新人看護師の転職先は何科が良い?オススメの診療科を5つ

新人看護師の転職先は何科

看護師が病院に転職をする際に重要なこととして、診療科を決めることがありますが、全ての診療科を把握するのは難しく、特に新人看護師の場合は何科に転職すればいいのか分からない人もいます。

何科へ転職したら良いか悩む場合、まずは「自分がどんな看護師になりたいのか」を考え目標に合った分野や少しでも興味や関心がある科に進むことが大切です。

今回は、新人看護師が転職する際にオススメの診療科を5つ紹介します。

1.長期的に同じ患者と関わるなら内科

内科で働く看護師

新人看護師が転職する際にオススメの科として内科が挙げられます。

それでは、以下で理由も含めて詳しく見ていきましょう。

 

知識・技術をしっかり習得できる

内科は入退院が激しくなく、同じ患者と長期にわたって関わることができ、1つ1つの知識や技術をゆっくり習得できるため新人看護師にオススメの科です。

内科の種類としては、消化器内科・呼吸器内科・循環器内科・神経内科などがあり、腹痛で入院する患者から末期がんの患者まで慢性期、回復期、終末期と患者層が幅広いことが特徴です。

 

内科看護師の主な業務内容

看護師の主な業務内容としては、「患者の日常生活の援助」「点滴管理」「ドレーン管理」などがあり点滴管理は、通常のものに加えて化学療法の管理や中心静脈カテーテル管理もあります。

 

継続的なケアが重要

内科では、急性期病棟と違い長期間入院している患者が多く1日の入退院数が少ない場合が多いため食事介助、清潔ケア、排泄介助などの継続的なケアが重要です。

毎日同一作業の繰り返しですが、患者の問題に対して計画的にケアを行うことができることが魅力の1つです。

 

内科で働く看護師の例

自力での体動困難な患者に褥瘡ができてしまった時に看護師は「マットレスの変更」「食事内容の見直し」「褥瘡処置」等、プランを立案した後は、勤務の度に結果に基づいてプランを見直します。

自分が関わったことで褥瘡が改善した時の喜びや達成感は内科の看護師ならではと言えます。

 

補足説明!

ポイント

内科は、終末期の患者も多く患者が亡くなる場に何度も遭遇することになるため、「患者を看取るのが苦手」「死後のケアをするのが苦手」等の看護師は不向きと言えるでしょう。

 

私は、ホラー映画が苦手でお化けや幽霊が全くダメで、病棟で勤務していた時に患者の見取りをしましたが何度経験しても「怖い」と思ってしまいました。

特に、夜勤で亡くなった患者と2人きりになった時は怖くて仕事どころではなかったため、患者の見取りが少ない病棟に行けばもっと働きやすかったのではないかと思います。

 

2.退院指導まで一貫して関わるなら外科

外科で働く看護師

新人看護師が転職する際にオススメの科として挙げられるのが外科で、看護師の主な業務内容としては手術前・手術後の患者の管理(点滴管理、ドレーン管理、手術創の管理など)があります。

それでは、以下で詳しく説明していきます。

 

患者の全体が把握しやすい

外科は手術前から手術後のケア、退院指導まで一貫して関わることができ、患者の全体が把握しやすいため新人看護師にオススメの科です。

外科には、消化器外科・呼吸器外科・心臓血管外科・脳神経外科などがあり、急性期から回復期の患者が多く、「手術前の検査目的の患者」「手術前後の患者」「化学療法目的の患者」等が多いのが特徴です。

 

患者の状態を観察する力が求められる

外科で働く看護師は、検査室や手術室にいる看護師への的確な申し送りが必要で、手術後は患者の異常を早期に発見し医師に報告する必要があるため、患者の状態をしっかり観察する力が求められます。

 

患者の状態に合わせた関わりが必要

患者の入院期間が短い外科では、看護師が連休明けで病院に来た時に「入院患者がガラッと変わっている」「術後で全く動けなかった患者が歩いている」等のことがよくあるため、その日の患者の状態に合わせた関わりが必要です。

 

補足説明!

ポイント

外科は、1日の入退院数が多く、患者の移動も激しいため看護師が忙しいことが多いです。

 

私が外科で勤務した際、とにかく略語が多いのに驚きました。

手術室看護師からの申し送りにも略語が使われていましたが分からないことが多く、どんな部位をどのような方法で手術したのか全く想像がつきませんでした。

そのため、調べることや覚えことがたくさんあり、家に帰ってから毎日勉強が必要でした。

 

3.専門知識を身につけるなら産婦人科

産婦人科で働く看護師

新人看護師が転職する場合は、産婦人科もオススメで看護師の主な業務内容は、医師・助産師が行う診察・内診の介助・手術前後の管理・化学療法の管理などがあります。

理由も含めた詳しい説明は、以下の通りです。

 

専門的な知識・技術が身に付く

産婦人科では、患者の身体面だけではなく精神面でのケアを学ぶことができるため、専門的な知識や技術が身に付き、これから多くのことを学んでいく新人看護師にとってオススメの科と言えます。

助産師へ進む道もあるため、将来的に他の資格も取りたいと考えている看護師にはとても参考になるでしょう。

 

産科・婦人科それぞれの来院患者

産婦人科の中でも産科・婦人科と区切られている病院が多く、それぞれの来院患者は以下の通りです。

産科 ・出産目的で入院した患者
・分娩予定日より早く入院した患者
(切迫流産や妊娠高血圧症候群など)
・不妊治療の患者
・流産手術、中絶手術の患者など
婦人科 ・婦人科疾患手術目的の患者
・化学療法目的の患者など

 

補足説明!

