著作者

佐藤ゆうき

執筆:看護師

佐藤ゆうき

( 看護師 )

看護師1年目で退職する6つの注意点!リスクは知っておこう

公開:、更新:2018年09月28日

看護学校を卒業し看護師として働き始める時、やっと看護師になれたことの喜びや期待でいっぱいだったと思います。

しかし、いざ働いてみると想像していたよりもはるかに大変で何度も辞めたいと思う事があったのではないでしょうか。先輩看護師や同期の看護師に辞めたいと相談しても、

  • 「一つの職場で長く働かないと駄目!」
  • 「1年目で辞めるなんて!」

などと言われてしまうことが多いです。

しかし、我慢して働き続けることで精神的に大きなストレスを抱えてしまい、看護師そのものを嫌いになってしまう可能性もあるため注意が必要です。

今回は私の実際の体験談を元に看護師1年目で退職をする場合、注意したいポイントを5つ紹介します。看護師1年目で退職したいと思っている方、転職に興味がある方は参考にしてみてください。

1.看護師1年目で退職してしまう主な理由

看護師1年目で退職してしまう主な理由

どうして1年目の看護師が転職や退職を考えるのか、その理由を見ていきましょう。

 

理由(1)「こんな仕事だとは思わなかった…」

「こんな仕事だとは思わなかった…」

実習を受けたとしても、実際に働いてみると「自分が思い描いていた仕事と違った」と思っている看護師1年生の人は多いようです。

これはどんな仕事にでもあることですが、「自分はここでは働けない」と早めに見切りをつけて退職を考える看護師は残念ながらいます。

 

理由(2)「教育体制が整っていない職場だった」

「教育体制が整っていない職場だった」

これは看護師1年目で、規模が小さい病院や病院以外の職場に就職した看護師が思うことです。

今後のキャリアを考えた上で職場を選んだつもりが、自分が学びたいことが学べないことや、きちっとした研修がないために退職してしまいます。

向上心を持って看護の仕事に就いた人に多く見られます。

【体験談】

プリセプター制度がない病院へ新人看護師として入職した看護師の方もいます。とにかく大変ですが、看護師として成長できないわけではありません。同じ境遇の方は、「プリセプターがいない病院に新人看護師で入職した時の注意点と対処法5つ」を確認してみてください。

 

理由(3)「心身疲労状態が続いている」

心身疲労状態が続いている

精神的にも、体力的にも看護師の仕事は楽ではありません。

自分の無力さを感じて、精神的に辛さを感じる看護師も多く、心身ともに疲労状態になりやすのが1年目の看護師です。

「ちょっと休みたい」という気持ちが大きくなれば、そのまま退職を考えてしまうことも多いです。

 

理由(4)「人間関係のトラブルで退職したい」

人間関係のトラブルで退職したい

初めての職場で先輩看護師や患者とうまくコミュニケーションや信頼関係を築くことができず、人間関係のトラブルで退職する看護師も多いです。

一度築いてしまった人間関係は簡単に払しょくすることは難しく、それなら転職してしまおうと考える新人看護師もいます。

 

理由(5)「一人暮らしで仕事との両立が辛いと感じている」

一人暮らしで仕事との両立が辛いと感じている

看護師1年目の場合は、「正社員として仕事するのも初めて」「一人暮らしも初めて」という方も多いのではないでしょうか。

その場合、

  • 精神的なサポートをしてくれる家族がいない
  • 自己管理ができず精神的に疲弊する
  • 仕事がより辛く感じる

などのことが看護師は忙しい仕事のため起きやすいといえます。

長期の休みで実家に帰った時に、やっぱり今の職場を退職したいと思う1年目看護師も多いです。

 

2.看護師1年目で退職しない方が良い場合

看護師1年目で退職しない方が良い場合

看護師1年目での退職や転職はリスクの方がはるかに大きく、後々になって辞めなければ良かったと後悔してしまう可能性もあります。

1年目で退職しない方が良い場合の看護師の特徴をご紹介します。

 

