プリセプティへの悩み解決策!良い関係を作り成長を促す方法

プリセプティ 悩み 解決

最近は、ほとんどの病院が教育システムとして新人看護師を一定期間先輩看護師がマンツーマンでさまざまな看護を学べるよう教育・指導するというプリセプターシップを導入するようになりました。

しかし、病院によっては2年目・3年目という看護師歴が浅いにも関わらずプリセプターを任すことがあり、任された看護師の中には不安を感じる人も多いでしょう。

ここで頭に入れておいてほしいのは、1人で完璧にプリセプターをやり遂げる必要はないということです。他の誰かに意見を聞き相談して、時には厳しく指導もしてもらいます。看護師はどんなときもチームプレーです。

そんなプリセプターデビューをするみなさんが、少しでも不安を解消できるようなノウハウを実例と一緒に紹介したいと思います。

1.欠勤を繰り返すプリセプティへの対処法

欠勤 繰り返す 看護師

私が初めて担当したプリセプティのことです。最初の研修は順調に進み、病棟での業務がはじまりました。明るくてハキハキとしておりとても好印象で、休憩時間にもプライベートの話をするなど良い関係性が気付けていると自分では思っていました。

しかし1ヶ月くらいから、体調不良・身内の危篤・腹痛、発熱など、こちらから出勤しなさいとは到底言えないような理由で頻繁に休むようになったのです。

そこで私はエルダーに相談を持ちかけ、新人看護師への教育を協力してもらうことでなんとか1人前の看護師に育て上げることができました。

 

不安や悩みはエルダー看護師に相談しよう

エルダー看護師とは、プリセプターシップが効果的におこなわれているのか、そのためにプリセプターはプリセプティによい指導をおこない、よい関係性を気付けているのかなどを客観的に評価する役割を果たします。

そして、時にはプリセプターの指導への助言や、指導する上で困っていることを一緒に考えて解決策を見つけられるよう手助けをするなど、プリセプターにとっての相談役をでもあります。

 

第三者をいれることで関係が上手くいく場合がある

エルダーは、私が直接プリセプティには言えなかった「自分の関わりが悪いのでは?負荷をかけすぎているのでは?」という思いをプリセプティに伝えてくれました。

プリセプティは「社会人になって戸惑いも多くて、仕事は続けたいけど毎日出勤するのが嫌だった」という素直な気持ちも聞くことができました

私は「仕事は続けたい」という気持ちが聞けたことが何よりも嬉しく感じ、3人の話し合いの中で「まずは欠勤しないことをこの1ヶ月の目標にしよう」と決めました。それ以降、プリセプティは欠勤することがなくなりました
 

エルダーが一緒にサポートしてくれた

さらに、定期的にエルダーがプリセプティに声をかけてくれるなど、一緒になってサポートしてもらえました。

結果、そのプリセプティは1年目が終わる頃に日勤業務の自立をすることができました。2年目は他の看護師が担当しながら、他の新人より半年遅れではありますが夜勤業務の自立もすることができました。

 

2.バカにしたような態度をとるプリセプティへの対処法

バカにしたような態度 プリセプティ

ある年、私は自分より年上の大学卒業後に大手薬品会社に勤務していたという経歴をもつ新人看護師を担当することになりました。薬品会社に勤務していたということもあって「ある程度知識はあるだろう」と、それ程指導が大変ではないだろうと安心していました。

ところが私の出身看護学校をバカにしたような態度をとる・技術を指導するたびに「でもこれって必要ありますか?」や「○○さんはどれくらいで合格もらえましたか?」と不愉快になるような突っ込みや質問が多く、「完全になめられているな」と感じました。

エルダーに相談をしたところ「社会人としてのスキルはあなたより上かもしれないけれど、看護師としてはあなたの方が先輩なのだからもっとしっかりしなさい」と指摘を受け、それ以降毅然とした態度で接することで問題解決に至りました。

 

自分に自信を持つことが大切

私は「なめられてる?」と感じる以前から、自分の経歴よりもプリセプティが上だということだけで引け目を感じてしまっていたのだと反省しました。まだプリセプターとして自信があるわけでもなかったので、プリセプティから指摘されたら答えられるだろうかという不安もありました。

