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( 看護師 )

2回以上転職している看護師の職場選びと成功のコツ!

公開:、更新:2018年05月24日

看護師は資格職のため転職する人が多い職種であると言われていますが、一般的に転職を繰り返すことは「再就職に不利である」とされています。

看護師転職の世界においてはどうなのでしょうか。

お恥ずかしい話ですが私自身、幾度となく転職を繰り返してきた看護師の一人です。

「転職を成功させた!」などというおこがましいことを言うつもりはありませんが、こんな私でも長年の経験を経て「看護師転職で分かったこと」があります

ここでは、2回以上転職している看護師が面接や職場選びにおいて気をつけたいことについてまとめてみました。

1.2回以上の看護師転職は「アリ」か「ナシ」か

2回以上の看護師転職は「アリ」か「ナシ」か

2回以上看護師として転職を経験した方が多いのではないでしょうか。そのため基本的には2回以上の看護師転職アリでしょう。

また、リクルート社が出している調査結果によれば、看護師の平均転職回数は3回とデータがでています。

看護師の転職回数が多い理由として以下のことが挙げられます。

  • 看護師の世界では転職に抵抗感を持つ人が少ないため
  • 転職自体が比較的容易であるため
  • 年齢が高くなっても看護師資格があれば転職しやすいため

などの理由によるものです。

しかし、2回以上の看護師転職が駄目だと言わざるをえない方もいます。

 

臨床経験3年未満の看護師だと転職は辞めたほうが良い

臨床経験3年未満の看護師だと転職は辞めたほうが良い

臨床経験3年未満の看護師の場合は2回以上の転職はやめたほうが良いといえます。

臨床経験3年未満で2回以上の転職経験があるということは、短期間で仕事を辞めたということであり「仕事が長続きしない看護師」という印象を転職先に与えてしまいます。

さらに短期間に「転職回数が多い看護師」だと認識されてしまいます。

それでも転職をしたい場合はリスクを覚悟しておくこと

世の中には劣悪な環境の職場も存在するため「辞めたくはなかったけど仕方なかった」「やむを得ない事情があった」という方もいらっしゃるでしょう。

けれども、そのような事情を転職候補先の面接官に短時間で説明し納得してもらうのは、ほぼ不可能です。

しかし、だからといって嘘をついてはいけません。

職歴を偽れば事実が明るみに出た場合、ひんしゅくを買うばかりか職歴詐称の罪に問われて解雇される可能性すらあるからです。

このようなことから考えると臨床経験3年未満の段階で、すでに2回以上の転職経験がある場合には安易な転職は控えるべきです。

もし、どうしても転職したい場合には、それなりのリスクがあることを覚悟して行動するべきだと言えるでしょう。

 

2.看護師の職場選びで気を付けたいこと

看護師の職場選びで気を付けたいこと

2回以上転職したということは「転職の失敗経験が2回以上ある」または「キャリアアップやライフスタイルの変化での転職経験がある」ということです。

ここでは、看護師転職の失敗を繰り返さないために、2回以上転職した看護師が職場選びで気を付けたいことを説明していきます。

失敗を防ぐためには、あなたの転職活動そのものや、あなた自身の転職に対する考え方の見直しが必要になるでしょう。

 

(1)転職先のデメリットについても把握しているか

あなたが転職を決意した理由は何だったのでしょうか。

これまでの理由を分析することで、あなたが新しい職場に何を求めているかが明確になります。

しかし、ただやみくもに求めるものを追求するだけでは、うまくいきません。

 

職場のデメリットが考えられていない事例

例えば前職の不満が「給料が低い」だった場合、転職先に「給料が高い」職場を選んだとします。

一般的に「給料が高い」仕事の場合、「仕事自体がハード」「求められるレベルが高い」などのリスクが考えられるでしょう。

また不満が「残業が多い」だった場合「残業が少ない」職場を選んだとすると「給料が少なくなる」などのリスクが生じるかもしれません。

職場のメリット 職場のデメリット
給料が高い ・仕事自体がハード
・求められるレベルが高い
残業が少ない 給料が少なくなる

これらのリスクを負う覚悟があるかについても考えなければなりません。

あたりまえのことだと思うかもしれませんがメリットばかりに意識が集中してしまい、あとでデメリットに気づいて後悔する看護師も多いようです。

コインの表と裏のようにメリットがあればデメリットもあるのだと心しておきましょう。

 