(1)一時的に仕事が嫌になり辞めたいと思った看護師

仕事量が多く、大変だと「辞めたい、退職したい」と考えるようになります。

特に看護師1年目の場合は一時的に「辞めたい」と思う事が多く、ほとんどの看護師が1度は退職を考えたのではないでしょうか。

しかし、辞めたいと思った時にそのまま転職をしても、他の病院でまた同じことを繰り返すだけです。

むしろ覚えることばかりが増えてしまい、ますます仕事が嫌になってしまいます。看護師1年目は辛くて大変だと思うのが当たり前だと思い仕事を続けていくようにしましょう。

 

補足説明!

ポイント

今は辛いかもしれませんが、仕事を続けていくことで徐々に仕事に慣れていくと、「おもしろさ」や「やりがい」を感じるようになってきます。

 

(2)ミスや事故を起こしてしまい辞めたいと思った看護師

ミスや事故を起こしてしまい辞めたいと思った看護師

ミスや事故を起こしてしまうと、それがトラウマになってしまい、また事故を起こしてしまうのではないかと恐怖心を感じるようになったり、モチベーションの低下につながりやすくなったりします。

そして「もう働きたくない」「辞めたい」「退職したい」と思うようになります。

特に初めてミスや事故を起こしてしまうと「看護師としてこの先もやっていけるのか」と疑心暗鬼になりやすいです。

ミスや事故は誰でもどの職場でも起こる可能性があるため転職したところであまり意味はありません。

辞めたくなる程ショックを受けるかもしれませんが、落ち込んでいるだけでは成長しません。ミスや事故を起こさないために何故起きてしまったのかを考え振り返りを行い、同じことを繰り返さないようにする事が重要です。

 

(3)給料が低くて辞めたいと思った看護師

働き始めの頃は思っていたよりも給料が低いと思う事があるかもしれません。

他の病院はもっと給料が高いのではないかと思い転職を考える看護師もいるのではないでしょうか。

看護師1年目の平均初任給と比べて自分の給料が極端に低くなければ、このまま働くようにしましょう。

 

看護師の初任給について

看護師の初任給について日本看護協会の「看護職の給与データ(2017年版)」では以下になります。

高卒+3年課程卒の
新卒看護師
266,041円/月
大卒の
新卒看護師
273,854円/月

以上の結果となり、私の経験でも看護師の初任給の平均は22~30万円(諸手当含む)、手取りで17~24万円と言われています。

ボーナスについては1~2.5か月(2年目以降は2~6.5か月)と1年目の看護師は低いためモチベーションが下がってしまうかもしれませんが、働き始めはどこの病院でもボーナスを低くしてあります。

より高い給料がもらえる職場で働きたいと転職をしてしまうと、就職活動中は給料が発生しませんし、給料が高いけど残業が多くあったなど、転職をしなければよかったと後悔することがありますので注意が必要です。

 

3.退職を検討した方が良い看護師

退職を検討した方が良い看護師

我慢をして働き続けた方が良い看護師もいれば、退職を検討した方が良い看護師もいます。

 

(1)パワハラやモラハラを受けている場合

パワハラやモラハラを受けている場合

1年目看護師の中には、職場の上司からパワハラ・モラハラを受けている場合、毎日残業が多くこのままでは体調を崩してしまう可能性がある場合、その他の理由で今の職場で無理をして働き続けていると精神的なストレスが大きくなり、看護師自体を続けられなくなってしまう場合などがあります。

その場合は看護師1年目であろうが、すぐに退職をおすすめします。

(パワハラに関しては厚生労働省の「職場のパワーハラスメントについて」を参考にし、基準としてください。)

無理をして働き続けてしまうと職場で受けた苦痛がトラウマになり今後自分の思うように働くことができなくなり、仕事に対しての喜びや楽しみを感じることができなくなってしまいます。

