著作者

齋藤

正看護師

齋藤

( 現役看護師)

常勤から日勤常勤(日勤のみ)に転職する看護師のメリット・デメリットとは

齋藤
正看護師 齋藤
日勤常勤に向いている看護師とは?転職するメリット・デメリット

ひと昔前まで看護師で常勤になるためには夜勤をすることが必須条件となっていましたが、近年では日勤常勤(日勤のみ)という勤務形態が普及し、多くのところで夜勤をやらなくても常勤になれるところが増えてきました。

夜勤をやらなくても良いというシフトにはメリットもデメリットも存在します。

そこで、日勤常勤(日勤のみ)を半年間行ってきた目線でメリットとデメリットについて考えてみました。

1.日勤常勤(日勤のみ)看護師に転職するメリットとは?

日勤常勤(日勤のみ)看護師に転職するメリット

まずは、日勤常勤を行う上でのメリットについてです。どのようなものがあるのでしょうか。

 

当たり前ですが「夜勤」がないこと

看護師の中には夜勤が好きな人と嫌いな人に大きく分かれます。夜勤が嫌いな人は勤務形態に夜勤が組み込まれていることだけの理由によって、病棟で働きたくてもクリニックなど夜勤がない職場への選択を余儀なくされてしまいます
 

ポイント!

ポイント

日勤常勤では夜勤がないため夜勤が嫌い、でも病棟で働きたいという看護師でも病棟で働き続けることができます。

 

常勤は子供がいる看護師にオススメの働き方

子供がいる看護師では家庭や子どものこともあるためどうしても夜に出勤するということは気が引けるものです。

家族の協力を得ることが難しく夜勤中は院内の夜間保育に預けて夜勤をしているという子供がいる看護師もいるかと思いますが、夜間保育の保育料が高く夜勤をしていても収入と支出のバランスを見ると夜勤をしている意味がない気がするという子供がいる看護師の意見もあります。

ポイント!

ポイント

日勤常勤は家庭と仕事の両立にもうってつけの勤務形態となります。

 

一般職種の友人と予定を合わせやすい

一般の職種と同じ勤務形態であるため看護職以外の人との予定も合わせやすく、友人との交友や家族との時間の確保が容易になります。

 

不規則な生活習慣からも改善される

夜勤という不規則な勤務をすることで睡眠障害や、ホルモンバランスの乱れによる皮膚トラブル、消化器症状などに悩まされる人もいますが、そんな不規則な生活習慣からも改善されるため、健康を取り戻すこともできます。

ポイント!

ポイント

筆者自身も日勤常勤に切り替えたことで、頻繁に起きていた胃痛や不整脈が改善され、夜勤をやらなくなったことでだいぶ健康的な身体を取り戻すことができました。

 

病棟のことや患者のことを理解しやすいこと

日勤という1番患者のことや治療、病棟の方針に動きがある時間帯にずっといるため、患者のことや病棟のことを1番理解することができます。

また、患者の家族も日中に面会に来ることが多いため患者の家族とのパイプ役にもなることができます。

 

日勤常勤は患者やその他の看護師にとってもありがたい存在

日勤常勤になると夜勤をやらないのに常勤であることに対して申し訳ないと感じる人もいるようです。しかし、夜勤をやっているとなかなか患者とゆっくり接したり、家族と関わったりすることが難しいものです。

また、病棟で大きな動きがあった時も夜勤をしているとなかなかキャッチしにくいものです。そういった情報を全て集約してわかってくれている存在となることから夜勤をやらず、日勤で働き続けてくれている看護師は患者や家族、同僚の看護師にとってもありがたい存在となるのです。

自身も日勤常勤中、師長よりも日勤をしている時間が長くなっていため自然と師長よりも病棟のことに詳しくなっていたということがありました。

 

他職種のスタッフと仲良くなれること

看護師以外の他の職種は大体規則的な勤務となるため日勤でいることが多いです。毎日顔を合わせることとなり気が付いたら一緒に働いている同僚看護師よりも会っているなんていうこともあります。

そして、他の職種のスタッフたちは毎日見かける日勤常勤看護師にいろいろと病棟のことを尋ねるようになります。こうして他職種のスタッフとも仲良くなることができます。

ポイント!

ポイント

他職種のスタッフとも仲良くなっておけばこちらのお願いもすんなりと受け入れてもらいやすく、何かとお得ですから仲良くなっておいて損はないはずです。

 

精神的な負担が軽くなること

夜勤をやる上で1番負担が大きいのは体力面だけでなく精神面もではないでしょうか。

夜勤中は、2交代であれば勤務時間は長いものの仮眠の休憩や患者たちが眠っている時間は座っていることができるため、もしかしたら日勤の方が動き回っている時間が長くなり体力的には負担となるのかもしれません。しかし、精神的な負担を考えれば夜勤の方が圧倒的に重いでしょう。

 

常勤は急変時の精神的負担が少ない

日勤中は急変したら大勢で対応でき、主治医にもすぐに連絡をすることができます。しかし、夜勤は急変してもその日いる数人の夜勤メンバーで対応し、医師も主治医でない場合だってあります。

 

夜中起きて働き続ける苦痛がない

そもそも夜勤が嫌いな看護師にとっては夜中起きて働き続けるということ自体が精神的な苦痛となるのではないでしょうか。そういった面からも夜勤をやらなくなることで精神的な負担はかなり軽くなるのではないでしょうか。

 

2.日勤常勤(日勤のみ)看護師に転職するデメリットとは?

