著作者

佐藤ゆうき

正看護師

佐藤ゆうき

( 看護師 )

クリニック看護師のあるある18個!実際はこんな感じです。

佐藤ゆうき
正看護師 佐藤ゆうき
クリニック看護師のあるある18個!

クリニック看護師の仕事内容はどのようなものなのでしょうか。

今までクリニックに勤務した事がない看護師にとっては「想像がつきにくい」「分かりづらい」など思うのではないでしょうか。

今回は私が実際にクリニックで働いてみて感じた「あるある」を紹介したいと思います。

クリニックでの勤務経験がない方が「クリニックってこんなところなんだ」と少しでもイメージすることができれば良いなと思っています。

また、クリニックに勤務した経験がある方は「そうそう!クリニックってこういうところ!」などと感じていただければ良いなと思います。

まずは簡単に私のプロフィールを紹介します。

私は約6年間総合病院で勤務していました。その後、クリニックへ転職をして2年間勤務しました。地域密着型のクリニックで内科と小児科をメインに扱っていました。

クリニックのスタッフは院長1名、看護師が2名、医療事務が2名の計5名体制でした。「楽なイメージ?病院からクリニックへ転職した看護師インタビュー」にも答えていますので是非確認してみてください。

それでは私が働いてみて実際に感じたクリニックの「あるある」を紹介します。

クリニック内の「人間関係」あるある

(1)院長との人間関係が一番大切!

院長との人間関係が一番大切!

クリニックは院長が雇用主となり、スタッフの雇用や給料の管理、クリニックの運営などを全て行っています。

院長との仲があまり良くないと、嫌味を言われたり、給料を下げられたり、辞めさせられることもあります。特に看護師は院長と診察中ずっと一緒にいます。丸一日一緒にいるので人間関係がとても大切になります。

働き始めは、院長に対する接し方に悩みました。怖くて緊張してしまい、なかなか思うように話すことができませんでした。病棟看護師と医師との関係とは全く違います。

しかし、院長と仲良くなり、なんでも話せるような仲になると、とても働きやすくなります。院長と話をして人柄が分かってくると、楽しく話ができるようになります。

これからクリニックで働く予定の方は、まずは院長と仲良くなることをオススメします。

 

(2)スタッフと話すときは細心の注意が必要

スタッフと話すときは細心の注意が必要

クリニックはスタッフの人数が少ないことから話をする時も注意が必要です。

スタッフ1人に話をしただけなのに翌日にはスタッフ全員が知っているということがありました。

私の場合は、一緒に働いている看護師にペットを飼っていることを伝えたら、翌日スタッフ全員がそのことを知っており、院長からも「犬飼っているんだね、なんの種類?」と言われたことがありました。

クリニックはスタッフが少ないため、スタッフ間で共有できる話題があるとすぐに広がってしまいます。

 

(3)クリニックにもお局スタッフは、もれなく在籍中!

クリニックにもお局スタッフは、もれなく在籍中!

病棟にはよくお局看護師がいると聞きますが、クリニックにもお局スタッフはいます。

クリニックはスタッフの人数が少ないからいないのではないかと思っていましたが、人数に関係なくお局スタッフはいるものです。

私のクリニックでは医療事務がお局でした。スタッフのプライベートを熟知していたり、いろいろな場面で口をはさんできたりしていました。そしてそのお局スタッフが退職すると、今後は他のスタッフがお局になっていました。

スタッフの人数などは関係なくお局は存在するのだなと感じました。

 

(4)体調が悪くても休めない(インフルエンザで出勤!?)

体調が悪くても休めない

勤務中にスタッフの体調が悪くなってもクリニックは代わりのスタッフがいないため早退になることは少ないです。次の日も休みにしてもらえることもないため、その分手厚い看病をされることが多いです。

すぐに院長から診察を受け、必要時点滴を投与したり、薬を処方してもらったりします。クリニックが忙しくなければ休憩室で休んでいて、忙しい時のみ手伝うという形になります。

「なんとか明日は頑張って出てきてね」と院長や他のスタッフに言われることが多いです。私の先輩の看護師はインフルエンザでも出勤するようにと言われ、辛かったと言っていました。

 

(5)院長の気分でその日のクリニックの雰囲気が決まる

院長の気分でその日のクリニックの雰囲気が決まる

看護師は院長と診察中、ずっと一緒にいることから朝の「おはよう」の挨拶で院長の機嫌がすぐにわかるようになります。

また、院長に嫌な事や不快な事があった時は患者さんとあまり雑談をしなかったり、看護師にも話かけなかったりと一日中暗い雰囲気ですが、良い事があった日は終始笑顔で、ギャグを言ったりしていました。