(2)「どこかに理想の病院がある」という幻想がないか

条件の良い職場はありますが、すべての願いをかなえてくれる理想通りの職場は存在しません。

本当に居心地の良い病院にしたいと思うなら自分の力で環境を整え、その快適な環境を維持し続ける努力が必要になります。

もちろん最初にできるだけ条件の良い職場を選ぶのが大前提ではありますが、このことを理解していないと、ありもしない理想郷を追い求めて転職を繰り返してしまう危険があります。

何度も転職を繰り返す看護師は、一度この点についてしっかりと考えてみる必要があるでしょう。

 

(3)これまでの転職活動に反省すべき点はなかったか

これまでの転職活動に反省すべき点がなかったか見直すことも重要です。

それが明確になれば、次の転職で同じ過ちを繰り返さないよう注意することができます。

ただし、自分自身の判断による場合、反省点は「プライド」や「見栄」「過信」などの条件によって別のものにすり替えられてしまう危険があります。

本来は「自分の能力が足りなかった」と反省し、

  • 「自身のレベルアップをはかる」
  • 「次の転職先のレベルを下げる」

などの対策を講じるべき状況だったとしても、プライドや見栄が邪魔をすれば、

  • 「指導者が悪かった」
  • 「人間関係が悪かった」

などの別の理由にすり替えられてしまうかもしれません。

そうすれば根本的な解決策を講じることができずに再び同じポイントでつまずいてしまう可能性があります。

本当に反省すべき点とは何なのか、余計な感情に振り回されないよう気をつけながら自分の心にもう一度問いかけてみましょう。

 

3.2回以上転職している看護師の面接対策

2回以上転職している看護師の面接対策

2回以上、看護師として転職している場合に、必要な面接対策を抜粋してご紹介します。

詳しくはこちらの「看護師転職面接」のカテゴリーの中から当てはまる記事を探してみて下さい。

 

(1)転職先に面接官にどのように見られるか知っておこう

転職先に面接官にどのように見られるか知っておこう

2回以上とは言っても2回と7回では、まったくイメージが違いますし、この事実をどの程度ネガティブにとらえるかは面接官の考え方次第で大きく変わってきます。

したがって、こうであると断定することはできませんが、ここではあえて面接官が抱く最悪のイメージを想定してみましょう。

最悪の事態を想定しておけば、万全の対策が講じられるからです。

 

 「根気がない」「我慢が足りない」のではないだろうか

これまでの仕事が長続きしなかったという事実から、採用しても続かないのではという懸念を抱いてしまうでしょう。

 

看護師として問題があるから仕事を続けられなかったのではないだろうか

この場合、面接官は面接での会話の中からあなた自身の「問題点」を探り出そうとします。

不採用の理由としてもよく挙げられる「問題点」の例としては、

  • 協調性がない
  • 仕事ができない、遅い
  • ミスが多い
  • 自己主張が強すぎる
  • わがまま、自分勝手

などが挙げられます。

面接官は、最初からこのような疑念を抱きながら面接に挑んでいますので、少しでもこの疑念を決定づけるような態度や発言がみられれば「やっぱり、思った通りだ」と確信してしまうでしょう。

もちろん採用は遠のいてしまいます。

 

ポイント!

ポイント

最大のポイントは「面接官の抱く悪いイメージを払しょくすること」です。「面接官にどのように見られるのか」であげた項目に従って、具体的な対策を考えていきましょう。

 

(2)「根気がない、我慢が足りない」というイメージを払しょくするための対策

「根気がない、我慢が足りない」というイメージを払しょくするための対策

まず注意したいのは「転職の理由」です。前職の悪口はもっとも避けるべき理由の一つでしょう。

たとえ事実であったとしても「我慢が足りない」という印象を強めてしまいます。

 

家庭の事情やキャリアアップなどの場合はしっかりと説明しよう

家庭の事情など正当な理由の場合は問題ありませんので、そのことをきちんと説明すればよいでしょう。

スキルアップや自分のやりたい看護をめざすなどの前向きな理由はイメージアップになりますので、ぜひ取り入れたい理由です。

 

面接官に具体的な退職理由を聞かれた場合に返答できるように

面接官に具体的な退職理由の説明を求められた際にしっかりと返答できるようにしておかなければなりません。

しどろもどろになってしまったり、つじつまが合わなくなってしまったりするようでは、アピールどころか逆に「口先だけなのか」と思われて逆効果になってしまいます。

そうならないためにも事前の情報収集や準備、練習などはしっかりと行っておく必要があるでしょう。

 

