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azuki

現役看護師

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( 看護師 )

看護師として腑に落ちない職場・環境の良い職場の体験談

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現役看護師 azuki

どんな仕事にも共通することですが、自分の腑に落ちないことがあっても認めざるを得ないことがあります。もちろん、それは医療の現場でも日常茶飯事です。

自分の意思と反することを続けていると、気づいたときには心と身体のバランスが取れなくなっていることもあります。そんなとき、自分の意思を大切にするのか、それとも今の居心地の良さを優先するのか、どちらを選択しますか?

1. 腑に落ちない看護師の職場環境とは

間に立つということ

看護師である私たちは、医師の指示の下、患者さんに看護ケア、医療ケアをおこないます。それは、言い方を変えると医師の指示がなければ動くことができないことも多いということです。

そのため、本来医師に向けて欲しい不満を患者さんが私たちに向けてくることもあるでしょう。

 

どうしようもない状況に陥ってしまうことも

以前、患者さんから「痛みが治まらないから薬が欲しい」と言われた時のことです。

その患者さんはすでに約束指示書にある鎮痛薬を使用したばかりで、次に使用できる時間まで4時間ほどありました。

 

主治医に連絡するもロクに取り合ってもらえず・・・

そのため、主治医に連絡を取ってみると、内容を話す隙もなく「外来だから後にして」と一方的に電話を切られてしまいました。私は、できる限りのことしかできませんが、ホットパックで温めてみたり、体勢を変えてさすってみるなど、いろいろ試しました。

しかし、痛みが治る様子はなく患者さんはずっと痛みをとる薬が欲しいと訴えていました。

そうこうしているうちに2時間ほど経過し、夜勤との交代の時間になっており、もう一度主治医に連絡を取ってみるとやっと病棟に来てくれました。

不機嫌な様子の主治医に患者さんの様子を伝え、他の痛み止めの処方を依頼し、夜勤の看護師にも申し送りをしてその日は帰宅しました。

 

患者さんからクレームを受けてしまう

しかし、休みを挟んで出勤したところ、その日のことで患者さんからクレームがあったため、私の行動が正しかったのかと上司から問われました。

その内容は、患者さんは私が帰宅した後に処方された薬を使って痛みは治まったものの、どうして何時間も痛みを我慢しなければならなかったのか。なぜ、もっと早く処方の依頼をしなかったのかという内容でした。

 

弁明できずに納得のいかない思いが残った

確かに、何度も医師に処方依頼の連絡をするべきだったと思いますが、話も聞かずに電話を切る医師の態度に、私も心が折れてしまいさすがに何度も電話ができる雰囲気ではありませんでした。

しかし、医師と患者さんは絶対だという上司にはそのような理由など言えず、納得のいかないモヤモヤとしたものを残しながら、患者さんに謝罪をしました。

患者さんは、「いろいろしてくれたのになかなか痛みが治まらなくて、イライラしちゃって、こちらこそごめんなさいね」と言ってくださったのですが、そんな風に患者さんに言わせてしまった自分にもまた不甲斐なさが残りました。

 

中立の立場だからこそ歯がゆい思いをしてしまうことがある

このケースに関しては、私自身も自分のことだけでなく患者さんのために何度も主治医に連絡を取るべきでしたし、他にもいい方法があったのかもしれません。しかし、当時の私には思いつきませんでした。

このように、働く中で医師と患者さんとの間にいる立場だからこそ、何もできない歯がゆいことや、“本当はこうなのに”という状況があっても医師、先輩、患者さんの誰でもなく自分の責任だと言わざるを得ないことが多々あります。

しかし、本来はそのような環境であってはならないのです。

 

2. 守られていると感じる職場環境とは

守られていると感じる職場環境

どんなことがあっても、謝罪するしか方法のない時期があったため、私はそれが普通だと思っていました。しかし、院内の異動があってからそれは普通ではなくなったのです。

 

良い環境が看護師を成長させる

異動の時期に上司が変わってすぐ、私のペアリングである後輩が医師の指示を一人で対応し、患者さんに間違った説明をしてしまったのです。

ペアリングである以上、私の責任でもあるため、後輩と一緒にリーダー、上司に報告にいきました。今までは謝罪するのが当然だったのですが、その上司は違いました。

 

