著作者

あおいロワイヤル

執筆:現役看護師

あおいロワイヤル

( 看護師 ACLSプロバイダー)

新人看護師が「感じる不安」に経験10年の先輩からのアドバイス!

公開:、更新:2018年04月18日
新人看護師が感じる不安

入職したばかりの新人看護師の皆さんは、「色々な不安」や「不安に感じること」があるのではないでしょうか。

看護師の仕事に慣れるまで緊張も強いと思いますが、どうしたら肩の力を抜いて業務に当たることができるか、看護師経験10年の先輩看護師からアドバイスを贈ります。

是非、不安に感じている新人看護師の方は読み進めてみてください。

1.夜勤が不安な新人看護師へのアドバイス

夜勤が不安な新人看護師へのアドバイス

夜勤に入ると日勤に比べて担当患者が増えることと、いざという時に自分で緊急時対応ができるかどうかが一番の不安かもしれません。

また、夜間ならではの暗い雰囲気が怖そうという漠然とした不安もあるでしょう。

 

(1)報告連絡相談を徹底しよう

夜勤はスタッフの人数が極端に減り、一人当たりの担当患者が増えます。だからこそ、夜勤スタッフ間の連携や情報共有は日勤帯以上に大切です。

先輩看護師やリーダーへの報告・連絡・相談をしっかり行い、1人で判断しないということを徹底しましょう。

担当患者が多くて慌ててしまっても、業務負担を減らしてもらったり重要な確認ポイントを教えてもらえたりして、1人で頑張らなくてもチームで頑張れば良いのだということがよく分かると思います。

 

(2)緊急のときは先輩の指示に従うこと

緊急のときは先輩の指示に従うこと

夜勤中、患者の急変に遭遇してしまうこともあります。

そんなときは1人で対応できるかな、と緊張するかもしれませんが、先輩看護師に報告すれば何をどうすれば良いか指示をくれるはずです。

基本的な手技は集合研修で習っていても、実際の場面ではあまり役に立たないことも多いので、完璧にできないかもしれないと追い詰めなくても大丈夫です。

そんなときのために先輩看護師がいます。

 

補足説明!

ポイント

新人看護師でもできることをきちんと教えてくれるので、落ち着いて指示を聞きましょう。

 

(3)夜の病院は意外と明るい

夜の病院は意外と明るい

夜の病院が暗くて霊が出そうで怖いと思っていませんか。

病室は消灯しますが、ナースステーションは電気がついていて明るいですし、廊下もそんなに真っ暗ではありません

日中に比べるとみんな基本的に寝ているので静かではありますが、ナースステーションでスタッフ同士が盛り上がって話すこともあり、夜勤が同じだったことがきっかけで先輩と打ち解けることもあります。

 

(4)夜勤前後の体調管理をしっかりとする

夜勤前後の体調管理をしっかりとする

夜勤をするとベテランでも疲れます。

特に新人看護師は体調管理をしっかりしていないと夜勤中に眠くなってしまうことや集中力が続かなくなることもあるので、注意が必要です。

長時間勤務に備えて、夜勤前と夜勤後の仮眠をしっかり取り、睡眠時間を確保すること、食事を摂って体力をつけておくこと、何か薬を服用しているのであれば、眠気が強くならないものにする、など自己管理をしましょう。

 

補足説明!

ポイント

夜勤のあと日勤をするなど勤務時間が不規則だと、体調を崩して業務に支障をきたすこともあるので、自分の生活リズムと夜勤のリズムを早く掴むようにしましょう。

 

2.ミスが不安な新人看護師へのアドバイス

ミスが不安な新人看護師へのアドバイス

看護師は人の命を預かっているので、小さなミスも重大な事故に繋がることがあり、ミスを起こすことに不安を感じるかもしれません。

また、緊張感がある現場だからこそミスをすると責められるような、自分の評価が下がるような気持ちになって怖いとと感じてしまうでしょう。

 

(1)インシデントレポートは個人を責めるものではない

大きな病院であればあるほど、インシデントレポートは多くの職員に周知徹底されます。インシデントが起こった時にカンファレンスが行われると、ミス自体よりも個人の資質や適性を評価される雰囲気になることがあるのは事実です。

しかし、インシデントレポートの本来の目的は、同じようなミスを繰り返さないために当事者以外の職員にも知ってもらうというレポートです。

ミスが起こった背景や環境要因などを分析して、職場環境や業務手順を変えていくことが重要なのです。

 

補足説明!

