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椿

現役看護師

椿

( 看護師 )

血液内科に転職を考える看護師のメリット・デメリット

椿
現役看護師椿
血液内科 看護師 メリット・デメリット

血液内科とは、悪性リンパ腫や白血病、突発性血小板減少紫斑症などの血液の疾患を扱う診療科で治癒が難しい疾患が多いのが特徴です。

治療法は手術・化学療法・放射線療法などさまざまですが、最も多いのが化学療法です。

このページでは、そんな「血液内科」で働く看護師の実情についてお伝えしていきます。

1.血液内科で働く看護師の仕事内容

輸血操作する看護師

血液内科で働く看護師の主な仕事内容は以下の通りです。

  • 患者の全身管理
  • 点滴管理
  • 患者・家族への感染予防指導
  • 輸血管理
  • 骨髄穿刺の介助

骨髄穿刺の介助が多いのは、まさに血液内科ならではのことです。

詳しく見ていきましょう。

 

患者の全身管理

血液内科では状態が急変する患者も多く状態の変化をしっかり観察し急変時の的確な対応も求められます。
 

化学療法後の副作用に注意する

冒頭でも述べた通り、血液内科では化学療法を行っている患者が多く、化学療法後の副作用に注意して観察しなければなりません。
 

栄養士と連携をとり食事を工夫する

口内炎など口腔内トラブルがあり食事が十分に摂取できない患者に対しては医師や栄養士と連携をとり食べやすい食事に変更します。
 

化学療法を行っている患者の点滴管理

化学療法だと点滴の量や種類も多く投与時間もきっちり決まっています。

抗がん剤を実際に投与するのは医師の場合がほとんどですが、看護師も指示通りの点滴速度で落ちているのか、刺入部は異常はないか確認します。

 

転ばないよう点滴ルート類の長さに配慮する

血小板減少による出血傾向については、目に見える皮膚の部位だけでなく口腔内の観察もしていき、転んだりぶつかったりしないように病室の環境整備や点滴ルート類の長さ位置にも注意していく必要があります。

 

患者・家族への感染予防指導

白血球が下がる前から感染には注意し患者や家族に感染予防について指導します。

指導内容については、

  • 手洗い(外出後、食事、排せつ後)をしっかり行うこと
  • 病室から出る際や面会時は必ずマスクを着用すること
  • 皮膚を清潔に保つために毎日のシャワー浴・清拭・陰部洗浄を行うこと
  • 口腔内の感染予防のために口腔ケアをしっかり行うこと
  • 面会者には生花を禁止すること

などが挙げられます。

 

注意点!

ポイント

看護師自身が感染源にならないように手洗いや服装を清潔に保ち注意することも必要です。

 

輸血管理

輸血をする患者が多いというのもこの科の特徴です。輸血の必要物品、手順、副作用についての知識も求められます。

投与開始5分後と15分後、終了時には必ずバイタル測定を行いカルテに記入します。輸血開始後5分間は患者のベッドサイドから離れず異常はないか観察します。

 

頻回に訪室し異常の早期発見に努める

輸血にも副作用があり、人為的ミスで投与する血液製剤を間違えて起こるABO不適合輸血、そしてアナフィラキシーショック、細菌感染があります。投与を開始して終わりではなく頻回に訪室し異常の早期発見に努める必要があります。
 

骨髄穿刺の介助

状態把握、治療方針決定のため骨髄検査を行う患者が多く、血液内科で働くと骨髄穿刺に関わることが必ずあると言ってもよいぐらいです。骨髄穿刺は医師が行いますがそれを介助するのは看護師の役割のことが多いです。
 

少しでも検査中の不安が軽減されるように声かけをする

局所麻酔で行い、臥位で行うので患者自身は何が行われているのか穿刺部位を直接目で見ることはできません。そのため今何が起こっているのか痛みは大丈夫なのかなど不安が大きい患者も多いです。

看護師として検査中の気分不快の有無や検査後の穿刺部位からの出血の有無などの状態観察だけではなく少しでも検査中の不安が軽減されるように声掛けをすることが大切です。

 

