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認定看護師資格取得支援制度がある病院への看護師転職5つのポイント

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認定看護師の資格支援制度がある病院へ看護師として転職する場合に注意しておくべきことはご存知でしょうか。

このページでは、認定看護師支援がある病院への看護師転職で知りたい5つのポイントについて説明します。

転職を考える前にまずは、「何を確認して」「何を注意すれば良いのか」を理解していきましょう。

認定看護師についての詳細は「カテゴリー:認定看護師の資格」を確認してください。

1.認定看護師支援病院の支援体制事例

認定看護師支援病院の支援体制事例

認定看護師支援病院の支援体制は病院によってさまざまな特徴があります。

実際の病院での認定看護師の支援体制を事例と共に確認していきましょう。

 

事例1)資格支援体制が完璧なA総合病院

  • 研修期間中の身分の保証
  • 受講料や交通費の負担
  • 休職中の給与に充当する額の負担
  • 通学期間中(6ヶ月間)休業可能
  • 5年ごとの更新費用を支給

などの一般的な看護師の資格支援体制を取っています。

 

事例2)院内でのバックアップ型のB病院

  • 資格取得前の院内研修を受けれる
  • 資格取得前に必要な知識と技術を身につけられる
  • 通学期間中(6ヶ月間)休業可能
  • 休業中の給与保障、交通費全額支給
  • 5年ごとの更新費用を支給

などです。このB病院は認定看護師が多いことから全面的なサポートを売りにしています。

 

事例3)200万円の無利息貸し出しC病院

  • 看護師教育基金より最高200万円を無利息で貸出し
  • 休職中の身分保障
  • 通学期間中(6ヶ月間)休業可能

上記の金額を貸し出すことを支援とし、給与保障はしていない形となります。

 

事例4)2回目から支援は半分D病院

  • 資格取得費は全額負担
  • 交通費等も全額負担
  • 引っ越しの費用や会場までの旅費を負担
  • ただし2回目からは負担額は半分とする

認定看護師の資格取得が出来なかった場合、2度目からは半額の負担となるケースです。

以下で支援内容を具体的に説明していきます。

 

2.認定看護師の資格支援制度の詳細

認定看護師の資格支援制度の詳細

先ほどの病院の事例にあった認定看護師の資格支援制度の詳細について説明していきます。

 

初めに:支援を受けるメリット

当たり前ですが、認定看護師支援がある病院に転職した場合、以下の以下のメリットがあります。

  • 経済面の援助が受けられる
  • 金銭的な心配をせずに勉強に集中できる
  • 資格取得後のサポートも受けられる

などです。

退職をせずに資格取得に向けた勉強ができるうえに、お給料も支払われます。

金銭的な心配が少なく、安定した立場で学生生活を送れるので、安心して勉強に集中できるのが最大のメリットといえます。

それでは、細かい資格支援制度の詳細を確認していきましょう。

 

(1)6ヶ月間の休職中に給与を支払ってくれる支援

認定看護師を取得するためには、教育機関で6ヶ月以上の研修を受ける必要があります。

このため、研修期間の6ヶ月を休職扱いとする病院が一般的です。

6ヶ月間の休職中の期間内に通常働いているだけの給与を負担するということです。

 

病院によって全額負担なのか一部負担なのかが違うので注意

支援制度がない病院で認定看護師を目指す場合、いったん退職をして学校や大学院に通わなければならないケースが多いのですが、お給料をもらいながら学校に通えるのは、非常に大きなメリットとなります。

ただ、病院によって負担額が全額なのか、半額なのかで違うので、転職前には確認することをお勧めします。

 

(2)休職中の身分保障

認定看護師の教育研修を受ける期間(6ヶ月間)、休職扱いとなります。その休職時に、現在の地位(ポディション)などを含め保障するという意味になります。

途中で挫折した場合や不合格だった場合も考慮して、看護部や病棟に籍を残しておくことは必要な保障といえます。

 

補足説明!