院長の機嫌でクリニックの雰囲気がガラリと変わりました。

 

(6)クリニックの食事会は「近況報告会」、そしてなかなか注文しづらい

クリニックの食事会は「近況報告会」、そしてなかなか注文しづらい

私のクリニックでは半年に1回程度、クリニックの外で食事会を開いていました。

食事会は院長やスタッフ同士で会話をしますが、院長がいるためそこまで深い話はできず、結局いつも患者さんの事や、自分の家族の話などをするだけでした。

また、病院で勤務する場合の食事会(忘年会や新入生歓迎会など)は看護師も会費を払うため頼みやすかったのですが、食事会の費用は院長が出してくれるので「なんでも好きなのを頼んでいいよ」と言われてもなかなか頼みづらかったです。

 

クリニックの「お仕事」あるある

(7)看護師の仕事以外のどんなことでもできるようになる

看護師の仕事以外のどんなことでもできるようになる

クリニック看護師は看護業務以外の仕事も多くあります。

例えば、クリニック内の清掃や、薬品・医材料の在庫確認・発注、医療器材の滅菌操作などです。

本来病棟で勤務していたら看護師は絶対に行わないことまでクリニック看護師は行う必要があるため、看護の分野を超えていろいろな事に詳しくなり、どんなことでもできるようになります。

また、受付業務が忙しい時も看護師が電話対応をしたり会計などをしたりする事があります。このようにクリニック看護師は、クリニックで行うことの全てを把握することができます。

 

(8)忙しい時期の差が激しい

忙しい時期の差が激しい

クリニックは忙しい時と忙しくない時の差がとても激しいです。

インフルエンザや感染症が流行っている時はとても忙しくなります。特に私のクリニックは予約制ではなかったためより差が激しく、忙しい時は患者さんが70~80人も来院し、診察終了時間になっても診察が終わらない日が続きました。

また、天候にも左右されやすく雪の日や嵐の日は患者さんが1日2~3人しか来なかったということもあり、「看護師は必要ないのでは?」「はやく帰りたい」と思う時がありました。
このように日によって混雑状況が大きく変化するのもクリニックの「あるある」なのではないでしょうか。

 

(9)診察終了間際になると仕事をテキパキするようになる

診察終了間際になると仕事をテキパキするようになる

時間通りに業務が終わるように、診察終了の30分前から仕事のスピードが上がり、15分前になると一日で一番スピードが上がります。疲れていたのを忘れてしまう程よく動き、時計を何度も確認します。

スタッフ間の連携がさらに向上し、声かけが多くなります。

私のクリニックは残業代が発生しなかったので、尚更定時に終わる事ができるように頑張っていました。

 

(10)勤務初日は院長の採血を行う?

勤務初日は院長の採血を行う?

勤務初日はオリエンテーションを行ったり、看護技術について再度確認したりすると思います。

採血は看護師同士で練習したり、先輩看護師の腕を借りて確認してもらいながら行ったりすると思います。

しかし、クリニックでは勤務初日にいきなり院長の採血を行います。「院長とは明日から毎日顔を合わせなくてはいけないのに失敗したらどうしよう」と思いながら採血しました。

 

(11)謎の略語が存在する

謎の略語が存在する

私のクリニックは謎の略語が存在していました。院長が高齢で物の名前をよく覚えられないということもありましたが、絆創膏を「あのテープ」と言ったり、綿棒で耳かきをすることを「フルフル」と言っていたりしていました。

最初は何を言っているのか分からずポカーンとしていました。

他にも患者さんに話をしている時「あれだよ、あれ…えーっとなんだっけ」という場面が多く、看護師が「〇〇です」と助言をすることが多くありました。

院長が何を言いたがっているのかを察知し、上手く助言ができるように、診察中は探偵のような気持ちで介助していたこともありました。

 

(12)コスト面を気にするようになる

コスト面を気にするようになる

看護師が薬品管理、医材料管理をするため、値段を把握している事が多いです。さらにクリニックは病院と異なり個人経営のところが多いため院長がコスト面を気にすることが多いです。

私のクリニックでは院長になるべく無駄がないようにと言われていたため自然とコスト面を気にするようになりました。病棟勤務の時は採血時に患者さんの血管の状態に合わせて針を変えていましたが、クリニックではコストを考えて針を選ぶようにしていました。

病棟勤務の時はコストの事なんて全く気にせず、どんどん使っていたため、節約するように心がけるのが大変でした。

 

