救急外来の看護師は16時間の夜勤と、24時間の当直勤務、どちらの勤務体制が働きやすいのか?

看護師 夜勤 当直

看護師という仕事は、さまざまな勤務形態があります。二交替や三交替という違いだけでなく、早番、遅番があることや、当直勤務というものもあります。

私の勤めていた病院では、病棟勤務は二交替、外来勤務は24時間の当直勤務があり、外来勤務後に夜間救急外来にそのまま入るというものでした。

では、生活スタイルに大きな影響がある夜間の勤務は、16時間の夜勤と、24時間の当直勤務ではどちらが働きやすいのでしょうか。

1.病院自体の救急体制を確認しよう

病院自体の救急体制を確認しよう

救急外来での仕事量を左右するのは、その病院自体の救急体制でしょう。一次救急、二次救急、三次救急によって来院する患者さん、救急搬送されてくる患者さんの状態が異なります。

また、得意とする分野をもつ病院では、その分野の治療が必要となる患者さんが多く搬送されてきます。

 

日によって忙しさに差がある病院だった

私の勤めていた病院は、ニ次救急であるのと同時に脳卒中センターを備えていたため、地域で発生した脳血管疾患の疑いがある患者さんは優先的に搬送されてくる病院でした。

そのため、日によっては三次救急並みの忙しさがあることや、夜間患者さんが一人も来院しないというとても穏やかな日もありました。

 

2.日曜・祝祭日が休みになるという不都合さがある

病棟は日曜、祝祭日など関係なく稼働しているため、日曜、祝祭日に出勤することも、夜勤に入ることもあり得ます。そのため、夜勤明け、明け休み、週休を平日に入れることもできます。

 

ポイント!

ポイント

外来は必然的に日曜、祝祭日が休みになるため、ほとんど平日に休みが取れないという不都合さが出てきます。さらに、病棟で夜勤に入る場合と、外来で24時間勤務の当直に入る場合では、その後の明け休みを入れられるかどうかが異なります。

 

明け休みを入れられるか確認しよう

毎週水曜日に月4回の夜勤、当直に入るとします。すると、夜勤の場合では木曜日が夜勤明け、金曜日が明け休みと設定することができ、これだけで週休を4日消費することになります。

それ以外の4~5日の週休はまた別の日に入れてもらうことができます。

 

当直の度に明け休みが取れない

当直の場合も同じように木曜日に明け、金曜日に明け休みというように週休を取るとします。しかし、日曜日が必然的に週休となるため、金曜日4回と日曜日4回ですでに週休を消費してしまいます。

さらに、私の勤めていた病院は土曜日も月に2日休みであったため、病院都合の週休で必ず6日消費しなければなりませんでした。

 

平日しかできない事があると休みを取る必要がある

病棟勤務と同じように当直のたびに明け休みを取ることができなくなり、月に2日は金曜日にも出勤しなければならなくなるのです。土、日以外に予定がある時には、わざわざ有休を使うこともありました。

特に困ったのは、子どもの行事や役所、銀行での手続きです。平日しかできないことがあると、そのためだけに休みを取らなければならないのです。

 

当直明けの翌日も出勤するのは体力的にきつい

土曜日、日曜日に休みが欲しいという方にとっては、わざわざ希望休を取らなくても休みになるというのは好都合かもしれません。

しかし、24時間の当直明けで帰ってきて、また翌日も出勤しなければならないのは体力的に非常に辛いものでした。

 

3.救急外来のみか外来勤務との兼務かによって異なる

救急外来のみか外来勤務との兼務かによって異なる

救急外来そのものが独立した部署となって24時間稼働している病院もあれば、日中は一般外来で救急搬送を受けており、夜間は救急外来とを稼働させている病院もあります。

 

24時間の救急外来では翌日出勤はない

24時間稼働する救急外来では、ほとんどの場合がそこに所属する看護師の二交替や三交替勤務となるでしょう。

また、病棟のように日曜、祝祭日など関係なく稼働しているため、たとえ当直勤務があっても当直明けの翌日に出勤しなければならないという状況は避けられるでしょう。

 

夜間のみの救急外来では翌日出勤がある

夜間のみ救急外来を行なっている病院では、一般外来の看護師が夜間の救急外来を兼務することが多いです。

一般外来は、日曜、祝祭日が休みとなるため、外来勤務の看護師は必然的に月に4日は休みになり、当直があっても明け休みが取れない上に、平日に休みが取れる日数も限られてしまうのです。

 

一般外来と夜間救急外来の兼任をしていた

私自身も、一般外来と夜間救急外来の兼務をしていました。後に救急外来として独立したのですが、それまでの期間は午後4時まで一般外来で勤務し、休憩を挟んでそのまま夜間救急外来に入っていました。

そのため、勤務時間は午前8時半に出勤して、翌朝9時までのトータル24時間半だったのです。

 

