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治験コーディネーター(CRC)とは?|看護師が転職で知るべき7つ

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治験コーディネーター(CRC)とは?|看護師の仕事内容と給料について

治験コーディネーター、つまりCRCとは、治験業務の現場において全体を統括する役割を担う仕事です。

治験業務そのものは医療機関が行うわけですが、製薬会社の依頼を受ける形で行われるため、両者の調整を行ったり、被験者をはじめとしたスタッフ同士の連携業務をスムーズに進めていく上での重要なポイントとなります。CRCは、治験業務においてトラブルや遅滞が起きないよう責任を負う立場となるのです。

1.治験コーディネーター(CRC)の仕事・役割

CRC役割

治験コーディネーター(CRC)の主な役割は以下の通りです。

  • 治験業務を担当するチームの調整
  • 治験のデータ管理
  • 被験者へのケア

このように、治験の実施全般に関する業務を行うのが治験コーディネーター(CRC)です。医師や製薬会社と被験者の間をとりもち、治験が円滑に行えるよう全面的にサポートしていきます。

 

治験業務を担当するチームの調整

具体的には、まず業務のスケジュール管理で、使用する施設や検査の予約などを行い、医師や薬剤師、検査技師など治験業務を担当するチームの調整も大事な役割です。

さらに、被験者に対して行う治験の内容を説明して精神的な不安を解消するほか、相手の質問や疑問に答える役割も担います。また、必要に応じて精神面のサポートを行います。

 

治験の実施によって得られたデータの管理

治験に必要な資料や書類の準備、実施によって得られたデータの管理やチェックなどもCRCの役割に含まれます。最初の準備段階から最後のチェックまで、治験業務のあらゆる面に目配りする必要があるわけです。

 

被験者が安心して治験に挑めるよう配慮する役割

治験に参加する被験者へのケアも、CRCの役割に含まれます。被験者が安心して治験に挑めるよう気を配り、必要に応じて説明を行っていきます。

また、業務の進行状況を的確に見極める観察能力、トラブルを未然に防ぐ判断力などが求められます。病棟勤務のように患者と直接接する仕事ではありませんが、新薬を安全に世に送り出すうえで、非常に重要な役割を担っています。

このように治験コーディネーターとは、医療機関以外への看護師の就職や転職が注目されているなか、看護師として培ってきたスキルが活かせる魅力的な選択肢と言えるでしょう。

 

2.CRCになるために看護師が必要な資格は?

CRC資格

治験コーディネーター(CRC)になるためには必要とされている知識は、治験業務を統括するような役割が求められるため、当然医療方面、薬剤方面での専門的な知識が求められます。

誰にでもなれる職業ではないのは明らかですが、必須資格があるのかどうかはまた別問題です。

 

治験コーディネーターには資格が存在しない

まず知っておきたいのは治験コーディネーター(CRC)という資格は存在しないこと。あくまで職種の名称なのです。そのため、絶対に必要、という資格はありません。(治験コーディネーター認定資格はありますが、CRCになってから取得する方も多いです。)

一方で雇う側では応募者の専門知識を確認するため、特定の業種の資格を応募資格として設定しているケースが見られます。もっとも多いのが看護師と薬剤師です。医師や保健師も応募資格として設定されているケースも見られますが、やはり看護師と薬剤師が圧倒的に多い状況です。

 

ポイント!

ポイント

看護師や薬剤師が多い理由は、専門的なスキルを身につけている割には転職が多く、病院や調剤薬局といった一般的な職場以外で働くケースが多いこと。医師の資格を保有している人が治験コーディネーターとして働くケースはきわめて稀です。

 

看護師資格の保有で未経験でも転職は可能

一方、こうした医療・薬剤の方面での専門知識を証明できる資格さえ保有していれば未経験でも採用されるチャンスが多いのも治験コーディネーター(CRC)の特徴です。

まだ、この仕事が活躍するようになってから間がないというのもありますが、まったくの未経験から就職・転職して実務経験を積みながら必要なスキルを身につけていくこともできるのです。

医療方面での専門的な資格は必要、しかしこの仕事そのものは未経験からでも十分可能です。治験コーディネーター(CRC)は特殊な仕事なのです。

 

