児童福祉司への看護師転職で知っておきたい7つのポイント

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kameko

看護師スタッフ

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( 看護師 保健師 )

児童福祉司への看護師転職で知っておきたい7つのポイント

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児童福祉司への看護師転職で知っておきたい7つのポイント

このページでは、児童福祉司への看護師転職で知っておきたい7つのポイントについて紹介します。児童福祉司とは?平均年収・給与はどれくらい?転職のメリット・デメリットについて確認していきます。ポイントを押さえて転職に臨みましょう。

1.児童福祉司とは

児童福祉司とは児童福祉司は、児童相談所に必ず置かなければならないと法律で定められており、児童の保護や福祉関連の仕事を行う地方公務員です。 仕事の内容としては、保護者の育児放棄や児童虐待などの通報の受付や、相談に乗ることだけでなく、子供の非行の防止のための助言なども行います。

また、心身に障害がある子供の自立を支援するなど、業務の範囲が広いのも特徴です。特に看護師の資格を持っている場合は、医学的な観点から子供の保護が必要か検討するケースも増えてきます

 

任用資格の取得が条件

児童福祉司になるには、任用資格と言われる特別な資格を取得する必要する必要があります。その上で地方公務員試験に合格し、各地方自治体の児童相談所に配置されることとなります。

ただし、これには例外があり、自治体によっては看護師などの技術を持つ人員に関しては専門枠を設け、試験を免除している場合もあります

 

非常に多くの知識と高いスキルが必要

児童福祉士は、児童心理学やカウンセリングなど、身体的なものだけでなくメンタルの問題とも向き合う必要があります。また、育児放棄を行う親に対する適切な指導が求められる場合もあり、非常に多くの知識と高いスキルが必要になります。 そのため、児童福祉司になった後も勉強を続けた方が、キャリアップに繋がるのが通常です。

 

残業が発生する可能性もある

勤務時間は一定している一方で、家庭のケースに合わせた相談を行う事もあるため、残業などが発生する可能性はあります。子供の問題の最前線でもあるため、問題に真剣に向き合える人は適性が高く、評価も得やすい仕事と言えます。

 

2.児童福祉司として働く看護師の仕事

児童福祉司として働く看護師の仕事看護師が働く場は、医療施設ばかりとは限りません。 看護師として子供に関わる仕事として、児童福祉司という仕事があります。 児童福祉司とは、地方自治体の児童相談所のスタッフのことです。 子供に関わる生活や健康の相談や、家庭環境により正常な生活ができないと判断された児童の保護を行う仕事です。

最近では、児童福祉施設や保育園に看護師を常駐させているところも多くなっています。 看護師が児童福祉司として子供と関わりながら働くという方法もあるのです。

 

小児科での勤務経験があると優遇される

特に小児科での勤務経験のある看護師は、経験やノウハウがあるので優遇されます。 病院へ行く前に子供の病気や問題への対処法を考える際に、看護師のスキルが役立つのです。 看護師の資格があり、医療のスキルがある人が児童福祉司として働くことで、虐待を受けている児童を早期に発見できる可能性も高くなります。

 

子供を虐待から保護する

児童虐待は最近社会的問題になっていますが、ただのケガか虐待かというのは周囲の大人には判断が難しいところです。 看護師の資格がある人が児童福祉司になれば、子供の少しの変化にも気が付き、速やかに虐待から保護することにつながります。 看護師としても知識があるからこそ、適切なケアができるのです。

 

虐待を発見すること、保護児童のケア

児童福祉司の具体的な仕事内容は大きく分けて2つあり、虐待を発見することと、保護された児童のケアを行うことです。

家庭からの相談に対応したり、通報により家庭訪問をしたりする他、児童と面接をして検診を行います。病院で治療を受けさせるもので、看護師としての観察力が活かされる仕事内容です。

 

3.児童福祉司に求められる資格・スキル

児童福祉司に求められる資格・スキル児童福祉司は、あまり聞くことがない職業なのですが、非常に大切な仕事です。児童福祉司の仕事内容は、自治体で勤務をして色々な悩みを抱えている児童の相談を受けたり、生活環境が良くなるようにサポートしたりする仕事です。

児童福祉施設では看護師や保育士が勤務しますが、児童福祉司に関してもこれらの職業と同じように資格が必要になります。

 

任用資格を満たすことで児童福祉司として働くことができる

児童福祉司と看護師などとの違いは、国家資格ではないということです。任用資格というものですので、条件を満たすと児童福祉司になれることができます。

児童福祉司になるためには色々な方法があり、大学にて、社会学や教育学や心理学を専攻して福祉施設で1年以上の経験を積む、厚生労働省が指定する児童福祉司の養成機関を卒業するなどの方法があります

 