前向きな回答で安心感を与えよう

転職回数が多いことから面接官はあなたを採用した場合、すぐに辞めてしまわないかということを一番不安に感じています

そのため、

  • 「当院は忙しい病院ですが、大丈夫ですか」
  • 「年齢が若い職員が多いですが、うまくやっていけますか」

などという具体的な不安要素をあげて質問することがあるかもしれません。

前向きに頑張っていくという意思表示をして面接官に安心感を与えられるようにしましょう。

 

好印象を与えたいからといって無理なことを引き受けない

ただし、どうしても無理なこと、例えば「日勤勤務希望とのことですが月に1~2回だけ夜勤にはいってもらえませんか」などという病院側の依頼に関しては、きちんと意思表示しておくことも重要です。

採用が決まってから、やっぱり無理だと主張するなどという行為は言語道断ですので、面接官が納得できる理由を説明した上で理解を求めましょう

当然ですが自分勝手な理由やわがままは避けるべきです。

 

(3)「何か問題がある」というイメージを払しょくするための対策

「何か問題がある」というイメージを払しょくするための対策

看護師の世界では企業の面接ほど厳しい面接が行われることはまれだと言えますが、中には「圧迫面接」と呼ばれる、ちょっと意地悪な質問をされる場合があるようです。

例えば自身の短所をあげて下さいと言った後で、その短所にスポットをあてて、

  • 「看護師に向いていないのでは」
  • 「以前の職場でトラブルがあったのでは」
  • 「他の看護師とうまくいかなかったのでは」

などと詰問されるなどというケースがあげられます。

「何か問題がある」という先入観から行われる行為だと言えますが、何と返答すべきかわからなくなりますし、精神的にも追い詰められてしまう人がほとんどでしょう。

けれども、逆にここをうまく乗り切ることができれば面接官の信頼をぐっと引き寄せてポイントを稼ぐことができます。採用を勝ち取る大きなチャンスだと捕らえることもできるのです。

 

短所について詰問された場合の返答について

「短所」について詰問された場合の返答について考えてみましょう。

まったく短所がない人間が存在するとは面接官も思っていません。つまり面接官はあなたが短所を正当化することを求めているわけではないのです。

あなたが、

  • 今回のような予想外のことに冷静に対処できる人材であるか
  • 自身の短所を客観的に分析できているか
  • 自身の短所に前向きに対応しているか

などを見極めることによって、採用に値する看護師なのかどうかを確認しようとしているのです。

これらのことから考えると、この質問に対してあなたが行うべきことは、

  • 感情的にならずに冷静に対応すること
  • 短所をどのようにとらえ、どう克服しようとしているかを述べる
  • 実際の仕事において、自身の短所に関してどのような対策を講じているかを説明する
  • 講じた対策が効果を発揮していることを客観的な視点で述べる

などであると考えられます。

対応次第では、あなたのあら探しばかりしていた面接官を一瞬にして心強い味方に変えることができるかもしれません。

 

今まで学んだことをアピールできるように

同じ圧迫面接の一つとして「転職回数が多いですね」といった、まさに痛い所をついてくる質問が成される可能性があります。

どうして多くなったのか、一つ一つの理由についてきちんと説明できるようにしておくのはもちろんですが、同時にそれぞれの転職先で学んだこと、身に着けたことについてもアピールできるようにしておけば、圧迫面接を逆手にとってアピールの場に変えることができます。

転職回数が多いことによって考えられるメリットには、

  • 「幅広い経験がある」
  • 「豊富な知識がある」
  • 「行動力がある」
  • 「適応力がある」

などがあげられますので、具体的な根拠をあげながら、あなたを採用することによって得られるメリットをアピールしましょう。

入職先でこれまでの経験をどのように活かせるか伝えられると面接官が採用後のイメージしやすくなり、さらにポイントが高くなります。

 

前の職場をなるべく円満退職しておくことも大切

「何か問題があるのでは」という点を強く危惧する病院の場合、直接、前回の職場に連絡をとって確認するというケースもあるようです。

前回の職場を円満退職できた場合は問題ありませんが、そうでない場合、何らかの影響があることは避けられないかもしれません。

「立つ鳥跡を濁さず」の心がけを怠ると後で痛い目にあうこともあると肝に銘じておきましょう。

 

