デイサービスへの看護師転職5つの注意点、メリット・デメリット

デイサービスへの看護師転職

デイサービスとは、通所介護とも言い、その特徴は生活のメインの場を自宅に置いたまま、日中のみデイサービスセンターなどに通って介護を受けることです。

自宅だけの生活では孤立してしまいがちな老人が外出する場となり、食事や入浴などを設備の整った施設で専門職員の介助によって行うことで、本人はもちろん、家族の負担も軽減することができます。

看護師として初めてデイサービスに転職を考える場合、不安が付きまとうものです。

このページではデイサービスに転職を考える看護師に必要な知識や注意点をご紹介しています。

1.デイサービス看護師の平均年収と給料の相場

デイサービス看護師の平均年収と給料の相場

デイサービスで働く看護師の正社員、派遣社員、非常勤(パート・アルバイト)の年収と給料について確認していきましょう。デイサービスは比較的「派遣社員、非常勤(パート・アルバイト)」の看護師が多く、求人も豊富に出ています。

 

(1)正社員で働くデイサービス看護師の給料と年収

給料20.5万~30万円程度
(諸手当込み)
賞与(ボーナス)3ヶ月分(50万程度)
年収350万~450万円程度

※(マイナビ看護師より独自調査データ)

上記はデイサービスで看護師として正社員(常勤)で働いた場合の年収・給料となります。看護師の平均年収は約530万円なため(看護師の平均年収より)、病院などで看護師として働くより年収が下がってしまうことは間違いありません。

デイサービスで働く看護師の手当に関しては、

  • 時間外手当
  • 休日出勤手当
  • 通勤手当
  • 資格(免許)手当

などの手当が一般的になり、その他に「管理職手当」や「正月手当」などを支給しているデイサービスの施設もあります。

手当を確認いただいて分かる通り、そこまで大きな手当がないため、給料は基本給がほとんどの割合を占めます

 

デイサービスでの賞与(ボーナス)の注意点

病院でのみ働いたことがない看護師の方に限りますが、賞与(ボーナス)は世の中の景気や施設の経営状況などで大きく変動します。

つまり、固定で必ず受け取れるものではないということを理解しておきましょう。

前回の賞与(ボーナス)実績が例えば月のお給料の3.0倍でも、翌年は2.0倍になっている場有もあります。

 

(2)パート看護師と派遣看護師のデイサービスでの時給

デイサービスで働く看護師の時給は地域によって変動はありますが、以下のような時給となります。

正看護師の時給
(非常勤・パート看護師)
1,500円~1900円前後/時
准看護師の時給1,300円~1700円前後/時
派遣看護師の時給1,800円前後/時

(独自求人サイト調べ)※地域や求人内容によって大きく誤差があるので注意しましょう。

准看護師でも正看護師でもデイサービスで高い給料のところは、時給2,000円を超えてくる場合があります。

そのため、看護師にとってダブルワークや単発・短期間行う看護師の仕事としては、時給が高く人気があると言えます。

 

(3)利用者から頂く費用が決められているため年収は低い傾向にある

デイサービスで働く看護師の年収が低いことの一つに、利用者の料金などは、介護福祉法などで定められており、利用者負担額は要支援の程度によって違ってくるためです。

要支援の数字が大きく、より支援が必要な人ほど負担金が安くなるようなシステムです。

そのため、全国的に年収や時給に大きな差があるとはいえません。

 

2.デイサービスの看護師に求められるスキル

デイサービスの看護師に求められるスキル

看護師がデイサービスに転職する際に求められる、また、期待されるスキルとしては、以下の通りです。

  1. 看護師としての臨床経験
  2. レクレーション時の積極性

など2点上げられます。

 

(1)臨床経験が豊富な看護師スキル

病院やクリニックに併設されたデイサービスならば、緊急時に医師や他の看護師の応援を呼ぶことも比較的容易になりますが、単独型の施設だと看護師は自分1人で、基本的には医学的な判断を任せられることになります。

そうなるとある程度の看護師としての臨床経験が必要となり、急性期病棟や救急外来などで臨床経験を積んでいる方が就職には有利となります。

 

(2)レクレーション活動を自ら率先してこなせるスキル

デイサービスで働く看護師に大切なスキルは、レクレーション活動を自ら率先してこなせるスキルです。

利用者に楽しんでもらうためにいろいろなゲームをしたり、様々な活動を企画・実施していきます。ある程度の積極性が必要であり、ユーモアも求められます

 

ポイント!

