婦人科検診で働く看護師の仕事内容と人間関係

婦人科検診で働く看護師の仕事内容

春や秋になると企業や個人の検診が多くなります。夏を過ぎたあたりから忙しさのピークを迎え、12月くらいまで続きます。最近は女性専用フロアのあるクリニックもあり、女性の検診受診者が増えてきているのだと思います。女性特有と言えば婦人科検診があります。

婦人科検診には、子宮頸癌や子宮体癌、乳癌などがありますが、検診クリニックで行う婦人科検診の多くは子宮頸癌検診です。

子宮頸癌検診とは、子宮頚部という子宮の入り口付近にできる癌の検査をするもので、好発年齢も低年齢化していることから検診を勧めています。それに対して子宮体癌は、閉経が近くなったくらいの年齢から好発することから、何かしらの症状が出てから受診することが多いです。乳癌検診はマンモグラフィやエコーをすることから、人員や設備の問題上、施設は限られてきます。

このページは婦人科検診で働く看護師の仕事内容と人間関係について説明しています。婦人科検診のアルバイト・パートなどを考えている看護師の方は是非確認をしてみてください。

【特集】看護師の3人に1人は転職に不満足で失敗!?

看護師の3人に1人は転職に不満足で<p>失敗!?成功するために! 転職を検討している看護師の方必見です。転職を成功するためには何が必要でしょうか。「転職が失敗した」「転職後にすぐに退職してしまった」「転職が不満足に終わった」などの回答をいただいた看護師に、失敗のポイントとは?

看護師の3人に1人は転職に不満足で失敗!?

1.子宮頸癌検診で働く看護師の流れ

子宮頸癌検診で働く看護師の流れ
  • 受診者さんを診察室に呼び入れる
  • 着替えの説明をし、身支度をしてもらう
    (下半身は裸になっていただき、上半身はそのままで、靴下は履いていても可)
  • 身支度ができたら、診察の椅子に座っていただく
  • 椅子が自動で上に上がっていくので、落ちないようにひじ掛けにつかまり、背もたれにもたれているように説明する
  • 椅子が上がると足が開き、椅子が止まる
  • 医師にクスコ膣鏡を渡す
  • 採取用のブラシを渡す
  • 採取した組織を塗布するガラス板を医師に差し出す
  • 塗布されたら、直ちに検体乾燥固定用のスプレーを噴霧する
    (事業所によって、頸癌検診の採取の仕方や検体の固定方法には違いがあります)
  • 採取が終わったら、受診者さんに声かけをしながら椅子が自動で下がることを説明する
  • 椅子が下がったら、受診者さんに身支度をしてもらい、
    終わったら声をかけてもらうように話す
  • 受診者さんの身支度が終わったら、診察室から次の検査へご案内をする

検診はこの繰り返しですが、受診者の人数が多い時は、いかに時間を短く、かつ受診者さんに負担なく検診を受けていただくようにすることが重要です。

子宮頚癌検診は女性にとって、とてもデリケートな部分をさらけ出すことになるので、羞恥心や恐怖心を持って不安に思っている患者さんもたくさんいます。忙しい中で、そういう受診者さんのサインを見逃さずに声をかけるなどの心遣いも必要になります。

 

検診が終了後の看護師の流れ

検診が終了した後も、看護師の仕事は残っています。以下のような仕事を行うのが一般的です。

 

検体の読み合わせ

  • ガラス板を番号順に並べて検査伝票と照らし合わせ、間違いがないか読み合わせをする
  • (ガラス板には前日のうちに、受診番号と名前が記載してある)
  • ガラス板と伝票に間違いがなけれは、決められた場所に保管する

 

後片付け

  • クスコ膣鏡の洗浄
  • 使用したクスコ膣鏡を決められた洗浄液で洗い、カストに入れて滅菌をかける
  • 診察室の後片付け
  • 手袋やディスポシーツ、受診者さん用ナプキンの補充など

 

2.婦人科検診の看護師の人間関係とは

知っておきたい婦人科検診の人間関係

婦人科検診の人間関係について、医師と看護師、看護師同士の視点から説明していきます。

 

医師と看護師の関係性について

婦人科検診は通常、医師と看護師それぞれ1人体制です。女性の先生と2人きりだとやりづらそうというイメージがあると思います。しかし、検診のクリニックでは医師がパートやアルバイトの場合もあり、常勤医特有の先生のこだわりということもなく、医師とも接しやすく、明るい雰囲気のことが多いです。
を考えている看護師の方は是非確認をしてみてください。

