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マチルダ

現役看護師

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( 看護師 )

田舎の求人を選ぶ看護師の注意点とは?

マチルダ
現役看護師 マチルダ

田舎の病院というと、「自然豊かな環境の中でゆったりと働けそう」「家庭との両立ができそう」等というイメージが多いでしょう。

田舎といっても「ベッドタウンと言われるような比較的人口の多い場所」「僻地と呼ばれる人工が少ない場所」等、地域によっても病院の状況には違いがあります。

今回は、病院の特徴についても触れながら、田舎の護師求人を選ぶ際の注意点についてご紹介します。

1.田舎の病院の特徴を知ること

田舎の病院の特徴を知る看護師

ひとくくりに田舎といっても、地域によってそれぞれの特徴がありますが、地域の人口を目安にすることで求人を選ぶ段階で、ある程度病院の特徴を知ることができます。

以下に比較的人口の多い病院の特徴と、人口の少ない地域(僻地)での病院の特徴をご紹介します。

 

 比較的人口の多い地域の病院の特徴

大学病院や公立病院などの大病院はなくても、総合病院など急性期の治療も積極的に受け入れている病院が多く、比較的医療水準の高い環境であることが比較的人口の多い病院の特徴です。

さらに、急性期から慢性期・終末期、所によっては在宅医療にも力を入れている病院も多いです。

 

ポイント!

ポイント

住宅地の場合は、働き手となる世代の人口が多いため、比較的労働力も安定している職場が多い特徴があります。

 

人口の少ない地域(僻地)での病院の特徴

中小規模の個人病院が多く、急性期よりも慢性期や療養型の患者に対応している病院が多いことが人口の少ない地域での病院の特徴です。

 

補足説明!

ポイント

人口の少ない地域では、医療を必要とする人に対して医療従事者の確保が間に合わず、慢性的に人員不足である病院や医師が不足しているため、看護師の業務負担が増えている病院があることを覚えておきましょう。

 

2.働きたい医療環境を明確にすること

働きたい医療環境を明確にする看護師

田舎の看護師求人を選ぶ際、どのような医療環境で看護師として活躍していきたいでしょうか。

地域ごとに違った病院の特徴があるため、「自分の目指す看護師像と合った環境はどのような場所か」を明確にすることで、求人を選びやすくなるでしょう。

スキルアップを目指している場合と知識技術を活かして活躍したい場合について紹介していきます。

 

看護師としてのスキルアップを求めている場合

看護師としてのスキルアップを望む場合は、「比較的人口の多い地域の病院」を選ぶべきです。

なぜなら、診療科の選択肢も多く、看護師として様々な医療知識・技術を得ることができるためです。

 

補足説明!

ポイント

人口の少ない地域(僻地)では、提供できる医療に限りがあり慢性期の病院が多いため、スキルアップを求める環境としては適さないと言えます。

 

自分の知識技術を生かして活躍したい場合

人口の少ない地域(僻地)で働くことは「慢性的な人員不足」「看護師の役割負担」等、デメリットを感じることも多いですが、自分の知識技術を生かして活躍することができることも事実です。

限られた人員の中で働くことは、責任感が大きいですが「アセスメント能力」「判断力」等が磨かれることにもつながります。

 

ポイント!

ポイント

人口の少ない地域では、慢性期の患者対応が多くなる環境ですが急性期の治療を行う病院で得られるスキルとは違った知識や経験が積めるため、新しい知識技術を身につけたい看護師にお勧めです。

 

3.看護基準を満たした人員配置か確認すること

看護基準を満たした人員配置の病院

都心に多くある大病院は、「高度な医療提供」「比較的安定した人員確保」「入院在院日数の短期化」等から、看護基準7:1をとっている病院が多いですが同じ急性期病院であっても、田舎の病院で7:1の看護基準をとっている病院は少ない傾向があります。

看護基準について理解することは複雑で難しいため、面接時などに「人員配置が適切かどうか」を確認しやすいポイントについて以下にまとめます。

 

 勤務ごとに受け持つ患者は何人程度か確認する

面接時などに「病棟の診療科と病床数に対して、1人の看護師が受け持つ患者の人数が何人程度か」を確認することで、適切な人員配置がされているか確認することができるでしょう。

 

注意点!

ポイント

病院によっては、非常勤看護師や時短勤務の看護師も1日の勤務看護師の人数に加算されますが、実際には受け持ちは持たずにフリー業務を担っていることもあるため、常勤看護師の業務負担が多い場合があります。

 

夜勤の人員配置を確認する

看護師が不足している病院の場合、急性期病棟であっても看護師と看護助手で夜勤を組んでいることがあります

そのため、「夜勤の看護師の人数」「看護師だけで夜勤を組むのか」「看護助手と夜勤を組むのか」等を確認することで夜勤時の業務状況を知るポイントになるでしょう。

 

医療依存度の高い患者が多い病棟だと看護業務が多くなる

急性期・亜急性期・終末期の看護にあたる病棟の場合は、医療依存度の高い患者が多く、看護師の担う業務が多くなるため、看護助手と組む夜勤に不安を感じる場合もあるということを認識しておきましょう。

 

看護方式について確認する

看護方式について理解することで、その病院がどのように業務を行っているのかイメージすることにつながります。

現在主流になっている看護方式は、

  • チームナーシング
  • プライマリーナーシング
  • モジュール型看護方式(チームナーシングとプライマリーナーシングを合わせたもの)
  • 機能別看護方式

等があります。

看護方式の特徴分けをしたものは、以下の通りです。

プライマリーナーシングやPNP ・看護師の人員が確保されていることが必要
(患者を1人~2人の看護師が入院から退院に至るまで一貫して担当するため)
チームナーシングや機能別看護方式 ・少ない人数でも業務を効率よく回すことができる

どのような看護方式を導入しているのかを確認することで、病棟の業務の流れをイメージできるとともに、「看護師の人員が満たされているかどうか」も見極めるポイントとなるでしょう。

 

補足説明!