実務経験がないと児童福祉司と名乗ることができない

児童福祉士は、他の資格とも一緒に取ることができるので、看護師の児童福祉司、医師の児童福祉司なども可能です。ただし、児童福祉司は実際に条件を満たしただけでは、名乗ることができません。実際に自治体に勤務して初めて名乗ることができます

 

子供たちとのコミュニケーション能力

児童福祉司に必要なスキルは、何と言っても子供たちとのコミュニケーション能力です。子供たちは不安な状態で相談することになりますので、包容力のある相談相手として、信頼できると思ってもらえるスキルが必要です。

 

相手の気持ちを把握してアドバイスする総合的な観察眼

心理学や相手の気持ちを把握する能力も重要になります。相談されてからも適切なアドバイスが必要になりますので、子供たちの環境を含める総合的な観察眼も必須です。

 

4.児童福祉司として働く看護師の平均年収・平均給与

児童福祉司として働く看護師の平均年収・平均給与児童福祉司として働く看護師の平均年収は地方公務員の年収が基準になります。これは児童福祉司が地方自治体に属する公務員であり、公務員試験に合格しなければならないからです。

 

年収は就職に至るまでの過程によって異なる

地方公務員において、平成26年度の平均年収は約670万円であり、自治体ごとで給料の金額も変わってきます。 また、就職に至るまでの過程によっても大きく分かれる場合があります。

これは、自治体によって看護師などの専門技術を持つ人材を積極的に登用するため、試験の免除を行っているケースがあるからです。この場合は経験などによって年収が大きく変わる形になります。

 

初任給や昇給のスピードは自治体ごとに異なる

また、初任給に関しては月収20万円以下になる事もよくあります。これは自治体ごとの差が大きいだけでなく、地方公務員自体が昇給や昇進のスピードが遅い事に理由があります。資格を満たせば昇進試験を積極的に受けていくこともでき、役職がつくと一気に給料が伸びる傾向があります

 

老後の年金が高めになる

そして、福利厚生の面で考えても公務員の共済に加入出来る事から、老後の年金は高めになる傾向があります。一般的な厚生年金よりも2~3割年金が増える事も多く、大きな魅力と言えます。

 

土日祝日にしっかり休むことができる

さらに、土日祝日にしっかり休めるのもポイントで、休日出勤がほとんど存在しないのも特徴です。国公立の病院であっても、休日当番の関連で看護師が出勤しなければいけないことも多いため、土日祝日にしっかり休めるのは大きなメリットです。

就職までのハードルの厳しさを除けば、条件面で非常に恵まれている仕事といえます。

 

5.児童福祉司への看護師転職のメリット

児童福祉司への看護師転職のメリット児童福祉司への転職のメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。

  • 失業する心配がなく、老後の年金も多くもらえる
  • 看護師であれば試験が免除されることもある
  • ボーナス・年収が平均と比較して高い
  • 休日出勤がない

 

失業する心配がなく、老後の年金も多くもらえる

児童福祉司への転職のメリットは、公務員扱いになるため、失業する心配がほとんどないと言う事です。また、共済年金に加入するため、厚生年金よりも年金を貰えるケースが多く、老後の安定性が高いのが魅力です。

 

看護師であれば試験が免除されることもある

児童福祉司は通常公務員試験を突破しなければ就職もできないものですが、看護師であれば専門枠で試験を免除する自治体もあります

 

ボーナス・年収が平均と比較して高い

地方公務員扱いになるためボーナスも高い傾向にあります。自治体によって支給額は変わってきますが、法律でボーナスが支給される日等も決まっているため、給与面での安定性にも優れています

また、平均年収も一般的な看護師より高いのが特徴です。

 

休日出勤がない

児童相談所は基本的に土日が休みであることから安定して休みが取れます。休日出勤がない事も大きなメリットで、当番医がいるからと土日に出勤することも無いのも特徴です。

 

ポイント!

ポイント

出世をして役職につくことが出来れば、収入も一気に増える傾向があるのが公務員です。ですが、安定性と高収入に結びつくことが多く、仕事にもやりがいを見つけやすいのが魅力なのです。

 

6.児童福祉司への看護師転職のデメリット

児童福祉司への看護師転職のデメリット児童相談所で、子供や保護者の相談に対して適切なアドバイスを送ることができるのは、児童福祉司というお仕事です。すなわち児童福祉司の資格が必要となります。児童相談所の職員として必要な資格であり、公的職員に認められています。

一見やりがいがあり、安定した仕事のように思えますが、デメリットは何なのでしょうか。

  • 任用資格を満たす必要がある
  • 児童福祉司になることのハードルが高い
  • 勤務時間内に仕事が終わらないことが多い
  • 精神的・体力的にきついと感じることがある
  • 医療関係の仕事に復職するのが難しい