看護師の資格に加え英語力があればさらに良い

看護師の資格に加え英語力もあれば重宝される存在になることは間違いありません。

治験コーディネーター(CRC)が扱う書類は英語で表記されていることも多いですし、最近では国際協同治験を行うこともあり、確実に英語を使用する機会が増えているのです。

会社によっては治験コーディネーター(CRC)の英語力向上のために研修制度を設けているところもあります。看護師が英語力を活かせる現場は、日本では非常に限らえているため、英語に自信がある人にはおすすめの職種だと言えます。

 

3.治験コーディネーター(CRC)の主な仕事内容

CRC仕事内容

治験コーディネーター(CRC)は、その名の通り治験業務をコーディネートして治験がスムーズに行えるようにする仕事ですが、実際の仕事内容は多岐にわたります。求められる役割について見ていきましょう。

実際に看護師が体験したCRC転職等の体験談は、「CRC(治験コーディネーター)の仕事内容とノウハウ~治験開始前の業務について~」「看護師から治験コーディネーター(CRC)へ転職した看護師が語る注意点とは」を確認してみてください。参考になります。

 

治験コーディネーターの一日のスケジュール

まずは治験コーディネーター(CRC)の一日のスケジュールから見ていきましょう。

9時30分:オフィスに出社。メール対応とその日のスケジュールを確認する。
※担当の医療施設へ直行することもあります。
10時30分:担当の医療施設へ出向く。来院予定の被験者のカルテをチェックし、治験に必要な薬やキットを準備する。準備が出来たら医師やコメディカルスタッフと打ち合わせ。
11時30分:来院した被験者の対応を行う。治験薬の服用状況や体調の変化を確認し、次回来院スケジュールの確認を行う。必要に応じて医師の診察に同席し、全て終了したら治験協力費の支払いを済ませお昼休憩に入る。
13時00分:お昼休憩
14時00分:医師・治験依頼者とミーティングを行い、被験者の状況報告やスケジュール調整を行う。
16時00分:メール対応や業務報告書など雑務を済ませ、翌日の準備を行う
18時30分:退社

上記は治験コーディネーター(CRC)の典型的なスケジュールとなります。

 

治験コーディネーター(CRC)の大まかな業務について

治験コーディネーター(CRC)の大まかな業務について説明していきます。

  • 病院やクリニックでの案件の告知業務
  • 被験者の募集者確認作業
  • 被験者への説明補助作業
  • 被験者の診察立ち合い、被験者の体調の聞き取り
  • 報告書の作成、提出

実際の仕事をイメージする上で役立ててみてください。
 

病院やクリニックでの案件の告知業務

製薬会社から案件を受け、動き出すことが決まったら、ミーティングなどの形で関係部署が集まって案件のプロトコールについて説明を行います。

そのための日程調整などを製薬会社、病院やクリニックと相談し、治験コーディネーターが行うこととなります。

 

被験者の募集者確認作業

被験者についてはその病院やクリニックに通っている患者から探す場合や、募集する場合など色々な形がありますが、プロトコールに沿って既往などを確認し、対象となる患者をその病院の医師等が探します

治験コーディネーター(CRC)は医師が被験者対象をピックアップしてくれ、その患者で問題ないかを確認する作業となります。大半の案件で細かな条件があり、時間がかかる作業です。

 

被験者への説明補助作業

被験者が決定すれば、医師が治験についての説明を行い、同意を取ります。同意が取れればスケジュールの説明など治験内容についての説明を行い、スタートとなります。

雇用先や製薬会社によって様々ですが、この時に使う資料などを治験コーディネーター(CRC)が作成することもあります。

また、改めて被験者へ理解していない部分を詳しく説明します。

 

被験者の診察立ち合い、被験者の体調の聞き取り

スケジュールに合わせて診察や検査を行うため、外来では来院してもらうことになります。
その間に治験コーディネーター(CRC)は被験者の体調などについて詳しく聞き取りを行い、診察内容も含め報告書を作成します。

事柄によっては治験を続行できるかの判断を仰ぐこともあります。

 

