eナースセンター(日本看護協会)を使って看護師転職求人を探す方法

eナースセンター(日本看護協会)を使って看護師転職求人を探す方法

日本看護協会が運営するeナースセンターを活用して、看護師転職求人を探すための活用術をお伝えしていきます。2015年6月から、看護師求人の検索システムのリニューアルを行ったため、ある程度利用しやすくなりました。

eナースセンターとは何かを説明した後、eナースセンターを利用するメリット・デメリット・活用方法をお伝えします。

1.eナースセンターとは

eナースセンターとはeナースセンターとは、日本看護協会が運営する、看護師のための無料職業紹介をインターネット上で行うことができるようにしたものです。(eナースセンター公式サイトへ

47都道府県に「都道府県ナースセンター」を設ける日本看護協会が、簡単に看護師求人を探すために作成しました。別名ナースバンク事業とも呼ばれるため、「ナースバンク」という名前でも知られています。

 

ナースバンク事業について

ナースバンク事業は、転職先を探している看護師や看護師職を探している求人施設の方のために行われています。看護師に関しては、「再就業支援研修」や「生涯支援」など、看護師のキャリア継続や、生涯に渡る看護師のキャリア支援などを目的に行っています。

 

ポイント!

ポイント

eナースセンターは厚生労働省の支援を受けて、日本看護協会が運営する全国的な看護師求人サイトであるといえます。民間が行っている転職求人サイトとは違い、様々なメリット・デメリットが存在するのが特徴です。今まで看護師求人検索機能は使い勝手が良くなかったのですが、2016年5月以降にリニューアルされ、利用しやすくなりました。

 

2.eナースセンターを活用するメリット

eナースセンターを活用するメリット

公共機関であるeナースセンターを活用して看護師が転職求人を探すメリットは以下のようなことがあげられます。

  • 公的機関なので個人情報などを安心して利用できる
  • 地方の求人に強いメリットがある
  • 民間の看護師求人サイトには掲載がない求人がある
  • 採用側にコストがかからないというメリットが存在する

1つ1つ大事なポイントですので、合わせて確認していきましょう。

 

個人情報など利用での安心がある

今ではかなり少なくなりましたが、看護師人材紹介をお金のためだけに転職支援を行っている会社がありました。以前、看護師登録をした段階で個人情報が流用されるといったトラブルがありましたが、公的機関で行われているeナースセンターにおいては、その点の心配はまったくなく、安心して利用することができると言えるでしょう。

(民間の看護師求人紹介会社が個人情報の点で安心できないわけではございません。当サイトでご紹介している大手看護師求人会社などは安心して利用することができます。)

 

一部地方の求人に強い

eナースセンターに掲載がある看護師求人は地方によっては求人数が多い傾向がある地域と、地方エリアでも看護師求人が少ない地域があります。以下で紹介する「eナースセンターの看護師求人数について」を確認しながら、利用するかどうかを決めましょう。

 

民間の看護師求人サイトには掲載がない求人がある

例えばですが、厚生労働省管轄の検疫所での検疫官(看護師)などの求人募集を行っているケースなどがあります。このように、民間企業が運営する看護師転職サイトには出回らない求人情報も手に入れることができるのがメリットとであるといえます。

 

採用側にコストがかからない

eナースセンターには、全国で1万件以上の看護師求人が存在しますが、雇用者側(病院等)は掲載に費用がかかっていません。そのため以下のようなことが考えられます。

  • 採用コストがかかっていないため、内定を取りやすい
  • 採用コストがかかっていないため、高給与である可能性がある
  • 採用コストがかかっていないため、期待感が通常より低い

上記のようなメリットが存在します。採用コストは看護師の1年間の年収の約20%~35%ぐらいで費用がかかるため、それがゼロで抑えられるというのは、雇用者側にとっては大きなメリットであるといえます。

 

ポイント!

