著作者

りん

元看護師

りん

( 看護師 )

保健師が派遣で働ける職場と求められるスキルとは?

公開:、更新:2018年03月21日
保健師が派遣で働ける職場と求められるスキルとは?

派遣保健師の求人の多くは、急募の保健師として即戦力となる人材を募集していることが多いのが現状です。

派遣保健師の求人の応募者の中には、企業や役所等で保健師として活動したキャリアがある人も含まれている場合もあるため、自分がライバルに勝てるキャリアを形成することは、派遣として採用される際に重要です。

今回は、保健師派遣求人を探す前に、派遣保健師として働く職場、求人の見つけ方、求められるスキル、メリット・デメリットなど5つに分けてご紹介します。

1.派遣保健師の職場について

派遣保健師の職場について

派遣保健師が働く職場は限られています。主に、

  • 健康管理室
  • 健康保険組合への所属
  • 行政の保健師
  • 大学などの学校で勤務

などに絞られます。

 

健康管理室や健康保険組合に所属し保健師として勤務する

派遣保健師の多くは、企業内に設置された健康管理室や健康保険組合に所属し保健師として勤務します。

 

勤務期間は3年から1年未満の場所もある

勤務できる最大の年数は、派遣法などに規定がある3年、もしくは産休代替派遣の場合は、産前産後休暇を取得された社員の方が復職までの期間となるため長いと1年〜1年半、早いと1年未満のところもあったり勤務期間の状況は求人によって大きく異なります

求人を探す際や、面接の際に確認しておくことがお勧めです。

 

行政の保健師や大学などの学校で勤務をする保健師

求人数は健康管理室などより少なくなりますが、自治体などの行政の保健師や大学などの学校で勤務をする保健師の求人も転職サイトに出るケースも稀にあります。こちらも企業と同様に人気が高いため、派遣保健師でも倍率は高くなります。

自治体では、主に特定保健指導面談や健康相談、育児相談等2~3ヵ月程度短期で期間限定の仕事が多く、臨時職員として募集がされます。

 

ポイント!

ポイント

学校では、産休代替派遣の求人が多く、学生や教職員の健康管理業務を行います。派遣保健師の求人の全体を見ると、企業は福利厚生がしっかりしていることころが多いため、辞める保健師が非常に少なく、産休代替派遣での求人が多い傾向があります。

 

2.派遣保健師の求人の見つけ方

派遣保健師の求人の見つけ方

希望している条件の求人が出た場合、すぐに応募できる環境が大切になります。

なぜなら、自分が求人を見つけた時には、すでに何人か募集者がいたり、内定者が決定していることもあるからです。

そのためには、日頃から常に求人の現状を情報収集しておくことや保健師求人を多く扱っている派遣会社に複数登録することも一つの方法になります。事前に自分の経歴をまとめたものや履歴書や職務経歴書を作成しておくことも、求人を見つけて以降スムーズな応募が可能となります。

 

おすすめの派遣会社とは

などはおすすめです。その他、インターネットを検索したら出てくるものもありますが、なるべく条件面が良い派遣先を見つけるために複数社を登録しておくことは必須でしょう。

 

求人側が求める人物像を把握する

保健師は女性が多いため、ライフスタイルの変化などで派遣の勤務を希望されるケースもあります。

一つの求人に対して何倍もの応募があるため、派遣保健師への転職は、いかに求人側の求める人物像をマッチできるかが重要です。

求人の多くが少人数または1名枠がほとんどになります

 

求人側のニーズとして求人に求めるもの

求人側のニーズとして多いものは、年齢や現在働いている保健師との相性、引継ぎ期間を含めた勤務開始時期等があります。また、工場系では救急対応や臨床経験が3年以上のところや外資系企業の場合は英語が必須なところもあります。

 

3.派遣保健師に求められるスキル

メモを取る女性保健師

保健師としての保健指導を行うスキルが派遣保健師に求められます。

派遣先により異なりますが、企業などの健康管理室に勤務すると産業医の指示のもと健康診断の事後措置が業務内容にあります。

検査値で会社の基準値より逸脱した社員について面談やメール、電話にて保健指導を実施します。

異常値のある対象者について、現在の状況をヒヤリングし改善に向けての生活の振り返りやアドバイス、対象者が可能である目標設定を15分~30分の面談で行います。

 

様々な統計・分析スキル

派遣保健師は、社員の健康診断やストレスチェックが終了すると、管轄の労基署へ報告を行う業務があります。

その結果をもとに、活動目標を立てたり会社経営者への報告を行ったり自分の受け持ち社員について、会社全体の傾向や対策をデータからアセスメントと考察を行います。

そのため、データの分析や統計は行えた方がより保健師業務がスムーズにいくことが多いでしょう。

 

特定保健指導業務の経験

健康保険組合に派遣された場合には、特定保健指導の経験が求められます。

また、企業ではアウトソーシングを行っているところがほとんどですが、まれに特定保健指導を行っているところもあり、経験がある方が転職の際アピールポイントになります。

 

健康教育・プレゼンテーションスキル

派遣先により異なりますが派遣保健師は、資料作成やプレゼンテーションをする場合もあるため、必要なスキルと言って良いでしょう。

会社の企業では、年に数回社員に向けた健康教育を健康管理室より啓蒙活動を行っています。

社内イントラネット内に月1回健康ニュースを載せることや、新入社員を雇い入れする際のオリエンテーションにて15分程度の時間で健康管理室の紹介を行います。

企業内で医療職が自分たちのみになるためセミナーの講師として依頼される場合もあります。

 

一般的なPCスキル

保健師で勤務をする場合、看護師と比較してワード、エクセル、パワーポイント等のPCスキルは必須で求められます。

統計の業務もあるため、様々なPCスキルはあった方が便利ですが最低限のスキルでも業務に支障を来すことは少ないでしょう。

大企業は、ほとんど健康管理システムが導入され、そのシステムの使い方を教わればデータ管理は行うことができるため心配はいらないでしょう。

 

ポイント!