そのため、まずは本当に転職・退職が必要か考えてみてください。『「新人看護師1年目だけど辞めたい!」と思っていた私の体験談』も参考にして下さい。

 

(2)良くない病院だと判断した場合

良くない病院だと判断した場合

良くない病院とは、俗に言うブラック病院のことです。

ブラック病院の定義は有りませんが、

  • 労働者に対し極端な長時間労働やノルマを課すこと
  • 賃金不払残業やパワーハラスメントが横行するなど企業全体のコンプライアンス意識が低いこと
  • 上記のような状況下で労働者に対し過度の選別を行うこと
    (引用厚生労働省/たしかめよう労働条件より)

などが挙げられます。

看護師として改善を促していくことも可能ですが、1年目看護師は不可能に近いため、退職を検討した方が無難といえます。

看護師のブラック病院診断!転職前の8の見分け方とリアルな口コミ」でブラック病院診断もできるので、気になる方は確認してみてください。

 

(3)退職して良いか分からない時は同期看護師に相談してみる

退職して良いか分からない時は同期看護師に相談してみる

このまま現在の病院で働き続けた方が良いのか、退職した方が良いのか分からないときは、同期看護師に相談しても良いでしょう。

疲れていたり、嫌なことがあったりすると誰でも物事をマイナスに捉えてしまいがちです。

同期看護師であれば職場の状況を把握していますし、同じ看護師1年目の立場で相談に乗ってくれます

 

第三者の意見を聞くことで見えるものもある

第三者の意見を聞くことで自分の良いところを発見できたり、周囲から自分はどう思われているかが分かったりすることでてプラスにつながる場合もあります。

同期看護師に相談する時は辞めたい理由をはっきり伝えましょう。

新人看護師内ではよく「辞めたい」「転職したい」などと話をすることが多いため、相談しても軽く流されてしまいがちです。相手にしっかり相談に乗ってもらえるよう、自分は「本当に辞めたい」ということを真剣に伝えてみましょう

 

※ここまで確認いただき、それでも退職や転職を希望する1年目の看護師の方は以下読み進めてみてください。

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4.看護師1年目で退職するリスクを知っておくこと

看護師1年目で退職するリスクを知っておくこと

それでは何故看護師1年目での退職や転職がおすすめできないのでしょうか。

それは、リスクがたくさんあるからです。主な看護師1年目で退職するリスクを紹介します。

 

(1)円満退職できないリスクがある

看護師1年目で退職する場合、円満に退職できる事は少ないです。

そもそも、1年目で辞めてはいけないと思っている看護師が多いので周りからは良く見られませんし、師長がすんなり退職を認めてくれることは少ないです。

また、師長は今までたくさんの看護師の「辞めたい」という悩みに対してサポートを行ってきており、「辞めたい看護師」を「辞めないで頑張る看護師」に変えさせるプロです。

そのため師長に相談しても「もう少し長く働いた方がいい」「これからなのに…」など説得され退職を考え直す看護師も多くいます。

師長や他の先輩看護師の意見を聞いても辞めていく場合、「私たちの意見を全く聞かない」などと思われてしまい円満に退職することが困難になりやすいです。

 

(2)希望の職場に転職できないリスクがある

看護師1年目で退職してしまうと、面接時に面接官から「すぐに辞めてしまう看護師」と思われてしまい、就職活動が不利になりやすいです。

そのため人気の病院や求人数が少ない病院などでは落ちてしまうこともあり、希望の職場に転職できない可能性があります。

 

補足説明!

ポイント

しかし、余計な知識がまたついていない看護師を第二新卒の看護師として積極的に採用している病院もあるのは事実です。転職はタイミングが大事なので良く考えておきましょう。

 

(3)面接官に信頼されないリスクがある

面接官に信頼されないリスクがある

病院側は看護師にできるだけ長く働いてもらいたいと考えているため勤務年数を一番気にしています。

看護師1年目で退職すると、面接時に「長く働けます」と力説しても、

  • 「前の職場はすぐに辞めたでしょ」
  • 「また、ここで働いてもすぐに辞めてしまうのではないですか」

と思われて信用されない事があります。

面接官に信頼されないリスクがあり面接が思うように進まないため注意が必要です。

 

補足説明!

