CRA(臨床開発モニター)とCRO(開発業務受託機関)比較!看護師転職はどっちが良い?

CRA(開発業務受託機関)とCRO(臨床開発モニター)比較

私がCRA(臨床開発モニター)を希望し就職活動をした際に紹介されたのはCRO(開発業務受託機関)とCRA(臨床開発モニター)特定派遣のふたつでした。違いはよくわからなかったのですが、どちらも面接を受け内定をもらいました。

CROはCRA特定派遣よりも年収はかなり良かったのですが、最終面接で社長が出てきて「うちは〇〇〇万円だしますよ。こんないいところ他にないでしょ!」と言われ印象は最悪。この業界ではトップクラスのようでしたが、かなり引きました。

最終的にはCRA特定派遣の方を選びました。こんな理由で選んだCRA特定派遣、後にこっちにしておいて本当に良かったと思うことになるとは思いませんでした。

CRAへの転職をお考の方は参考にしてみてください。

  • CRO(Contract Research Organization)とは
    日本では「開発業務受託機関」製薬会社等から治験業務の受託業務を受け開発をする会社になります。
  • CRA(Clinical Research Associate)とは
    臨床開発モニターのことで、治験に関する業務(チェック・報告・治験手続き)などを行う仕事です。

1.CRA派遣会社へ入社・メーカに派遣されるまで

CRA 派遣会社 入社

入社した会社では直ぐに製薬会社(以下、メーカーと記載)へ派遣されるわけではなく、約1か月間GCPやパソコン操作、ビジネスマナーの研修を受けました。

 

派遣会社の営業担当に勧められるまま面接へ

病院の仕事とは違い全くの畑違いなので、まず長時間座っていることが苦痛でしたが体力的には楽です。大方マスターした辺りで営業の方から「〇〇製薬の面接があります。受けてみますか?」と打診があり(打診といっても、ほぼ否応なく)メーカーの概要とミニ知識を説明されました。そしていざ面接へ。もちろん会社の営業担当も同行してくれます。

 

メーカの面接で聞かれたこと

面接官はメーカーの人事部長と臨床開発部長、その他課長が数名。私はCRA未経験だったこともあってか臨床試験の話はほとんどなく、話の内容は主に病院でどのような領域を経験したのか、病院勤務で治験の被験者と関わりを持ったことがあるのか、看護師なのになぜ治験をやってみたいと思ったのか、といった内容を詳しく聞かれました

また、私が働いていた病院は治験を多く実施していたため「〇〇教授とは面識はありますか?」「〇〇科の〇〇先生にはお世話になったんだ」など、教授や医師の内輪話などなど。そんなこんなで特定派遣先が決まりメーカーでの仕事が始まったのです。

 

 

2.臨床試験の現状・CROのCRAは辛い?

臨床試験 現状 CRO

殆どの臨床試験がそうだと思いますが、私が担当した臨床試験もメーカーとCROで実施していました。CRA一人あたり2~3つの医療機関を担当します。臨床試験を依頼する医療機関は主にメーカーが選定しますが、立ち上げから実施開始はメーカーの力を借りながらCROのCRAが実施します。

 

CROが臨床試験の可否を担っている

ちなみにメーカーの人員は実質約10人、CROは恐らく40人弱はいたのではないかと思います。この人数からもわかるように、殆どの医療機関をCROのCRAが担っているのです。CROが臨床試験の可否を担っているといっても過言ではありません。実務を行っていく色々な場面で、折にふれて思っていたことがあります。私、CROの人間じゃなくてよかった。CROの人達って辛いだろうな。と。

 

CRCからのCROのCRAに対する目はとても厳しい

臨床試験は細かい決め事が多くあり、少しでもミスをすると逸脱となり試験結果に支障をきたすことになります。そのため医療機関にいるCRCからの問い合わせはとても頻繁にあります。ここで下手に回答して後々困ったことに。といった事態は少なくはありません。この事態を避けるためにCROのCRAはほぼ必ずといっていい位にメーカーへ問い合わせてきます。

 

CROは正確な情報を求めメーカに問い合わせるため時間がかかる

正確な情報をCRCに返答できるといった面ではメリットですが、時間がかかります。CRCは今、将に被験者が目の前にいて困っているから担当のCRAに聞いているのに、なぜこんなに時間がかかるのか。と苛立ちを覚えるのです。

その結果CRCは(CROのCRAはダメだわ。面倒だから直接メーカーに問い合わせよう)と考え、困った時には担当のCRAではなく直接メーカーに問い合わせてくるようになります。CRCのこういった考えもわからなくはないのですが、しかしそうなるとCROのCRAとCRCとの信頼関係は徐々に崩れ始めてきます。

 

ポイント!

ポイント

試験期間は長いのです。その間に様々な出来事があり信頼関係は完全に崩れてしまって「もう〇〇CRAには任せられないから代わりにメーカーのCRAに変更してください」と言われてしまうこともあるのです。

 

メーカーからCROへの被験者集めのプレッシャーが大きい

メーカーからCROへの「被験者集め」のプレッシャーは非常に大きいです。臨床試験には決められた数の被験者がいなくてはなりません。被験者が目標数に達しなければその臨床試験はパァです。臨床試験には莫大なお金がかかっています。

そしてメーカーからCROへも莫大なお金が支払われているのです。だから何としても被験者を集めなければなりません。それもある決められた期間で。被験者の要件は細かく、該当する人が沢山いるわけではありません。

たとえいたとしても必ずしも承諾して被験者になってくれるというわけでもありません。

 

被験者の要件に該当する人がいないのに探し出さなければいけない

医療機関へも莫大なお金が支払われているので、何としても被験者を獲得してもらわなければならないのです。メーカーはCROへ毎日のように被験者獲得の状況を確認し力を尽くすようプレッシャーをかけるのです。被験者の要件に該当する人がいないのに探し出せ。というのは非常に酷なことです。ですが、やるしかありません。

 

まとめ:看護師転職はCROよりCRA特定派遣がオススメ!

まとめ 看護師 転職 CRO CRA特定派遣

特定派遣でメーカーに所属した私は〇〇製薬の名刺を持っているので、CRCからみれば派遣とはわかりません。更にはメーカーの人達も私が派遣であることを明らかにはせず、むしろ隠していた方が、物事がスムーズにいきやすいから。と言われたことがあります。

 

CROのCRAに比べてCRCとの信頼関係を築きやすい

先程の事例のように、私の担当医療機関で問題が生じて問い合わせがあった場合、メーカー内で多くの事例を経験し知っていることが多く、仮にわからなかったとしても同じフロアーに聞ける人が何人もいるわけだから質問にはタイムリーに正確に返答することができるのです。結果、信頼関係は少しずつ積み重ねることが可能になります。

実際のところはCROのCRAだからといって知識がないというわけではなく、むしろメーカーよりも仕事ができる人が多いのです。しかし残酷にも「肩書」に縛られるCRCは多いというのが現状です。

上記でご紹介したことは、ほんの一例であって、(CROって本当に大変だろうなあ。)という出来事は沢山あります。でももしかすると、CROの方が得だという見方もあるのかもしれません。もしあれば今後の参考に、是非とも聞いてみたいところです。

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監修者

亀岡さくみ看護師

この記事は「」さんが執筆しました。

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