看護師の転職率と年代別の傾向 | 転職を考えている看護師の割合は?

看護師の転職率と年代別の傾向 | 転職を考えている看護師の割合は?

看護師として働いている人でなくても、働きながら転職を考えている人はたくさんいます。その理由は様々で、現在の職場が嫌だから転職したいという人もいれば、もっと給料が良い所で働きたいという人もいます。

家庭や育児と両立しやすい職場への転職を考えている人もいるでしょう。今回は、看護師の転職率と年代別の転職傾向について紹介します。

1.看護師の転職率について

看護師の転職率

看護師の資格を持っている人も同じで、看護師として働きながら転職することを考えていたり、実際に転職活動をしている人の割合は、全体の39%に上ると言われています。

看護師というお仕事は、大半が病院勤務をしていて夜勤と日勤が混じった不規則なシフト勤務で働いています。実際に働いてみて「体力的にキツイ」と感じる人はとても多いですし、不規則な生活習慣で体調を崩してしまったり、仕事をしていなくても疲れが抜けずに休みの日はずっと家の中でグッタリしているという人も多いものです。

 

看護師の離職理由について

看護師の離職理由を平成22年度の厚生労働省医政局看護課調、看護職員就業状況等実態調査結果の統計表から見てみます。

厚生労働省:看護職員として退職経験のある者の退職理由
【画像引用先:看護職員として退職経験のある者の退職理由】より

看護師は女性が多数なので出産・育児、結婚が理由の退職が非常に多く次いで他施設への興味、人間関係が良くない理由と続いています。

 

看護師が出産・育児で受けたかったが受けられない制度の現状

出産・育児のために受けたくても受けられなかった制度も多くあります。

支援・活用した制度等受けたかったが受けられなかった支援・制度等
【画像引用元:これまでに受けた支援・活用した制度等受けたかったが受けられなかった支援・制度等(第1子の妊娠・出産・育児の際)(主なもの3つまで)】

  • 時間外労働の免除
  • 時差出勤・フレックスタイム
  • 休日労働の免除
  • 短時間勤務
  • 病児・病後児保育
  • 子どもの看護休暇

このことから、育児をしながら看護師という仕事を続けることが難しいと実感している看護師は非常に多いことが分かります。
ただ、支援を受けれる看護師と受けれない看護師の職場環境は大きく違うようです。妊娠したら働きにくくなって辞めることになってしまった、当サイトに寄せられた看護師の声です。

こむぎさん【現役看護師】

こむぎ私自身は妊娠時に手術室で働いておりましたが、レントゲンを使用する手術には入れず、電気メスを使用している臭いもダメ。当たり前ですが患者様は絶食で入室してくるので、その呼気の臭いもダメでした。体調が終始悪いなか、まともに業務を行うことができず有給もなくなってしまったのでやむなく退職することになりました。

子パンダさん【現役看護師】

この記事を書いた人子パンダ妊娠中に看護師の仕事をこなすことはとてもしんどいです。つわりの中何も食べられなくてフラフラの状態での長時間の立ち仕事・車いすの移乗・清潔ケアの数々をこなすのは容易な事ではありませんでした。

amelさん【現役看護師】

amelさん看護師翌日、職場に行くと、先輩達は何も妊娠のことには触れませんでしたが、何となく冷ややかな視線を感じたのは覚えています。数日も経つとほとんどの先輩に知れ渡り、誰も何も言っては来ませんが、仕事がしづらい雰囲気はありました。
引用:新人看護師の私が妊娠してしまった時の体験談と妊娠中の職場でのコツ

 

体調不良によって続けられなくなった、働きづらくなったなどの声が上げられます。

 

20代後半の転職率は約半数

一人前になるまでは転職を控える人が多いので20代前半ではあまり転職をする人はいませんが、20代後半になると、看護師の転職率は多くなり、転職を考えている人も含めると、なんと47%にも上ります

 

2.夜勤がない職場で働く人の転職率

夜勤がない職場で働く人の転職率

転職したいなと考えている看護師の多くは、夜勤がない職場で働きたいようです。やはり、夜勤をすることによって日常生活やプライベートな生活に影響が出ることが大きいのかもしれません。

夜勤をしている人は「夜勤がない職場に行ければ満足」と考えることが多いのですが、実際に日勤だけで仕事をしている看護師のどのぐらいの人が転職したいと考えているのかという統計を見ると、実は夜勤をしている看護師とあまり変わらず、夜勤がない職場で働いている人でも40%は転職を考えているかすでに転職活動をしているという結果になっています。

 

ポイント!

ポイント

「隣の芝生は青く見える」というわけではありませんが、夜勤がある人にとっては夜勤がない職場で働きたいと考え、夜勤がない職場だと人間関係や看護師としてのキャリアに対して不満に感じるなど、それぞれ職場の環境によって持つ悩みは異なり、それらが全て転職を考えるキッカケになるようです。

 

3.年代別の看護師の転職傾向

年代別の看護師の転職傾向

看護師の転職は、年代ごとに傾向が異なります。若い世代、中堅世代、中堅以降の世代ごとに特徴を見ていきましょう。

 

若い世代は職場の条件に関する転職理由が多い

20代の転職では、職場の条件や待遇が理由で転職したいという人が多いのですが、30代に入るとキャリアアップのための転職が増えてきます。専門看護師や認定看護師になるための支援制度が充実している職場へ転職を希望したり、治験コーディネーターなど医療現場を離れた職場への転職を希望する人も多くなります。

 

中堅はキャリアアップに関する転職理由がピーク

40代になるとキャリアアップや役職への転職を希望する人がピークを迎えますが、50代になると転職でキャリアアップもしくは収入アップできる可能性が低くなってくるため、転職を希望する人は少なくなるようです。

 

中堅以降は勤務時間を重視した転職理由が多い

ただし、50代に入ると介護との両立を希望するために日勤のみのクリニックへの転職を希望したり、介護施設への転職を希望する人が多くなるようです。

 

ポイント!

ポイント

経験があれば転職を考えた時に転職先を見つけやすいお仕事だからこそ、ライフステージに合わせてピッタリの職場を探せるのかもしれません。

 

監修者

亀岡さくみ看護師

この記事は「」さんが執筆しました。

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