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Anna

現役看護師

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( 看護師 )

派遣看護師は気楽じゃない!安易に始めるのは危険

Anna
現役看護師 Anna

正看護師として勤務して日々の業務に追われると、「責任が少なくて、人間関係が楽そうな派遣看護師になりたい」と思うこともあるでしょう。

「人間関係が楽そうだ」と安易に始めずに、派遣のメリット・デメリットを考えてみることをおすすめします。

今回は、派遣看護師を安易に始めるのは危険ということについて説明していきます。

1.「派遣看護師=気楽」は勘違い

気楽ではない派遣看護師

派遣看護師は、気楽であると思われがちですが、決してそうではありません。

派遣看護師になって後悔しないために、派遣看護師が決して気楽とは言えない理由を以下で紹介していきます。

 

人間関係のしがらみに巻き込まれることもある

派遣看護師は、看護師・介護士・ヘルパーなど職種によって働く相手は変わってきますが、人間同士なので人間関係のしがらみに巻き込まれることがあります。

認編関係のしがらみは、長期派遣だけでなく単発の派遣でも起こりうることです。

 

同じ場所に勤務すると良い

都内であれば、1日数百の単発の派遣があるため、毎回違うところへ行けば良いと考えるかもしれませんが、営業所・会社によって全くやり方は違うため、同じ場所に行く方が自分も楽ですし、雇い入れる方としても顔なじみの方が安心できるため、何度も入っている人が優先的に選ばれています。

 

苛立ちをぶつけられる

同僚が看護師以外の場合、自分の時給が看護師よりも低いのに体力を使う仕事が多いことや、常勤の看護師が定着しないことへの苛立ちを派遣看護師にぶつけてくることもあります。

 

注意点!

ポイント

病院での勤務であれば、派遣看護師は委員会など看護以外の業務がないことに対して、「楽でいいわね」と妬む人もいます。

 

「派遣だから」と仕事を丁寧に教えてもらえないこともある

「派遣看護師は、一時的な人員」と考える施設が多いため、その日が穏便に終われば良いと考えて、丁寧な指導を受けられない可能性もあります。

 

患者情報やカルテさえ見せてもらえなかった例

私が経験したあるデイサービスでは、午前中かなり暇な時間があったにもかかわらず、患者情報やカルテ等も見せてもらえず、名前など一切記載のない白い薬を渡されて「〇〇さんに飲ませてください」と頼まれるところもありました。

 

当時医療安全管理が厳しい病院で勤務をしていたため、「誤薬投与や副作用が出たらどうしよう」と考えるととても不安でした。

 

また、機能維持訓練を任されたのですが、どこまでその利用者の機能が残存しているかが全く不明なのにも関わらず、また訓練方法も教えてもらえず、とにかく3人1組で全員同じ足挙げ運動だけやれば良いというものでした。

 

病棟へ派遣された際も、「派遣看護師だから詳しく知らなくていい」と言ってマニュアルを見せてもらえないこともありました。

 

注意点!

ポイント

派遣先によっては、仕事を丁寧に教えてもらえないこともあるため、看護技術に自信があり、自分なりの安全対策ができる人でないと続かない可能性が高いです。

 

給料は良いが社会保障に不安がある

派遣看護師は、都内であれば時給2000円以上も珍しくありませんが、単発の派遣や長期派遣でも1週間の勤務時間によって社会保険に入れないこともあります。

社会保険に入れない場合、自分で国民健康保険の手続きをしたり納付したりしなくてはならないため手間がかかり、前年の年収によってはかなりの額になることもあります。

 

単発の派遣は収入が安定しない

単発の派遣の場合、希望の仕事に入れるかどうかはその時々の応募状況によって変わるため、仕事が得られずに収入が安定しない可能性もあります。

 

ポイント!

ポイント

「楽そうだからとりあえず派遣看護師になろう」と安易に判断する前に、自分の人生設計を考えてから行動に移すことをお勧めします。

 

あくまで師長は現場指示者

派遣看護師として病棟などで勤めていても師長たちは現場の指示者なだけで、自分の雇い主はその病院ではなく派遣会社です。

そのため、医療事故が起きた場合は、現場で師長らの指示を仰ぎながら時には派遣会社に報告しなくてはならず、事故の内容によっては、自分で責任を負わなくてはならないこともあります。

 

注意点!