ポイント

面接に自信がない場合は、必ず看護師専用の転職サイトのサポートを受けましょう。利用する地域によっては面接に同行してくれる場合も多くあります。

 

(4)転職先で仕事ができないリスクがある

せっかく転職ができても一人前に仕事ができない場合があります。

看護師1年目で転職をすると看護知識や技術が未熟なまま新しい職場で働くことになるため、また一から仕事を覚えなくてはなりません。

先輩看護師やプリセプターがいなければケアができない状態になり、転職してすぐは1人で仕事ができない恐れがあります。

 

(5)転職先で看護手順について混乱するリスクがある

看護手順は病院によって異なります。そのため、前の職場で覚えた手順も新しい職場と違う場合、覚え直す必要があります

さらに看護師1年目は看護手順が確立していないことが多いため、看護手順が前の職場と今の職場で混ざってしまい混乱してしまう可能性があります。

 

補足説明!

ポイント

医療器材(採血のスピッツや針などの物品)も病院によってメーカーが異なり名称も違ってきます。呼び方が違うと何を言っているのか分からなくなったり、物品のパッケージが違うだけでも混乱してしまったりすることがあるため注意が必要です。

 

(6)新しい環境で今まで以上に苦労するリスクがある

転職をするとまた新しい環境に慣れる必要があります。

病棟の雰囲気や生活リズムの変化に対応しなければなりませんし、職場のスタッフとの人間関係も再度構築する必要があり、想像以上にストレスが溜まりやすいです。

 

5.看護師1年目で退職後の転職先の選び方

看護師1年目で退職後の転職先の選び方

職場の上司から退職を認めてもらい辞めることが決まったとしても、次に転職先を選ばなければなりません。

看護師を続けていく以上、今後のキャリアに響くため、休むことも大切ですが次の職場を探したほうが無難だといえます。

では、看護師1年目が転職先を決める際、どのような職場を選ぶのが良いでしょうか。選び方や注意点を紹介します。

 

(1)どうすれば転職できるか辞める前に知っておこう!

どうすれば転職できるか辞める前に知っておこう!

看護師1年目の多くが、とりあえず今の職場を辞めることに必死で転職先のことまで考えられないという事が多いです。

退職後、経済的に苦しくならないように、転職するためのノウハウが必要です。

例えば、看護師専用の転職サイトを利用した場合は以下のような流れとなります。

  1. 看護師専門の転職エージェントや、転職サイトに登録する
  2. 転職コンサルタントとの面談、ヒアリングをする
  3. 病院見学へ行き、面接を受ける
  4. 内定をもらう
  5. 職場の上司に、転職の旨を伝える
  6. 現職の病院へ退職願・届を提出する
  7. 業務の引き継ぎなどを行う

上記は、転職に必要な各ステップです。7段階あるだけと思うかもしれませんが、実際はもっとハードに感じるはずです。きっと、「転職ってこんなに大変なんだ!」と思う場面にも遭遇するはずです。

  • 面接や見学へ行くための交通費が意外とかかる
  • 休日は転職活動で潰れ、仕事との両立が難しい。
  • なかなか希望の条件に合う病院が見つからない
  • 内定は出たが、勤務は数ヶ月後から
  • 面接を何度受けても採用が決まらない

上記のように、当初はスムーズに行くと思っていたことも、うまくいかないことが多いです。中には、働きながら転職することを、諦める人もいるかもしれません。

転職の大変さを事前に把握しておくことは、とても重要な事です。

見切り発車をせずに、きちんと計画を立て、転職計画が遅れることも十分考慮して、転職活動をスタートさせることが重要です。

 

