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みーた

みーた

( 看護師 保健師 )

歯科口腔外科看護師求人|看護師が歯科転職を考えたらまずはコレ!

みーた

街中の歯科クリニックでは処置できない時に医者が患者に紹介する科が「歯科口腔外科」です。親しらず抜歯のための入院患者や、顎変形症、交通事故や打撲等による顔面外傷の患者が入院しています

口腔外科では基本的に歯科医師が働いており、口腔内の処置に関しては主に歯科衛生士が介助するため、看護師が介助できることはほとんどありません。よって、歯科口腔外科で勤務するからといって歯科衛生士のようなスキルは求められないのです。

そんな歯科口腔外科で働く看護師の仕事内容・求められるスキル・実際に働いて楽しかったことや辛かったことなどをご紹介いたします。

1.歯科口腔外科で働く看護師の仕事内容

歯を磨く看護師

歯科口腔外科で働く日勤看護師は、以下のようなスケジュールに沿って仕事を行います。(施設により違い有)

時間 仕事内容
9:00~ ・申し送り
・手術の術前処置、移送
・放射線治療室への移送
・口腔洗浄指導、介助
10:00~ ・検温
・点滴
・保清介助
・術後患者のお迎え
・検温など術後管理
・午後からの手術の準備、術前処置
12:00~ ・配膳
・食事介助
・注入食の開始
13:00~ ・検温
・口腔洗浄指導、介助
・手術への移送
14:00~ ・術後のベッド準備
15:00~ ・術後患者のお迎え
・検温など術後管理
16:00~ ・翌日の検査説明
17:00~ ・夜勤への申し送り

このように、歯科口腔外科で働く日勤看護師の1日のスケジュールは一般的な外科病棟で働く看護師のスケジュールとあまり変わりません

 

採血・点滴管理・皮膚ケア

歯科口腔外科では、治療に来た患者の全身状態の管理や抜歯手術などの前に行なう採血や点滴処置が主な仕事になります。

抗がん剤治療や放射線治療をする患者が多いため、点滴の管理・放射線照射の照射部位確認を行い、軟膏塗布・ガーゼ交換などの皮膚ケアを行うこと看護師の大切な仕事です。

 

術後患者の食事介助

口腔内を手術した患者は、術後食事摂取や含嗽が困難になります。手術によってはワイヤーなどで歯を固定する処置が施されるため、口を開けることがかなり困難な状況になってしまします。

また、術後患者の矯正はかなり複雑で、子どもの矯正どころではありません。開口障害となるので、流動食を介助することも看護師の仕事です。流動食さえ食べるのが困難な患者は鼻腔栄養となるため、注入食を実施します。

 

ポイント!

ポイント

歯科口腔外科に入院する患者は、手術を受けことが多いです。

 

口腔洗浄・指導

歯科口腔外科で働く看護師は、口腔・鼻腔内を吸引や口腔内を清潔に保つために口腔洗浄を行います。ウォーターピックという器具を患者に貸し出し、口腔洗浄の必要性を説明し、使用方法を指導します。

手術療法の患者には、術後の管理をします。

 

2.歯科口腔外科で働く看護師に求められるスキル

虫眼鏡で歯を映す男の子

歯科口腔外科は緊急入院も数多いため、日勤・夜勤問わず入院の受け入れ体制を整えるスキルが必要です。特に、顔面外傷の患者はケンカや事故を起こしての入院なので昼夜問いません。

何が起こっても臨機応変に動けることが求められます。

 

何事も先回りして考える力

歯科口腔外科は独特なにおいや歯を削る際の音に苦手意識を持つ患者は想像以上に多く、ちょっとしたきっかけで倒れてしまうこともあります。

そのような患者に対して、治療前にあらかじめ万が一のときを想定した対応をとり、バイタルサイン測定をしながら安心できるような関わりをして、客観的に患者の状態を把握しておくことが求められます。

 

ポイント!

ポイント

ターミナル期の患者も多くいるため、患者の思いをいち早く察し、疼痛緩和・安楽な体位などを提供することも大切です。

 

異常を早期発見するアセスメント力

歯科口腔外科は病院やクリニックとは異なり、看護師として何か積極的な医療処置を行なう機会は少ないでしょう。

しかし、歯の治療に来る患者が抱えている持病はさまざまです。

そのため、あらゆる病気の知識を持ち、特に歯の治療に差し支えるような疾患を持っている患者の場合は注意して観察し、異常を早期発見するアセスメント力が求められます。

治療が原因で持病が急変する恐れもあるため、軽い虫歯の治療であっても気を抜くことなく、患者の既往歴などをしっかり把握しておかなければなりません

 

ポイント!

