著作者

齋藤

正看護師

齋藤

( 現役看護師)

【体験談】救急看護認定看護師が院内で行う仕事内容や役割をレポート

公開:、更新:2018年03月28日
救急看護認定看護師が院内で行う仕事内容や役割をレポート

救急看護認定看護師は1997年に認定された資格であり、看護師認定資格制度ができた当初からある最も古い資格となります。

このページでは救急看護認定看護師と一緒に病院内で働いたことがある看護師の方に、仕事内容・役割などレポートを行ってもらっているページです。

「救急看護認定看護師を目指したい」「現在院内に救急看護認定看護師が不在」などの方に活動する雰囲気をつかんでもらえたら幸いです。

院内で行う仕事内容や役割を看護師がレポート

病内での救急看護認定看護師の活動レポート

患者急変時の対応を実施できるように講義していた

主に救急救命科に属し、普段は同僚スタッフと共に全く同じように看護師として業務をしています。

認定看護師としての業務は、時々開催される「患者急変時の対応」を実践できるよう看護師に向けて講義をすることです。新人や、急変時対応に自信がないスタッフなどが対象ですが、ベテランでも定期的に参加します。発見したときに何を確認するか、心臓マッサージの手技、AEDやDCの扱い方など、講義があると知識や技術を再確認することができるので良い機会なので病院全体の対応能力がレベルアップできます。

ただ、救急救命での看護ケアは全病棟共通ではなく、かなりイレギュラーなので救命病棟看護師にはその知識や技術を伝えるなどの貢献ができると思いますが、それ以外に特別な活動はされていなかったのが実状です。

あおいロワイアル女性看護師あおいロワイアルさん(神奈川県/40歳)

 

定期的な災害訓練や、災害時活躍できる医療従事者が増えるようにACLSの指導などにもあたっています

救急の認定看護師はDMATとして活動しており、災害時に備え日々訓練をしています。

実際に東北大震災・熊本地震にDMATとして出動し活躍していました。

いつ災害や大きな事故が起こっても大丈夫なように、定期的な災害訓練や、災害時活躍できる医療従事者が増えるようにACLSの指導などにもあたっています。

また、災害時だけでなく、大きな事故が発生した時にも出動したりします。

的確にトリアージを行うのも救急認定看護師にとってとても大事なことです。院内でもERでトリアージを行い、緊急性のあるなしを判断し、医師と連携をとっています。救急認定看護師がいることで、医師も安心して患者の処置をすることができていると思います。

ER看護師はるちっちER看護師はるちっちさん(大阪府/33歳)

 

フィジカルアセスメント研修の講師として指導してもらいました

救急看護認定看護師の方は、院内で4年目以上の看護師に行われるフィジカルアセスメント研修の講師として指導してもらいました。

急性期病棟では、1人で迅速な判断が求められるため、実際に呼吸音の判定や、症状から推測される疾患と看護について勉強でき、実践に非常に役立ちました。

あらかじめ提示される宿題には、レントゲン所見と症状から推測される疾患と看護について記入するものなど、その宿題を研修時間で、さらに詳しく解説してくれました。

研修後は、観察ポイントを整理することができたため、臨床では時間短縮になりました。また、その知識を病棟に持ち帰って伝授することもチームの質向上に役立っていました。

うさぎ 女性看護師うさぎさん(関東)

 

救急外来を拠点に各病棟の救急医療体制を強化する活動

所属していた救急看護認定看護師は、救急外来を拠点に各病棟の救急医療体制を強化する活動をしていました。その他に、救急処置が必要な場面を想定した救命技術や優先順位の考え方等、定期的に院内での講義を担い、学会発表を積極的に行っていました。

臨床現場では、精神的に不安定となった緊急時の患者に対して、タッチングやストロークを繰り返しながら、そばでお話を聞く姿が見受けられ、患者の家族に対しても、落ち着いた雰囲気をかもし出しながら親身になって対応していました。

一般看護師とは、異なる看護業務の中で、一般看護師と同じ仕事をこなし、講師や委員会等にも積極的に参加され、とにかく救急看護を追求する姿に感心しています。

女性看護師ひーちゃんさん(北海道/34歳)

