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看護師退職時の引き止め理由ランキング | 引き止めを防ぐには?

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このページでは、看護師が退職する際の引き止め理由をランキング形式で紹介した後、引き止めに合わない方法を説明していきます。

退職時には、強い意志をもって冷静に伝えること、病院側に迷惑がかからないように引き継ぎをしっかりすること、就業規則を確認して適切な時期に退職を申し出ることが上手く退職するカギとなるでしょう。

1.看護師退職時の引き止め理由ランキング

看護師退職時の引き止め理由せっかく転職先が決まっても、最後の最後で現職場から引き止めにあうケースは少なくありません。実際に看護師が退職する際の引き止めの理由として多かったものをランキング形式で発表します。

女性看護師

10位:あなたの考えは間違っている

これも9位同様、退職の意思を揺るがせようという考えでしょう。退職を決意した理由を、冷静に伝えることが大切です。

女性看護師

9位:そんな考え方ではどこへ行ってもやっていけない

こう告げて退職の意思を揺るがせようというケースです。強い意志をもつことが大切です。

女性看護師

8位:今辞めても退職金は出ない

一種脅迫に近い引き止め理由です。これも、就業規則をきちんと確認したうえで規律違反となっていないか調べる必要があるでしょう。

女性看護師

7位:人手不足なので辞められると困る

人手不足ゆえ、辞められると病院の運営が立ち行かなくなる、と退職を拒否されるケースです。しかし、こういった場合に備えてある程度退職までの期間の余裕をもって退職を申告するよう就業規則に定められているのです。病院はその間に新たな看護師を採用するなどして人手不足に対応する必要があります。

女性看護師

6位:退職の申告のタイミングが遅い

「そんな急な退職は受け入れられない」と、退職願の受理を拒否されるケースです。通常、退職願は退職の1か月から2か月前に申告することになっています。申告のタイミングは就業規則等に明記されているので、まずは規則を確認しましょう。規則通りに申告しているにも関わらず拒否される場合には、法に訴えることも考慮しましょう

女性看護師

5位:○○さんが十分育つまで待っていてほしい

新人教育などにあたっていた場合に多い引き止め理由です。担当していた看護師がまだ育っていない、あなたのポストを埋められるようになるまで待っていてほしい、と言われることがありますが、いつまでもだらだらと引き止めにあう危険が高いので、期限を明確にするか、強い気持ちで退職の決意をアピールしましょう。

女性看護師

4位:残された看護師のことも考えてほしい

小規模なクリニックや個人の診療所など、看護師の人手が足りていない場合に多い引き止め理由です。まずは、自分の将来を第一に考えるようにしましょう。残された看護師へは、残作業の整理や引き継ぎをしっかり行うことで負担軽減するように心がけましょう

女性看護師

3位:希望の仕事ができるようにする

「キャリアアップが望めない」「他の仕事もしてみたい」といったことを理由に退職の希望を出した場合に告げられることの多い引き止め理由です。実際に希望がかなえられるのかどうか、よく見極めた上で退職取り消しを決意する必要があるでしょう。

女性看護師

2位:待遇を改善する

「給与が少ない」「残業が多い」など、待遇に対する不満を理由に退職したいことを告げると、待遇改善を条件に引き止めに合うことがあります。しかし、実際に待遇が改善されることはほとんどありません

女性看護師

1位:必要な人材である

「あなたは今の病院にとって必要な人材だから辞めないでほしい」と言われてしまうケースです。しかし多くの場合、これは引き止めのための方便です。甘い言葉に惑わされず、自分の意思を強く持つことが大切です。

その他、「今度おごってあげるから、今は我慢して」「急に言われても無理よ」「給与あげるからもうちょっと頑張って」などの引き止め方もありました。曖昧な退職理由であると上司も真剣に聞いてくれずに流す傾向があるようです。

 

2.まずは看護師が退職することが難しい理由を知っておこう

看護師が退職することが難しい理由

看護師が退職することが難しい理由は以下の通りです。

  • 看護師の人手が足りない理由
  • 病院の7:1などの看護基準を維持する理由
  • 新しい看護師が入っても教育に時間がかかる理由

主にこのようなことが挙げられます。要するに人手不足の病院は辞めづらい傾向にあるということです。まずは理解しておきましょう。

 

(1)看護師業界は常に人手不足

看護業界はいつの時代も万年人手不足で、報酬の高い看護基準が設けられたことから看護師の争奪戦にまで発展しました。

待遇の良い病院にばかり看護師が集まり、そうでない病院は看護師不足から病棟を一時閉鎖する…などの問題が発生したことは記憶に新しいのではないでしょうか。様々な事情で良い待遇をできない病院は、それ程看護師の確保に必死です。

 

(2)新人が入ったからと言ってすぐに退職できる訳ではない

新人看護師が来ても、その看護師が仕事を覚えて独り立ちするまでにはそれなりの時間がかかるため、なかなか人員的には潤わないという職場が多く存在します。これらの理由で看護師の退職は阻止されるケースが後を絶ちません。