ポイント

PNP(パートナーシップ・ナーシング・システム)とは、近年都心の病院を中心に導入する病院が増えてきている、2人の看護師が共働して複数の患者を受け持つ方式です。

 

4.福利厚生を把握すること

田舎の看護師求人では福利厚生を確認する

福利厚生が充実していることは、働きやすさにつながります。

都心の病院と比較すると、田舎の病院はワークライフバランスのとりやすい環境とは言えますが、各種手当が非常に低い金額の場合があります。

田舎の病院で看護師として働くにあたって「長期的に働きやすい環境かどうか」を判断するためのチェックポイントを以下にまとめます。

 

休暇の取得率を確認する

複利厚生を把握するために「公休が確実に取れているのか」「有給消化率はどうか」等、休暇の取得率を確認してみましょう。

病院によっては、求人票にすでに年間休日数を載せている病院もあり、年間休日数が120日以上であれば、有給休暇を含め休暇の取得率は良いと判断できます。

 

介護休暇・有給病欠の有無も確認する

田舎の看護師求人を探す際は、子の看護休暇や介護休暇、自身が体調を崩した時の有給病欠の有無も確認しておきましょう。

慢性的に人員不足と言われるような病院であっても、「家庭との両立に理解があり、スタッフが協力し合って休暇が取得できるようにしている病院」や「人員が潤っていても休暇がとりづらい病院」等があります。

そのため、人員の配置状況と休暇の取得状況は、それぞれ確認して自分にとって合う環境を総合的に判断する必要があるでしょう。

 

各種手当の内容・金額を確認する

例えば夜勤手当は、一般的に1回の夜勤につき1万円程度の病院が多いですが、田舎の民間病院などの場合、1回の夜勤につき5,000円~7,000円程度という病院も存在します。

夜勤手当が安い場合であっても、夜勤は身体的な負担がかかる勤務で業務量は変わらないため、妥当な夜勤手当の支給がある病院を選ぶべきです。

 

通勤手段と通勤手当を確認する

田舎の病院では車通勤をするスタッフが多くなるため、通勤手当や駐車場の費用の有無などの確認が必要です。

公共の交通機関を利用する場合は、「交通機関の本数が多くない場合」「駅から病院までの距離が遠い場合」等があるため、シャトルバスの有無や利用可能時間についても確認しておきましょう。

 

ポイント!

ポイント

看護師はシフト制の勤務であるため、いざ通勤を始め「通勤時間帯に利用できる交通手段がない」ということにならないためにも事前に調べておくことが必要です。

 

子育て支援制度・施設があるか確認する

田舎では、保育園の数や場所も限られているため、勤務先に院内保育や学童保育が設置してあればとても助かります。

そのため、「子育てをしている看護師」や「将来的に結婚や出産を考えている看護師」であれば、子育てしやすい環境が整っている病院を選ぶと良いでしょう。

 

ポイント!

ポイント

「子育て中の看護師」「子育てを終えた看護師」等が多く働いている病院は、仕事と家庭の両立に理解があることが多く、残業軽減や休暇取得に対して協力し合って働いている環境である可能性が高いため、両立したい看護師にお勧めです。

 

5.まとめ

田舎では、生活面・看護師としての自分に合った働く環境を選択するためには、

  • 田舎の病院の特徴を知る
  • 働きたい医療環境を明確にする
  • 看護基準を満たした人員配置化を確認する
  • 複利厚生の確認をする

等に注意することが必要です。

田舎の看護師求人を探している看護師が心地よく仕事できる環境と出会うために、この記事が参考になれば幸いです。

記事の内容に関しては、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用をお願いいたします。


都内の総合病院で7年、その後首都圏応援ナースとして、3年間都内外3ヵ所の病院で看護師として活動。現在は都内の病院で勤務中です。
その間、単発派遣看護師としてデイサービス・訪問入浴・老人ホーム・イベントナースなど、様々な場所での勤務も経験しています。今までの経験を生かして、少しでも皆さまのお力沿いができればと思い、看護師ライターとしての活動を開始しました。皆さまの日頃の悩みの解消や、転職活動をサポートできるような情報を発信していきたいと思います。

看護師としての経歴

保有資格 ・正看護師・保健師
年齢 ・埼玉県/33歳
職務経験 ・総合病院・地域中核病院
診療科経験 ・消化器内科・耳鼻科・脳神経外科・整形外科・緩和ケア病棟
・デイサービス・老人ホーム・訪問入浴・イベントナース

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カテゴリー:看護師転職に必要な知識

(公開日:)(編集日::2017年08月04日)

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