ポイント

派遣看護師として働く際は、医療事故への最新の注意を自分で払うと同時に、賠償責任保険に自分で加入するなど自分の身は自分で守ることが必要です。

 

2.まずは単発の派遣から始めてみよう

単発の派遣で働く看護師

現在の職場で人間関係などに悩み、業務量を減らしたいと考えているのであればまずは単発の派遣から始めてみることをお勧めします。

以下で詳しく見ていきましょう。

 

現在の職場を辞めなくても働ける

副業が禁止されていなければ、現在の職場を辞めなくても派遣看護師の雰囲気を味わうことができます。

詳しくは、単発看護師求人を選ぶメリット・デメリットについてをご覧ください。

できれば今後転職したいと考えている分野の派遣を経験することで、「本当に自分がその分野で働きたいのか」「向いているのかそうでないのか」を見極めることができます。

 

長期派遣への変更が可能な場合もある

単発の看護師として派遣でしばらく働いてみて気に入ったのであれば、派遣会社に長期派遣に変更できないか相談することで、派遣会社によっては長期で派遣できるように契約を変更してくれることもあります。

 

3.初めて長期の派遣を始める際の注意点

長期の派遣を始める際の注意点を確認する看護師

長期の看護師派遣を始める際の注意点には、どのようなものがあるでしょうか。

以下で確認していきましょう。

 

自分以外に派遣看護師を長く受け入れている施設を選ぶ

初めて長期派遣の仕事をする場合は、施設側が派遣の受け入れに慣れており、常勤と派遣の仕事の線引きなど制度が整っていることが多いため、できればその職場に同じ立場の派遣看護師がいるところを選ぶと良いでしょう。

 

受け入れに慣れていない施設は働きづらい

派遣看護師の受け入れを施設側が慣れていないと「教育をどこまで提供するのか」等、曖昧なことが多く、その都度判断を求めなくてはならず時間が取られるため、お互い働きづらいことがあります。

 

補足説明!

ポイント

自分以外に派遣看護師がいれば、境遇が同じであるためお互い仲良くなりやすく、派遣だけの苦労を分かち合うこともできるでしょう。

 

常勤と派遣の業務や待遇の違いについて調べる

職場によって常勤には、白衣やロッカーの支給があるが派遣にはない等、常勤と派遣で細かい待遇の違いがあることがあります。

 

放射線量を測るガラスバッジを支給してもらえなかった例

私の場合、放射線をよく使うところに派遣で働いた際、派遣看護師には放射線量を測るガラスバッジを支給してもらえませんでした。

 

いつも鉛のプロテクターを着て、機器から適切な距離を取っているため基本的に問題は無いのですが、放射線は目に見えないものなので不安に思うこともありました。

 

ポイント!

ポイント

新たな分野に挑戦する場合は、常勤との違いを納得した上で就業し、不安に思うことなどは派遣会社のコーディネーターに聞いてみましょう。

 

更新期間が短い方が精神的に楽になる場合もある

派遣看護師の契約期間は、1ヶ月から1年など職場によって様々ですが、あまりに契約期間が長いと途中で向いてないと思った時に辞めにくくなるため、短い方が精神的に楽になる場合もあるでしょう。

 

3か月更新の派遣で働いた例

私は、3ヶ月契約で更新ありの派遣を1年以上していましたが、職場の様子見にはちょうどよく、精神的にも楽で、ちょうど良い契約期間だと感じました。

 

4.まとめ

「派遣看護師は気楽な仕事ではなく、安易に始めるのは危険」ということについて説明してきましたが、いかがでしたか?

派遣看護師は、自由度が常勤よりも高く、しっかりと考えて選べばワークライフバランスの良い働き方になりますが、派遣の仕事は全てが気楽なわけではありません

派遣看護師として働こうと考えている看護師は、是非参考にしてみて下さい。


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この記事を書いた人

コーヒー、紅茶そしてお酒が大好きな看護師です。思い立ったが吉日な性格で総合病院、大学病院、国際医療、訪問入浴やデイサービスを経験してきました。
「仕事なんて行きたくない、もう嫌だ」と思いながらも、忙しい1日が終わってお酒を飲んでいると「やっぱり好きだな」と感じてしまいます。今までの経験をお伝えし、どこかで誰かのお役に立てればと思います。


カテゴリー:派遣看護師

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この記事を書いた人:Anna
(公開日:)(編集日::2017年09月26日)

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