 

就業規則に沿って退職申請しても受理されない

それぞれの職場には就業規則で退職に関する内容にも触れられていることでしょう。「退職時は〇か月前に申請すること」のような記述があるはずです。

しかしその通り申請(といってもまずは上司に相談、ということになるのですが)しても、スムーズに退職できる看護師はあまりいません。むしろスムーズに辞められたのなら、それはラッキーともいえるでしょう。

 

退職に失敗する、辞めたい意思をうまく伝えれない場合には、辞めたいけど辞めれない状態になってしまうケースがほとんどです。次に、さらに引き止めに合いにくい退職理由について現場の看護師実体験で説明してもらいます。

 

3.引き止めに合いにくい退職理由とは

azukiさん(現役看護師)

この記事を書いた人azuki

「辞めようか悩んでいる…」と相談しているのではなく、辞めると決めているのならばできるだけスムーズに退職したいと思います。。

私が実体験した引き止めに合いにくい退職理由を説明していきます。

 

(1)法的に退職理由を説明する義務はない

本来、退職をする際には、退職理由をあげる義務は法的にはありません

ただ、「どうして転職したいの?」「どうして辞めるの?」と聞かれるケースがほとんどであり、答える必要があるのが一般的です。(理由を伝えるのを我慢できるならおそらく引き止めにも合ってないでしょう。)

そのため、聞かれた場合に引き止めにくい退職理由を説明します。

 

(2)もし、退職理由を聞かれたら答える理由とは

もし、退職理由を聞かれたら、以下のように答えてみてください。

  • 「引っ越し」が退職理由
  • 「結婚」が退職理由
  • 「出産」が退職理由
  • 家族の「介護」をしなければならないので働けない
  • 「体の不調」で続けるのが難しい
  • 家庭の状況が変わったので、働き続けるのが難しい

このような家庭の事情であれば上司は介入できませんので、それほど引き止められることはないでしょう。

また、

  • (病院にない)違う診療科で仕事をしてみたい
  • 他の病院で働き、経験を積んでいきたい
  • 将来的に〇〇の現場で働きたいので、勉強したい

などの現在の職場にないスキルアップ退職理由も効果的です。
 

(3)家庭の事情を理由に退職する場合

結婚 ・病院側も受け入れやすい
「結婚して彼の実家に引っ越すことになった」
「田舎の実家の稼業を継ぐことになった」などが効果的
家族(家庭)の事情 ・病院側は引き止めにくい
「夫が転勤のため」
「親の介護のため」などが効果的

家族を退職理由にすることは退職しやすいメリットがありますが、たとえば、実は転居の予定がなかったり、転居はするものの本当は病院から転居先が近く、近所には病院関係者が住んでいるという場合などは注意する必要があります。

ウソを付かない程度の事情を考えてみてください。

 

(4)スキルアップを理由に退職する場合

スキルアップを理由に退職する一番の利点は、退職後も病院と良い関係が築ける可能性が高いことです。

「学べる環境に転職したい」 ・病院側も好感を持つ場合が多い
・スキルを磨きたいという気持ちは応援したくなる
「もっと成長したい」
「ここではできない経験をしたい」
・看護教育がうまく活かされたという評価にもつながり嬉しい

スキルアップにも種類がありますが、病院で可能なスキルアップや資格取得などの理由は引き止められる可能性が高いです。

学校に通う間の在職権や学費の補助などを提案され、退職せずに戻ってこれるような条件を出してくるので注意が必要です。

 

4.看護師退職時の引き止めに合わない方法

看護師退職時の引き止めに合わない方法

しつこい引き止めに合って辞めたいのに辞めることができないと、ほとほと困り果てている看護師の方は多く、泣き寝入りしている方が大半です。そ

こで、執拗な引き止めを回避するための方法をご紹介します。

 

(1)病院の待遇や環境に対する不満を退職理由にしないこと

休みが少ない、夜勤が多い、給与が少ないといった待遇や環境に対する不満を理由に退職したい旨を伝えると、多くの場合、

  • 「看護師を増やす予定なので休みがとりやすくなる」
  • 「日勤常勤で構わない」
  • 「昇給について検討しよう」

といった待遇の改善を条件に引き止めにあう可能性が高くなります。

もし、実際にそれ以外に不満がないのであれば、その言葉で退職の気持ちが揺らいでしまうかもしれません。

 

ポイント!

ポイント

多くの場合、実際に待遇が改善されることはありません。一時的に改善されたように見えても、時がたてばまた元の状況に戻ってしまうことがほとんどなのです。

 

(2)あからさまな退職の嘘はつかないこと

退職したいがあまり、ときどき「あからさまな」嘘をつく人もいますが、見破られてしまう可能性が高いです。

遠い県外にでも引っ越すなら別ですが、意外と看護業界は裏でつながっているケースが多いので何を言われるかわかりません。

 

ポイント!