(2)自分がやりたい事、興味のある事や分野を探す

看護師1年目のうちに転職をするので、まだ看護師の仕事自体がどのようなものなのか把握できていない方が多いと思います。

自分が苦手な分野や、嫌いな仕事が多い職場に転職してしまうと、また辞めたいと思うようになり転職を繰り返してしまいます。

今まで働いた中で少しでもやりたいと思った事や興味のある事はないか考えてみてください。

例えば、

ゆっくり患者と関わりたい 内科看護師
患者の回復していく姿を見たい 外科看護師
患者と接するのが苦手 手術室看護師

など、些細なことでも良いので自分は何がしたいのか考えてみてください。

好きな分野で働いた方が、仕事が楽しいと思えますし、長く働くことができると思います。

こちらの「はたらきナース」には、看護師先輩方々が執筆したノウハウが満載です。是非沢山確認してみてください。

 

(3)なぜ今の職場を退職したのか理由を整理しよう

なぜ今の職場を退職したのか理由を整理しよう

どうして退職をすることになったのか、その理由を自分できちんと把握しておく必要があります。

これは失敗を繰り返さないための重要な転職の準備といえます。

例えば、

上司との人間関係 どうして上司とうまくいかなかったのか明確にする
仕事内容がイメージと違った ・業務内容になぜ興味を持てなかったのか
・自分のイメージにある看護師の仕事はあるのか
労働環境が悪いため ・どのように労働環境が悪かったのか
・どんな労働環境なら良かったのか

などのことを考え、整理しましょう。

自分の条件を明確にしながら、生き生きと働いている自分の姿をイメージして、プラス思考で転職を考えていきましょう。

 

(4)就職先の情報をしっかり調べておく

就職先の情報をしっかり調べておく

興味のある分野での就職先をいくつか見つけたら、それぞれの就職先について詳しく調べましょう。

必ず押さえた方が良いポイントを紹介します。

 

新人看護師、中途採用者に対するフォローアップ体制がしっかりしているか

看護師1年目のどの時点で転職したかにもよりますが、1年目の場合転職先でも新人看護師として扱われる事が多いです。

病院によっては転職した看護師を経験年数に関係なく中途採用者とする事もあるため、新人看護師、中途採用者のそれぞれに対するフォローアップ体制はしっかりできているのか確認しましょう。

主に、

  • 勉強会・研修の頻度
  • プリセプター制度の有無

などは必ずチェックしましょう。

看護師1年目はまだ1人で仕事ができず、先輩看護師の指導を必要とします。

さらに、1度他の病院で働いているため違う看護手順を覚えていたり、混乱してしまったりすることが多いです。

そのためプリセプター制度が整っており、マンツーマンで指導してくれるところを探すようにしましょう。

 

給料や休日日数、福利厚生などもチェックしましょう

給料や休日の数は転職先を探す上で関係ないとしている人でも、実際に働いてみて給料が今までより少ないとモチベーションの低下にもつながります。

1度、他の職場で働いた事があるため「前の職場の時はこうだった」と比べてしまいがちです。休日数についても、有給休暇はしっかり取得できるのか、残業はどのくらいあるのかなど詳しく調べておきましょう。

今までの職場以上に拘束時間が長くなってしまい、また転職を繰り返してしまうことにもなりかねません。

 

6.なるべく円満に!看護師1年目で退職するには

なるべく円満に!看護師1年目で退職するには

どうせ辞めるのであれば、なるべく円満退職をしたいと考える方多いのではないでしょうか。

しかし、看護師1年目で円満退職することはかなり難しいといえます。

そのため、なるべく円満に退職するためのポイントをお伝えしていきます。(円満に退職できない可能性があることは覚悟しておくと良いでしょう。)

 

自分の気持ちをしっかり伝える

少しでも円満に退職したい場合は、何故辞めたいのか理由を師長に分かってもらう必要があります。

ただ「仕事が辛いから」「思っていたのと違うから」だけでは全く共感できませんし、師長(上司)から「もう少し頑張れば?」「みんな同じ条件でも頑張っているのに」などと思われてしまいます。