ポイント

eナースセンターのメリットについて、紹介しましたが、メリットがある反面、デメリットも多く存在します。デメリットを確認の上、利用するかどうか判断するようにしましょう。お勧めは民間の企業が運営している看護師転職求人サイトと同時利用することです。

 

3.eナースセンターを活用するデメリット

eナースセンターを活用するでデメリット

ここでは、eナースセンターを活用する上でのメリットをお伝えいたします。民間企業が運営する看護師転職サイトと比べた場合のデメリットに下記のポイントがあげられます。

  • eナースセンターでは看護師求人数が少ない
  • サイトの操作が面倒臭い
  • 病院等の勤務先情報は募集ベースでしか分からない
  • 転職活動を行うのにすべて自分で行う必要がある

少し大事な部分なので1つ1つ確認していきます。

 

eナースセンターでは看護師求人数が少ない

民間企業が運営する看護師転職サイトと比べて、看護師求人数が約10倍以上違います。メリットでもお伝えをしましたが、eナースセンターのみ扱っている求人以外は転職を行う看護師にとって魅力的ではないことが分かります。

 

サイトの操作が手間を感じる

eナースセンターでは、入力事項が多くサイトの操作が面倒というデメリットがあります。

eナースセンターではキャリアコンサルタントなどの仲介者がいるわけではないため、プロフィールと求職者情報を詳細に登録しなければ、自分に合った職場をマッチングさせてもらえないのです。

ポイント!

ポイント

求職者情報を見て、病院側から直接オファーがくることもありますので手を抜かず入力する必要があります。

 

病院等の勤務先情報は募集ベースでしか分からない

民間企業が運営する看護師転職サイトの場合、病院の見学や院内情報は担当コンサルタントが設定・把握をおこなっています。そのため、なるべく自分に合った求人をマッチングさせることができますが、eナースセンターの場合は求人情報を確認して応募し、面接をうけるという一連の作業を経る必要があるのです。

院内設備、院内の人間関係、働く看護師の情報は一切ありません。これは、転職活動を行う上での大きなデメリットであるといえます。

 

転職活動を行う過程をすべて自分で行う必要がある

希望条件に合った求人の選定や応募、面談日の設定など、民間企業に比べるとある程度自分で行わなければなりません。家庭との両立を考えながら看護師求人を探している方や、現在看護師として働きつつ求人を探している方には向かないでしょう。

 

ポイント!

ポイント

民間企業が運営する看護師転職サイトと比べると、eナースセンターのデメリットが少し目立ちますが、併用することで比較しながら利用することが、もっとも賢い看護師求人の探し方であるといえます。また、ハローワークを利用するよりは、eナースセンターを利用したほうがはるかに良いといえるでしょう。

 

4.eナースセンターの看護師求人数について

eナースセンターの看護師求人数について

日々求人情報は変更、更新されていきますが、eナースセンターには、全国で約1万件程度の看護師求人募集の登録が寄せられています。都道府県別のeナースセンターにある看護師求人数を以下の表に掲載しています。(以下は2015年12月にeナースセンターの検索を調べ結果です。)

 都道府県 看護師求人数(約)
北海道700件
青森県110件
岩手県130件
宮城県230件
秋田県130件
山形県140件
福島県230件
茨城県170件
栃木県180件
群馬県130件
埼玉県330件
千葉県290件
東京都980件
神奈川県510件
新潟県180件
富山県160件
石川県200件
福井県200件
山梨県130件
長野県230件
岐阜県300件
静岡県650件
愛知県650件
三重県280件
滋賀県110件
京都府450件
大阪府560件
兵庫県290件
奈良県100件
和歌山県210件
鳥取県79件
島根県82件
岡山県320件
広島県260件
山口県70件
徳島県170件
香川県170件
愛媛県200件
高知県65件
福岡県320件
佐賀県50件
長崎県200件
熊本県420件
大分県160件
宮崎県150件
鹿児島県180件
沖縄県100件
合計約看護師求人数11,950件

eナースセンターの看護師求人は地方に強い傾向はありますが、都道府県によって片寄がありますので、希望の勤務地を確認しましょう。

 