ポイント

つまり、「認定看護師の資格を取得しに行き、病院を休んでいても、あなたを休む前の状態と変わらず受け入れますよ。」ということです。

 

(3)資格取得までにかかるお金の支援

認定看護師の資格を取得するためには、

入試検定料 約5万円
入学金 約5万円
授業料 約70万円
実習費 約10万円
認定審査費用 約5万円
認定費用 約5万円
合計 約100万円

などの費用がかかり、約100万円ほど必要になります。

この費用を病院側が負担していくれるということになります。

 

無利息での貸し出しや、奨学金制度で支援する場合もある

先ほど説明した無利息での貸し出しや、奨学金制度を取り入れている病院もありますが、金額面だけ見ると病院側に負担してもらった方が返す必要がないため楽になります。

 

(4)引っ越しの費用や会場までの旅費を負担

近くに指定された教育機関がない場合は、学校に通うために引っ越しが必要なケースもあります。このときに、滞在費の一部を負担してくれる病院もあります。

このほかにも、受験会場までの旅費を負担するといった支援も行われています。

 

(5)5年ごとの更新費用を支給

認定看護師は5年ごとの更新制です。

更新には費用がかかりますから、これらの費用を更新の際に支給するなど、資格取得後の支援体制を整えている病院もあります。

 

資格取得後のサポートも実施している場合がある

認定看護師の資格は取得すれば、それで終わりではありません。認定看護師として働くだけでなく、さらに勉強や研究を続け、学会や学術誌などに研究発表をし、5年ごとの更新審査に合格する必要があります。

このため勉強や学会主張などの旅費、認定資格の更新費用など、資格取得後もお金がかかります。

これらの費用を支援してくれる病院も多いので、資格更新のための負担が少なくなります。

 

(6)資格取得前の院内研修

病院等の資格支援制度に記載がなくても、支援を行っている病院は間違いなく研修をしています。

認定看護師を取得するための条件の1つに、

  • 看護師として働いた経験が5年以上あること
  • そのうちの3年以上が、認定資格を取得する看護分野における実務経験であること

という条件があります。

3年以上の実務経験をバックアップするということです。

 

3.資格取得支援している病院について

資格取得支援している病院

看護教育に熱心な病院であるほど、診療報酬と関係が明確な認定看護師の育成に力を入れているため、「認定看護師になりたい」と希望し、周囲もその能力を認めている場合には、認定看護師の資格取得を支援してくれます。

認定看護師の研修は、1年未満の研修期間のため、病院も実践力がある認定看護師の資格取得支援は積極的な病院が多いです。

 

専門分野の支援をしてくれる病院選び例

急性期に特化している病院 ・集中ケア認定看護師
・手術看護認定看護師
がん医療に力を入れている病院 ・がん化学療法看護認定看護師
・緩和ケア認定看護師
リハビリに力を入れている病院 ・摂食・嚥下障害看護認定看護師
・脳卒中リハビリテーション看護認定看護師

どの病院でも「感染管理認定看護師」「皮膚・排泄ケア認定看護師」は欲しい領域の認定看護師ですが、病院がどの領域に注力しているかによって、育成したい認定看護師の種類が決まります。

そのため認定看護師支援を行っている病院かつ、自分自身が身につけたい専門分野に力を入れている病院を選ぶ必要があります。

 

4.認定看護師支援がある病院への転職デメリット

転職デメリット

認定看護師支援がある病院へ転職し、支援を受ける場合には、どのようなデメリットがあるのでしょうか。

 

(1)すぐに認定看護師支援を受けれない場合がある

当たりまですが、認定看護師支援を行っている病院へ転職し、すぐに休業をされた場合、病院側に雇用する意味がありません。

そのため、多くの病院が認定看護師支援を受けるための年数を設けています。

 

補足説明!

ポイント

支援を受けるための年数は、認定看護師の条件である実務経験が3年必要なことから、3年間としている場合も多いです。

 

(2)資格取得後の条件を出される場合がある

認定看護師支援を行っている病院では、資格取得後に条件を出すケースがあります。

例えば、

  • 取得後1年間は勤務することが必須

などの条件になります。

取得したのちは即戦力として働いてほしい雇用側の見解となります。

 

(3)退職するのが難しくなる

資格取得に関わる費用を全額負担してもらった場合や、奨学金制度などを利用した場合どちらでも、退職するのが難しくなります。

認定看護師支援を行っている病院は福利厚生も手厚く、看護技術も高いことからキャリアアップへはメリットばかりですが、退職しにくなることは言うまでもありません。

 

病院側との契約書を取り交わすことになる

基本的には病院側と契約書を取り交わすことになり、契約年数より早く退職した場合には、支給されたお金を全額返済しなければならないことがあります

認定資格取得後、一定期間以内に退職すると支援を受けたお金を返済することと規定している病院がほとんどです。

 

 