日勤常勤(日勤のみ)看護師に転職するデメリット

次に日勤常勤となることによるデメリットをご紹介します。日勤常勤のデメリットには以下のようなことがあります。

 

給与が普通の常勤よりも劣ること

看護師の給与形態はやはり手当てがつくことによって増額するものであると思います。

特に、夜勤手当は手当ての中でも1番高額となるためお金を稼ぎたい看護師は積極的に夜勤をするほどです。そのため夜勤をやらない日勤常勤は普通に夜勤をやっている常勤よりも給与の額が劣ることとなります。給与面は社会人にとってかなり痛いデメリットとなるのではないでしょうか。

 

休日が少なく感じること

夜勤明けは大体の方が午前中には業務が終了しており、遅くともお昼近くまでには病院を出られるという方が多いのではないでしょうか。

そのため、夜勤明けも勤務をしていながら休日のようなカウントとなり、終わってからどこかに遊びに行くという人も多いのではないでしょうか。

また、夜勤入りも勤務まで時間の余裕があるため勤務前に遊びに行ってから仕事に行くという方もいるかと思います。

 

勤務前後の空いている時間が少ない

日勤常勤は夜勤がない分、こういった勤務前後の空いている時間が少なくなります。特に夜勤明けを休日のように捉えていた看護師にとっては夜勤が無くなったことで休日が少なく感じてしまうかと思います。

また、夜勤入りの前は長く寝ていることができる一方で日勤常勤は毎日朝早く出勤しなければなりません。そのため、自分は日勤常勤であった頃、以前より睡眠不足になっている気がすることもありました。

 

事務系の業務が滞りやすいこと

看護師の事務系の業務って夜勤の空いている時間にこなしているという人が多いのではないでしょうか。

日勤帯は患者のベッドサイドでケアに回ってしまうためどうしても夜勤の静かな時間にまとめてこなすしかないのですが、日勤常勤では夜勤をしていないため事務系の業務をこなす時間がなく事務系の業務が滞る傾向にあります。

そのため、事務系の業務をこなすために残業をしなければならないなんていうこともあります。

 

3.日勤常勤(日勤のみ)に向いている看護師とは?

日勤常勤(日勤のみ)がお勧めな看護師

前述してきたことをまとめ、結論として日勤常勤にはどんな看護師が働くことがお勧めなのかをご紹介します。

 

子供がいる看護師が向いている

子どもがまだ小さくて夜はそばにいてあげたいというような子供がいる看護師では夜勤をしない日勤常勤がお勧めです。

日勤常勤であれば常勤扱いなので日勤しかやらなくてもパートで働くよりも給与面がよく、ボーナスだって支給されます。給与面はやや下がるものの、夜勤中に子どもを夜間保育にいれていた子供がいる看護師ではもしかしたら金銭的な負担は夜勤をやっていたころよりも軽くなるかもしれません。

 

既婚の看護師が向いている

まだ子どもがいなくとも家に帰って家事をしたり夫のご飯を作らなければならないという既婚者の看護師も日勤常勤はお勧めの働き方です。

実際夜勤という不規則勤務による時間的なすれ違いで別れてしまう夫婦もいるため、時間的なズレを生じさせずに看護師を続けていくにはお勧めです。

 

身体が弱いけど病棟で働きたい看護師が向いている

身体がもともと弱い看護師は実は結構多くいると思います。それは、自分が幼少時代に病弱でお世話になった看護師に憧れて看護師を志す人が意外に多いためです。

 

給与面は落ちるが体力や精神面のバランスが取れる

そんな身体が弱い看護師は夜勤を思いっきりやってしまうことで体力的にも精神的にもバランスを崩してしまいがちです。給与面はやや劣ってしまうものの、体力や精神のバランスを維持して長く働くためには日勤常勤という働き方が望ましいかと考えます。

よく、夜勤がないからとクリニックを選択する看護師もいますが結局拘束時間は長く1人で行わなければならない業務が多いため身体が弱い看護師では精神的にも身体的にもバランスを崩しやすくなります。

たくさんの看護師がフォローしてくれる環境であり、拘束時間が短い日勤常勤という働き方は意外にも身体が弱い看護師には働きやすい働き方なのです。

 

 まとめ

まとめ:病棟勤務がいいけど夜勤はやりたくない看護師

いかがでしょうか。まだ、福祉施設などでは看護師の日勤常勤を承認しているところは少ないと聞きますが女性の雇用を促進している現代社会だからこそこれから日勤常勤ができる医療施設や介護施設は増えてくるように思います。

病棟で働きたい、でも夜勤はやりたくないという看護師は一度日勤常勤という働き方も検討してみてはいかがでしょうか。

 

記事の内容に関しては、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用をお願いいたします。


食べること、スポーツ観戦が好きな看護師です。社会勉強と称していろいろなところで働いた経験を綴っています。派遣看護師の経験もあり、派遣では回復期の病棟業務、ディサービス、検診センターで仕事の経験があります。

看護師としての経歴

保有資格 ・正看護師
出身/年齢 ・神奈川県/20代後半
職務経験 ・総合病院 ・クリニック ・介護老人保健施設 ・デイサービス
・健診センター ・イベントナース・夜勤専従看護師
診療科経験 ・脳外科 ・神経内科 ・内科 ・皮膚科 ・整形外科

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カテゴリー:看護師仕事内容の転職

(公開日:)(編集日::2018年03月21日)

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