透析室経験6年の看護師にインタビュー!給料事情や仕事内容について

透析室経験6年の看護師にインタビュー

病棟から透析室へ転職し、その後6年間にわたり透析室で勤務された「しゅう」さんに、透析室での給料事情や仕事内容、そして気になる人間関係模様についてなど、インタビューさせていただきました。

「透析室のリアル」を知るにはとても良いチャンスですので、透析室への転職を検討されている方はぜひチェックしてみてくださいね。

看護師しゅうさん
看護師紹介:「しゅう」さん32歳/正看護師、保健師。総合病院で3年間勤務した後、企業の健康診断の短期アルバイトを数回体験。その後は総合病院の透析センターで6年間勤務し、2人目の出産を機に退職。
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【特集】看護師の3人に1人は転職に不満足で失敗!?

看護師の3人に1人は転職に不満足で<p>失敗!?成功するために! 転職を検討している看護師の方必見です。転職を成功するためには何が必要でしょうか。「転職が失敗した」「転職後にすぐに退職してしまった」「転職が不満足に終わった」などの回答をいただいた看護師に、失敗のポイントとは?

看護師の3人に1人は転職に不満足で失敗!?

Q1.透析室へ転職した経緯を教えてください

「私が透析室へ転職したきっかけを作ってくれたのは、看護師転職サイトの担当者の方でした。」

私は新卒から総合病院の一般病棟で3年間、看護師として勤務していたのですが、家庭の都合で夜勤を行うのが難しくなってしまったため、夜勤のない職場へ転職することになりました。

看護師転職サイトの面談

その時お世話になっていた看護師転職サイトの担当者の方に

「透析室の勤務は夜勤も無いですし、1つの透析室で得た技術は、他の透析室へ転職しても生かせるのでオススメですよ」

と言われたのです。

 

「師長の優しい言葉につられて転職を決意しました。」

当時は透析室へ転職することは全く頭に無かったのですが、それを聞いて「とりあえず見学してみよう」と思い、後日見学に行きました。

そして、看護師転職サイトの方から紹介された透析室へ見学に行ってみたら、そこの師長がとても優しい方だったのです。

透析室の優しい師長

私は透析看護の経験がなかったので透析室への転職はとても不安だったのですが、見学先の師長が「最初はシーツ交換さえできればいいから」と声をかけてくださり、その師長の優しい言葉につられて転職を決意しました。

 

Q2.透析室へ転職して給料はどう変化しましたか

「透析室に転職してからは、病棟で働いていた頃と比較して、月給が4万円程下がりました。」

透析室へ転職して給料が減ったのは、「夜勤手当」がなった上に「残業代」がかなり減ったためです。

透析室での給料

病棟にいた頃は毎月結構残業をしていたのですが、透析室へ転職してからは毎月の残業時間が「10時間」にも満たない程度になりましたので、残業代で稼ぐこともできなくなってしまいました。

ただ、せめてもの救いは、透析室では「危険手当」が2万円程もらえることでした。

 

Q3.透析室で働く看護師の仕事って?

「透析室での看護師の仕事は、患者への透析管理と生活指導がメインでした。」

患者は、透析中に除水が進むにつれて突然血圧が下がったり、足がつったりしてしまうなど、様々な症状が出る事があります。

そのため、透析室の看護師は、患者にそういった症状が出ないよう、細かく状態を観察しながら透析を進めていきます。

また、生活指導を行い、患者が透析と上手く付き合っていくことができるように関わっていく必要もあります。

透析患者の管理

1日の流れとしては

  1. 透析装置の準備(プライミング)
  2. 患者の除水量の設定
  3. 穿刺やその介助
  4. 透析中のバイタルチェック
  5. 透析記録やカルテの記入
  6. 透析終了時の返血作業、止血
  7. 透析後のバイタル・体重チェック
  8. ベッドメーキング

という感じです。

私が勤務していた透析室ではこれを1日2クール行っていました。

 

「病棟看護師と同じような仕事も行っていました。」

こういった透析室ならでは仕事以外にも「医師の回診介助」「フットケア」「看護計画の立案」など、病棟看護師と同じような仕事も行っていました。

なので、透析室では病棟での看護師経験もちゃんと役に立ちましたよ。
 

Q:病棟から透析室へ転職した看護師が困る事って何ですか?