報告書の作成、提出

治験が終了するまでに何度か製薬会社の担当者が来院し、問題なく治験が進んでいるかをチェックするモニタリングというものがあります。

その日は医師と担当者の話し合いもあるため、治験コーディネーター(CRC)は医師とのスケジュール調整や、必要資料の準備を行う必要があります。

治験が終了となれば、不備がないかの最終確認を行った後に製薬会社に書類を提出します。

 

一番重要な仕事はスケジュール調整

治験コーディネーター(CRC)の最初の仕事はスケジュール調整です。治験業務には依頼先の製薬会社や実際に治験を行う医療機関、さらに各種検査のための専門家やスタッフなど多くの人が関わります。

そのスケジュール調整のほか、施設の予約などを行います。次にチームの調整で、医師、薬剤師、検査技師など作業を行うスタッフや部門の調整役に回り、横の連絡が機能するよう橋渡しを行うことになります。これは特に重要な仕事内容と言えるでしょう。

 

治験に協力してくれる被験者への対応

被験者に対するケアも重要なCRCの仕事です。まず被験者に対してどのようなことを行い、被験者は何をすればよいのかなどしっかりと説明し、必要に応じて質問に答えることになります。

また、被験者が精神的に不安を感じている場合は相談に応じるなど、治験業務中のサポートも重要な役割です。

 

医療や薬剤に対する専門的な知識が求められる

専門的な分野の仕事では、治験業務に関わる書類の作成と管理があります。単に新薬の安全を試すだけでなく、厚生労働省の認可を得るために必要な書類を作成する必要があり、当然精密かつ専門的な内容が求められますから、医療や薬剤に関する専門的な知識が必要です。

このように、治験業務の初期段階から終了後の書類の管理まで全体にわたって深く関わることになりますし、滞りなく作業を終えられるかどうかも治験コーディネーター(CRC)にかかっているといってよいでしょう。

 

4.治験コーディネーター(CRC)のメリット

CRCメリット

看護師から治験コーディネーター(CRC)への転職を目指す場合には、当然看護師の仕事に比べてどういったメリットがあるのかという観点からチェックしていくことになります。この前提を踏まえながら見ていきましょう。

 

土日休み・夜勤なしの就業環境!

まずは就業環境についてです。病棟勤務の場合、どうしても夜勤や不規則なシフト、休日出勤など、就業環境の悩みと負担を抱えがちです。その点、治験業務が夜に行われることはありませんから夜勤の心配はなくなりますし、休日も確実に休めるとみてよいでしょう。

ただし、勤務先によっては残業の機会はそれなりに多くなることもあります。とはいえ、家庭を持っている看護師にとっては、土日を確実に休めることは大きなメリットとなるはずです。

 

社会常識が身に付く

治験コーディネーターの仕事では製薬会社の方との取引もあり、名刺の交換方法など社会人としての基礎が身に付きます。

看護師として働いていると社会の一般常識に疎くなるとよく言われますが、社会常識が看護師として身に付きます。

 

治験コーディネーター(CRC)の仕事は将来性が高い

それから将来性。治験コーディネーター(CRC)の歴史はまだ浅く、これからニーズが増えていく職種です。今後製薬会社による治験業務のアウトソーシング化が進めば、需要はますます伸びていくことでしょう。これからキャリアを積み重ねていくチャンスに恵まれた仕事と言えます。

 

医療関連の資格さえあれば未経験でも転職可能

この歴史の浅さとニーズの拡大と関わってくる点ですが、未経験でも就職可能な点も治験コーディネーター(CRC)の重要なメリットです。ほとんどの求人情報では、看護師や薬剤師などの医療関連の資格さえ取得していれば、未経験でも応募が可能となっています。

 

教育環境が用意されているところが多い

仕事に慣れるための教育環境も用意されているところが多く、それまでまったく経験がない看護師が新しいキャリアを目指す場合でも、一歩が踏み出しやすい環境です。転職を検討する際には、看護師求人サイトのキャリアコンサルタントとよく相談し、こうしたメリットを検討してみましょう。

 