ポイント

ミスをしたとき、その影響を考え反省して行動変容することはもちろん大事ですが、個人の資質や人格を否定することはあってはならないことですし、それを恐れる必要はありません。

 

(2)他人のインシデントレポートをよく読む

他人のインシデントレポートをよく読む

インシデントは「ヒヤリ」「ハッと」した事例です。

そのレポートをたくさん読めば、重大事件に繋がるようなミスをしないための対策が書かれています。

漠然とミスが怖いと思っている方は、人の起こしたインシデントレポートをよく読んでみると、こういうミスが起こりうるのだと具体的に理解できるでしょう。

そして、レポートの内容を参考に、自分が業務する時に注意を払うことや対策を講じてみると、ミスへの不安も少しは軽減できると思います。

 

(3)自分の傾向を知ること

入職したばかりだと、看護師としての業務をするときの自分の傾向はまだ分からないかもしれませんが、どういうときに緊張したり焦ったりしがちか、どういうときに集中力が途切れやすいか、などは自己分析しておくと良いです。

焦って確認を怠りがちなら、ダブルチェックや指差し確認で確実に行うことや、時間がかかって間に合わなくなったときに手技が煩雑になるなら、何度も練習を重ねて丁寧に早く実施できるようにするなど、自分の傾向に合わせた自分なりの対策をしておくとミスもしにくくなります。

 

3.職場の人間関係が不安な新人看護師へのアドバイス

職場の人間関係が不安な新人看護師へのアドバイス

女性ばかりの職場だからこそ「人間関係がうまくいかなかったらいじめられるのかな」と思うことや、厳しい指導を受けるのではないかと対人関係に緊張感を持つ人も多いです。

 

(1)はっきりと返事をすること

曖昧な返答を続けていると、指導する先輩からは「分かっているのか分かっていないのか理解できない」「やる気がないのか」などと思われ、マイナスイメージになります。

指導を受け、何か話をされたときに、はっきりと返答し、目を見て笑顔で話ができるとそれだけで信頼され、可愛がられます。

 

(2)笑顔で自分から挨拶をする

笑顔で自分から挨拶をする

緊張感があると固い表情になりがちですが、笑顔の挨拶は良好な人間関係を築くための基本です。

先輩から言われる前に、自分からにこやかに挨拶をしましょう。笑顔で挨拶をされると、そこから言葉を交わすきっかけになることもあります。

 

(3)苦手な先輩看護師を避けないこと

多くのスタッフがいるので、中には苦手な先輩やフィーリングが合わない先輩もいるかもしれません。

ダブルチェックや相談などはなるべくそうした先輩にはしたくないかもしれませんが、是非苦手な先輩を避けずに笑顔で接してみてください。

自分が避けると、相手は敏感に避けられていると感じます。すると嫌な印象ばかりが増幅されてしまうので、あえて甘えて頼りにしているという姿勢でどんどん懐に飛び込んで行った方が良い関係になることもあるのです。

 

(4)人間関係に悩んだ時は上司に相談する

一緒の勤務になった時にキツイ言葉を浴びせられたり、つらい態度を取られたりして悩んでしまったなら、早めに上司に相談しましょう。

チーム活動や勤務配置を配慮してくれることもあるかもしれませんし、相手が自覚していない場合は間に入ってくれることもあります。1人で悩んで孤独になることはありません。

必ず周囲の人が助けてくれますから、安心してください。

 

4.同期の中で一番遅れているのではないかという不安へのアドバイス

同期の中で一番遅れているのではないかという不安へのアドバイス

同期が何人かいると、経験や成長度合を比較してしまいがちです。同期の中で自分が一番遅れているのではないかと焦ることや、同じようにできないのは看護師に向いていないからなのかもと不安に感じることもあるかもしれません。