ポイント

産婦人科では、お産が重なると1日に10名以上緊急入院することがあったり、お産が重ならないと全く患者がいなかったりと差が激しいです。

入院患者は全員女性であるため、男性看護師は勤務できない病院が多いです。

 

妊産婦以外の患者もいるという配慮が大切

産科には、妊産婦以外に流産や中絶目的で入院する患者や不妊治療をしている患者や、子宮を摘出して子供を産むことができなくなり深い傷を負った患者もいるため、患者の気持ちを汲み取る配慮を忘れてはいけません

 

注意点!

ポイント

看護師の何気ない一言が患者を傷つけてしまうということを常に念頭に置いて関わっていくことが必要です。

 

産婦人科と聞くと出産のイメージが強く、新しい命が誕生する喜びを患者と一緒に体験できると思っていました。

しかし働いてみると流産をしている女性が多く、特に不妊治療をしてやっとの思いで妊娠できたのに流産してしまった患者にはなんて声を掛けたらいいのか分からず悩み、精神的なケアが重要であると学びました。

 

4.幅広い知識を身につけるなら小児科

小児科で働く看護師

新人看護師が転職を考える際にオススメの科として小児科が挙げられ、看護師の主な仕事内容は小児の全身管理・点滴管理・日常生活の援助などがあります。

それでは、以下で確認していきましょう。

 

確認作業が身につけられる

小児科は、様々な疾患の子供が入院するため幅広い知識や技術を身につけることができますが、大人以上に確実さが求められるため、点滴投与時はダブルチェックや確認事項が多く先輩看護師のフォローが手厚いことが特徴です。

そのため、基礎を学ぶと同時にミスを防ぐための「確認作業」をしっかり身につけることができ、小児科は新人看護師にオススメの科と言えます。

 

一般の小児科病棟以外の種類

一般の小児科病棟の他に病院によっては、以下の3つの病棟がある場合があります。

NICU
(新生児特定集中治療室)
・集中管理が必要な新生児が入院する場所
(低出生体重児や先天疾患など)
GCU
(新生児回復治療室)
・NICUに入院している新生児の状態が安定したら移る場所(状態によっては入院時からGCUに入院することもある)
・退院に向けて両親に沐浴や授乳の指導を行う
PICU
(小児中中治療室)
・集中管理が必要なときに入院する場所
(大きい手術後の管理や重篤な肺炎など)

 

ミスが命に関わるため細心の注意が必要

子供は体が小さく、薬剤の影響を受けやすく少しのミスでも命に関わることがあるため細心の注意が必要であるため、採血や点滴挿入は主に医師が行い、看護師は暴れる子供をバスタオルで包み固定します。

内服を嫌がり時間がかかったり、食事をなかなか食べなかったりと小児ならではの難しさもあるでしょう。

 

ポイント!

ポイント

小児科では、家族へのケアも必要で、看護師は家族の不安や悩みを聞き安心して我が子を預けてもらえるように関わっていくことが重要です。

 

私は、子供が好きで毎日笑顔が見たくて小児専門病院に就職しましたが、配属先が手術室になってしまいました。

毎日子供を見ることができますが、麻酔で寝てしまっているため想像していた看護師像とは違ったため、面接時にもっと自分のしたいことを話しておけばよかったと後悔しました。

 

5.体力に自信があるなら救命救急センター

救命救急センターで働く看護師

転職を考える新人看護師には、救命救急センターもオススメできる職場で、主な看護師の仕事内容は患者の状態観察、処置など様々です。

以下では、救命救急センターが新人看護師の転職先としてオススメの理由等について説明していきます。

 

異常の早期発見や適切な処置が必要

救命救急センターでは、常に時間との戦いであり異常の早期発見や適切な処置が必要であるため、1番体力があり、これから多くのことを吸収できる新人看護師にとってオススメの科です。

 

補足説明!

ポイント

どの診療科でも患者が急変することや、緊急時の対応が求められることが必ずあるため、他の科へ転職した場合も救命救急センターで学んだ知識や技術を最大限に活かすことができるでしょう。

 

臨機応変な対応が必要

病院によって一次・二次・三次救急医療機関と分かれており、三次救急医療機関は他の病院では受け入れられない最も重症な患者を受け入れる等、様々な患者が運ばれてくるため臨機応変に対応しなくてはなりません。

 

補足説明!

ポイント

他の診療科に比べ覚えることが多い救命救急センターは、少しのミスも許されないため緊張感がありますが、とてもやりがいのある仕事です。

 

まとめ

新人看護師の転職後は、基礎を学んでいく大切な時期で何科に進むかにより今後の看護師人生を左右すると言っても過言ではないため、しっかりと考えてから転職することが必要です。

メリットが多いからと転職をしても、受け入れられないデメリットがあると働くことが嫌になりやすいため、「デメリットをいかに受け入れることができるか」が看護師として働く上で最も重要です。

転職を考えていて何科に行けばいいか悩んでいる新人看護師は、是非参考にしてみてください。

佐藤ゆうき

【千葉県/31歳・資格:看護師】

自転車旅行が大好きで、しまなみ海道を縦断してきた30代の看護師です。都内の総合病院で約6年、その後クリニックで約2年勤務しました。現在は1児の母として子育て奮闘中ですが機会があればまた働きたいなと思っています。病院で働いている時は人間関係に悩みましたが、なんとか6年間頑張ることができました。自分が今までに経験したことをどんどん発信して、少しでも皆様のお役に立てればと思います。

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