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アメリカで看護師として働くためには?資格取得方法とポイント5つ

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医療系の海外ドラマを見て、「私もアメリカであんな風にかっこよく働きたい!」と考える看護師も少なくないのではないでしょうか。

しかし、アメリカの看護師になるには語学力やビザの問題など様々なハードルをくぐりぬけていかなくてはなりません。

このページでは日本の看護師がアメリカで働くために必要な情報をお伝えしていきます。

1.アメリカの看護師事情とは

アメリカの看護師と医師

アメリカの看護師資格には、日本における

  • 正看護師
  • 准看護師
  • 看護助手

の3種類の他に、NP(ナースプラクティショナー)と呼ばれる種類の看護師が存在しています。

 

(1)「正看護師」は州の資格試験に合格した看護師

正看護師は大学において1年間の教養と2年間の専門教育を受けて、州で実施する資格試験に合格した看護師です。年収は約3~5万ドル程度です。

 

(2)「登録看護師」は日本の准看護師に相当する

日本の准看護師に相当するのが登録看護師です。

2年間短大で学び州の資格試験を取得した看護師で、医院で働くケースが多くて年収は約3万ドル程度です。

 

(3)「看護助手」は雑用の全てを担当する

看護助手に相当するのが、1年程度アシスタント教育を受けた、資格がない看護助手で雑用の全てを担当します。

 

(4)「NP」は処方箋を書くこともできる

アメリカでは正看護師資格を取得した後に大学院で学んで、NPの国家試験に合格すると医師とほぼ同じ仕事をすることが可能で、処方箋を書くこともできてしまうのです。

 

医師と見分けるのが難しい

NPは、看護師が着用するナース服ではなく白衣を着用して聴診器を下げているために、医師なのか看護師なのか見分けるのが難しいのです。

 

2.アメリカの病院で看護師として働く方法と注意点

勉強しているアジア人女性

メリカの病院で働くためには、日本の看護師資格とは別に、アメリカの看護師資格を取得し、就労ビザも取得していかなければなりません。

 

(1)NCLEX-RNの試験に合格する

アメリカの病院で働く看護師になるには、NCSBN(アメリカ看護師委員会)で作成されるNCLEX-RN(アメリカの看護資格試験)に合格しなくてはなりません。

 

NCLEX-RNの前にCGFNSの試験を受ける必要がある

このNCLEX-RNを受験するためには、看護学校卒業レベルの知識を既に取得していることを証明する目的で実施されるCGFNSという試験に合格する必要があります。

 

(2)アメリカの大学へ留学する

アメリカの病院で働く看護師になるもうひとつの方法としては、看護学部のあるアメリカの大学に留学して、改めて教育を受けなおす方法もあります。

 

看護学部の人気は高い

留学するためには高いレベルの英語力が必要になりますし、看護学部の人気が高いために正規留学するのが困難なことも少なくありません。

 

(3)就労ビザを取得する

アメリカの永住権を持つまでは看護師として、就労ビザが必要です。

しかしオバマ前大統領、トランプ大統領の両者は、移民に対し制限を設けています。

つまり国として、就労ビザを出すことを渋っており、どこの病院もわざわざ外国人を雇おうとない現状があるので注意が必要です。

 

注意点!

ポイント

安易にアメリカで看護師資格を目指し、ビザが取れず、就職先もなく、帰国せざるを得なかった日本人もいるので、下調べは欠かせません。海外で「なんとかなる」は通用しないのです。

 

注意!看護師の人数は需要をはるかに超えている

不景気が影響しアメリカ人の多くが看護師になりたがっており、アメリカ人でも就職難です。

看護師の人数は需要をはるかに超えてしまっているのです。

 

日本人が働くのは至難の業

どこの病院や施設でも看護大学卒業資格を持ったものを求め、新人を募集していません。そのような中、日本人がアメリカで実際に看護師として職場を探し、働くのは至難の技です。

 

3.日本の看護師が身に付けておくべきスキル

アジアの看護師と医師

日本の看護師がアメリカで働くにあたり、身につけておいた方がいいスキルは英語・看護技術の他に沢山あります。

  • 日本の看護師経験
  • CPR/AEDの資格
  • 人脈を広げるスキル
  • アメリカの運転免許
  • 料理のスキル

それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

(1)3年程度の臨床経験

先にも述べた通り、アメリカでは、看護師として経験者を雇いたがります。

日本で少なくても3年ほど臨床経験を積んでから来ることが望ましいでしょう。

 

ポイント!