試験に落ちるとお金を返済しなければならない

認定試験に不合格になった場合に、支給されたお金を返済しなければいけない病院もるので注意しましょう。

認定試験の合格率は90%と高く、真面目に勉強していれば合格できるレベルの問題しか出題されません。その試験に落ちるということは、真面目に勉強をしなかった、つまり職務怠慢と見なされてお金の返還を要求されることがあるのです。

 

5.認定看護師支援の病院求人探しの注意点

認定看護師支援の病院求人の注意点

認定看護師支援制度は、病院によって様々な規定が細かく決まっています

転職を決定する前に、認定看護師支援を行っている病院求人の注意点を説明していきます。

 

(1)各分野の実績や認定看護師数を確認すること

認定看護師が在籍していることはもちろんですが、自分が受けたい分野の認定看護師が所属しているか確認することが大事です。

自分が取得したい分野の看護師がいることは、

  • 話を聞くことができる
  • 相談することもできる
  • 取得後の活動内容も確認できる

などのメリットがあります。確認しておきましょう。

 

(2)支援制度で何名の認定看護師が今までに誕生したか確認すること

一部の病院では、看護師を積極的に採用するために、支援制度を謳い文句にしている病院も少なからずあることは事実です。

そのため、支援制度を行ってどれぐらいの看護師が認定資格を取得したのか実績を確認しましょう。

 

ポイント!

ポイント

戦力となる看護師が6ヶ月休むわけなので、病院の理解が必ず必要になります。

 

(3)支援体制の詳細をできれば書面で貰うこと

支援体制を考慮してその病院に転職するため、雇用条件と共に支援体制の詳細やルールを書面で貰いましょう。

入職後のトラブルを防ぐことができます。

出来れば、取得後のサポートや条件なども確認することをお勧めします。支援制度の内容について、基本的に病院側と契約を取り交わすことになるので、その内容も確認しておきましょう。

 

(4)入職後にどれぐらいで支援を受けれるか確認すること

前文でお伝えしたように、転職後すぐに支援を受けれるわけではありません。

それが1年なのか3年なのかは、あなたのキャリアプランを崩すことになりかねません。そのため、支援制度の詳細と共に確認をしておきましょう。

 

(5)取得したい専門分野は人事でどれぐらい考慮してくれるか確認すること

例えば、今まで経験がある科目と違う分野の認定看護師の資格を取得したい場合や、実務経験が3年に満たない場合などに、どれぐらい部署移動や人事異動の際に考慮してもらえるかを確認しましょう。

取得したい認定看護師の分野の仕事に就かせてもらえないのであれば意味がありません。

 

(6)認定看護師の資格取得を支援する病院は少ないので注意すること

認定看護師の資格取得を支援してくれる病院は少ないのが現状で、比較的大きな病院のみになります。

そのため、幅広く希望条件に合う求人を探す必要があります。

 

看護師求人サイトは資格取得を支援する求人を探しやすい

認定看護師の資格支援制度のある病院への転職を希望するなら、看護師求人サイトに登録することをおすすめします。

インターネット上に公開されていない、非公開求人も幅広く提案してくれることから、利用は必須といえます。

資格支援制度の病院を多く扱っている看護師求人サイトは以下です。

登録して希望条件を伝えましょう。

 

ポイント!

ポイント

看護師求人サイトに求人広告を出すと、1人を雇用するごとに病院は看護師求人サイトに報酬を支払わなければいけません。

高いお金を払ってでも求人を出す病院は資金が潤沢です。また、お金を払ってでも優秀な人材を探したいと考えている証拠ですから、看護師教育にも力を入れています。したがって、認定看護師の資格を奨励し、資格取得を支援する病院からの求人が多いのが特徴です。

 

まとめ

認定看護師の支援を行っている病院への転職について、注意点等ご理解いただけたでしょうか。

基本的にキャリアアップを望む看護師の転職は病院側にとっても受け入れたい人材であり、希望条件が合致すれば転職することは比較的難易度が低いといえます。

ただ、その際に看護師側も注意する点があり、トラブルを防ぐために繰り返し確認しながら転職活動を行いましょう。


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看護師としての経歴

保有資格 ・正看護師 ・保健師 ・養護教諭第二種
出身/年齢 ・東京都/28歳
職務経験 ・総合病院 ・大学保健室 ・保育園 ・デイサービス ・イベントナース ・ツアーナース
診療科経験 ・整形外科 ・小児科

記事の内容に関しては、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用をお願いいたします。
カテゴリー:認定看護師の資格

(公開日:)(編集日::2018年07月02日)

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