2.看護師の1日のスケジュール

タイムスケジュール

1日のスケジュールは他の科の看護師と同じように情報収集し、状態の観察、点滴管理、検査の移送・介助、清潔ケア、看護記録の記入が中心になります。

しかし、化学療法や輸血、状態の急変、緊急入院など忙しいことが多い科だと思うのでしっかりとしたダイムスケジュールが必要です。

 

日勤のスケジュール

8:00~8:30 情報収集、時間があれば点滴準備
8:30~8:40 申し送り
8:40~9:00 ・担当患者への挨拶
・患者への当日の検査の内容と時間の確認
・点滴を投与している患者は点滴の管理
・環境整備
9:00~12:00 ・バイタル測定
・清潔ケア
・点滴管理
・検査の介助・移送
・排泄介助
12:00~12:30 ・食事の配膳、介助
・経管栄養、配薬
12:00~14:00 交代で休憩
14:00~14:30 カンファレンス
14:30~17:15 ・バイタル測定
・清潔ケア
・点滴管理
・検査の介助、移送
・排泄介助
・看護記録記入
・翌日の検査の説明、物品の準備

 

夜勤のスケジュール

17:15~17:25 日勤帯からの申し送り
17:30~18:00 ・担当患者への挨拶
・点滴管理
18:00~19:00 ・食事の配膳、介助
・経管栄養、配薬
・交代で休憩
19:00~21:30 ・バイタル測定
・点滴管理
・排泄介助
21:30 消灯
22:00~6:00 ・1時間毎の巡視
・点滴管理
・排泄介助
・看護記録の記入
・交代で休憩
6:00 ・早朝採血
・早朝尿採取
6:30~8:00 ・バイタル測定
・点滴管理
・排泄介助
8:00~8:30 ・食事の配膳、介助
・経管栄養、配薬
・日勤帯への申し送り
・看護記録記入

 

3.血液内科で働く看護師に必要な5つのスキル

採血の準備をしている手
看護師が血液内科で働くためには、必ず必要なスキルがあります。その必要スキルとは次の5つです。

  • 患者の痛みと寄り添い苦しさを理解する能力
  • 静脈確保の技術は必須スキル
  • 血液内科で働くには脱毛に関する知識が必要
  • コミュケーション能力は血液内科でも必要なスキル
  • 基本的な作業や技術をきちんと確認する能力

これらのスキルがなぜ血液内科で働く看護師に必要になるのか、治療や患者の特徴をふまえながら説明してゆきます。

 

(1):患者の痛みと寄り添い苦しさを理解する能力

血液内科における化学療法、移植療法は、全クールを終了しても、再発の可能性が高いため定期的な受診が必要です。長期的な治療の他に、下記する内容によって更に患者は出口の見えない苦しさを味わいます。

  • 移植後も無事生着を認めるまで長い期間を要する
  • 移植片が患者の身体を異物と見なして攻撃するGVHDの辛い症状

同じ経験をしない限り理解することは出来ないことは患者もわかっています。ですが、出来るだけそばに寄り添って、時には怒りを受け止める覚悟が看護師には必要です。

 

(2):静脈確保の技術は必須スキル

化学療法の仕事に血液検査と抗がん剤の投与は必要不可欠です。そのため、看護師が血液内科で働くためには静脈確保が出来ないと仕事になりません。静脈確保の技術で大事なポイントは2つです。

  • 採血は1回で確実に行うこと
  • 抗がん剤ルートは漏れがないようにすること

このポイント2つについて更に詳しく説明します。

 

採血は一回で確実に行えないと仕事が進まない

基本的に血液内科では、早朝の忙しい時間帯に十数人の採血をしなければなりません。化学療法後の患者も、頻繁に血液検査をする時期があります。そのため、採血で失敗を繰り返していては仕事が進まないのです。

 

ポイント!

ポイント

点滴についてもその都度穿刺する患者にとっては、看護師の静脈確保技術が重要な問題となります。

 

抗がん剤ルートは漏れがないようにすることが大事

血液内科病棟の化学治療患者への抗がん剤投与の静脈穿刺は、医師が行うことが基本です。しかし、医師の業務量を軽減するため、病院での研修を受け認定された看護師は抗がん剤投与を代行出来る場合もあります。

  • 確実に静脈確保出来ること
  • 血管外漏出をしないこと
  • 21Gよりローゲージの太い針で穿刺できる技術

抗がん剤を投与する技術で必須要件は上記の3つになります。看護師が抗がん剤投与できることは、医師の業務軽減とともに、医師を待たなくて良いことから患者にとってもメリットがあります。

 

ポイント!