ポイント

デイサービスにおいて最も大切な看護師としてのスキルは、「患者」と思うことではなく、私たちと同じ立場の1人の人間であると理解することです。

 

3.デイサービス看護師に転職するメリット

デイサービス看護師に転職するメリット

デイサービスで働く看護師はどのようなメリットが存在するのでしょうか。病棟勤務の看護師と比べながらメリットをお伝えしていきます。

 

(1)夜勤がなく、勤務時間が限られている

デイサービスで働く看護師の一番のメリットは、勤務時間が限られているという点になります。

施設によって異なりますが、デイサービスは基本的に利用者の時間が決まっています。そのため、働く看護師も定時で帰宅できる場合が非常に多いため、残業をしたくない看護師にも大きなメリットといえます。

 

補足説明!

ポイント

また、病院で働く看護師と比べると夜勤がないだけでも大きなメリットといえ、基本的に土日が休みなどのデイサービスの施設も多いです。

 

(2)ブランクがある看護師でも働きやすい

デイサービスの看護師の仕事内容で説明した通り、看護師が行うこと医療処置は簡単な救急処置と緊急対応時の付き添い程度になります。

そのため、子育てやブランク明けでの復職する看護師でも働きやすい環境であるといえます。

看護師資格を活かして働くことができるため、デイサービスを復職先に検討する看護師が多いのもうなずけます。

 

(3)精神的な負担は軽い

デイサービスに来る利用者は、入院などの必要のない比較的元気な高齢者ですので、命に関わるような深刻な病気に出会うケースはほとんどありません。

突然体調に異変があったとしても、応急処置を行って病院に同行する形になるため、比較的精神的に負担の軽い職場であり、病棟勤務をストレスと感じていた看護師にとっては大きなメリットといえます。

 

(4)笑い声が多く楽しい職場

デイサービスの利用者は病気を治療するわけではないため、職場には常に笑い声や楽しそうな声が響き渡ります

コミュニケーションを取ることが好きな看護師や、明るく笑顔が絶えない職場が好きな看護師にとって大きなメリットといえます。

 

4.デイサービス看護師に転職するデメリット

デイサービス看護師に転職するデメリット

看護師にとってデイサービスは、病棟勤務の看護師より楽なイメージがあり、看護師の復職先や短期バイト先または派遣先として多く看護師求人が出ていますが、デメリットをまとめると以下の通りです。

年収に関して看護師の平均年収(約530万)以下になる可能性あり
唯一の医療従事者看護師としての判断がより強く求められる
看護スキル看護スキルのアップをしたい方には向かない
仕事内容決して楽な仕事ではない

上記のような注意点を確認する必要があります。

また、デイサービスの分野は急激に伸びてきており、どこも求人が不足してしまっている傾向があり、忙しい可能性も高いデメリットがあることを覚えておきましょう。

 

(1)看護師としての技術のスキルアップは望めない

看護師としてのスキルアップが望めないという点がデメリットといえます。

 

そのため、その後転職するとしても、マイナスになるわけではありませんが、経験としてプラスに働くのは療養型の病院など、医療に関する技術よりも、コミュニケーションが求められる職場が中心になる可能性が高いです。

 

補足説明!

ポイント

デイサービスでの看護師の仕事も、医師がいない環境でお年寄りの健康状態について判断しなければならず、豊富な知識や経験は必要になります。

 

(2)介護職員と同じような仕事は多い

デイサービスでは、看護師としての仕事以外にも、介護スタッフと同じような仕事もしなければなりません。そのため、「何のために看護師になったのか」と思う方も多くいます。

 

補足説明!

