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齋藤

正看護師

齋藤

( 現役看護師)

介護老人保健施設の看護師転職|メリット・デメリット

齋藤
正看護師 齋藤
介護老人保健施設の看護師転職

初めて介護老人保健施設へ看護師として転職する場合は病院とは様々なことが異なるため不安な方も多くいます。

ここでは、「介護老人施設とは」から、実際に私が働いた1日のスケジュールと仕事内容、転職する上で感じたメリット・デメリットなどを体験談からご紹介していきます。

1.介護老人保健施設とは?配置基準と役割

介護老人保健施設とは

介護老人保健施設とは、介護保険制度によって運営される施設で「老健」とも呼ばれる施設です。

介護老人保健施設特徴は、他の介護施設と大きく違う点としては、入居者の家庭復帰を目指すことにあります。

また、以下のようなリハビリ・医療、生活のサポートを行う、

  • 包括的ケアサービス
  • 認知症、脳卒中、廃用症候群などのケア
  • 生活機能向上を考えたリハビリテーション

などが介護老人保健施設の支援内容となります。

入居してくる入居者は病気や怪我などの治療を病院で受け、回復はしたものの自宅での生活は困難であると判断された高齢者になります。

 

(1)介護老人保健施設の配置基準について

介護老人保健施設の配置基準は以下の通りです。

運営 医療法人、社会福祉法人、地方公共団体
(介護保険法に基づく開設許可)
入居者の条件 ・原則65歳以上が対象
・要介護1~5認定者
・認知症患者も在籍
目的 普段の生活に戻れるようにリハビリする
入居期間 3ヶ月~1年未満
設備 ・多床室(10人部屋)
・個室もある
配置基準 入居者100名当たり
・医師(常勤)1人
・看護職員9人
・介護職員25人
・理学療法士、作業療法士または言語聴覚士1人
・介護支援専門員1人
・その他 支援相談員等

老健における看護師の配置基準は、入居者100名に対し、看護師9名となっています。

人数だけを聞くと「看護師一人あたり入居者11名の受け持ちなら、慢性期病棟などと変わらない?」と思ってしまいがちですが、実際に介護老人保健施設の看護師は、シフト制勤務となっているため、定員100名の介護老人保健施設において、毎日必ず看護師が9名いるとは限りません。

実際には1フロア40名の入居者を受け持っていた

私が勤務していた老健では、看護師1人につき1フロア約40名の入居者を受け持っていました。

バイタル測定や経管栄養管理など、ある程度時間が決まっている仕事の間に、入浴や食事など、入居者個々のスケジュールに合わせて褥瘡処置やインスリンなど、様々な医療処置を行う必要があったので、仕事中は施設内を走り回っていました。

そのため、勤務中はいつも「もっと看護師を配置してほしい」と思っていたほどです。

 

(2)介護老人保健施設での看護師の役割

介護老人保健施設施設での看護師の役割

介護老人保健施設では、

  • 重篤な糖尿病患者
  • 血糖管理が必要な患者
  • 外科的な処置が必要な患者

など他の介護施設で治療が難しい患者(入居者)が入所しています。また、介護老人保健施設によっては、ターミナルケアや看取りなどを行っている施設もあります。

介護老人保健施設で働く看護師の役割は、医療依存度の高い入居者の看護が基本なります。

介護老人保健施設の目的を考えた上で、看護師はそのサポートを看護の面から支援する役割があります。

 

入居者の健康管理を行う役割

介護老人保健施設で働く看護師の役割としてまず求められるのが、入居者の健康管理です。

入居者のほとんどが、病気やケガなどによって入院し、

  • 新たに介護が必要な入居者
  • 手厚い介護が必要な入居者
  • インスリン管理や褥瘡ケアなど、医療的介入が必要な入居者

などの方も多くいます。

そのため、看護師は医療介入が必要な入居者を中心に、バイタル測定や日常のケアを通じて健康管理を行い、異常の早期発見に努める必要があり役割となります。

 

日常生活の介護ケアを行う役割

介護老人保健施設の入居者は、「普段の生活に戻れるようにリハビリする」ことを目的としているため、日常生活を送るにあたり介護を必要としている人が大半です。

そのため、介護老人保健施設では介護士とともに一丸となって、食事介助やおむつ交換など、日常生活における介護ケアを行うことも看護師の役割となります。

 