ポイント

21Gよりもローゲージの太い針を扱える技術が必要になる理由として、血液内科の多血症患者へ瀉血療法を行うときに必要になるためです。

 

(3):血液内科で働くには脱毛に関する知識が必要

化学療法を行うと2週間過ぎたころに脱毛が始まります。治療により脱毛の症状があるとわかっていても、ほとんどの患者は男女ともにショックを受けます。患者が感じる脱毛のショックを少しでも緩和させるために大事なポイントが3つあります。

  • 抜けた患者の毛髪は速やかに処理すること
  • 化学治療法が終了すれば髪の毛は生えると希望をもてる説明ができること
  • 脱毛のショックを軽減するための提案をすること

看護師が脱毛についての知識を持っていると患者ごとでより良い対応ができるようになります。ここで紹介したポイント3つについても具体的に説明していきます。

 

抜けた患者の毛髪を速やかに処理して脱毛のショックを軽減する

化学治療法によって抜けた毛はベッド周りに飛散しやすいです。そこで活躍するのが粘着テープのコロコロになります。患者の家族に持ってきてもらうか、病院の貸し出し用のものを使い、ベッド周りを清潔に保ちましょう。患者は抜けた自分の髪を見ると落ち込みやすいので、こまめに掃除をします。

 

化学治療法が終了すれば髪の毛は生えると希望をもてる説明ができること

化学療法が終了すると、しばらくして毛は生えてきます。そのことを説明してあげることで患者は希望を持って治療に臨むことが出来るのです。しかし、抜ける前の髪質とは違った毛が生えてくることがあり、直毛だった人が巻き毛になることがあるのです。そのリスクも説明に加えましょう。

 

脱毛のショックを軽減するための提案をすることも看護師の仕事

化学治療法により抜けた自分の髪を、ショックを受けながらも自分で処理をしようとする患者も多くいます。そうした患者の心に寄り添うためにも、気配りや提案をするのも看護師の仕事です。

  • 女性患者は脱毛の量を減らすために髪を短くしたり、坊主にする
  • 治療中は帽子やウィッグを使って今しか出来ないおしゃれを提案する

患者ごとに精神状態や考え方は違うので、しっかりと気持ちを汲み、提案をします。

 

(4):コミュケーション能力は血液内科でも必要なスキル

血液内科の患者はADLが自立している方が多く、自由に売店に行ったり、庭園を散歩したり出来ます。しかし、感染予防のためにクリーンルームに入ると患者の環境は大きく変わります。

  • 家族との面会もガラス越しで会話もインターホンを使って行う
  • 患者が生身の人と接するのは医師と看護師のみになる

このように患者はクリーンルームへ入ったとたんに、気分転換活動が出来なくなり、テレビが友達になってしまいます。そこで看護師には少しでも患者の気分を紛らわせるコミュニケーション能力が必要です。

 

ポイント!

ポイント

看護師には楽しいトークばかりが求められているわけでは無く、患者が話すことをうなずきながら聞いてあげる事が、最大の気分転換につながります。

 

(5):基本的な作業や技術をきちんと確認する能力

基本的な作業や技術をきちんと確認することは、他の診療科目で働くうえでも大切なスキルです。血液内科は化学療法や移植治療の後、多量で様々な種類の注射や点滴を投与します。

  • 使用する機器は間違っていないか
  • 薬を溶解する量はどのくらいなのか
  • 静注、混注どちらを使用するのか
  • ダブルルーメンカテーテルのどちらから投与するのか

この他にも、確認項目は上げればきりがありません。何を今さら、と思われるかもしれませんが、繁雑だからこそ丁寧に確認することが重要なのです。

 

手や白衣を常に清潔に保つことは血液内科でも特に重要

白血球数が限りなくゼロに近くなる血液内科の患者にとっては、看護師が清潔を保てないと患者を感染の脅威にさらしてしまうことになります。作業が続き、つい手洗いを怠ってしまったなんてことは言語道断です。どんな時も、基本を忘れないことです。