成果主義の企業では大幅な給与アップが見込める

成果主義の企業へ就職した場合は、大幅な給与アップが見込めます(もちろん、成果を出すことができた場合の話です)。病院に所属する院内CRCだとそうはいきませんが、例えば外資系の製薬会社などは日本の企業と違い成果主義が導入されているケースもあります。

今よりも給与アップを希望する看護師は、ぜひこういった企業を探してみると良いでしょう。

 

薬剤や疾患、臨床検査についての知識がつく

CRCはプロトコールを熟知する必要があるため、薬品知識を身に付けることができる上、疾患や離床検査値や意義についても詳しく学ぶこととなります。担当したプロトコールの数だけ知識が付きます。

また、薬理学や薬事法も関係するため看護師時代には深く勉強しなかったことを再学習できます。逆にいえば少しの勉強は必要ということになり、デメリットと捉える見方もありますが、治験コーディネーターは元看護師だけでなく、元薬剤師や元臨床検査技師もなれるため、同僚に元薬剤師や元臨床検査技師がいることもあり、同僚から学べる機会もたくさんあります。

 

5.治験コーディネーター(CRC)のデメリット

CRCデメリット

治験コーディネーター(CRC)への就職や転職を目指す場合には、メリット、デメリットの両方を把握しておく必要があります。看護師が転職を目指す場合、夜勤や不規則なシフトに悩まされることがないなどどうしてもメリットばかりに目が向いてしまいがちです。どんな仕事にも良い点とそうでない点があり、治験コーディネーター(CRC)も例外ではありません。

 

収入面が病院の看護師より劣る

治験コーディネーター(CRC)のデメリットとしては、まず収入環境が挙げられます。平均年収は看護師よりもやや劣ると言われている一方、600万円、700万円を超える高収入のケースも見られます

つまり、勤務先や成果によって収入に大きな差があるのです。規模の小さな勤務先、あるいは成果主義を導入しているところでは、何年勤め続けても思うように収入がアップしないこともあるので注意しましょう。

 

今までの看護師のキャリアが活かされない

そして、看護師の専門知識が活かせる仕事と言われますが、これまで培ってきたキャリアをすべて活かせるわけではありません。患者を相手にする仕事ではありませんし、医療行為を行うこともないからです。

また、治験コーディネーター(CRC)から看護師の仕事に戻る場合にも、治験コーディネーター(CRC)としてのキャリアが十分に活かされない、配慮されないことがあります。

 

看護業務はできないことが多い

治験コーディネーター(CRC)として派遣されているため、契約に

看護業務や医療行為の委託は受けていない

ことがほとんどです。

そのため、採血やバイタルサイン測定なども行ってはいけないことになっているようです。大きな病院などでは看護師は忙しく、自分で行うほうが合理的だと思ってしまいますが、できないためもどかしさを覚えることもあります。

 

場合によっては全国出張や転勤の可能性もあり

実際の仕事は治験業務が行われる医療機関で勤務することになります。そのため、全国各地に出張する機会が多くなるため、その負担もデメリットして頭に入れておく必要があります。また、全国展開している企業に治験コーディネーター(CRC)として所属する場合は転勤の可能性もあります。

家族がいる都合などで、転勤や出張が厳しい場合は院内治験コーディネーター(CRC)や地域密着型の企業の求人を探した方が良いでしょう。

 

治験コーディネーター(CRC)は外勤が多い

考え方によってはメリットともとれますが、基本は派遣先での患者対応があり、患者来院のない日は書類作成のために会社でデスクワークを行ったり、会議のために帰社したりするイメージです。

パソコンを持って移動する場合や紙ベースでの書類が多いときは、派遣先への外勤が多いと移動に疲れます。

 

治験案件によっては呼び出しや電話対応もある

プロトコールによって救急場面で使用する薬剤などであれば勤務時間外でも被験者として条件が合致するかなどの判断のため問い合わせ治験コーディネーター(CRC)にあります。

また被験者からの問い合わせも受け付けている会社などもあるので、その場合は被験者の電話相談も治験コーディネーター(CRC)が行うことになります。 

 

医療施設へ出向くことが多いと残業も増える

治験コーディネーター(CRC)として、他の医療施設へ出向くことが多いとその分残業も増えてしまいます。移動時間がロスタイムとなり、オフィスに戻ってからデータ管理などの事務作業を終わらせなければいけないからです。