2.働く看護師の1日のスケジュール・仕事内容

介護老人保険施設で働く看護師がどのような1日を過ごしているのか、1日のスケジュールをご紹介します。

 

(1)日勤の看護師スケジュールと仕事内容

介護老人保健施設ではレクリエーションなどのイベントが多いため、日勤帯の午後、おやつまでの時間はさまざまなレクリエーション活動に充てられることが多く、看護師も一緒に参加します。

8時20分~ 出勤
8時30分~ 始業
8時40分~ 下膳、申し送り
9時00分~ 与薬、処置、バイタル測定、入浴介助、医師回診
11時00分~ 昼食準備、配膳、与薬、経管栄養実施
11時30分~ 休憩/配膳・食事介助・食後薬配薬
12時30分~ 下膳/休憩
13時30~ 記録/入浴介助
15時00分~ おやつ配膳
16時00分~ 与薬/バイタル測定
16時30分~ 申し送り/見守り
17時30分~ 勤務終了
▼日勤の看護師スケジュール詳細を見る

8時20分:出勤

病院のように受け持ちの情報収集や薬剤の準備といったような仕事がないため、多くの看護師が始業のぎりぎりに出勤していました。利用者の特記事項や申し送りは申し送りノートに書きこんであるため、多くの施設がノートを見ればだいたいの情報が得られるように工夫されています。

8時30分:始業

介護老人保健施設では病院のような申し送りを職員全員が受けるということはありません。

そのため、始業時間になったら一斉にフロアに出て始業となります。

8時40分:下膳、申し送り

朝食後の下膳などの後片付けを看護師が行います。食器を下げる、テーブルを拭く、利用者が自分独自に使っている食器があれば洗うなどといったことを行います。

介護士たちがこの時間にだいたいおむつ交換やトイレ誘導などをしているため、下膳をしつつ食事が十分にとれていない利用者の食事介助やフロアの見守りを行います。

9時00分:与薬、処置、バイタル測定、入浴介助、医師回診

おむつ交換やトイレ誘導などが終了したタイミングで与薬や処置、バイタル測定を行います。介護老人保健施設ではバイタル測定を毎日全員に対して行うわけではなく、全員に対しては週に1~2回ほどとなります。

医師が回診を行う場合もあるため、その際は付き添いもします。

介護老人保健施設は入浴回数が多く、週に2~3回は行われ、入浴介助は主に介護士が行うものの看護師も医療的に介入が必要な場合や処置が必要な場合に介入するため、浴室へ1人待機することが多いです。

11時00分:昼食準備、配膳、与薬、経管栄養実施

昼食に向けて介護士が利用者を離床させるため、看護師でお昼ごはんの準備をします。自分専用の食器を使っている利用者には食器の準備、エプロンを使用している利用者にはエプロンの準備などをします。

食前薬やインスリン注射がある人もこの時に行います。

11時30分:休憩./配膳・食事介助・食後薬配薬

看護師の休憩は2回に分けて行い、この時間に1回目に振り分けられた人が休憩をします。

休憩が2回目のタイミングの人はこの時間に配膳を行い、嚥下機能が悪いなど医療的な介入が必要な利用者への食事介助を行います。

12時30分:下膳/休憩

1回目の休憩の看護師が戻ったら2回目に割り当てられている看護師が休憩に入ります。

その間、1回目の休憩に振り分けられていた看護師はまだ食事が終わっていなかった利用者への与薬、食器の下膳などの後片付けを行います。

このタイミングで介護士がトイレ誘導や口腔ケアを行うため、看護師はデイルームで見守りを行います。

13時30:記録/入浴介助

記録すべき事柄があればこの時間に記録を行います。

記録類がなければ、デイルームで利用者の話し相手になることが多いです。

足りない物品がある、雑務があるという場合もこの時間に行います。

15時00分:おやつ配膳

多くの介護老人保健施設は15時に利用者に対しておやつが配られるため、おやつの配膳をします。

16時00分:与薬/バイタル測定

点眼薬など1日複数回行う必要のある薬の与薬をしたり、バイタル測定あるいは点滴の交換が必要という場合はこの時に行います。

16時30分:申し送り/見守り

夜勤の介護士や看護師への申し送りをリーダーの看護師が行います。

この時間になると介護士が夕方のトイレ誘導などをしているため看護師は引き続きデイルームで利用者の話し相手をしたり、見守りを行います。

17時30分:勤務終了

多くの施設は残業もなくこの時間に勤務を終えることができます。

 