クリニックの「患者さん」あるある

(13)とにかく患者さんと仲良くなれる

とにかく患者さんと仲良くなれる

クリニックに診察に来る患者さんは何十年も通っている方や毎週診察に来る方など、長い付き合いの方が多いです。

また、診察中に患者さんと院長が世間話をすることも多く、自然と看護師とも仲良くなることが多いです。診察の度にお菓子や自分で漬けた漬物などを持ってきてくれる方もいて、休憩室に置いてあるお菓子をみて「今日、〇〇さん(患者)来たんだね」とスタッフ同士で話をすることがありました。

患者さんの病態だけではなく、どこに住んでいるのか、家族構成、職業、好きな食べ物、飼っているペットの事まで詳しく知っているスタッフが多かったです。

 

(14)クリニック以外で患者さんと再会することが多い

クリニック以外で患者さんと再会することが多い

私のクリニックは地域密着型だったのでクリニック周辺に住んでいる方がほとんどでした。

そのため、仕事が終わりクリニックを出て駅へ向かっている時や休日外出している時に患者さんと再会することも多かったです。

再開すると患者さんから声をかけてくれてそのまま立ち話をすることもありました。

 

(15)患者さんを家族ぐるみで診察することも

患者さんを家族ぐるみで診察することも

私のクリニックは小児科と内科がメインのクリニックでした。そのため、風邪を引いたお母さんと子供を両方診察することがよくありました。また、50年以上続くクリニックだったため、子供と親、おじいちゃん、おばあちゃんまで3世代にわたって通っている方が多かったです。

小さいころから診察を受けていて大人になっても通い続けている患者さんも多く、院長と家族ぐるみで付き合いをしている方もいました。

 

(16)芸能人が来ても慣れて驚かなくなる

芸能人が来ても慣れて驚かなくなる

私の友人のクリニックですが、都内のクリニック(特に都心に近く芸能人が多くいるような地域)では芸能人や有名人が患者として来院するのは普通の光景のようです。

「今日は〇〇さん(芸能人)が来たよ!」と最初は喜んで話をしてくれていましたが、慣れてくると芸能人が来ても話さなくなり、普通に感じるようです。

 

(17)患者さんを呼ぶときに苦労する

診察を待っている患者さんを呼ぶとき名前が読みづらかったり、言いづらかったりして苦労しました。外国の方で名前が長いと全部覚えられなかったり、どこで区切っていいのか分からず、変な風に呼んでしまったりしたこともありました。

また、子供の場合はきらきらネームで漢字が全く読めなかったり、女の子なのに男の子のような格好をしていたため診察中に「〇〇くん」と呼んでしまったりしたこともありました。

 

(18)忙しい時に限っておしゃべりが好きな患者が来院する

忙しい時に限っておしゃべりが好きな患者が来院する

クリニックが忙しい時間帯や、診察終了間際など一番バタバタしている時に限っておしゃべりが好きな患者さんや話が長い患者さんが来院します。「なんでこのタイミングなの!?」と思う事がよくありました。

話し掛けられても「また次来た時に話聞きますね」などと話を切り上げていました。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

「そうそう、うちと一緒だ!」などと共感していただける内容はあったでしょうか。

病棟看護師では体験できないようなクリニックならではの「あるある」がたくさんあったと思います。仕事をしていると良い事ばかりではなく、大変な事、辛い事もあります。

この記事を読んで、同じような思いをしている看護師はたくさんいることを感じてもらい、また明日から頑張ろうという前向きな気持ちになっていただけると嬉しいです。


看護師転職サイトの口コミ評価

口コミランキング

【Pick up!注目の記事】



自転車旅行が大好きで、しまなみ海道を縦断してきた30代の看護師です。

都内の総合病院で約6年、その後クリニックで約2年勤務しました。現在は1児の母として子育て奮闘中ですが機会があればまた働きたいなと思っています。

病院で働いている時は人間関係に悩みましたが、なんとか6年間頑張ることができました。

自分が今までに経験したことをどんどん発信して、少しでも皆様のお役に立てればと思います。

看護師としての経歴

保有資格 ・正看護師
出身/年齢 ・千葉県/31歳
職務経験 ・総合病院・クリニック
診療科経験 ・呼吸器外科、呼吸器内科・消火器外科、消化器内科
・循環器内科・心臓血管外科・婦人科・小児科・眼科

記事の内容に関しては、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用をお願いいたします。
カテゴリー:看護師あるある

(公開日:)(編集日::2018年04月13日)

関連記事

応援メッセージまたは記事へのコメント

メールアドレスが公開されることはありません。