救急(ER)看護師の悩みとその対処法

救急の看護師の悩みと対処法

救急は忙しく、常に緊張感を持って仕事をすることが必要であるため、悩みを抱えている看護師も多いでしょう。

そのため、救急で働く看護師は自分に合った対処法を持って仕事にあたることが大切です。

ここでは、私が救急で働いた経験を元に、日々の業務を行う中での様々な悩みに対しての対処法を紹介していきます。

1.「重圧」という悩みの対処法

重圧という悩みを抱える看護師

救急では、多くの重圧の中で仕事を行わなければならず、

  • 患者の重症度が高く、一歩間違えば死に直結する
  • 常にスタッフ・患者家族からの視線を感じながら働く
  • いつ患者が急変するかもしれない

等、様々な要因による重圧があります。

多くの重圧がある中で勤務する看護師は、自分なりの対処法を持って仕事を行うことが大切であるため、以下で見ていきましょう。

 

対処法(1)癒しを作る

救急は、緊張感漂う場所であり精神的な拠り所は必要であるため、癒しを作って重圧という悩みを対処することをお勧めします。

私の場合は、息子の写真を癒しにしていますが、癒しグッズなどを利用している看護師やキャラクター物を身の回りに置いている看護師などもいます。

 

対処法(2)適度に病棟から離れて休息を取る

救急では、常に緊張感を持って業務をこなしているため、8時間の勤務ですが食事休憩以外にも5分や10分の休憩を交代で取り、適度に病棟から離れて休憩することが大切です。

たった数分ですが、ずっと緊張の糸を張り続けるのは辛いため、ほんの少しその場を離れるということに意味があります。

 

補足説明!

ポイント

救急では、多忙で昼食もとることが難しい場合もありますが、その場合は血糖値の低下にも繋がるため、5分の休憩中に水分補給や栄養補給を行います。

 

2.「医師との連携が取れない」という悩みの対処法

医師と連携する看護師

救急では医師との連携がとても大切ですが、「処置中に怒鳴り声を上げる」「自分のペースに着いてこられないと不機嫌になる」等の医師もいるため、医師とどのように関わるかを考えることが大事です。

それでは、医師との連携が取れないという悩みの対処法について紹介していきます。

 

対処法(1)医師の性格を把握して適した関わり方をする

医師の性格を理解し、その医師に合った関わり方をすると医師との関係も良好になり、信頼関係も得る事ができるため、看護師自身も業務の苦痛が減ります。

 

処置中にどなる医師の場合

例えば、処置中に怒鳴る医師は、ずっと怒鳴っているわけではなく自分の思い通りに周囲が行動しないため、苛立ちを隠せず声に出してしまうのです。

そのため、その医師の求める事を先に考え、わからない場合には先に質問をすることで医師の苛立ちは軽減されます。

 

ポイント!

ポイント

医師と合う人もいれば、合わない人もいるのは当然のことであるため、程度な距離感を保ち、苦手な医師とは適度な距離感で接することが上手にストレスを溜めずに働くコツです。

 

対処法(2)メモを渡す・メモを残す

医師・看護師共に多忙で、うまく連携が取れない場合は口頭で伝えるのと同時に水掛け論にならないためにもメモを渡すことや、医師の机やホワイトボードにメモを残すことが大事です。

私の場合、以前までは口頭で伝えていましたが、多忙な医師は何人もの患者の情報を看護師ごとに言われ、抜けが多く困ってしまった事があったため、解決策としてメモを残すようにしています。

病院の決まりや医師によっては嫌な顔をする人もいるため、その環境に合わせましょう。

 

3.「患者家族への配慮が難しい」という悩みの対処法

患者家族に配慮する看護師

救急では、患者の重症度が高く常に死と隣り合わせの為、患者家族との話はとても看護師にとって精神的ストレスがかかります。

以下では、患者家族への配慮が難しいという悩みの対処法について確認していきましょう。

 

対象法(1)仕事と割り切る

救急で働く看護師は慣れもありますが、感情移入してしまうと自分自身の精神的負荷が大きく病んでしまう場合もあるため、患者や家族との関わりを仕事と割り切って働くことが大切です。

 

補足説明!

ポイント

救急では、1人の看護師で受け持ち患者を看護するのではなく、チームで看護して個々の精神的負荷を減らす目的もあるため、基本的にチームナーシングと機能別看護などで患者を看護しているところが多いです。

 

対処法(2)患者家族の要求は自分で解決しない

救急では患者が重症であるため、中には冷静さを失い感情で会話をして無理難題を言ってくる家族もいます

重症度が高い患者であるからこそ、看護師長や主治医に相談してそちらから伝えてもらうようにし、自分自身だけで解決しないようにしましょう。

私自身、患者家族から言われた話ですが「お父さんを動かさないでください。こんなに機械がいっぱい付いているのに、動かして何かあったら責任を取ってくれるんですか。」と患者の妻から言われたことがありました。

家族に必要性を何度説明しても理解が得られず、最終的に「死んだらあなた達のせいですからね。」等と言われたため、医師と看護師長に相談し対応してもらいました。

 

注意点!

ポイント

冷静さを失った患者家族に曖昧な返答をしてしまうと、要求はさらに増してしまうため、出来ないことはできないということも大切です。

 

4.「多忙」という悩みの対処法

多忙に働く看護師

救急は勤務が始まってから、

  • モニター管理
  • バイタルチェック
  • 処置
  • ドレーン管理
  • 輸液管理
  • 呼吸器管理
  • 排泄ケア
  • 体位変換
  • 記録
  • 食事介助
  • 口腔ケア

等、常に忙しく業務をあげればきりがない程で入院があれば、そちらの対応もしなくてはいけません。

それでは、多忙という悩みの対処法について見ていきましょう。

 

対処法(1)効率を考え業務効率を上げる

業務開始前に患者の情報収集を行い、1日のスケジュールを考えますが、イレギュラーは発生するため基本的に行わなければいけないことを考慮して業務を行います。

例えば、医師の処置の前か後に清拭やオムツ交換・体位変換などを行うことです。

 

補足説明!

ポイント

何かのついでに他の業務も行うことで、業務効率が上がり、入院を受けたり後輩を指導したり、患者に対してさらにケアすることができます。

 

対処法(2)救急患者をチームワークで行う

救急患者は、受け持ちは1人ですが重症度が高くケア値も上がり、看護師1人では出来ないこともたくさんあるため、チームワークで行うことが大切です。

看護師はチームで業務を行うため、1人でできない場合は、同じチーム内の他の看護師の手を借り、誰かが困っていたら手助けを行うことで、より業務がはかどります。

 

対処法(3)次の勤務者にお願いをする

自分の決めた予定や決まっていた業務をすべて行うことができない時は、絶対に今日行わないといけない業務から順位をつけ、優先順位の低いものは諦めて翌日に回すか、次の勤務者にお願いをします。

 

補足説明!

ポイント

「次の勤務者に申し訳ない」という気持ちから、無理をしてでもその日にと考えがちですが、忙しい毎日の中で協力して業務を行うためには必要なことです。

 

まとめ

救急というストレス負荷の強い環境の中で働く看護師の悩みと対処法を紹介してきましたが、いかがでしたか?

救急で働き悩みを抱えている看護師は、ぜひ参考にしてみてください。

ER看護師はるちっち

【大阪府/33歳・資格:看護師】

済生会系列の病院で3年、その後クリニックで2年勤務しながら派遣看護師として企業検診・デイなどの施設をメインに活動。現在はERに6年勤務しながら、看護師ライターとして活動中。また、ママ看護師として働きやすい職場環境についてなどリアルな意見を記載していきます。

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