健康相談員への看護師転職!仕事内容から給与事情まで

看護師の免許があればできる仕事として「健康相談員」という仕事があり、今後の予防医療の発展に伴い、人気が高まると予想されています。

そんな「健康相談員」はいったいどのような仕事を行い、看護師としてどのように転職するのでしょうか。

  • 「初めて仕事に従事する」
  • 「初めて予防医療に触れる」

という看護師でも健康相談員の研修は丁寧に行ってくれるため、安心して働くことができるでしょう。

ここでは、健康相談員の仕事内容、給与事情から求人を探す方法までご紹介します。

1.健康相談員の仕事内容

健康相談員として働く看護師

当たりまですが、健康相談員とは健康相談を受ける仕事となり主に

  • 健康保険証の会社
  • 企業
  • 学校
  • 役所

等から依頼を受け、個人あるいは団体に向けて健康の相談を受けて健康指導を行います。

健康相談員の仕事の流れをご紹介します。

 

(1)期間内にアポ取りを行う

健康相談員の仕事の依頼は、基本的に健康相談員を行っている会社へメールで入り、自分宛てに依頼が来ていると確認されると、企業あるいは個人の連絡先がメーリングリスト内で表示されます。

連絡先を基に、企業あるいは個人へ電話をしてアポ取り(約束)を行いますが、依頼が入ってからアポを取るまでの期限が設定されているため、その期間内にアポを取らなくてはなりません

 

健康相談を拒否されることもある

多くの場合は友好的に、「いつなら大丈夫」と前向きに日にち設定を検討してくれますが、中には健康保険証の大元の会社からの指示で嫌々健康相談を受けているという人もおり、中には拒否をする方もいます。

拒否をされた場合は、従わなければならず仕事もゼロになります。

 

補足説明!

ポイント

基本的に社員もパートも同じようにアポ取りの電話をかけますが、社員の場合は会社から、パートの場合は自宅から行います。

 

(2)どのような健康指導をするか下準備をする

アポ取りができたことを健康相談の会社に知らせると、

  • 直近の健康診断の採血結果
  • 今内服している薬の内容
  • 既往歴

等、その人の資料が届くので読み込んで、どのような健康指導をするか考えます。

 

補足説明!

ポイント

あらかじめ相談員には、相談時に使えるリーフレットがたくさん配られており、どれを持っていけばよいか厳選するのもこの時です。

 

(3)企業や個人に訪問し相談を行う

実際にアポ取りをした個人あるいは企業に訪問し、健康相談を行います。

健康相談は、30~1時間など時間が決まっており、その時間内は丸々健康相談や健康指導を行います。

 

(4)相談内容等の資料をまとめる

実際に自分が健康相談員として聞いた相談内容と返答した内容などを資料にまとめて、もらっている資料と共に郵送して、1日の仕事が終わりになります。

 

2.健康相談員の看護師の給与事情

給与計算する健康相談員の看護師

看護師が健康相談員として働く場合の給与事情はどうなっているのでしょうか。

私が実際に行ってもらった給与を元にご紹介していきます。

 

日勤のみ月収25万円前後

健康相談員の看護師は社員の場合、夜勤なし日勤のみの土日休みで25万円前後の収入が見込めます。

健康相談が無ければ事務作業が多いことや、看護師としての処置は行わずに話をするだけであるため、得した気分になれるでしょう。

 

パートの場合は件数の値段で決まる

バイトやパートの場合は、時給ではなく行った相談件数によって1件いくらの値段が付きます。

だいたい訪問で1万円から1万5千円、電話相談のみで5千円から8千円前後となり、電話相談よりも訪問相談の方が高くつくことが多いです。

 

個人より企業へ訪問したほうが高額

個人よりも企業へ訪問した方が値段は上がります。

「1日何件行くか」「週何件行くか」等は、依頼の数と自分の予定を併せて計画を立てていきますが、大体1日2件から3件程度が限界となり、週5日間従事している人は少ないでしょう。

 

健康相談員は、相手からの依頼が無ければ働けないため、最初は「依頼数が少ない」「健康診断が始まる前には極端に依頼が減る」等があり、パートやバイトでコンスタントにお金を稼ぎ続けるのは難しいでしょう。

 

3.健康相談員に向いている看護師とは

保健師の免許を持っている看護師

健康相談員に向いている看護師とは、どのような看護師なのでしょうか。

以下で私自身の経験も踏まえた説明をしていきます。

 

看護師以外の免許を持っている看護師

健康相談員の仕事で依頼が圧倒的に多いのは、看護師よりも栄養士や保健師の資格を持っている人であるため、そのような資格を持っている看護師は向いていると有利でしょう。

 

特定保健指導の依頼は保健師に集中する

保健師は、医師と保健師だけができる特定保健指導を行える職種であり、健康相談員の仕事に医師はいないため、特定保健指導の依頼は保健師に集中します。

 

予防医療の分野で働いたことのある看護師

病棟の場合は、積極的に予防医療を行うことは少ないため予防医療の分野で働いた経験があり、これらの知識を持つ看護師は、健康相談員への転職は向いていると言えるでしょう。

保健師に多い企業の依頼も、予防医療の知識があれば看護師にも届く場合があります。

 

補足説明!