4.私が転職を成功させた3つのコツ

私が転職を成功させた3つのコツ

私が転職を成功させた3つのコツをご紹介します。

理論的な説明ではなく、感情論にややなってしまいますが、転職を行う上で大切なことだと思っています。

 

(1)好き、楽しいという思いを大切にする

1つめのポイント、それは「好き、楽しいという思いを大切にすることが一番重要だ」ということです。

きれいごとだと言う人もいらっしゃるかもしれません。

しかし、仕事に対して「好き」だという気持ちがあれば、転職活動も前向きに頑張れます

面接では自分の心からの思いを語ることができるので、面接官の心に響くコメントができます。

採用された後も、

  • 「知りたい」
  • 「うまくなりたい」

という気持ちが強くため、自然と勉強にも身が入るので上達も早くなり、人間関係や給料の面で不満があっても多少のことなら我慢もできるでしょう。

このように「好き」という思いが根底にあれば、すべてが好循環となり、自然とよい方向にむかっていくように思います。

【体験談】好きこそものの上手なれ

私自身、「仕事は本来辛いもの、そんな理想論でうまくいくはずがない」と思ったこともありました。

けれども、なんども転職を繰り返しながら悩み続けた末に出した結論は、やはり「好きこそものの上手なれ」であったのです。

 

(2)感謝の気持ちを忘れないこと

2つめのポイントは「感謝の気持ちを忘れないこと」です。

  • 時間をとって面接の機会を与えて下さること
  • 採用してくだること
  • 忙しい業務の合間をぬって指導してくださること
  • 歓迎会などを催してくださること

など、一つ一つに感謝の気持ちを持ち続けることは特に大事だと思います。

その思いが言動にあらわれることによって、新しい職場で受け入れられ良い関係を築いていけるのではないでしょうか。

【体験談】感謝の気持ちを持つことが出来なかった

残念ながら、若い頃の私は感謝の気持ちを持つことができなかったため、人間関係でトラブルを生じて退職を余儀なくされたこともあったものでした。

本当に横柄で嫌な新人だったと後悔するばかりですが、もしメリットがあるとすれば同じような新人に接した時に自分の若い頃を思い出して少しばかり寛大になれるという点かもしれません。

 

(3)自分に合った転職活動をすること

3つめのポイントは、自分自身の性格に合った転職活動をするということです。

私は最初の転職で、次の転職先を決めないまま退職したことで、再就職を焦ってしまい十分な検討をしないまま次の仕事を決定して失敗したことがあります。

そのことで、自分自身が「無職である」という状況にかなりのストレスやダメージを受けるのだということに気づき、退職前から早めに転職活動を開始するよう心がけました。

しかし、そうすると今度は優柔不断な性格が災いし、なかなか決断することができないというジレンマに陥ったのです。

そのため今度は「看護師転職サイト」の力を借りることにしました。

看護師転職サイトを利用すれば効率よく情報提供をしてもらえますし、転職のプロですので迷っていると適切なアドバイスをしてくれたり、そっと背中を押してくれたりします。

私自身、新しい仕事にチャレンジすることをためらっていた際に看護師転職サイトのスタッフの一言で決断できたことがありました。

自分自身の性格が転職活動にマイナスに作用するのであれば、それをどう補えばよいか考えることが重要だと感じましたね。

 

5.まとめ

冒頭でも述べたように看護師は転職する人が多い職種であり転職経験が多い人に対して寛大な傾向があります。

2回以上の転職経験があるからといってけっして悲観的になる必要はありません。

ただし、やはり最悪の事態を想定して準備しておくに越したことはないでしょう。

私自身、甘い考えで取り組んだ面接で圧迫面接にあい、しどろもどろで返答した結果、不採用になったという苦い経験があります。

それに、もし面接で質問されなかったとしても2回以上転職した経験について、しっかりと自己分析することは転職活動自体にも役立ちますし、あなた自身の看護師人生を見なおすよい機会にもなります。

きちんと分析できれば、まさに鬼に金棒、これ以上の転職は繰り返さない安定した看護師人生への最初の一歩を踏み出せたと言えるでしょう。

総合病院の手術室勤務を3年ほど経験した後、主に眼科クリニックで看護師としての経験を20年以上積んでまいりました。けっして順風満帆とはいえない失敗や挫折だらけの看護師人生でしたが、こんなダメな私だからこそ伝えられることがあるのではないかという思いで看護師ライターの仕事を続けています。

看護師としての経歴

保有資格 ・正看護師


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