 

慣れていない医師だと看護師のフォローが大変・・・

には初めて婦人科の検診をする先生もいるため、看護師が一から検診の流れを説明しなければいけないこともあったり、逆に色々と質問されることもあります。

その場合は、検診の人数をこなすのが困難で、午前中の業務が押してしまうこともあります。というのは、医師が慣れていないと1人の組織採取に時間がかかり、または受診者さんからの質問事項に長い時間をかけて対応してしまうなどのケースがあるからです。そうなると、自分の休憩時間が少なくなってしまうこともあります。

 

ベテランの先生だとこだわりがあって大変・・・

逆に検診慣れしたベテランの医師だと、先生が早く検診をこなすためのこだわりがあり、クスコ膣鏡やブラシの、渡し方やタイミング、角度などを細かく指示され、一気に緊迫した空間になることもあります。適度に検診を経験していて、すぐにポイントを理解してくれ、コミュニケーションの取りやすい医師だと、その日1日楽しくお仕事することができます。

 

看護師同士の人間関係について

基本的には看護師1人体制なのですが、忙しい時期には本当に猫の手も借りたいほどになります。問診や採血からまわってきた受診者さんのカルテと検体採取用のガラス板を準備するなどの、ちょっとした手間すらも大変な時があります。そんな時に、受診者さんを婦人科に誘導してくれた看護師が、そういうひと手間を手伝ってくれたりします。
を考えている看護師の方は是非確認をしてみてください。

 

忙しい時こそ皆で支え合う

検診が多い時には受診者数が午前中で60~70人などというクリニックもあり、クスコ膣鏡を洗うのが一番の大仕事となって、採血や問診業務のスタッフも手伝ってみんなで作業します。

検診で働く看護師は常勤もいますが、パートやアルバイトの方も多く、午前中だけとか、今週は2日だけお仕事、という方も多いです。そのせいか、この前休みに旅行に行った、ライブに行ったなんて話をしていることが多く明るく楽しい雰囲気です。年齢が近い看護師がいると、年齢相応のあるある話で盛り上がり、業務が終わっても作業場で話が続くこともあります。

 

まとめ

検診センターは病棟などと違い、1人の受診者さんにじっくり関わるわけでもないですし、疾患について勉強して、それについての看護をするなどのことはありません。対象は基本的に健康な方で、患者さんでもなく、今やお客様とも言われています。必要な業務も同じことの繰り返しで飽きてしまうこともあるかもしれません。ですが、相手は人間なので、その人によって対応も反応も違ってきます。婦人科検診で思ったことは、受診者さんの中には、

子宮頸癌検診が苦手だったり、不安の強い方が以外と多いなと思ったことです。素直な感想を言うと、注射や採血は我慢できるのに、なんで子宮頸癌検診は我慢できないんだろうと思いました。このお仕事をするうちに、忙しい中にも受診者さんのサインみたいなものを少しずつ分かるようになり、診察前や後に短い時間ではありますが、声をかけかり、必要に応じて話をしたりするようになりました。それによって、少しでも不安や恐怖心が和らげればいいと思っています。これも今までの看護での視点が役に立っているんじゃないかなと思っています。

 

看護師の口コミでランキング

看護師転職サイト口コミランキング

1位  ‣看護のお仕事
【全国対応】【求人12万件以上】
2位  ‣ナースではたらこ
【全国対応】【担当質高・求人数高】
3位  ‣マイナビ看護師
【全国対応】【担当者質高】
4位  ‣ナース人材バンク
【全国対応】【求人数高】
5位  ‣ナースフル
【全国対応】【コンサル高】

 

はたらきナース

監修者

亀岡さくみ看護師
監修 亀岡さくみ看護師
  • 2011年3月:日本赤十字看護学校卒業
  • 2011年3月:看護師免許取得
  • 2011年4月:日本赤十字医療センター入社(3年間勤務)
  • 2015年3月:株式会社peko勤務
  • 2015年4月:はたらきナース監修

現在は、今までの経験を活かし「はたらきナース」を執筆・監修を行っています。

この記事は「」さんが執筆しました。

運営会社 ・記事等に関する問い合わせ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。