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ZERO

看護師ライター

ZERO

( 准看護師 )

脳神経外科病棟で働く看護師と患者さんの特徴について

ZERO
看護師ライターZERO
脳外科 看護師

総合病院ではずっと整形外科病棟で勤務していた私でしたが、学生ということもあり病棟異動をすることになりました。その異動先が脳神経外科だったのですが、整形外科とは正反対と言っていい程の違いがありました。ここでは私の経験を元に脳神経外科病棟の特徴について書いていきます。

 

1.脳神経外科病棟には高齢の患者さんが多い

脳神経外科病棟には高齢の患者さんが多い

脳神経外科病棟には、まれに若い患者さんも入院していますが、それでも全体の90%は高齢の患者さんで病棟を占めています。

 

高齢者に多い疾患から脳の疾患に併発する

高齢の患者さんが多い病棟の主な原因として、血管が詰まると脳梗塞に、高血圧だと脳出血に転倒して頭を殴打すれば外傷性くも膜下出血など、高齢者に多い疾患から脳の疾患も併発することが多い事にあると思います。よって高齢者は脳疾患にかかるリスクが高いのです。

 

2.後遺症により麻痺が残るのでトランスは全介助

後遺症により麻痺が残るのでトランスは全介助

脳の疾患には血管の損傷だけでなく、体に麻痺が残ることがあります。麻痺の部位は様々で、上下肢、上肢のみ、下肢のみなどがあります。全く動かない全麻痺、少しだけ動かすことが出来る麻痺もあり程度も患者さんによって様々です。

 

正しいトランスの基礎看護技術を見直すことが大切

全く動かないとなると力も入りませんので車椅子へのトランスは重労働になります。例えば下肢に力は入っても上肢が全麻痺であれば患者さんは掴まる事も出来ません。時には2人がかりで行うこともあります。とても大変ですが、患者さんにとって離床してリハビリをすることはとても大切なことです。トランスは無理をせず、自分自身も体を痛めないように正しいトランスの基礎看護技術を見直すと良いと思います。

 

脳神経外科病棟の患者さんの食事・入浴も介助

こちらも麻痺の為、食器を持つ事が出来なかったり嚥下機能が低下するとむせ込んだり、思うように食事が摂れません。

誤嚥を防ぐ為にも見守り、時には口に運ぶなど介助が必要になります。入浴も同様です。浴場までの移動、衣服の着脱、洗いたい場所が上手く洗えないなどの障害が出てきますし、床も滑りやすくなっています。必ず付き添い、介助をします。

 

3.患者さんのストレス緩和も看護師の重要な仕事

脳神経外科病棟の患者さんは会話が困難な場合もある

脳の疾患は言語障害だけでなく、時に人格も変えてしまうことがあります。認知症が進むこともありますし、体が思うように動かない事へのストレスなどで攻撃的になってしまう事もあるようです。

 

患者の家族への協力を促すことが大切

患者さんがストレスで攻撃的になる場合にはなるべくストレスの緩和につとめ声かけをしていく事が大事だと思います。ですがずっと1人の患者さんに付きっきりになる事は出来ないので、家族へのフォロー(疾患の説明、患者さんが置かれている状況、どう向き合って行けば良いかの相談など)をしつつお見舞いに来てもらい話し相手になってもらうなど協力が必要になってきます。
 

4.患者さんの急変に立ち会うことが多い

患者さんの急変に立ち会うことが多い

脳外科では突然の意識レベルの低下、呼吸停止、新たな出血などが起きる事があります。場合によっては呼吸器の装着、緊急手術になる事があります。

 

患者さんの変化を見逃さないようにしよう

急変はいつ起きるか分かりませんし、前兆があっても患者さんは話す事が出来ない事があるので発見時にはより迅速な対応が求められます。慢性期になっても患者さんの少しの変化も見逃さないようにし、声かけ、バイタルサインのチェックをしていきましょう。

 

5.患者さんがストレスから昼夜逆転する事がある

意識障害によるせん妄やストレスから昼夜逆転することがある

せん妄が起きると夜間不安になったり攻撃的になることがあり、殆ど寝ずに朝を迎える事になります。ストレスの原因は、手術後などの突然の環境の変化もあげられます。

 

患者さんの不安を少しでも和らげよう

せん妄になると眠気によって食事が摂れなかったり、離床出来ないと日中ベッドで過ごすことになりまた夜間眠れなくなるという、悪循環に陥ります。体調不良にも繋がり、思うように動けなくなってしまいます。

もしせん妄になってしまったら内服を調節、なるべく環境を変えないなどの対応が必要となります。看護師は落ち着いてゆっくりと患者さんに話しかけ、少しでも不安を和らげられるようになると良いです。そして日中は離床し、活動できるよう促しましょう。

 

まとめ

上記に、私の経験から脳神経外科病棟の特徴をあげてみました。こうしてみるとかなり重労働かつ急変の対応に追われるなど、大変だと思います。実際の所、とても忙しい病棟でした。先程述べたように日常生活の全てと言って良いほど介助が必要になってきます。そして初めて急変に立ち会った時は先輩のやり方を見ているだけで何も出来なかった記憶があります。とても緊張してしまい、思うように体が動かずウロウロしてしまい怒られる事もありました。そしていくら実習で練習しても現場に出れば違うのだと痛感しました。

慣れていく事には時間がかかるかもしれませんが、出来ないからといって逃げずに落ち着いて対応していきましょう。先輩のやり方を覚えたり、救急用の物品の場所や使い方も覚えておきましょう。

脳神経外科病棟で勤務することは大変である分、やりがいもあると思っています。疾患は重症度が高いですが、人によっては手術からの経過が長くても元気になって退院する患者さんもいます。中には入院時には全く喋れなかったけれど退院時には会話出来るまでに回復した患者さんがいた時は、勤務をしていて良かったと思いました。そういった所からもやりがいを見つけられると良いと思います。


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この記事を書いた人

総合病院で勤務しながら看護学校に通い、准看護師の資格をとりました。
内科、整形外科、脳神経外科病棟の勤務を経験し、5年のブランクを経て整形外科のクリニックに勤務。現在は退職し派遣を経験しつつ、育児に専念していますが、新たな現場での職場復帰も目指しています。
私の経験が皆さんのお役に立てるよう、頑張りたいと思います。


カテゴリー:看護師の仕事内容・業務

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この記事を書いた人:ZERO
(公開日:)(編集日::2017年07月26日)

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