著作者

齋藤

正看護師

齋藤

( 現役看護師)

看護師が夜勤なしの常勤で働ける職場と求人の注意点

齋藤
正看護師 齋藤
看護師が夜勤なしの常勤で働ける職場

看護師が夜勤をしなくても働ける職場は、今後も増えていき選択肢が増えていることから、転職を有意義に行う際には慎重に考えなくてはなりません。

そのため、「どんな職場が自分に合っているのか」「どのような働き方をしたいのか」「給料面はどのくらいまでは譲れないのか」等の所を明確にして転職活動へ望むと良いでしょう。

今回は、看護師が夜勤なしの日勤常勤として働ける職場と求人の注意点等についてご紹介します。

1.夜勤なしの常勤で働ける職場とは

夜勤なしの常勤で働く看護師

現在、看護師が夜勤なしでも働ける職場が増えてきていることはご存知でしょうか。

ここでは、2つの分野に分けて夜勤なしで働ける職場をご紹介します。

 

もともと夜勤なしで働ける看護師の職場

夜勤なしの常勤で働ける職場として、もともと夜勤がない職場があります。

もともと夜勤がない職場の例としては、以下の表の通りです。

クリニック(診療所) 【夜勤に関して】
・夜間営業をしていない

【求人に関して】
・求人数が多くて充実している

詳細:クリニック看護師求人|転職前の9つの注意点!

訪問看護師 【夜勤に関して】
・基本的に夜勤なし

【注意点】
・オンコール体制を導入している場合注意

【求人に関して】
・看護師不足なので基本的に見つけやすい

詳細:初めて訪問看護師へ転職する時に知ってほしい5つのこと

デイケアやデイサービス 【夜勤に関して】
・夜勤なし
・定時で上がることができる

【注意点】
・デイサービスはステイを行う場合があるので注意

【求人に関して】
・募集に一定の条件がある
・看護師の採用人数が少ない

デイサービス:デイサービスへの看護師転職8つの注意点、メリット・デメリット

検診センター 【夜勤に関して】
・夜勤なし

【求人に関して】
・看護師の募集人数が多い
・老若男女問わずだれでも働きやすい環境(重労働が少なく時間も限られているため)

詳細:検診センター看護師転職!誰しもが働きやすい環境?

幼稚園や保育園 【夜勤に関して】
・夜勤なし

【求人に関して】
・採用人数が少ないため求人は少ない
・看護師に人気があるため倍率は高い
・非常勤や派遣などのケースも多い

詳細:保育園看護師求人を探すときの5つの注意点

企業の医務室・保健室 【夜勤に関して】
・夜勤なし
・定時で帰れる確率が高い
・土日祝日も休み

【求人に関して】
・希少価値が高い求人
・企業レベルの面接やマナーが求められる

詳細:看護師の企業医務室転職|求人探す前に確認する5つの事

上記が看護師にとって夜勤がない職場となります。

 

もともと夜勤ありの職場での日勤も検討!

もともと夜勤がある職場としては、入院・療養環境が整っている場所で、

  • 病院の病棟
  • 病院の外来
  • 介護老人保健施設
  • 特別養護老人ホーム
  • 有料老人ホーム

等があります。

児童養護施設などで看護師をしている場合にも夜勤がありますが、看護師が働きやすいように職場環境を改善しようとする職場が増えているため、これらの職場であっても日勤常勤が可能というところも多くあります。

 

新たに日勤常勤制度を作ってもらった例

私は、元々介護施設に夜勤も従事する常勤として契約していましたが、途中から日勤常勤へ切り替えました。

もともと自分の働いていた施設には日勤常勤という概念はないところでしたが勤務態度などを加味して、新たに日勤常勤という制度を作っていただきました。

 

ポイント!

ポイント

療養環境がある職場における日勤常勤は、ある一定の手続きを諸々踏むことによって実現できるため、今働いている職場でも勤務態度や勤務経験によっては、日勤常勤という制度を作ってもらえる可能性も十分にあるでしょう。

 

2.夜勤なしの常勤で働く看護師の給与事情

給与計算する看護師

夜勤なしの常勤で働く看護師の給与事情について実体験をもとに整理しました。

以下で詳しく見ていきましょう。

 

クリニック

前述した勤務場所の中で給料が1番高額なのはクリニックで、大体夜勤をやっている時と同等もしくはそれ以上にもらえるでしょう。

クリニックでは、「自費診療を請け負っているところ」「保険診療内でしか診療しないところ」等その収入面において差があり給与面にも差が出やすいため、一概には言えません。

 