 

4.血液内科で働く看護師のメリット

ハートを持つ看護師

血液内科で働く看護師のメリットは、やはり看護師としてのスキルアップが可能だということです。そもそも、血液内科はどこの病院でもあるわけではなく、大きな総合病院にしか設置されていないことがほとんどです。

そのため、血液に関する重大な疾患を持つ患者さんが各地から集まってくるケースが多く、また、病院でも一般の内科では出来ないような特殊な検査や治療を行うこともあります。

 

若い患者が多く、ADLが自立している

年齢層が幅広い血液内科では、10代の高校生から40代の働き盛りの患者も多く見られます。入院の目的は抗がん剤治療や移植治療ですが骨髄抑制からの立ち上がりを待っている時期はADLも自立しており、身体ケアはほとんどありません

他の診療科に比べて血液内科でのメリットといえるでしょう。
 

基本的に一人で食事できる患者が多い

感染予防や外傷予防のための指導や脱毛へのケア、吐き気へのケアなどは大切ですが、基本的に一人で食事を出来ますし、入浴も出来ます。女性大部屋などは雰囲気も明るく、毎日女子会が開かれている感じです。

患者同士で助け合ったり、情報交換をしてくれるので看護師はついつい甘えて、手のかかる患者さんに専念させてもらったりします。

 

無事に寛解(治癒)していく患者の様子がみられる

血液疾患は再発が多く見られる特徴があり、そのため治癒という言葉を使わず寛解(かんかい)と言います。

入院期間の長い患者さんが化学療法の予定を終えて再発が見られず、寛解して退院して行く姿を見送るときは、とても嬉しい瞬間です。血液内科のメリットといえます。
 

ポイント!

ポイント

抗がん剤の副作用で全身に脱毛がみられますが、帽子やウィッグ、時にはつけまつげを利用しキレイにメイクをして退院していく女性患者さんはとてもキラキラしています。入院期間が長くなりがちなため、退院する時の男性患者さんもとても晴れやかな表情をしています

 

クリーンルームでの看護が経験出来る

患者に感染の危険がある場合にクリーンルームへの入室が指示される場合があります。化学療法を実施した患者が1週間ほどで白血球が減少し始め、普段の10分の1以下に低下し感染の危険が強くなる場合にクリーンルーム利用します。

クリーンルームでの看護経験が出来るのも血液内科ならではのメリットといえます。

クリーンルームは外から感染性物質が入り込まないように空気の流れが陽圧に調整されており、入り口には前室が設けられています。クリーンルーム内にいくつかの個室がありそれぞれに大きな空気清浄機が設置されおり洗面所、トイレも各個室内にあります。

 

クリーンルーム内での看護について

看護師がクリーンルームへ入室する際、一昔前はガウンテクニックを用いていましたが、徐々にスリッパの履き替えと手洗いのみなど緩和されつつあります。

清掃業者は入室しないので、毎日看護師にて環境整備、トイレ掃除、ゴミ集めも行います。

閉鎖空間のため患者のストレスもどんどん貯まり、クリーンルームから出られないために自分でコーヒーを買いに行くことも出来ません。そのような閉鎖空間での看護を学ぶことができます

 

最先端の医療が経験出来る

血液内科の治療は大きく分けて化学療法(抗がん剤)と移植治療(骨髄、末梢血幹細胞、臍帯血)です。最先端の医療が経験出来るのも血液内科でのメリットといえます。

化学療法前には患者さんに予定を分かりやすく説明し、安心して治療に臨めるようにします。副作用も治療の時期によって異なり、治療当日には血管外漏出に気をつけないといけませんし、治療後は吐き気や倦怠感、1週間ほどで骨髄抑制、その後脱毛が始まります。その時に合ったケアや指導をしていく必要があります。

 

ポイント!