ポイント

特に、糖尿病・脳血管疾患・心疾患・骨粗しょう症の既往がある患者は、飲んでいる薬が治療に影響を及ぼす可能性があります。

 

3.歯科口腔外科に転職する看護師のメリット

歯科口腔外科のメリット

看護師の中でも珍しい「歯科口腔外科で働く看護師」のメリットについて考えてみましょう。まず、歯科口腔外科の場合は、一般病棟などよりも圧倒的に重症患者が少ないため、そこまで仕事のプレッシャーはありません。また、今までとは全く異なる「歯科口腔外科」の分野について学べるのもメリットです。

 

夜勤がなく、時間的に融通が利く

歯科口腔外科に転職する看護師のメリットとしては、夜勤がなかったり、時間的に融通がきくといった、働き方に関するものが多くなります。看護師は女性が多く、結婚や出産をすると夜勤が難しくなったり午前中しか働けなかったりと、働ける時間帯が限定される人も少なくありません。歯科口腔外科は一般的に夜勤はありませんので、そういった人でも働きやすいというメリットはあるでしょう。

 

命に関わる病気の患者は少ない

眼科や皮膚科同様、命に関わる病気の患者が少ないということで、歯科口腔外科を選ぶ看護師もいます。医療の最先端で、患者さんの命を預かるような仕事をすることにやりがいを感じる人がいる一方で、万が一ミスをした時に患者さんの命に関わるような科は避けたいという看護師がいるのも確か

責任感の有無の問題ではなく、そのことがストレスになるために仕事がしづらいというのであれば、歯科口腔外科や眼科を選ぶという選択肢があってもよいのではないでしょうか。歯科口腔外科の場合は、基本的に治療を行うことによって痛みがなくなり、食事がとりやすくなるなど、回復していくのが前提ですので、雰囲気も明るく働きやすいことが多いのもメリットといえます。

 

違う知識に看護師として魅力を感じる

普通の看護師業務と違う知識や経験に魅力を感じるケースもあります。しかも歯科口腔外科で行うケアは、知っておくと自分や家族も日常的に役立つものが多いため、一度は経験しておくと便利です。

最近は歯周病になる人も多いので、そういった病気に関する知識を身に付けて普段からケアをしておくことは、必ず役に立つはずです。

 

4.歯科口腔外科に転職する看護師のデメリット

歯科口腔外科デメリット

歯科口腔外科で働く何よりものデメリットは、この診療科があまりにも特殊な分野であるが故に、これまで培ってきた知識・スキルがあまり活かせない可能性があるということです。ある意味「ゼロからのスタート」となるわけで、人によってはそれが大きな苦痛となるでしょう。

 

今まで培ってきたスキルが活かせない可能性がある

歯科口腔外科で働くデメリットは、やはり看護師としてのスキルを十分に活かせないという点です。もちろん歯科口腔外科の現場では看護師ならではの知識が必要とされる部分もあるのですが、通常の病棟勤務では当然行うことを歯科口腔外科では行わないので、病棟勤務に戻った時に戸惑う可能性もあります。

もちろん、しばらく勤務していれば勘は取り戻すでしょうが、新卒で歯科口腔外科に就職した場合は、通常の看護師としての実務経験がないままなので、転職や配置替えになった時に多少の苦労はあるものです。

 

デメリット回避!

ポイント

歯科口腔外科で通常の看護師業務を行わない間は、歯科口腔外科でしか経験できない業務を行っているということでもあります。歯科口腔外科で行う業務は特殊なだけに、その後の長い看護師人生を考えると、歯科口腔外科で学んだことが役に立つ可能性もあります。そう考えると、必ずしもデメリットとは言えない部分です。

 

給与は低くなる可能性がある

夜勤がないというのはメリットですが、その分給料はどうしても低くなりがちです。看護師はどこの科に勤めても、夜勤に入って夜勤手当をもらうかどうかで給料の金額が全く違いますから、高い給料をもらいたいという人には向いていないです。

 

デメリット回避!