たしかに、社会人経験をしてきてある程度仕事はできるからこそ、プリセプターとプリセプティというあるべき立場が崩れてしまっていました。立場が崩れては上手くいかないので、自分に自信を持つことが大切です。

 

先輩らしく堂々と接していれば良い

指導のたびに「でも」と必ず言うプリセプティに、「何でも否定しているようでは、看護師として大切なものは吸収できないですよ?」と伝えました。

それまでと違って、冷淡な態度で接していたかもしれませんが、仕事とプライベートは別だということを知って欲しかったので、休憩時間には今までどおり楽しく過ごせるよう意識しました。
 

徐々にプリセプティの態度が変わった

そのスタンスは変えることなく関わっていくうちに、プリセプティの態度も少しずつ変化し、「教えてもらってもいいですか?」とプリセプティから声をかけられたことが嬉しかったのを覚えています。

 

3.プリセプティと良い関係を築くことが大切

信頼関係 看護師

プリセプターシップを効果的におこなうためには、お互いの関係性が重要です。関係性と言うと難しく感じますが、簡単に言えば私たちが日常的にしているコミュニケーションです。

信頼関係が築けるタイミングは、休憩室でのたわいもない会話かもしれません。困っていることにいち早く気づいて声をかけることかもしれません。的確でときに厳しい指導かもしれません。

どんな関わり方がプリセプティにとって自分を信頼してもらうきっかけになるかはわかりませんが、相手を知ろう・一緒に成長したい・一緒に頑張りたいというプリセプティを思う気持ちがよい関係性につながるのだと思います。

 

良い関係が築けないとプリセプティは成長できない

後者のプリセプティと私のように関係性が崩れていては効果的な教育、指導はおこなえません。

最初の「なめられてる?」と感じたままの関係性であったら、もしかしたら私が看護師を続けていないかもしれませんし、プリセプティの1年を無駄にさせてしまうことや、看護師という仕事の責任や楽しさ、やりがいも教えられないままだったかもしれません。

 

いつも患者にしていることをすれば良い関係は作れる

患者によい看護を提供するためには、相手に寄り添います。そのためには相手知るためにさまざまな情報収集をしますよね。不安や緊張があれば何が不安なのか傾聴したり、少しでも安心して入院生活が送れるように一緒に考えたりします。

好きなことがあればそれに向かって治療を頑張れるよう励まし、支えます。そのような私たちの関わりがあるからこそ、患者は私たちを信頼して治療やケアを任せてくれます。

このようにプリセプターとプリセプティも、形は違っても患者に接するような同じコミュニケーションを経て関係性を築きます。

 

まとめ

プリセプティ プリセプター 関係

1人の新人看護師を立派に育て上げるには、チームで協力することが大切なのです。

同じ看護師であっても、指導の方法や看護の考え方は異なります。だからこそ、プリセプティにとってもたくさんのことを吸収することで、偏った看護能力になることを避けることができます。

もし、エルダーというポジションがなければ自分の先輩や上司に相談してもいいでしょう。チームで新人看護師を育てていくという意識を持って、それ程硬くなりすぎずにプリセプターデビューをしましょう。

プリセプターデビューはいつか必ず経験します。最初は戸惑うことも、悩むことも、情けなく感じることもあるかもしれません。しかし、それも自分自身が看護師として成長するための勉強です。

看護師は日々勉強です。毎年新人さんから学ぶこともたくさんあります。一緒によい看護を提供する仲間として、「看護師になってよかった」と思ってもらえるような教育、指導していきましょう
 

azuki

【東京都/30代前半・資格:看護師】

高校卒業後、大学に進学したものの将来の方向性に悩み中途退学。その後、学生時代から勤めていたアルバイト先で看護師という仕事に魅力を感じ、社会人経験を経て看護師になりました。看護師としての経験はまだ浅いですが、他の職種での経験を活かした視点で、どんなときも患者さんを思った優しさのあるケアができる看護師になることを目指しながら、皆様に独自の視点での役に立つ転職情報を配信していきます。

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