企業内の医務室、検診センター

クリニックの次に給与が多いのは、企業内の医務室、検診センターです。

企業内の医務室、検診センターは、病院などではなく企業などが経営しており、企業の基準に合わせて給与が計算されるため、基本給が高額であり夜勤をしていなくても夜勤と同様に稼ぐことができます。

 

療養環境がある介護施設

クリニック、企業内の医務室・健診センターに次いで給与が多く貰える職場は、療養環境がある介護施設です。

もともと介護施設の看護師は「雇う人数が少ない」「様々な業務を任される」等のことから高めに設定され、夜勤をやっていたころよりは劣るものの、平均的な額はもらえます。

 

病院の日勤常勤、デイケアやデイサービス

夜勤なしの常勤で働く看護師の給与額が最も少ない職場は、病院の日勤常勤、デイケアやデイサービスです。

病院の場合、「働きと見合わない」という声も聞かれる程日勤はかなり忙しいですが、夜勤をやらない分給料は低く5万円以上の差が出ます

デイケアやデイサービスでは、基本給がそこまで高くないこともあり給料は低く感じるでしょう。

 

3.看護師が夜勤なしの常勤で働くメリット

生活リズムが整う夜勤なしの常勤で働く看護師

夜勤なし、常勤の看護師として働くことのメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。

以下で詳しく説明していきます。

 

生活リズムが整う

日中活動して夜眠るという生活習慣をずっと続けられることは、日勤常勤で働く上で最大のメリットとなります。

夜勤をやらず、日勤常勤として働き生活リズムを整えることは、健康の維持や家族との交流の時間の確保にもつながるでしょう。

 

夜勤はホルモンバランスが乱れる

人間は、昼起きて夜は眠るように体が作られており、その証拠に夜勤をやることによってホルモンバランスが乱れることや体調を崩してしまう看護師が多く見受けられます。

実際に、ハーバード大学の研究で「夜勤をやる看護師は乳がんになりやすい」ということが立証されています。

 

夜間の豹変した患者を見なくていい

特に看護師として療養環境で働いていると、認知症の患者や入院初日の高齢者、昼夜逆転している患者は夜間豹変し、日中とは全く異なった姿を見るでしょう。

患者の性格的・人格的なものがあれば、「昼間にできていたことができなくなる」ということもあり、その対応を夜勤中の少ない人数でこなすことは、ストレスとなり得るものとなります。

そのため、夜勤なしの常勤の看護師が夜間に豹変した患者を見なくていいということは、精神的な負担も大いに減るでしょう。

 

看護職以外の友人と付き合いやすい

夜勤をやっている看護師は、仕事後の友人との付き合いが減ってしまいがちですが、夜勤をやらない日勤常勤であれば仕事後の友人たちとの付き合いも充実できるということは、夜勤なしの常勤で働く看護師のメリットと言えるでしょう。

 

4.看護師が夜勤なしの常勤で働くデメリット

早起きが辛い夜勤なしの常勤で働く看護師

夜勤なしの常勤で働く看護師は、どのようなデメリットがあるのでしょうか。

以下で確認していきましょう。

 

給料が安い

夜勤をやらない看護師の最大のデメリットとなるのが給料です。

夜勤がない常勤の看護師の給料は、大体「基本給+職種手当+残業代」となるため、職場にもよりますが夜勤をやっていたころよりも給料の低さを実感することが多くなるでしょう。

 

補足説明!

ポイント

日勤常勤であっても給料の高いところを選ぶことができれば、給料が安いという問題解決は可能です。

 

休みが少なく感じる

夜勤をやっている場合、入りの日は午前中自由に時間を使えて明けは午後に自由に時間が使えますが、日勤常勤の場合は朝から夕方まで働かないと1日働いたことにはならないため、休みが少なくなったと感じるようになるでしょう。

 

早起きが多い

夜勤であれば、「日勤・日勤・入り・明け」という4連勤のシフトだったとすると早起きは2日で済みながらも4日間連続勤務したことになりますが、日勤常勤は4日間すべて日勤であるため4日間すべてが早起きです。

 

補足説明!