ポイント

大きな病院の入院設備があるような歯科口腔外科ならば夜勤もあるので、そちらを選んだほうが給料は高くなります。毎日の業務においても、歯科助手や歯科衛生士と一緒に働くことになるので、どこまで自分がやるべきかが難しいと感じることも。

クリニックや病院によって任される範囲が違うので、仕事の割り振りで人間関係が微妙になることもあるので、その点では医師と看護師だけの職場よりも難しくなるケースもあります。

 

5.働いて楽しかったこと・辛かったこと

患者を覗き込む医師と看護師

口腔外科には10~20代患者がわりといるため、その年代の患者と会話したり看護をしたりすることが楽しかったです。自分と同世代なので会話が弾みました。

どこの病院でもそうだと思いますが、入院患者は壮年期から高齢期の患者が多いので、違う看護に触れることができたことが何よりも楽しいと感じました。

また、看護師としてのアセスメント力・観察力が発揮できたときには、看護師でよかったと思うと同時に患者に安全な治療を行なう手助けができていることに楽しさを感じました。

 

理想の看護ができないことが辛い

悪性腫瘍の患者が多く、ターミナル期の看護をすることはとても辛かったです。腫瘍が顔面を圧迫したり変形させたりすることもあるので、その患者の顔の印象がずいぶん変わってしまうのです。創部からの出血もあります。

口腔から気道にかけて腫瘍が圧迫し、呼吸困難に陥ってしまうこともあります。そのような患者に対して充分な看護ができない自分が悲しかったです。

また、歯石除去など患者に対する処置は歯科衛生士にしかできないことも多いです。その中でのアウェイ感が辛いと感じたことがよくありました。

また、看護師としてできることがあると思っても、病院ではないので必要な器具や物品がないため葛藤したこともありました。看護師という資格がありながら何もできないというときが1番辛かったです。

 

6.歯科口腔外科の看護師求人の探し方

歯科口腔外科求人の探し方

看護師は慢性的に人で不足なので、求人はいくらでも見つかるのですが、歯科口腔外科の看護師募集はやはり多くはありません。そもそも看護師募集をしている歯科口腔外科自体が少ないので、求人を探しても見つからないことのほうが多いのではないでしょうか。

それでも歯科口腔外科で看護師として働きたいという場合には、こまめに求人情報をチェックするか、看護師の転職を紹介斡旋する「看護師求人サイト」を利用するのがおすすめです。

 

看護師求人サイトは登録することが一歩

そもそも、看護師募集は公募することも多いのですが、こうしたホームページを利用した非公開求人が多いのも確か。公開された求人票を見た人が応募するのではなく、登録した人のだけが求人情報を知ることや、登録者の中のお互いに条件が合う人にだけ担当コンサルタントが声をかけるシステムで、いずれにしても登録しなければ何もはじまりません。

 

働きながら求人を探すのは困難

実際のところ、看護師として忙しく働きながら歯科口腔外科のような数の少ない求人を見つけるのは困難ですから、確実に求人を見つけるためには、まず看護師の転職を紹介斡旋するホームページに登録しましょう。担当者に歯科を希望していることを伝え、募集する歯科口腔外科が現れたら声をかけてくれるようにお願いしておくのが確実です。

また、歯科口腔外科のある総合病院に転職して、歯科口腔外科を希望して配属してもらうのもひとつの方法です。いずれにしても、希望の地域で歯科口腔外科看護師の求人を見つけるにはある程度時間がかかることも予想されるので、長期戦になることを覚悟して、じっくり探すようにしましょう。

 

まとめ

歯科口腔外科は大学病院など大規模な病院にしかない特殊な科であるため転職後に今までの知識が役立たず、また、歯科口腔外科だからこそできるスキルも特にないため、やりがいの無さを感じる看護師も多いことは事実です。

さらに、歯科口腔外科は他科との混合病棟となっている場合が多いため他科の患者の手術もあり、毎日忙しいです。

しかし、人間の第一印象を決める顔の周囲を処置し、手術後の顔の印象がかなり良く変わった患者・立派に回復した患者などを見ていると、とても嬉しくなります

外科系の看護が得意な看護師に向いている職場です。

最後までご確認いただきましてありがとうございました。

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大学病院の看護師をしていましたが保健師になりたいと思い、意を決し退職。保健師養成学校へ進学し、保健師の道へ進みました。看護師、保健師のキャリアは同じくらいあります。現在は結婚し、出産のため退職。子育てに大忙しで、なかなか常勤として仕事復帰できていません。今後のテーマは「仕事と家庭の両立」です。観葉植物に癒されながら日々を過ごしています。


カテゴリー:看護師に人気の科


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この記事を書いた人:みーた
(公開日:)(編集日::2017年06月14日)

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