(2)夜勤の看護師スケジュールと仕事内容

次に夜勤の看護師のスケジュールをご紹介します。

16時00分~ 出勤/夕食後薬準備
16時30分~ 申し送り
17時30分~ 食前薬投薬/夕食配膳/経管栄養実施/食事介助
18時00分~ 食後薬与薬/下膳/後片付け
20時00分~ バイタル測定/眠前薬与薬
21時00分~ 看護記録
22時00分~ 消灯/夕食休憩
23時00分~ コール対応
1時00分~ 朝の薬の確認
3時00分~ 休憩
6時00分~ 利用者起床/朝食準備/見守り
7時00分~ 経管栄養実施
8時00分~ 食事配膳/食前薬投薬
8時30分~ 職員全体の申し送り
9時00分~ フロア内申し送り
9時30分~ 業務終了
▼夜勤の看護師スケジュール詳細を見る

16時00分:出勤/夕食後薬準備

夜勤帯は夕食後のお薬を準備したり、申し送り内容や夜間に行うべき処置の確認をするため、少し早めに出勤する人が多いです。

すぐに業務が開始できるように準備をします。

16時30分:申し送り

日勤の看護師と介護士より申し送りを受けます。1人で2フロアを受け持つ場合は時間をずらしてもらい、2カ所で申し送りを受けます。

17時30分:食前薬投薬/夕食配膳/経管栄養実施/食事介助

食前の薬やインスリン薬を投薬し、夕食の配膳、経管栄養を実施します。

1フロアしか受け持たない場合には夕食配膳を行いますが、複数のフロアを受け持つ場合には食前薬と経管栄養のみ実施し、夕食配膳は基本的に行いません。

また、嚥下機能が障害され、介護士では介助がむずかしい利用者の食事介助も行います。

 18時00分:食後薬与薬/下膳/後片付け

食後の薬の与薬と食後の食器の下膳を行います。また、利用者が持参している専用の食器を洗ったり、テーブルを拭いたりといったデイルームの後片付けも行います。

この間に介護士が口腔ケアやおむつ交換、トイレ誘導を行うため、デイルームで利用者の見守りを行います。

20時00分:バイタル測定/眠前薬与薬

夜にバイタル測定が必要な利用者へのバイタル測定を行います。

また、病院と異なり介護老人保健施設は高齢者であり長く施設にいる人が多いことからも寝る時間がかなり早い人が多く、早い人では夕食が終わるともう寝る体制に入っています。

そのため、少し早い時間ではあるもののだいたい20時くらいより眠前薬や1日3回の指定がある点眼薬や吸入薬などの配薬を始めます。

21時00分:看護記録

記録すべき特記事項があった利用者の看護記録を行います。

22時00分:消灯/夕食休憩

介護士は消灯前に夕食休憩をとってしまうことが多い一方、看護師は医療的なことで呼ばれた際にすぐに対応できるように多くの場合が消灯後に夕食の休憩を取ります。

23時00分:コール対応

介護士がおむつ交換等に回ってしまうため、コールがあった際に対応をします。

2フロア以上受け持つ場合は基本的に自分が普段所属する階で過ごし、そこでコール対応を行います。

しかし、基本的には介護士がコールもメインに対応するため看護師が率先してコールを受けるということはほとんどありません。

1時00分:朝の薬の確認

翌日の朝に投薬する薬を確認するなど、翌朝の準備をする看護師が多いです。

3時00分:休憩

3時から2時間ほど休憩を取ります。

6時00分:利用者起床/朝食準備/見守り

多くの利用者は5時~6時台に起床するため朝食に向けた準備を行います。

この時間に介護士が整容やおむつ交換、トイレ誘導をするため起きてきた利用者の見守りをメインに行います。

2フロア見る場合には見守りをせずに自分の仕事だけを行います。

7時00分:経管栄養実施

経管栄養が必要な利用者の経管栄養を実施します。

8時00分:食事配膳/食前薬投薬

食前薬を投薬し、食事の配膳を行います。食事が終わった利用者から食後薬の投薬を行います。

8時30分:職員全体の申し送り

施設の聴解へ参加し、前夜の様子の申し送りや、事務的な申し送りを受けます。

9時00分:フロア内申し送り

日勤の看護師リーダーや介護士に申し送りを行います。

その後看護記録などを行います。

9時30分:業務終了

日勤同様、夜勤も残業をするということはほとんどありません。

そのため多くの場合、看護師は業務終了時間で帰宅することができます。

 