 

任用資格を満たす必要がある

まず児童福祉司になるためには、任用資格と呼ばれる、国が定めた規格基準を満たすことが必要になります。看護師の場合は、指定されている施設での事務経験が2年以上あり、講習会も受ける必要があります。

この場合の指定施設は、保健所や保健センター、児童相談所、母子生活支援施設、老人福祉センター、老人デイサービスセンター、病院、救護施設など厚生労働省が認めた施設のことを指します。

 

児童福祉司になることのハードルが高い

児童福祉司は、専門的な知識だけでなく、実践的な能力、主にコミュニケーション能力がとても重要となります。そして児童福祉司の任用資格を取得しても、次は地方公務員試験に合格しなければなりません。ただし、任用資格を満たしている場合は、臨時職員として働くこともできるかもしれません。

このように児童福祉司になること自体が簡単なことではありません。

 

勤務時間内に仕事が終わらないことが多い

就業時間において、児童1人1人とじっくり向き合う必要があるため、勤務時間内に終わらないことが多いのが実情です。公務員であるため、勤務時間は定まっていますが、それを上回って働かなければいけません

 

精神的・体力的にきついと感じることがある

また朝から晩まで様々なところに移動しなければいけません。精神的・体力的にきついと感じることがあるでしょう。子供の家庭環境に深く関わることもあり、精神的な負担を感じることもあるかもしれません。

 

医療関係の仕事に復職するのが難しい

また、医療の現場から離れてしまうので、いざ病院など医療関係の仕事に復職しようとする際にマイナスになってしまう事が多い事です。キャリア形成も児童福祉司や公務員に限った独自の物となるのが通常です。

 

7.児童福祉司への看護師転職求人の探し方

児童福祉司への看護師転職求人の探し方

公務員試験に受かり、児童相談所に配属され任用資格を申請して晴れて児童福祉司として働くことができます。そのため、まずは地方公務員試験に受かることが必須です。

ただし、これには例外があり、欠員などが出た場合は自治体などで募集をかける事もあるのが通常です。この情報は自治体の人員募集のための周知として出る場合や、ハローワークなどで公共の求人情報として出る事があります。

 

児童福祉司としての任用資格について

看護師の場合、任用資格を得るためには大学で指定科目の3科目以上を学び児童福祉の仕事に2年以上経験を積む必要があります。

また、公務員試験は年齢制限が「30歳まで」などと設けられていることが多いため、上記の条件などを考慮すると早めに行動に移す必要があります。

 

「児童福祉司」の求人があるわけではない

基本的に、児童福祉司として募集があるわけではありません。繰り返しになりますが、まずは公務員試験に受かることが必須です。そのため、求人探しとしては、希望する自治体のホームページで公務員の募集要項を確認する必要があります。

なお、公務員試験の募集は5月~7月に行われることが多いため、この時期は特に要チェックです。

 

自治体独自の募集の場合は情報を把握するのが難しい

自治体独自の募集である場合は、地方公務員試験ではなく、独自の採用試験で代用される場合もあります。ただ、どの自治体でどのような募集をかけているかを、常に把握することは難しくなっています。

興味がある場合は、児童相談所の求人が出ていないか地元の情報や、通勤可能な周辺の情報を確認する方法もあります。通常は、地方公務員試験合格後に配置の希望を出す形になるため、求人情報を見つけた場合は、逃さずに応募することも重要と言えるのです。

 

まとめ

児童福祉司になるためには、大学で必要科目を履修し、公務員試験にも受からなければならないため、比較的ハードルが高いです。また、公務員は年齢制限が設けられていることもありますから、途中で挫折してしまう人も少なくありません。

つまり、看護師から児童福祉司に転職するためには強い心持ちが必要であり、生半可な気持ちでは成し遂げられないのです。その上で、本当に目指していきたいと考えるのであれば、今すぐからでもしっかりと計画を立て準備を進めていきましょう。児童福祉司への転職はとにかく「計画性」が鍵になります。


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都内の大手総合病院で3年、その後保育園看護師として1年勤務し、パート看護師・派遣看護師として様々なジャンルを体験。現在は、今までの経験を活かして看護師ライターとして活動中です。現役看護師や潜在看護師の皆さんの転職成功をサポートできるような情報を発信していきたいと思います。

看護師としての経歴

保有資格 ・正看護師 ・保健師 ・養護教諭第二種
出身/年齢 ・東京都/28歳
職務経験 ・総合病院 ・大学保健室 ・保育園 ・デイサービス ・イベントナース ・ツアーナース
診療科経験 ・整形外科 ・小児科

記事の内容に関しては、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用をお願いいたします。
カテゴリー:看護師キャリアアップ

(公開日:)(編集日::2018年03月16日)

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