絞りこめる看護師求人内容

eナースセンター絞込み検索

看護師求人内容はeナースセンターでもある程度絞込みで検索することが可能です。

  • 住所:都道府県/市区町村
  • 雇用形態:常勤/非常勤/臨時雇用
  • 勤務形態:3交代制/2交代制/日勤+当直/日勤+オンコール/2部制/日勤のみ/夜勤のみ
  • 給与:月給/日給/時給/年棒/回毎
  • 所定労働時間を超える勤務:なし/あり

上記のような項目で看護師求人が絞りこめるようになっています。

 

5.eナースセンター登録から就職・転職までの流れ

eナースセンター登録から就職・転職までの流れ

eナースセンターで看護師求人を探し、就職・転職を行うまでの簡単な流れを掲載しています。まずは「eナースセンターの公式ホームページ」へ行ってください。

  1. eナースセンターに登録/IDの取得
  2. 求人施設検索・問い合わせ等
  3. 応募結果の確認と面接

 

1.eナースセンターに登録/IDの取得

求職者(看護師)ID申請」フォームより、入力項目を埋めて登録します。スマートフォンや、携帯のアドレスだけでも登録が可能なのでパソコンを持っていない方でも活用することが可能です。入力項目は以下の通りです。

  • メールアドレス
  • 氏名
  • 住所都道府県
  • 電話番号

まずは、上記の項目を登録します。その後本登録のメールが届くくので、以下のように詳細を入力していきます。

  • 自動マッチン受け取りの有無
  • 求人者情報公開の有無
  • ハローワーク(公共職業安定所)への登録の海
  • 個人情報の詳細入力
  • 希望する雇用形態等
  • 希望勤務地
  • 取得免許選択

上記のようなかなり細かい情報を入力して、登録完了となります。

 

2.求人施設検索・問い合わせ等

登録を行ってから、求人施設を検索したり問い合わせをしたりします。問い合わせ方法には2つのパターンがあり、自分で直接求人に問い合わせる方法と、ナースセンターを介して問い合わせを行う方法の2パターンが存在します。

 

3.応募結果の確認と面接

応募結果によって採否の結果が分かります。その後、面接を行い、晴れて入職という流れになります。自分が希望している看護師求人さえ見つかれば、意外とスムーズに転職先が見つかるのです。

 

6.併用するのにオススメな看護師転職サイト

併用するのにオススメな看護師転職サイト

eナースセンターを利用するにあたって、可能であれば民間企業が運営する看護師転職サイトと併用して利用するのが一番お勧めの方法です。ただ、eナースセンターを利用する方は、民間企業が運営する看護師転職サイトを嫌う方がほとんどです。

その場合は、厚生労働省が認可している、「職業紹介優良事業者認定」を受けている看護師転職サイトを選びましょう

 

職業紹介優良事業者認定がある看護師転職サイト

厚生労働省が委託している期間が独自の審査方法にて、民間の職業紹介事業者を厳選して認定する制度です。審査が厳しいので、登録している転職サイトは非常に少ないですが、こちらも安心して利用できる看護師転職求人サイトであるといえます。(職業紹介優良事業者認定公式ホームページ

 

ポイント!

ポイント

3社ともサービスが異なりますし、担当になるコンサルタントによっても良い悪い、相性などが存在するので、2社~3社程度、必ず複数登録を行い、eナースセンターの求人と比較しながら、転職・復職活動を進めましょう。

 

まとめ

インターネット上で求人を検索すると、民間の看護師転職サイトの情報が一番目に付くため、eナースセンターの存在は意外と知られていないことがあります。確かに、eナースセンターは民間の看護師転職サイトと比較すると保有している求人数は少ないですが、一方である一定の地域では「地方求人に強い」というメリットもありますので、上手く使い分けながら効率よく求人を見つけていくと良いでしょう。

また、そこまで多くの人に知られていないということは、人気の求人を低倍率で受験できる可能性もありますので、転職を検討中の看護師の方は、これを機会にぜひeナースセンターをのぞいてみてください。

監修者

亀岡さくみ看護師

この記事は「」さんが執筆しました。

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