3.介護老人保健施設に転職する看護師のメリット

介護老人保健施設に転職する看護師のメリット

介護老人保健施設を選んで良かったなと思わせてくれる瞬間に出合う看護師も多いです。

また、以下の内容は施設によって若干異なるので注意しましょう。

 

(1)比較的定時で帰ることができる

1日のスケジュールを見てお分かりいただけるようにほとんどの場合、定時で帰ることが可能です。

定時で帰れない場合ももちろんありますが、1年に数回あるかないかというくらいの頻度のため、プライベートを充実させやすく、主婦や子育て中の看護師も働きやすいです。

定時で帰宅できるということが介護老人保健施設に転職する看護師の最大の魅力でありメリットとなるのではないでしょうか。

 

(2)看護師として力仕事がほとんどない

介護老人保健施設ではトイレ誘導やおむつ交換、移乗、入浴介助など病院であれば看護師がやるべき業務をすべて介護士が行ってくれます

そのため、看護師が力仕事をすることはほとんどなく、身体的な負担が少なく働きやすいことがメリットとなるでしょう。

 

補足説明!

ポイント

また、利用者の見守りなどで座っている時間も多いことも身体的な負担がない理由の1つとなります。このことから、60歳代のある程度年齢を重ねた看護師でも、妊娠中、腰痛など身体に負担のかかる業務ができないという看護師でも働き続けることができるというメリットがあります。

 

(3)利用者とのコミュニケーションを取る時間が多い

介護老人保健施設では利用者とコミュニケーションをとれる時間があるため、病院で働いていた時よりも相手について知り、理解することができ高齢者への接し方や看護の仕方を学ぶことができます。

看護師としてコミュニケーションを取ることの大切さにも気づくことができるため、メリットとなると考えられます。

 

(4)雑務が少ない

病院で働くと記録だったりサマリーだったりと直接患者とかかわる以外の雑務が多くありました。しかし、介護老人保健施設ではそういった雑務もほとんど介護士の仕事となります。

雑務が少なく利用者さんとのかかわりあるいは自分の仕事に集中できるというのは介護老人保健施設で働くうえでのメリットとなるでしょう。

 

補足説明!

ポイント

また、サマリーを書かなければならないというところであっても頻度は少ないですし病院程細かくサマリーを書く必要もないので、業務の負担にもなりません。

 

(5)入居者が自立していくやりがいと喜び

介護老人福祉施設の目的は「普段の生活に戻れるようにリハビリする」ことになるため、普段の生活に戻れるように自立していく姿や過程を一緒に経験し、看護師としてサポートすることが出来るため、他の介護施設よりも”やりがい”を感じる看護師も多く、メリットといえます。

介護老人保健施設では他愛もないことに関わってあげられるので、看護師として感謝されることが多くなり、「あなたでよかったわ」というように名指しで感謝されることや、家族に「この人よ」と紹介されることなどもあります。

病院勤務ではなかなか、そのような場面に出くわさないのではないでしょうか。

 

ポイント!

ポイント

看護師も業務の一環としてリハビリを手伝い、生活全般のサポートを行いますが、施設そのものの雰囲気が明るい所が多いです。

 

4.介護老人保健施設に転職する看護師のデメリット

介護老人保健施設に転職する看護師
介護老人保健施設で働く看護師のデメリットは、もちろんあります。施設によって多少異なりますが、デメリットは以下の通りです。

 

(1)できる看護技術が限られる

介護老人保健施設でのスケジュールを見ていただくとわかるように、看護技術として行うことはごくごく限られてきます。そのため、新しいことを行う機会はなく、できる看護技術は限られてしまうというデメリットがあります。

 

注意点!

ポイント

また、医療物品もそんなに高頻度で使わないことから物品自体が古いということも多く、介護老人保健施設を退職して病院へ復職したときに、物品の使い方がわからない、看護技術を忘れてしまったということもよくあります。

 

(2)夜勤は看護師1人の判断に任される

日勤中は1フロアに看護師が数人いますし、医師も常駐しているものの、夜勤帯は1フロアに看護師1人しかいないうえに医師も常駐していません

そのため、急変時や何かあった時は、まず自分1人で判断し、医師へ電話で報告し指示をもらわなければならず、特に高齢者が対象の介護老人保健施設では昨日まで元気だった人が急に体調不良を訴えるあるいは意識がなくなるというのは、ある話です。

 

ポイント!