ポイント

デイサービスで働く看護師の姿は、まるで利用者の友人のように、家族のように、息子や孫のように、尊敬する先輩を慕う後輩のように、利用者と接します。

 

(3)デイサービスがデメリットに感じる向いてない看護師とは

デイサービスの仕事が向かない看護師は、

  • 自己主張が多い看護師
  • 経験ゆえにプライドが高い看護師
  • 人間関係が円滑にできる自身がない看護師
  • 介護の仕事は自分の仕事ではないと思う看護師
  • フルタイムでしっかり稼ぎたい看護師

上記に当てはまる方はデイサービスの看護師として向いていない可能性が高いといえます。

 

5.デイサービスの看護師求人の探し方注意点

デイサービスの看護師求人の探し方注意点

看護師がデイサービス求人を探す際に注しておきたいことを説明していきます。

 

(1)デイサービスには種類があるので注意

デイサービスには、大きく4つの種類があります。

福祉系のデイサービス一般的なデイサービス
(老人型デイサービス)
リハビリ型のデイサービスリハビリをメインで行うデイサービス
障害者のデイサービス障害を持っている方のデイサービス

基本的に、皆がデイサービスの求人を探そうと思う場合は「福祉系のデイサービス」であることが多いです。

リハビリ型のデイサービスはリハビリに特化しているため、介護職員の中にPT(作業療法士)やOT(理学療法士)なども在籍しています。

仕事内容に大きく変わりはありませんが、利用者がどの対象なのか把握しながらデイサービス求人を探しましょう。

 

(2)デイサービスの施設規模についての注意

デイサービスの施設規模は4つに分類されます。

大規模型利用者数:750人超/年
通常規模型
(小規模施設)
利用者数:300人超/年
小規模型
(民家型)
利用者数:300人超/年
認知症対応型認知症の利用者が存在する

上記は2018年頃を目途に分類が改正されると厚生労働省が発表しているため注意しておきましょう。

小規模デイサービスや民家型デイサービスなどはアットホームなデイサービスと認識しておけば問題ありません。

 

福利厚生面や給料面を重視するなら大規模型を選ぼう

デイサービスに転職を考える看護師の中で、給料面や職員に対する福利厚生面をチェックするのであれば、大規模型のデイサービスを選ぶと良いでしょう。

民家型や小規模施設よりも全国的に給料が高い傾向があり、福利厚生や待遇も充実しています。

 

(3)求人を探す場合には仕事内容をしっかり把握しておくこと

デイサービスで看護師として求人を探す際には、就業時間や給与、勤務日数はもちろんですが、どのような仕事内容を行うのかを把握しておくことです。

漠然とではなく具体的に、

  • 看護師としての業務
  • 看護師以外の業務をどの程度行うか

など、しっかりと確認をしておかないと就職した後に、看護師がこんなことまでやるのかと失敗に思うこともあります

デイサービスも看護師不足!

現実、看護師不足もありますが、高齢化に伴い高齢者を対象とした施設ばかりが増え、スタッフの人数も足りていません。そのため、看護師の枠を大きく越えた仕事内容も含まれることもあり、問題になることもあるようです。

就職する前に、転職サイトのアドバイザーや口コミなどでしっかりと確認する必要があります。

 

(4)デイサービス看護師求人の探し方

デイサービスの看護師として、求人を探す場合はやはりインターネットで探すことが便利といえます。

ただ、求人情報を探す前に、自身の希望条件を定めていくことが重要です。

例えば、

  • 勤務先の立地条件
  • 仕事内容
  • 希望する月々の給与/時給など
  • 働き方(パート・派遣・正規雇用)
  • 働ける時間や福利厚生

上記の内容が一般的な希望条件に当たります。また譲れない条件などもしっかりと決めておきましょう。

条件面が整えば、看護師求人サイトに登録を行い、担当者(エージェント)に希望条件に合う求人をピックアップしてもらった方が便利といえます。

 

(4)初めての場合デイサービスの施設見学には必ず行こう

初めてデイサービスに転職、勤務などを考えている場合、施設の雰囲気などを確認する意味でも、必ず施設見学に行きましょう

待遇が悪い施設は少ないものの、「小規模や民家型デイサービス施設」に抵抗があることや、「大規模デイサービス施設」が嫌だと言う看護師も多いためです。

 

補足説明!

ポイント

また、施設見学のアポイントなども、看護師求人サイトを利用すれば、担当者がアポイントを取ってくれますので便利です。

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1位  ‣看護のお仕事
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監修者

亀岡さくみ看護師

この記事は「」さんが執筆しました。

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