事です。

児童と関わり、元気をもらい、笑顔で仕事ができる職場で働くのも良いかもしれません。


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この記事を書いた人

看護師歴11年目の芍薬です。現在ダブルワークの傍ら、書くことがどうしても好きで一度断念したライティングを再開することに致しました。
まだまだ不慣れではございますが、宜しくお願いいたします。好きなものは旅行です。特にインドネシアには何度も行っています。インド神話も面白くて一時期はまりました。今度はヨーロッパ圏で造形美に触れたいなーと思っています。


カテゴリー:看護師転職のノウハウ

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この記事を書いた人:しゃくやく
(公開日:)(編集日::2017年07月20日)

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