 

(1)目標は数年後の自分の姿

もしも経験していることが同期の中でも少なくて遅れていると感じていても、目標は今月末の姿ではなく、数年後の姿です。

簡単にポンポン階段を登れる人もいれば、じっくり時間をかけて登っていく人もいます。でも結局数年後には同じ頂上に必ず登っているし、同じところに立つわけですから、不安に感じることはないのです。

 

(2)人と比較せず自分自身の成長を評価する

人がどうなのか気になるかもしれませんが、まずは自分自身ができるようになったことや成長したことを評価してみましょう。

入職して数ヶ月だとしても、最初に比べれば格段に1人でできることは増えているはずです。それは職場や他のスタッフに対してしっかり貢献できているということです。

 

(3)今、自分に与えられている課題をしっかり見つめる

人を気にすることや、早くもっと成長したいと先のことを考えるよりも、今自分に与えられている課題を達成するために、何に注力するべきなのかをしっかりと考えましょう

一つ一つを確実に達成していくことの積み重ねが大切です。

 

5.不安な新人看護師に一番大切なのは「焦らないこと」

不安な新人看護師に一番大切なのは「焦らないこと」

新人看護師が入職してから一人前の自信を持てるようになるまで、様々な不安を感じるのは当然で、多くの新人看護師が不安を感じています。

それでも毎日を過ごすために一番大切なことは「焦らないこと」です。

 

(1)不安な気持ちは恥ずかしいことではないから正直に相談する

不安に思うことは恥ずかしいことでも弱いことでもありません。

先輩達もその気持ちを経験してきています。

ですから、1人で不安な気持ちを抱えながら焦らずに、先輩に正直に相談してみましょう。先輩からの経験談を聞くことでも、気持ちが落ち着いて考え方が変わることもあります。

 

(2)経験は自分から求めなくても自然とついてくる

看護技術や担当患者の経験は、貪欲に手を挙げていかなければ失格なのでしょうか。

そんなことはありません。

自分から焦って求めていかなくても、精神面や技術面の習得状況を考えて教育する側が経験できる場を設けてくれます。全てを受け身にしているとチャンスを逃してしまうときもありますが、だからと言って全く身につかない結果にはなりません。

 

(3)失敗やうまくいかないことがあっても、必ず乗り越えられる

仕事をしていく上で失敗することや何度やってもうまくできないことはあります。

しかし、苦手な手技があったとしても、繰り返し練習することで段々と上達するものですし、必ず乗り越えて達成できるように周囲のスタッフが見守ってくれます

 

補足説明!

ポイント

悩みがあったとき先輩看護師に相談しづらいときは、同期と話すのも良いでしょう。同じような悩みを抱えている同期とは気持ちを共有しやすいので、焦らずに落ち着いて仕事に向き合えると思います。

 

6.まとめ

新人看護師の皆様、いかがでしたか。

新人看護師なら、誰もが何かしらの不安を抱えています。

自分1人だけではないこと、先輩でも同じ経験を乗り越えてきたことを勇気にして、焦らず前に進んで欲しいと思います。


(編集・構成・管理者:亀岡さくみ

看護専門学校卒業後、大学病院の集中治療室(ICU・CCU)で8年間勤務。出産・育児休暇を経て復職しましたが、夫の転勤のため退職。 その後、興味のあった在宅看護に携わりたいと考え転職し、現在は看護師が立ち上げた小規模訪問看護ステーションに在籍する現役訪問看護師2年目です。 転職に迷っている方、病院選びや就きたい仕事選びでリアルな現場の実状を知りたい方への情報を分かりやすくお伝えし、お役に立てればと思います。

保有資格 ・正看護師 ・ACLSプロバイダー
出身/年齢 ・神奈川県/40歳
職務経験 ・大学病院・小規模訪問看護ステーション
診療科経験 ・ICU(集中治療室) ・CCU(冠状動脈疾患集中治療室) ・訪問看護

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