ポイント

ある程度の経験や知識がないと夜勤を務めることが難しい、また夜勤そのものがプレッシャーとなりやすいのが特徴です。

 

(3)病院搬送などがあると何時に帰れるかわからない

メリットでは定時での帰宅が可能であると紹介しましたが、まれに起こる病院搬送があると、定時で帰ることは難しくなります。

特に定時終了間際に救急搬送が必要となった場合は搬送される病院や、そこでの対応にもよりますが、帰宅時間が夜間遅くになることもあります。

病院のように時間で100%交替してくれる人がいて、毎回同じ時間にきっちり帰宅することができない、用事があるからといって誰かと交代できないといった時間の確約ができないのもデメリットとなるでしょう。

ちなみに私は施設から車で10分ほどの施設に定時間際の救急搬送に付き添い、帰宅時間が23時ころとなった経験があります。

 

(4)急な休みが取得しにくい

看護師の人数が少ない介護老人保健施設では、日勤で働く場合、看護師2人ということもあります。

そのため急な休みを取ってしまうと、日勤を看護師1人でこなさなければならなくなるということもあり、周囲への負担を考えると急な休みは取りづらいです。

このことから特に子育て中や介護中など自分以外の都合で突発的な休みをとらざるを得なくなる環境にいる看護師にとってはデメリットとなるでしょう。

 

(5)昇進すると書類対応に追われる

介護老人保健施設で看護師が昇進すると、在宅復帰に向け以下の仕事が業務に入ります。

  • 様々なプランの立案
  • リハビリや各所との連絡
  • サマリー作成

など、とにかく書類が多く、当然のように書類対応に追われることがデメリットとなります。

 

ポイント!

ポイント

昇進することで書類対応が多いのに嫌気がさして病院から転職してきた主任さんでしたが、働くうちに老人介護施設でも偉くなってしまい、結局書類に追われていると嘆いたそうです。それぐらい昇進すると書類対応に追われます。

 

5.介護老人保健施設に向いている看護師とは

介護老人保健施設に向いている看護師

そ介護老人保健施設で働くことが向いている看護師とはどのような看護師なのかをご紹介します。

 

(1)高齢者への看護に興味がある・高齢者とかかわるのが好き

介護老人保健施設で働くうえで絶対条件ともいえるのが高齢者に対する看護に興味がある、高齢者と関わるのが好きということです。

近年高齢化社会によって病院でも高齢者とかかわる機会はかなり多いものの、病院よりも年齢層が高く、若い人はほとんど入所してきません。

高齢者について学びたい、高齢者とかかわるのが好きという人でないと勤め上げていくことは難しいと考えます。

 

(2)どの職種とも柔和にコミュニケーションが取れる

今まで病院など医療施設で働いていた場合、そこで主に活躍するのは看護師であり、ほかの職種も比較的看護師をたててくれることが多くなります。

しかし、介護老人保健施設では介護士が中心に活躍しており、人数も圧倒的に多いです。

そのため、看護師が中心という考えの中で仕事を続けていくとトラブルとなる可能性は非常に高くなります。

どの職種とも柔和にコミュニケーションがとれ、それぞれの職種の立場を立ててあげることができないと介護老人保健施設で働くことは難しいでしょう。

 

(3)急性期などである程度の経験がある

看護師の人数が少なく、自分の判断能力が重要となる介護老人保健施設の看護師にとって過去の経験とその経験に基づく知識は非常に大切となります。

そのため、介護老人保健施設で働く際にはある程度の医療の知識は必要不可欠となります。

特に夜勤をやる場合には自分の知識が利用者の状態を左右するといっても過言ではありません。

 

補足説明!

ポイント

今まで病棟経験が乏しい、急変などに当たったことがないという看護師は介護老人保健施設で働くのはあまりお勧めできません。

 

(4)自分の意見を率先して伝えることができる

医療的なことについて介護士から何かと相談を受ける機会が多くなるため、自分の思いや意見をはっきりと伝えることは非常に大切となります。

介護士は看護師を見る上で、医療的な面で「頼れるか」「頼れないか」ということを非常に重視しています。

 

ポイント!