ポイント

中小企業では、エクセルで手計算にて健康診断や面談の記録の管理を行っている場合もあります。

 

派遣社員の自覚とコミュニケーションスキル

派遣先が企業の場合、健康管理室内は個人情報や企業経営に関わる機密情報を多く取り扱う部署であるため、守秘義務を守ることや自分の派遣社員という立場を自覚して働くことが求められます。

派遣保健師は、

  • 業務上関わることの多い社員
  • 少人数で働くことが多く一緒に働くスタッフ
  • 指示を受けながら一緒に働く医師

等様々な人と関わるため、コミュニケーションスキルは非常に重要になります。

また、良好なコミュニケーションがとれることで医師とは信頼関係を築くことができ、スムーズな業務につながります

 

ポイント!

ポイント

派遣保健師として勤務をすると勤続年数が多い保健師から教えてもらうことも多く、一緒に働く人との関係が自分の働きやすさにも関係してきます。

 

4.保健師が派遣として働くメリット

笑う女性保健師

まず、派遣先で業務を通して保健師としての経験を積むことが出来ることがメリットに挙げられます。

具体的には、保健指導で様々な対象者と面談をしたり健康相談では幅広い年代の方の相談に応じたり、時にカウンセリングをしたりすることで自分の経験値を高めることができます。

派遣保健師は、自分のスキルアップのために研修へ参加することや最新の保健師業界の情報収集したこと等を日々の業務へ活かしながら保健師業務を行っていくことが出来ます。

 

高時給なところが多い

派遣先により異なる場合もありますが、ほとんどの場合社員で採用された場合の保健師と比べ派遣保健師では、時給が高めのところが多いです。

また、企業の場合は契約社員で保健師が採用されているケースが多いため派遣で勤務をした保健師が雇用の安定を抜きにして考えた場合、短期的に見れば社員より年収が多くなることもあります。

 

厄介事も短期間で解消される

現在、派遣社員も会社内に多いですがまだ派遣は、身分的にも低い扱いをされるところもあり居心地が悪いと感じることもあるでしょう。

しかし、雇われている派遣期間が明確なため、人間関係があまり良くないと感じるところでも自分のスキルアップのためや給与のためなど比較的割り切って働くことが出来やすいと言えます。

 

5.保健師が派遣として働くデメリット

人差し指を顎に当てて悩む女性保健師

派遣保健師は、派遣期間が決まっており雇用形態が不安定ということがデメリットです。

特に、産休代替派遣で働く場合、休職している保健師の復帰次第のところもあり派遣期間が派遣会社から聞いている期間より長くなったり短くなったりすることがあります。

また、派遣は年に契約更新を何度か行うことが多いため、労働契約が長期的なものではなく会社の方針や都合等により短期で終了してしまう場合もあることを考えると雇用は不安定と言えます。

 

派遣会社と派遣先会社の意見の違いがある

派遣保健師として働く場合、派遣会社に所属し契約した派遣先の企業で勤務をすることになります。

しかし、業務上の指示は現場監督者からの命令・指示になるため、派遣会社が把握していた内容とは異なるものや事前の連絡が間に合わず聞いている状況と異なる場合もあります。

派遣会社と派遣先の会社のコミュニケーションが良好な場合は、その点について悩むことは少ないですが、勤務先の担当者が自分の派遣会社をあまりよく思っていない場合は、注意をした方が良いでしょう。

 

ポイント!

ポイント

派遣労働は、会社間での契約になるため業務内容や派遣保健師が関われる範囲等の相談や調整が必要となる場合が発生する可能性があります。

 

福利厚生が充実でない

派遣という勤務形態であれば仕方のないことですが、派遣保健師は福利厚生面での充実は望めません。

派遣は、時給で業務をするため働いた分がそのまま給料となり、正社員のように怪我をした場合の休職や退職金はありません

 

まとめ

派遣保健師の求人は、保健師業務がある程度1人で行えることが条件で、自分は何が得意で保健師としてどのような経験があるかが重視されます。

保健師へ転職を考えている看護師は、派遣保健師から経験を積むことも1つの手段です。

また、派遣保健師の実際の保健師業務を経験し、自分のやりたかった仕事なのか今後も続けたい仕事なのかを決められるのも良いでしょう。

さらに、派遣先によっても保健師業務でも様々であるため、自分の方向性にあったところを見つけるための準備期間として経験値を高めながら検討ができるのも派遣の良いところと言えます。

派遣というメリットを最大限に活かし、保健師としてのステップアップを目指している看護師は、是非参考にしてみて下さい。

関東在中、30代ナース。病院や企業で医療職として勤務。キャリア約10年以上。 病院では呼吸器、糖尿病患者様の看護、企業では主にメンタルヘルスを中心に働いておりました。
楽天的な性格だと言われますが、色々と変化のある世の中で日々「スマイル」&「感謝」&「前向き」を心がけ、プライベートでは2頭のワンコに癒されながらマイペースに生きております。
現在、株や投資、アニマルセラピーに興味がありのんびり情報収集中でございます。皆さまの転職活動に少しでもお役に立てると幸いです。

看護師としての経歴

保有資格 ・看護師
年齢 ・東京都/30代
職務経験 ・大学病院 ・クリニック ・企業内健康管理室
診療科経験 ・呼吸器内科・内分泌代謝内科・眼科(レーシック) ・健診センター・学校保健室
・介護老人保健施設・デイサービス・訪問入浴


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