「病棟である程度の経験がある看護師であれば、特別に何か困るということは無いと思います。」

透析室で行う作業は1つ1つが患者の命に直接関わっていますので、看護師が「出来ないこと」や「不安なこと」を1人でやらされるようなことはありません。

透析室の看護師

ですから、比較的丁寧に教育もしてもらえますので、これまでに透析看護の経験がないからという理由で、転職を躊躇する必要はないと思います。

 

Q:新卒の看護師が透析室へ転職することをどう思いますか

「私は、あまり良くは思いません。」

なぜなら、透析室では、新卒の看護師が習得しないといけない基本的な看護技術を学べる機会がとても少ないからです。

基本的な看護技術

実際、私が勤務していた透析室では、新卒で転職してきたタッフは、他部署にお願いして基礎看護技術を経験できる機会を作ってもらうようにしていました。

新卒の看護師は、将来的にどの部署でも働きやすくするためにも、まずは病棟でしっかりと基本的な技術を身に付けておくべきだと思います。

 

Q4.透析室で働く看護師の「やりがい」と「ストレス」とは?

「透析室でのやりがいは、継続した看護を行えることです。ただ、透析患者とのコミュニケーションにはかなり神経を使わなければならないので、それは大きなストレスです。」

透析室の看護師は、同じ患者と長く付き合うことになります。

そのため、透析患者が少しずつ生活を改善していく過程に携わっていくことができ、そこには達成感を感じられます。
患者と看護師

ただ、長く付き合い「慣れた関係」となったが故に、看護師に対して暴言を吐いてくるような透析患者もいるのです。
落ち込む透析看護師
例えば、穿刺をミスした時には「下手くそ!」「もう刺しに来るな!」などとキツイ言葉をかけられようなこともあるので、透析患者との関係性においてはかなり精神的に参ることもあります。

 

Q:透析室に向いているのはどんな看護師だと思いますか

「透析室の看護師には、気持ちの切り替えが早く、プレッシャーを感じすぎないタイプの看護師が向いていると思います。」

先ほどの話にも通じることですが、透析患者からキツイ言葉をかけられたり穿刺をミスしたりした時、それをいちいち気にして引きずってしまうようであれば、仕事が辛くなってすぐに辞めてしまいます。

ですから、ある程度「神経が太い」看護師の方が向いていると言えますね。

Q5.透析室での人間関係模様はどんな感じですか

「透析室では看護師・看護助手・医師・臨床工学技師が共に声を掛け合いながら仕事をしているので、スタッフ同士はは比較的チームワーク良く働いています。」

透析室は、「ワンフロア」で全てのスタッフが一緒に働いているため、病棟よりも、スタッフ同士のコミュニケーションがとりやすい環境にあります。

透析室のチームワーク

また、透析室の場合、病棟とは異なり、毎日スタッフ全員と顔を合わせますので、アットホームな雰囲気に包まれています。

 

「仕事が遅いスタッフも手を抜いているスタッフもすぐに分かります。」

ただ、透析室では部屋の構造上、他の人の仕事の仕方が全て見えますので、「仕事が遅いスタッフ」も「手を抜いているスタッフ」もすぐに分かります。

そういったスタッフを見過ごせない人も、もちろんいますから、時折スタッフ間で言い争いなどのトラブルに発展することもあります。

 

Q:透析室で一緒に働きたいと思うのはどんな看護師ですか?

「透析看護の経験の有無に関わらず、透析に興味があって、積極的に学ぶ意欲がある看護師と一緒に働きたいです。」

これまで、部署異動で強制的に透析室へ異動になり、憂鬱そうにしていた看護師を何人も見てきました。そして、そういった看護師と働くのは正直あまり良い気持ちはしなかったです。

ガッツポーズする看護師

なので私は、これまでの経験云々ではなく、透析で働きたいという気持ちの人と働く事が出来たら、一緒に学んでいけて楽しいのではないかなと思っています。

 

まとめ:最後にメッセージをお願いします

透析室は特殊な場所のように思う人も多いかもしれませんが、奥が深くてすごくやりがいがある部署です。

大変な事ももちろんありますが、自分がしたいと思う看護をじっくり行う事ができる場所なので、透析看護に興味のある人や、透析室の働き方に合っていると思われる方は、是非携わってみて下さい。

子育て中の看護師の方も、残業も少なく夜勤が無いため働きやすいのでお勧めです。

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はたらきナース

監修者

亀岡さくみ看護師
監修 亀岡さくみ看護師
  • 2011年3月:日本赤十字看護学校卒業
  • 2011年3月:看護師免許取得
  • 2011年4月:日本赤十字医療センター入社(3年間勤務)
  • 2015年3月:株式会社peko勤務
  • 2015年4月:はたらきナース監修

現在は、今までの経験を活かし「はたらきナース」を執筆・監修を行っています。

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