ポイント

いくら仕事ができても自分の意見をはっきりと伝えてくれない、相談内容に対して明確な回答をくれないという看護師は介護士からの信頼を得られず仕事もやりにくくなってしまうため、自分の意見を率先して伝えることのできる看護師は、介護老人保健施設で働きやすく、介護士からの信頼を得ることもできるでしょう。

 

6.看護師求人を選ぶ注意点

介護老人保健施設の求人を選ぶ看護師

介護老人保健施設の看護師求人を選ぶ際は、医療機関とはまた違う注意点があり、求人選びに必要なポイントを3つお伝えしていきます。

 

(1)入居者の在宅復帰率を確認する

介護老人保健施設の看護師求人を選ぶにあたり、まず確認したいのが「入居者の在宅復帰率」で、入所者のうちどのくらいが実際に在宅へ復帰できたかを表した数値です。

在宅復帰率が50%を超えている介護老人保健施設は人気が高く、入居者の間でも待機待ちが出ているほどですが、在宅復帰率が低いほど本来の「リハビリをして在宅復帰を目指す」という役割を達成できていない介護老人保健施設であると言えます。

 

補足説明!

ポイント

「自立していくやりがいと喜び」というメリットを実感しやすい介護老人保健施設の看護師求人を選ぶためにも、まずは在宅復帰率をチェックしましょう。

 

(2)看護師と介護士間での人間関係を確認する

介護老人保健施設は、入居者100名に対して看護師は9名以上となっており、他の介護施設に比べて職員全体における看護師の割合が高くなっているため「看護師と介護士間での人間関係の悪化」が起こりやすくなります。

そのため、介護老人保健施設の求人を選ぶ際には、看護師と介護士間での人間関係を事前に確認しておくことをお勧めします。

 

補足説明!

ポイント

介護老人保健施設は、医療機関と介護施設の中間に位置する施設であるため、介護士・看護師双方が協力することが必要です。

 

(3)夜勤かオンコールかを確認

介護老人保健施設では、看護師の夜勤がなく代わりにオンコール対応としているところもあるため、求人を見る際にはまず夜勤か、あるいはオンコールかを確認することが必要です。

夜勤がある場合とオンコールがある場合の確認事項は、以下の通りです。

夜勤がある場合 ・看護師何人体制で夜勤を行っているか
・何名の看護職員で夜勤を回しているのか
オンコールの場合 ・看護師1人あたり月に何回オンコール対応することが必要か
・オンコール手当の有無

しっかりと確認しましょう。

 

(4)細かい条件を絞り込んだ求人は看護師求人サイトで探す

良い介護老人保健施設でかつ自分の条件になるべく合った施設を自分で探すのは困難です。

そのため、看護師求人サイトに登録を行い、担当エージェントに探してもらうとスムーズです。もし、条件面で合致する求人がなければ、あきらめず看護師求人サイトを複数利用しましょう。

(介護老人保健施設求人の日勤のみやパート看護師求人も紹介してもらうことが可能です。)

上記は看護師の中でも人気が高く、介護老人保健施設の看護師求人も全国的に豊富です。

是非比較しながら利用してください。

 

まとめ

参考:

介護老人保健施設に看護師転職する場合のメリット・デメリットについて説明してきました。

介護老人保健施設は色んな意味で「余裕を持って」働きたい看護師に向いています。また、技術に自信がないブランクのある潜在看護師にとっても、働きやすい職場です。

私(看護師)が勤務している介護老人保健施設では、他の看護師の休みのバランスを見ながら日勤に入る日や夜勤の有無を選ぶことが出来ました。そのため、夜勤は独身看護師の方や、子育てを終えている看護師などが主に行ってくれていました。転職する前に勤務体制を確認しておくことで、介護老人保健施設で、看護師としてより働きやすくなります。

記事の内容に関しては、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用をお願いいたします。


食べること、スポーツ観戦が好きな看護師です。社会勉強と称していろいろなところで働いた経験を綴っています。派遣看護師の経験もあり、派遣では回復期の病棟業務、ディサービス、検診センターで仕事の経験があります。

看護師としての経歴

保有資格 ・正看護師
出身/年齢 ・神奈川県/20代後半
職務経験 ・総合病院 ・クリニック ・介護老人保健施設 ・デイサービス
・健診センター ・イベントナース・夜勤専従看護師
診療科経験 ・脳外科 ・神経内科 ・内科 ・皮膚科 ・整形外科

看護師転職サイトの口コミ評価

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カテゴリー:介護老人保健施設(老健)

(公開日:)(編集日::2018年03月12日)

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