自分の気持ちをきちんと伝えるために、

「自分の中で何度も何度も本当に続けていけないのか考えましたが、やっぱり駄目でした」「毎日の仕事量が多くて家に帰った後も勉強して休む時間がなく体調を崩してしまいました。勉強しないと分からないことだらけで仕事がきちんとできませんし、だからといってこのままの生活を続けると看護師の職業自体が嫌になってしまいそうです」

など自分でも続けていける方法はないか考えたけれど辞めるしかなかったという思いを伝えましょう。

 

最終日まで逃げずにきちんと働くこと

退職日が決まったら絶対に最後まで働くようにしましょう。

中には退職日まで待つことができずに辞めてしまう人もいますが、そうなると残されたスタッフが大変になります。

今までどんなに一生懸命働いても最後がきちんとしていないと悪い印象しか残らなくなってしまいます。

また、退職日までの間、働きながら転職の事ばかりを考えて上の空になってしまいミスを連発してしまうことがあります。最後まで集中して仕事に取り組むようにしましょう。

【体験談】突然来なくなった新人看護師

私の後輩の新人看護師が突然仕事に来なくなったことがあります。連絡も取れず無断欠席が数日続きました。後日、病棟スタッフに何も言わず勝手に退職の手続きを済ませ辞めていたことが分かりました。

師長も先輩看護師もそのことを知らなかったため勤務変更などで病棟内はパニックになっていました。ほとんどのスタッフの勤務が変更になってしまい、スタッフからは「常識がない人」「迷惑な人」と思われていました。

 

お世話になった人達にお礼を言うこと

退職が決まったからと言ってそのことばかりを考えるのではなく、今までお世話になった人達にお礼を言うようにしましょう。

特にプリセプターや先輩看護師、師長は今までたくさん指導してくれ相談にも乗ってくれていたと思います。

  • 「今までたくさん指導いただきありがとうございました」
  • 「ここで教えていただいたことを忘れずに次の職場でも頑張ります」

などと感謝の気持ちを伝えましょう。

 

まとめ

看護師1年目で「退職・転職をしたい」というと、どんな理由であれまずは「なんで?まだ辞めない方がいいのに」「今辞めたらもったいないよ」などと言われるでしょう。

きっと、あなた自身も他の看護師に「辞めたい」と言われたら同じような返事をしてしまうのではないでしょうか。誰でも仕事は長く続けた方がいい、早く辞めない方がいいと思うのは当たり前です。

看護師1年目での転職・退職はリスクが伴います。今の職場を辞めたいと思った時、リスクを受け入れる覚悟はあるのか、それでも本当に転職・退職が必要なのかを考えるようにしましょう。

また、看護師1年目での転職・退職はすぐに辞めてしまう看護師という印象が強いです。そのため面接時に前の職場についてたくさん質問をされたり、予定外の質問をされたりする事があります。自分の将来のビジョンがしっかりしていればきちんと受け答えできると思いますので、まずは将来どのような看護師になりたいのかについて考え、理想の看護師像を明確にしておきましょう。


(編集・構成・管理者:亀岡さくみ

自転車旅行が大好きで、しまなみ海道を縦断してきた30代の看護師です。

都内の総合病院で約6年、その後クリニックで約2年勤務しました。現在は1児の母として子育て奮闘中ですが機会があればまた働きたいなと思っています。

病院で働いている時は人間関係に悩みましたが、なんとか6年間頑張ることができました。

自分が今までに経験したことをどんどん発信して、少しでも皆様のお役に立てればと思います。

看護師としての経歴

保有資格 ・正看護師
出身/年齢 ・千葉県/31歳
職務経験 ・総合病院・クリニック
診療科経験 ・呼吸器外科、呼吸器内科・消火器外科、消化器内科
・循環器内科・心臓血管外科・婦人科・小児科・眼科

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