また、治験コーディネーター(CRC)は多忙期と閑散期があり、多忙期には毎日オフィスに3~4時間残って仕事をしている人も多いです。

 

転職者は仕事に慣れるまでが大変

今まで看護師としてしか働いてこなかった人にとっては、この仕事に慣れるまでかなり大変かもしれません。治験コーディネーター(CRC)は看護師としての経験が活かせないだけではなく、新しく覚えることがほとんどだからです。

形式的には「中途採用」ではありますが、気持ち的には「新卒」のつもりで挑まないと、挫折してしまうことも考えられます

 

中間管理職的立場でのストレスがある

治験コーディネーター(CRC)は多くの場合は製薬会社と病院やクリニックの依頼を受けて仕事をすることとなります。

そうなると、製薬会社と病院やクリニックとの板挟みになる場合もあります。

治験コーディネーター(CRC)のストレスの事例

例えば製薬会社から依頼された内容を病院やクリニックのスタッフが理解せずに動いてしまってプロトコールが順守できなかった場合、スタッフへの働きかけは必要ですが、スタッフはあくまでも依頼された余分な仕事であることも考慮すると強くは依頼できません。

病院やクリニックによっては、治験を理解していない場合も多く、その場合は製薬会社にも頭を下げつつ、病院やクリニックにも頭を下げる、ということになります。

 

ポイント!

ポイント

治験コーディネーターとはプロトコールの内容を順守し、スムーズに進めるための調整役なので、当然と言えば当然なのですが、このような悩みは治験コーディネーター間ではよく聞かれます。

 

6.CRCとして働く場合の平均年収は?

CRC年収

治験コーディネーター(CRC)の平均年収は、病院勤務の看護師に比べるとやや落ちると言われていますが、職場や勤務環境によって差が生じやすい仕事でもあります。年収は就職や転職における重要なポイントとなるだけに、しっかりと確認しておきたいところです。

 

10年・20年後の年収は未知数

治験コーディネーター(CRC)の平均年収について知っておく必要があるのは勤続年数との関係で、まだこの職種の歴史が浅いため長く従事している人が少なく、10年、20年働き続けた時にどの程度の平均年収になるのか未知数な面があります。

逆に言えば、一般的な平均年収は勤続年数が短い環境での数字になるため、キャリアを重ねていけばより高い収入を得られる余地があるでしょう。

 

勤続年数5年で500万程度?

勤続年数が5年程度で年収500万円程度が相場と言われています。看護師の平均年収は430万円程度ですから、5年間勤務し続ければ、それを上回る収入を得ることができることになります。

冒頭で平均年収はやや劣ると書きましたが、着実にキャリアを重ねていけば必ずしもそうとは言えないわけです。

 

勤務先が大手の場合は700万円?

知っておきたいのは勤務先が大手かそうでないか、あるいは成果主義を導入しているかどうかで年収に大きな差が出てくることです。結果を出している人では年収700万円を越えるケースがある一方、勤続年数を重ねても思うように給料が上がらないケースもあります。

それだけに、どの企業にどんな環境で就職や転職するかが、年収を決める重要な鍵となります。

 

7.良い求人を見つけるための条件

CRC良い求人

治験コーディネーター(CRC)の良い求人についてみてみましょう。多くの看護師は病院勤務からの転職を目指してこの仕事を目指しますから、自然と病院勤務と比較したうえで良い求人かそうでないかを判断していくことになります。

 

出張が少ない求人は人気がある

治験コーディネーター(CRC)の良い求人として、職場によっては「出張が少ない」点が挙げられます。ただし、勤務先によっては依頼に応じて治験業務を行うため、全国各地に出張するケースがあります。

また、夜勤や残業が少ない点がメリットとして挙げられますが、その分出張の負担が大きくなる可能性があるのです。求人情報をチェックする際には、出張の頻度や範囲を確認しておきましょう。

 

もちろん収入面が良い求人の条件

それから収入面です。治験コーディネーター(CRC)の収入は、勤務先や勤務環境によってかなり差が出てきますが、全体的に見て、病院勤務の看護師に比べるとやや低くなります。