ポイント

健診センター等の職歴や、クリニックなどで過去に健康診断業務に携わったことのある看護師も歓迎されます。

 

既卒で会社員の経験がある

健康相談員は、企業や初対面の方の家を訪問する等、ある程度のビジネスマナーが求められるため、既卒で会社員経験がある看護師は、健康相談員の仕事も向いているでしょう。

病棟にずっといる看護師は、ビジネスマナーがなかなか分からないという人も多く、研修はするものの最初は難しいことが多いです。

実際、社員は若い看護師も多い一方、パートやバイトはある程度年齢を重ねた看護師の方が多いという印象を受けました。

補足説明!

ポイント

訪問看護など人の家に上がって仕事をするという経験がある看護師も経験を活かせるでしょう。

 

人の話に流されない人

約束の時間を過ぎると、次の約束の時間に遅れることがあるため、人の話に流されずにうまく話を勧められるという人は健康相談員に向いているでしょう。

 

注意点!

ポイント

健康相談の仕事をしていると中には話好きな人に遭遇し、関係ない話をしすぎて「肝心の相談内容に移れない」「約束の時間を大幅に過ぎる」等のこともあり得ます。

 

パソコンの知識が必要最低限ある

健康相談員の仕事は、アポ取りから情報収集、レポート書きなどの事務作業まで全てパソコンで行われます。

会社のソフトを使用するためワードやエクセルと言ったパソコンの基本知識は不要ですが「マウスが使いこなせる」「文字が打てる」等、必要最低限のパソコンの知識は必要です。

 

4.看護師が健康相談員へ転職する注意点

健康相談員へ転職する際の注意点を考える看護師

健康相談員へ転職する看護師が注意しておきたいことを以下で紹介していきます。

 

初めの稼ぎは少額であると心得る

健康相談員としての初めの仕事は、仕事そのものに慣れるためにも仕事量は週に3件前後とかなり少なく設定されていますが、依頼者より拒否をされてしまえばその仕事量はさらに減ります。

そのため、初めの稼ぎはかなり少ないものと心得ておきましょう。

 

研修のほとんどが都市部になる

健康相談員の研修は、会社のある場所や都市部の大きなホールを借りて実施されるため、都市部で行われることが多いです。

交通費は支給されるものの郊外に住んでいる場合は、「研修の度に遠くにまで行かなければならない」という大きな負担が生じるでしょう。

 

動物や赤ちゃんがいる家庭は一旦検討する

健康相談員の仕事で依頼者に電話連絡をする場合、基本的には無音の環境で行わなければならないため、「犬などの動物がいる」「赤ちゃんなどまだ小さい子どもがいる」等の家庭を持つ看護師で健康相談員へ転職を考えている場合は、一旦検討することをお勧めします。

 

注意点!

ポイント

「犬が吠える」「赤ちゃんや小さい子が泣いたり騒いだりする」等の場合は、アポ取りの際や相談業務中に支障が出てしまうことを心得ておきましょう。

 

全てを1人で行わなければならない

健康相談員の仕事は、初めの1~2度程は同行者がいますがそれ以降は、

  • アポ取りの連絡
  • 資料の取り寄せ
  • リーフレットの発注
  • 相談場所までの往復
  • 相談業務
  • 帰宅してからの事務作業

等を全て1人で行わなければなりません。

 

誰かに頼って仕事をしてきた看護師は注意する

看護師として働いていると、必ず周りには誰かがいて「サポートをしてくれる」「すぐに相談ができる」等の環境にあるため、今まで「誰かに頼って仕事をしてきた」「常に誰かに相談していた」という看護師は注意が必要です。

 

健康相談員の看護師求人を見つけるために

健康相談員の仕事は、インターネットからの情報が中心です。

一部、転職エージェントや転職斡旋会社で紹介して貰うこともできるので、求人を検索するとともにエージェントにも登録してながら探してもらいましょう。

 

補足説明!

ポイント

健康相談員の仕事は、基本的には「自分で調べないと出てこない」ため、認知度が低い原因と言えるでしょう。これから人気が出ると転職エージェントでも頻繁に扱われるようになると思われます。

 

まとめ

健康相談員は、従事している人が少ないため情報が少なく、1人で様々なことをこなさなければならない等、苦労が多いですが慣れてくれば、稼ぎも多く自分の都合に合わせられる魅力もあるため、働きやすい仕事です。

予防医療に興味がある看護師は、ぜひ1度健康相談員への転職を検討してみてはいかがでしょうか。

齋藤

【神奈川県/20代後半・資格:看護師】

食べること、スポーツ観戦が好きな看護師。社会勉強と称していろいろなところで働いた経験を綴っています。派遣看護師の経験もあり、派遣では回復期の病棟業務、ディサービス、検診センターで仕事の経験があります。

運営会社 ・記事等に関する問い合わせ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。