ポイント

退職後研修などでばったり行き会うことも可能性としてあります。後々気まずい思いをすることを避ける意味でも「あからさまな」嘘は良くありません。

 

(3)日ごろから辞めたいなら「辞めたい」を口癖にしない

看護師なら誰でも「あー辞めたい」と思うことが何度もあるはずです。でも中には「もう辞めたい!もう辞める!」が口癖のようになっている看護師がいます。

常日頃から「辞めたい、辞めたい」と繰り返して言っていると、本当に退職したいときに誰からも信用されませんし、「退職したい」という言葉の重みがなくなります

心で思うことはあっても、軽々しく口にするのはやめましょう。

 

(4)退職を伝える前に就業規則を確認しておくこと

退職する場合には、引き継ぎや各種手続きが必要になるため、必ず「退職の何か月前には退職の意思を伝える必要がある」という決まりが病院ごとに定められています。

一般的には2か月や3月前までとしている病院が多いでしょう。通常はその期日以前に申し出ていれば問題はありません。

 

補足説明!

ポイント

民法では2週間前に退職の申し出をすれば良い、と定められていますが、場合によっては「このタイミングでの退職は非常識だ」、「年度末以外の退職は認められない」などといって退職を拒否されるケースもあります。そういった場合には、まず就業規則の退職の申告期日を確認しましょう。

 

(5)退職時のマナーは守ること

どんな理由があっても、退職のマナーのなっていない辞め方では、円満退社は難しいです。そのため最低限、退職したい看護師もマナーを守らなければいけません

引き止めに合った場合に、喧嘩別れしてしまうのは非常に悲惨な結末です。

そのため以下のような点は、必ず守るようにしましょう。

  • 余裕をもって3ヶ月前には退職を伝え認めてもらう
  • 場合によっては次の転職先の勤める日時も正確に伝えておく
  • むやみに人に退職の話をしない
  • 最低でも、退職予定の1ヶ月半前には上司から職場に人に伝えてもらう
  • 引継ぎは自分から率先して行う
  • 感謝の気持ちを忘れず「感謝しています」と言葉に出す

雇用され、お世話になったことは変わりません。感謝の気持ちを持ってマナーを守りましょう。

 

(6)自分を第一に考えること

まずは自分のことを第一に考え、残された人に少しでも迷惑が掛からないよう、残作業の整理や引き継ぎをしっかり行うことだけを心がけるようにしましょう。

  • 「あなたが辞めるとほかの看護師に負担がかかる」
  • 「病院の運営が成り立たなくなる」

などという理由で引き止めに合うケースもあります。

職場の人間関係が良好であったり、長くお世話になった病院だったりすると、こういった引き止めに心が揺らいでしまうこともあるかもしれないため、自分のことだけを考えましょう。

退職する場合、「良い人」にはなれないのです。

 

(7)感情的にならずに辞めたい理由を冷静に伝えること

退職理由を職場に伝えるのであれば、努めて冷静に伝えるようにしましょう。

退職したいのに感情的になるということは、現在の職場に不満があり、まだ希望を持っていることになります。

そのため、上司も退職を止めることが出来ると感じます。

 

まとめ

何か不満があって退職する場合でも、既に転職先を決めているのであれば、その病院にしかないこれ!というところを学ぶために転職したいと伝えるのがスマートです。実際には、それが転職の本当の理由ではなくてもいいのです。事実に基づいた退職理由を考えましょう。(多少の嘘も方便ですが、説明したあからさまな嘘はNGです。)

病院側にとっても気持ちよく、退職届を受け取れるような理由で、事実に基づいていれば誰にも責められることはないでしょう。気持ちよく、「お世話になりました」、「頑張ってね!応援してるよ!」という言葉を交わして退職できるのが理想です。

どこの病院も本当に急な都合ではない限り、3ヶ月前には退職する旨を伝えるでしょう。しかし、そのときには「退職する」と決意しています。だからこそ、スマートに気持ちよく退職できるような理由が必要なのです。

職場によって、また時期によって適当な理由は変わるものですが、みなさんが気持ちのいい退職ができることを願っています。


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都内の大手総合病院で3年、その後保育園看護師として1年勤務し、パート看護師・派遣看護師として様々なジャンルを体験。現在は、今までの経験を活かして看護師ライターとして活動中です。現役看護師や潜在看護師の皆さんの転職成功をサポートできるような情報を発信していきたいと思います。

看護師としての経歴

保有資格 ・正看護師 ・保健師 ・養護教諭第二種
出身/年齢 ・東京都/28歳
職務経験 ・総合病院 ・大学保健室 ・保育園 ・デイサービス ・イベントナース ・ツアーナース
診療科経験 ・整形外科 ・小児科

記事の内容に関しては、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用をお願いいたします。
カテゴリー:看護師の退職

(公開日:)(編集日::2018年04月23日)

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