それだけに、できるだけ高い収入が確保できる求人をチェックしていきたいところですが、この点は病院勤務の看護師同様、就業環境の負担が大きければ大きいほど給与が高くなりますから、上に挙げた出張の頻度なども考えながら検討していくことになります。

 

その他、良い求人の条件

他には、通勤の利便性や具体的な仕事内容のチェックも必要です。仕事内容に関しては、データマネジメントや品質管理、システム開発などの仕事も担当することになります。

つまり、営業や事務のスキルも求められますから、こうした看護師とは縁のない業務がどれだけあるのか、自分が適用しやすい環境の求人を選んでいくようにしましょう。最後に、教育環境の充実もポイントです。

 

治験コーディネーター求人の探し方

治験コーディネーターの仕事は企業看護師求人と呼ばれます。そのため、探すのは、雑誌やハローワークではありません。なぜなら病院と考え方が違うからです。看護師専門の看護師求人サイトに多く治験関連の転職情報が掲載されています。

看護師専用の求人サイトは完全無料でプロの転職コンサルタントがサポートしれくれる、求人紹介会社が運営しています。看護師全体の4人に1人は利用しています。全国に40社以上あるため、治験関連の求人が出て、質の良い求人サイトは以下の通りです。

【全国対応】マイナビ看護師
治験特集やセミナーなども積極的に行っています。

 

【全国対応】看護のお仕事
看護師求人保有数が日本最大級です。企業関連、治験関連求人も多くあります。

 

【全国対応】ナースフル
リクルートが運営する看護師求人サイトです。基本的には企業とグリップが高いリクルートならではの治験関連の求人があります。

 

※できれば上記3サイトに無料登録をしてより良い治験の求人を探しましょう。
※複数登録は各求人サイトとも認めています。
※転職の相談から、転職後のサポートまで完全無料で利用できます。
※悩んでいる方も相談から行えます。
※働きながら転職する方の場合でも、求人を専任の担当者が探してくれます。

 

8.まとめ

まとめ

治験コーディネーター(CRC)が自分に向いているのかどうか、悩んでいる看護師も多いでしょう。看護師としての専門知識が活かせる仕事である一方、これまでのキャリアを十分に活かせない可能性もあります。病棟勤務で培ってきた患者に対するサポートやコミュニケーションのスキルは、この仕事にはあまり重要ではありません。

 

この仕事が自分に適しているのかよく考える必要がある

治験コーディネーター(CRC)から改めて病院勤務に戻ろうと考えた時にも、そのキャリアがあまり繁栄されない面があります。そのため、この仕事が本当に自分に適しているのかどうか、自分なりのメリットを探していく必要があるのです。

 

メリット・デメリットを両方踏まえた上で転職の判断を

治験コーディネーター(CRC)のメリットの探し方では、まず就業環境に目を向けましょう。病棟勤務に比べて夜勤や厳しいシフト、休日出勤などが少ない点がメリットとして挙げられますが、一方、出張の機会が多くなるため、その点の負担が自分にとってどうなのかをよく検討したうえで判断するとよいでしょう。

 

目的を定めた上で求人探しをしよう

それから収入です。治験コーディネーター(CRC)の収入は成果主義が導入されていたり、勤務先によって収入に差ができるケースが良く見られます。逆に言えば、とにかく高収入を目指すか、ゆとりを持って働ける環境を目指すか、目的を定めたうえで求人探しを行っていけます。

最後までありがとうございました。



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この記事を書いた人

都内の大手総合病院で3年、その後保育園看護師として1年勤務し、パート看護師・派遣看護師として様々なジャンルを体験。現在は、今までの経験を活かして看護師ライターとして活動中です。現役看護師や潜在看護師の皆さんの転職成功をサポートできるような情報を発信していきたいと思います。


カテゴリー:企業看護師

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この記事を書いた人:kameko
(公開日:)(編集日::2017年08月04日)

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5 コメント・感想

  1. […] 治験関連に興味がある看護師の方は「治験コーディネーター(CRC)とは?|看護師が知りたい7つの事」を確認してみてください。 […]

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