 

救急看護認定看護師になるには

救急看護認定看護師になるには

2017では認定看護師全体が18,728人中、救急看護認定看護師は1,205人となっています。

2013年 827人
2014年 927人
2015年 1,022人
2016年 1,118人
2017年 1,205人

(日本看護協会 認定部より2017年7月データ)

毎年100名前後の救急看護認定看護師が新しく誕生しており、救急看護認定看護師は、

  • 救急医療現場における病態に応じた迅速な救命技術
  • トリアージの実施
  • 災害時における急性期の医療ニーズに対するケア
  • 危機状況にある患者・家族への早期的介入および支援の知識、技術取得

などが目的となっています。

 

救急看護認定看護師の資格取得条件

救急看護認定看護師の資格取得条件は以下の通りです。

  • 日本国の看護師免許を保有していること
  • 看護師としての実務経験が通算5年以上あること
  • 通算3年以上、救急部門での看護実績を有すること
  • 救急部門において、CPA・重症外傷・意識障害・呼吸不全・循環不全・中毒・熱傷患者等の看護の中から5例以上担当した実績を有すること。
  • 現在、救急部門で勤務していること、または救急部門での勤務が予定されていること。
  • 日本看護協会が認定している認定看護師教育課程を修了(6ヶ月・615時間以上)

他の認定看護師資格と一番違う点は、救急部門での勤務または働く予定があることが必須条件になっている点です。(他の資格は「望ましい」となっている場合が多いです。)

そのため、資格取得を行うために救急部門での実績とともに、継続勤務することが求められています。

 

日本看護協会が認定している救急看護認定看護師の教育機関一覧

東京都 日本看護協会 看護研修学校
(2018年1月時点:休講)
神奈川県 東海大学看護師キャリア支援センター
(定員:30名)
和歌山県 和歌山県看護協会
(2018年1月時点:休講)
大阪府 大阪府看護協会 認定看護師教育課程
(定員:30名)
福岡県 日本赤十字九州国際看護大学 看護継続教育センター
(定員:30名)

(2018年1月31日現在)

関東エリア、関西エリア、九州エリアにまんべんなく医療機関があるので、認定看護師の中では比較的通いやすい資格といえます。

 

注意しよう!認定看護師にかかる費用について

以下は最低限かかる費用の計算を独自に行っております。詳しくは日本看護協会に確認をしましょう。

入試検定料 約5万円
入学金 約5万円
授業料 約70万円
実習費 約10万円
認定審査費用 約5万円
認定費用 約5万円
   合計約100万円

※ここに記載してある費用に加え、無給となる6ヶ月間の生活費用も考慮する必要があります。

まとめ:効率的に資格取得を目指す方へ

救急看護認定看護師の役割や仕事内容としては、

  • DMATとして活動
  • 災害時へ備えた訓練や研修
  • フィジカルアセスメント研修
  • 救急医療体制を強化する活動
  • トリアージを院内で行うこと

などの意見が多かったでしょうか。

医療人としても看護師としても、社会的にも需要が高まる救急看護認定看護師ですが、救急看護認定看護師の資格はゴールではなくあくまで通過点です。

資格を取得するだけではなく取得後の進路や、行いたいことも見据えたうえで、取得を検討してみてはいかがでしょうか。

 

効率的に認定看護師支援を受けて資格取得を目指す方へ

効率的に認定看護師支援を受けて資格取得を目指す方へ

認定看護師を目指す看護師の方は「認定看護師支援がある病院への看護師転職で知りたい6つのポイント」を確認してください。

 

食べること、スポーツ観戦が好きな看護師です。社会勉強と称していろいろなところで働いた経験を綴っています。派遣看護師の経験もあり、派遣では回復期の病棟業務、ディサービス、検診センターで仕事の経験があります。

看護師としての経歴

保有資格 ・正看護師
出身/年齢 ・神奈川県/20代後半
職務経験 ・総合病院 ・クリニック ・介護老人保健施設 ・デイサービス
・健診センター ・イベントナース・夜勤専従看護師
診療科経験 ・脳外科 ・神経内科 ・内科 ・皮膚科 ・整形外科


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