意見や行動を丁寧に聞き、考えてくれる上司に出会えた

私たちの行動をひとつひとつ丁寧に聞き、それは医師がいけないとはっきり言ったのです。そして、後輩と私のそれぞれどこがいけなかったのかと指摘をしてくださったのです。

さらに、すぐに医師に連絡をして今回のことに関して、今後注意して欲しいことをはっきり伝えてくれたのです。

後日上司に今までのことを話すと、「私は患者さんはもちろん、あなたたちを守るのが仕事だから、指摘や注意はするけどそれは間違っている時だけ。先生が間違ってるなら言わなきゃいつまでも直してくれないでしょ!」と言っていました。

 

守られているという実感が仕事のやりがいに繋がった

入職してからずっと、自分の主張は言えずにただ謝ることが当たり前の環境で働いていたため、こんなにも理解し、守ってもらえる環境があることに驚きました。

上司から怒られることもありましたが、守られているとわかるからこそ、自分のために言ってくれたことだと受け入れやすく、何倍も看護の仕事にやりがいと楽しさを感じられるようになりました。

 

自分からよりよい環境を求めることが大事

今思えば、私自身も看護師としても人としても未熟すぎた点がありました。しかし、私にとっては上司の影響は大きいものでした。上司の異動があったからこそ気づけたものがたくさんあり、こんな風に自分の失敗も素直に謝罪し、自分の成長に活かすことができずにいたかもしれません。

嫌だと思った上司のように後輩を指導する看護師になっていたかもしれません。

だからこそ、一番長く勤務していて、先輩や後輩とも親しく、居心地がよかった病棟でも、もっと早く自分から行動して看護師として成長するためによい環境を求めるべきだったと今は思っています。

 

3. 転職に対する不安を減らす方法

転職に対する不安を減らす方法

私のような経験や家庭環境の変化などいろんな理由から、やむを得ず転職や異動をするという方もいると思います。しかし、そこには今よりも環境が悪かったらどうしようという不安もあることでしょう。

その不安を少しでも軽減する方法は、その病院について知ることです。

 

離職率の高い病院に気を付ける

職場環境が悪い病院はどうしても早期に退職する看護師が多く、離職率が高くなる傾向があります。

私が勤めていた病院は、看護学校を持つ病院であったため、卒業後にはほとんど全員が同じ病院に就職し、そこでは学べない看護を学ぶために御礼奉公が終わると転職する方もたくさんいました。

しかし、それだけではなく残業が多く大変である割にお給料が低めであったり、理不尽な指導をするお局看護師がいたり、ちょっとした失敗があっという間に他の看護師に噂で広まるなど、不満を抱える看護師が多くいました。

そのため、再就職した人や新人看護師が1~2年ほどで退職してしまい、逆に長く残っている看護師は少しクセのある看護師という印象がありました。

 

自身のスキルアップに集中できない

早くに退職してしまうため中堅の看護師が少なく、早く仕事に慣れたい、スキルアップをしたいという思いがあっても転職や入職して間もなく、指導や他の業務を引き受けざるを得ないことも多くなるのです。

その結果、自分の仕事とそれ以外の業務と仕事量が倍になり、仕事の負担から退職や転職をするという悪循環が起きてしまうのです。

 

離職率の調べ方

このような理由ばかりではありませんが、やはり離職率が高いということは気にしておきたいポイントです。

離職率は、病院のホームページに記載されていたり、病院の採用担当や求人サイトの担当者などに聞くと教えてもらうことができます。

また、離職した看護師の離職理由なども合わせて聞いてみてもいいでしょう。

 

まとめ

ひとつの職場、病棟などに長く勤めるほど、その居心地のよさも出てきます。だからこそ、思い切って異動や転職に向かえないものです。

しかし、環境が変わるとそれだけで自分の考え方が変わったり、新たなチャンスをつかむきっかけになることもあるかもしれません。

自分や家庭、趣味などを理解してもらえて、仕事とプライベートをうまく両立していくためには、いつも心にモヤモヤを残さずに働きやすいと思える職場であることが大切ですね。

最後までご確認いただきましてありがとうございました。


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高校卒業後、大学に進学したものの将来の方向性に悩み中途退学。その後、学生時代から勤めていたアルバイト先で看護師という仕事に魅力を感じ、社会人経験を経て看護師になりました。

看護師としての経験はまだ浅いですが、他の職種での経験を活かした視点で、どんなときも患者さんを思った優しさのあるケアができる看護師になることを目指しています


カテゴリー:看護師の人間関係


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この記事を書いた人:azuki
(公開日:)(編集日::2017年08月06日)

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