ポイント

救急、急性期、オペ室、心臓外科などの経験があると、役に立ちます。

 

(2)CPR・AEDの資格

アメリカのそれぞれの州、病院により異なりますが、ニューヨーク州では2年毎のCPR/AEDの取得・更新が求められます。

どうせ取得するのであれば、日本で取得しておくと良いでしょう。

 

(3)人脈を広げるスキル

アメリカでは多くの病院や施設では、家族や友達、知り合いを雇う傾向が強いので、人脈を広げるスキルも必要です。

アメリカは本当にコネ社会です。

例えば、実際あった話ですが、皆がスーツで面接に来るなか、ジーンズとTシャツにサンダルで面接に来た青年がいました。よく会話の内容を聞くと、どうやら家族同士、面接官と知り合いなようです。そこで働く人たちを知っているというのは、その人の実力でもあるのです。

 

(4)アメリカの運転免許

アメリカは車社会です。大都会を除き、ほとんどの場所で車が必要です。身分証明にもなるので、是非ともアメリカで車の免許は取りたいものです。

 

国際免許だと1年の有効期限がある

日本で車を乗っている人は国際免許という手もありますが、1年の有効期限があるので、あまり役に立たないかもしれません。

 

(5)料理のスキル

アメリカでは、皆で食事を楽しむ機会が多いため、患者さんや同僚の中で食べ物の話になることは多いでしょう。

そこで自分で料理が作れると、会話のきっかけになります。和食にこだわらず、サラダでも自分の得意なものが一つあるといいでしょう。

 

4.アメリカの看護師の給与事情!個人の実力次第で大きな差が?

給料

アメリカの病院で働く看護師の平均給与ですが、日本と違ってアメリカは典型的な実力社会ということで看護師の給与も個人の実力次第で大きく違いが出ます。

 

日本では考えられない高収入を得られるかも

レベルの高い語学力があって、しかも高い看護技術と知識が認められると、日本では考えられない高収入を得られる可能性もあります。

 

年収1000万以上の看護師もいる

あくまでも例ですが低い人では年収が約300万円で、高収入になれば年収で約1,000万円以上の看護師もいます。

 

ボーナスは存在しない

アメリカには日本と違ってボーナスと言った概念は存在しておりません。あくまで高い成果を残した人に対してご褒美として、成果に応じた高い給与が支給される部分が非常に大きいのです。

 

ポイント!

ポイント

努力をすればその成果によって収入も増える仕組みになっていることを理解しておく必要があります。

 

5.日本の看護師がアメリカで働くメリット

タブレットを持つ日本人看護師

日本の看護師がアメリカの病院で働く場合、どういった面をメリットとして感じられるのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

  • 休日出勤は拒否できる
  • 時間外勤務が強要されない
  • 医者の決定権が全てではない

サービス残業・休日出勤が当たり前のように行われている日本の看護師からは想像もできにようなメリットがあることが分かります。

 

休日出勤は拒否できる

アメリカの病院の場合、基本的に勤務時間外に研修などに強制参加させられることはないので、休日に研修に出て欲しいといわれても本人が拒否をすればそれまでなのです。

 

時間外勤務が強要されない

アメリカの病院では、情報収集も仕事の一環であり勤務時間外にする必要はないと言った考えの元、勤務時間外に仕事を強要されることはあり得ないのです。

 

医者の決定権が全てではない

アメリカの病院では日本の病院のように医者の決定権が全てではないのです。

つまり、日本よりも看護師の地位が高いのです。

医者とコミュニケーションを取り合いながら治療を進めていける点はアメリカの医療が進んでいる証拠でもあります。
 

まとめ:本気で目指す覚悟はありますか?

アメリカの看護師になるための道のりは決して平たんなものではありません。本気で志すのであれば、今までにはないほど本気で勉強をしていかなければならない人もいるはずです。

こうしたことを踏まえて、本当にアメリカで看護師としてやっていく覚悟があるのか、一度考えてみると良いでしょう。リスクは大きいですが、逆に言えば、就職先があれば、生活は補償されます。

最後までご確認いただきましてありがとうございました。


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都内の大手総合病院で3年、その後保育園看護師として1年勤務し、パート看護師・派遣看護師として様々なジャンルを体験。現在は、今までの経験を活かして看護師ライターとして活動中です。現役看護師や潜在看護師の皆さんの転職成功をサポートできるような情報を発信していきたいと思います。

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カテゴリー:海外で働く看護師


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この記事を書いた人:kameko
(公開日:)(編集日::2017年08月24日)

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