ポイント

職場によっては、「変則性の勤務としていて昼間から出勤」「終業の時間が遅い分、始業の時間も遅い」等というところもありますが、夜勤入りの日よりは早く起きることが必要です。

 

5.夜勤なしの常勤で働ける看護師求人の注意点

夜勤なしの常勤で働く求人を探す看護師

「夜勤なし」の常勤で働ける看護師求人の注意点を以下で紹介していきます。

 

(1)残業がどのくらいあるのか、オンコールなども確認する

「夜勤なし」の働き方を希望する看護師の方の多くは、何らかの事情でプライベートの時間を確保を必要とする場合が多いです。

そのため、

  • 平均の残業時間はどれぐらいなのか
  • 残業手当関連の確認
  • 場合によってはオンコールなどの確認

なども行っておきましょう。

いざ、働いてみても「時間が確保できなかった」という場合あるので注意しましょう。

 

(2)仕事内容の詳細チェックと範囲の確認

看護師にとって「夜勤なし」の職場は、今までの病院や病棟勤務と比べ、各施設や病院によって看護師の仕事内容や仕事の範囲が違う可能性があります。

そのため、

  • 看護師の仕事内容詳細確認
  • 看護師の仕事の範囲の確認

などは、転職面接時に必ず行っておく必要があります。

看護師として働くなら、きっと同じ仕事だろうと安易に考えてしまうと、転職してから「こんなはずじゃなかった…」ということにもなりかねません。

 

同じ診療科であっても病院が違うと仕事が異なる可能性がある

看護師の仕事は、同じ診療科であったとしても、別の病院に転職してしまえば、全く違う仕事をすることもあります。手順が違う、看護方針が違うなど、さまざまな違いを感じるはずです。

転職をする際には、「夜勤なし」だけのフラグを立てるよりも、どんな仕事がしたいのか、同じ診療科だけれど、具体的にどんな業務を任されるのか、きちんと事前に知っておくことが大切です。

 

人によって任される仕事内容が違うこともあるので注意

看護師としての仕事と一口に言っても、人によってその仕事内容は違うこともあります。中途採用であれば、その経験を買われて突然指導係になったり、リーダーになったりすることもあるかもしれません。

いずれにせよ、どのような業務を任されていくのかは、きちんと把握する必要があります。

正職員なのか、契約職員なのかによっても違いが出ますので、きちんと今の仕事と転職後の仕事の違いは、理解しておかなければいけません。

 

(3)夜勤のある他部署異動は考えられるか

病院勤務で日勤の職場に転職できても、数年後に夜勤のある部署に配属されては、せっかくの転職の意味がなくなってしまいます。

転職後は、他部署への異動があるのかどうか、きちんと尋ねておきましょう。

転職前に病院の情報をきちんと集め、どれくらい異動の希望が通るかなどの情報を集めるようにしてください。

 

(4)労働時間や希望条件も考慮しよう

できるだけ、労働時間の条件以外の部分においても、理想の職場像を描いておいた方が良いでしょう。

理想の職場であればあるほど、仕事へのモチベーションも上がります。働きがいも感じられますので、ただただ「夜勤なし」案件を探すことに注力し過ぎないことが大切です。

 

(5)「夜勤なし」求人は看護師転職サイト・ハローワークを活用しよう

「夜勤なし」の常勤で働ける求人を1番簡単で探しやすいのは、看護師転職サイトへ登録して求人を担当者に見つけてもらうことです。

なぜなら、病院などの療養環境でも日勤常勤を展開している病院が多いものの、情報を表に出していない病院も多くあり、そういった情報を持っているのは看護師転職サイトであるからです。

「日勤常勤でこんな仕事もあるんだ」と知らなかった仕事を見つけてくれることも実際にあります。

 

補足説明!

ポイント

地方の場合は、求人が少なく看護師転職サイトを頼っても十分に情報が得られないことも多いため、ハローワークや一般の求人誌を活用しましょう。また、日勤常勤の仕事を自分のペースで探したい看護師で、様々な迷いがあり誰かに相談したい場合は、ハローワークを活用することがお勧めです。

 

6.まとめ

夜勤なしの常勤で働ける職場と求人の探し方について紹介してきましたが、いかがでしたが?

「夜勤のない職場は楽である」と安易に考えずに看護師として自分が働きやすい環境を探すことで、生き生きと楽しく働けるそんな転職場所が見つかるでしょう。

夜勤なしの常勤で働きたいと考えている看護師は、是非参考にしてみて下さい。

記事の内容に関しては、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用をお願いいたします。


食べること、スポーツ観戦が好きな看護師です。社会勉強と称していろいろなところで働いた経験を綴っています。派遣看護師の経験もあり、派遣では回復期の病棟業務、ディサービス、検診センターで仕事の経験があります。

看護師としての経歴

保有資格 ・正看護師
出身/年齢 ・神奈川県/20代後半
職務経験 ・総合病院 ・クリニック ・介護老人保健施設 ・デイサービス
・健診センター ・イベントナース・夜勤専従看護師
診療科経験 ・脳外科 ・神経内科 ・内科 ・皮膚科 ・整形外科

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カテゴリー:看護師の勤務形態別転職

(公開日:)(編集日::2018年02月28日)

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