仕事が終わると頭も身体も動かなくなる

夜間救急外来が落ち着いていた日は、数時間の仮眠をとることもできて当直明けに用事を済ませる余裕もありました。

しかし、引っ切り無しに患者さんが救急搬送されてくるような慌しい日は、24時間以上寝ずに動き回っているわけですから、仕事が終わって気が抜けると頭も身体も働かなくなることがよくありました。

 

4.看護師の給料面での違いにも注目してみよう

給料面での違いにも注目してみよう

看護業務の内容や仕事量は、病棟と外来など所属部署により違うのは想像できます。それよりも、夜勤と当直という働き方でお給料にどのような違いがあるのかが気になると思います。

 

外来勤務と夜間救急外来を兼任した方が月収は多い

私の場合になりますが、率直にいうと、当直1回の方が長時間働くため1回夜勤に入るよりも1勤務のお給料は多くなります。

また、私の場合は病棟で4回夜勤に入っていたときと比較すると、外来勤務と夜間救急外来を兼務していたときの方が月収は多くありました。

 

月に4回当直すると基本給プラス6万円になる

当直の日の詳細は、外来勤務中は通常通り基本給に含まれます。その後、通常の就業終了時間である午後5時から深夜0時までは残業扱いとなり、1時から朝9時までは当直手当として5000円が支給されていました。

残業手当は勤務年数などにより異なりますが、だいたい1回の当直あたり1万5000円の支給になりました。そのため、月に4回当直をすることで基本給プラス6万円前後ということになります。

 

夜勤の場合は当直勤務より給料が低い

夜勤の場合は、午後4時半から翌朝9時までの勤務で、勤務開始から8時間は基本給に含まれ、それ以降は夜勤手当として8000円が支給されていました。

そのため、基本給プラス3万2000円前後となり、当直勤務をした場合よりも2万8000円少なくなるのです。

 

病院ごとの夜勤と当直の違いに注目しよう

お給料を全体的に見たときは、病棟勤務の場合も外来と当直勤務を兼務した場合も同じくらいの月収になります。しかし、細かく見てみると、実は病棟勤務の場合は日勤時の残業が多くなるため、その残業代がプラスされていたのです。

病院により残業手当、夜勤手当、当直手当などの金額や仕組みは異なるため、その病院では夜勤と当直がどう違うのかという点にも注目してみましょう。

 

5.夜勤と当直、結局どちらが働きやすいのか?

結局どちらが働きやすいのか?

夜勤も当直もどちらもいい面、不都合な面があると思います。しかし、私は子育てをしながら、それなりのお給料がもらえて、さらに子どもとの時間も大切にできるのがどちらがという基準で考えました。

 

病棟と夜勤の特徴と外来と当直の特徴

病棟と夜勤の特徴を以下に記載します。

  • 平日の休みが取りやすい
  • 夜勤の日も午前中に家のことができる
  • 長くても16時間勤務
  • 残業が多い
  • 帰ってからの家事が慌ただしい
  • 日曜日の出勤は子どもの預け先に困る

外来と当直の特徴を以下に記載します。

  • 日曜、祝祭日が確実に休み
  • 1回ごとの手当が夜勤よりも高い
  • 日勤はほとんど定時で帰れる
  • ケアがない分日勤時の疲労は少ない
  • 当直が忙しく休息できない日もある
  • 落ち着いていれば、身体の負担は少ない

このように考えた結果、日勤の日も定時に終われることが多いため子どもの時間に合わせて動きやすく、当直の日さえ気を付けていれば、日曜、祝祭日も子どもと過ごせる外来と当直の勤務の方が私には合っていました。

 

ライフスタイルによって夜間の働き方は変わる

逆に日曜、祝祭日に休みがあるよりも平日に休みがある方が人ごみを避けて出かけられる、夜勤明け、明け休み、週休を組み合わせて旅行にいきたいという友人は病棟の夜勤の方が働きやすいと話していました。

このように、ライフスタイルによって、夜間の勤務の働きやすさは変わってくるのです。

 

まとめ

今回は、私が経験した夜勤と当直の違い、また私の生活に合っているのがどちらなのかを見ていきました。夜勤、当直のどちらも、病院により勤務時間やお給料面が異なると思います。

しかし、同じ病院であっても勤務形態を変えるだけで、たとえば子どもや家族と過ごす時間、プライベートに使える時間、お給料や手当が変わってきます。

みなさんにとって、本当に働きやすいのはどのような働き方でしょうか。

azuki

【東京都/30代前半・資格:看護師】

高校卒業後、大学に進学したものの将来の方向性に悩み中途退学。その後、学生時代から勤めていたアルバイト先で看護師という仕事に魅力を感じ、社会人経験を経て看護師になりました。看護師としての経験はまだ浅いですが、他の職種での経験を活かした視点で、どんなときも患者さんを思った優しさのあるケアができる看護師になることを目指しながら、皆様に独自の視点での役に立つ転職情報を配信していきます。

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