ポイント

骨髄移植や末梢血幹細胞移植は血液内科でないと経験出来ない治療です。前処置の大量抗がん剤、放射線全身照射に始まり、治療後の副作用、拒絶反応への対応までやることはたくさんあります。しかも移植はクリーンルームに長期間入室することになります。家族ともガラス越しでしか面会出来ない中、患者さんの精神的ケアも看護師の大きな役割です。

 

抗がん剤治療に関する知識を深められる

血液内科に入院する患者の多くは抗がん剤治療を受けています。そのため、血液内科で働く看護師は抗がん剤に関する様々な知識を深めることができ、ここで培った知識は必ずどこの内科でも通用します。

これらはどの診療科で働くにも必要なスキルでもあります。血液内科で大切なのは患者が置かれている状況を察して、身体と心の両側からのアプローチしていくことです。長期の療養が必要になる血液内科の患者に、少しでも心穏やかに治療に専念してもらえるよう看護に取り組めると良いです。
 

5.血液内科で働く看護師のデメリット

座り込んでいる看護師

血液内科で働くデメリットとして、治療の難易度が高い患者さんが多いことが挙げられます。血液の疾患は、白血病にせよ悪性リンパ腫にせよ、深刻なものが多くあります。

また、こうした血液の疾患は完治が難しく、再発率も高いために、入院が長期になったり、せっかく退院しても再発して再入院になってしまったりすることも珍しくありません。命に関わる病気も多いため、治療や看護が難しく、患者さん自身や家族もナーバスになっていたりもします。

 

治療しても良い結果にならないことがある

血液疾患は再発率が高いことで知られています。化学療法を終了して退院しても寛解(治癒)期は長く続かず、再発してまた入院してこられる患者もいます。繰り返す再発に我慢できなくなり、一切の治療を拒否して、自宅で亡くなった方もいます。

治療しても患者が良い結果になりえないことが血液内科で働く看護師のデメリットといえます。

 

ポイント!

ポイント

移植も前処置や拒絶反応に身体が絶えられず、亡くなる患者さんもいます。特に若い患者さんの死に立ち会うのは、本当に辛いです。

 

膨大な量の点滴との戦い

血液内科の業務は点滴との戦いと言っていいほど、注射、点滴がたくさんあります。中心静脈カテーテルが入っている患者さんは、血管確保の手間は省けますが、とにかく数が多いため、投与の順番やかかる時間を考慮しないと次の勤務者に迷惑がかかります

血液内科の点滴業務は膨大な量があるため苦手な看護師にはデメリットとなります。

 

ポイント!

ポイント

ダブルルーメンカテーテルを使用する場合は、投与する側を間違えれば医療事故になります。朝、夕投与の抗生剤は間隔が十分空くように時間を考えないといけませんし、配合禁忌の薬剤は前後の薬も気にしないといけません。

 

とにかく採血の患者数が多い

血液内科では基本的に朝の採血は夜勤の看護師の仕事になります。起床時間は6時でしたが、5時半ころから患者に声をかけ、採血をして回ります。化学療法後の患者さんは1日おきに検査をするので、毎朝看護師一人あたり15人近くの採血をするなど、とにかく採血が多くあります。

そのため、採血が苦手な看護師にとってはデメリットと言わざるを得ません。

 

残業が多く多忙である

深夜勤の早朝に採血をし、午前中に検査結果が出ても、主治医が外来や所用で結果の確認が遅れることがあります。

やっと検査結果を見てもらってから、抗生剤の変更の指示が出たり、赤血球輸血、血小板輸血のオーダーが出れば、実施するのは夕方です。日勤が終わりそうな時間であっても、忙しい夜勤にお願いするのは申し訳ない時は日勤が輸血をつないで帰ります。

血小板輸血はアレルギーなどの副作用が出やすいため、主治医に報告しステロイド注射で対応などしている内に、どんどん残業になってしまいます。

 

患者のベッドサイドで仕事をするほど多忙?

終業時間まで患者のベッドサイドで仕事をするほど血液内科の看護師は多忙なので、座って記録に取りかかれるのは終業時間後です。毎日2~3時間は残業している看護師が多いと言います。

 

夜勤帯でもメインの治療をしている

骨髄移植で血縁者がドナーの場合は、骨髄の採取から移植まで病院内で出来ますが、骨髄バンクの場合はドナーが住んでいる地域まで、新幹線や飛行機で骨髄液を受け取りに行かなくてはいけません(医師と事務職員など)。

そのため骨髄液が届く時間によっては、移植開始が夜勤帯になることもあります。こちらも血液内科ならではのデメリットといえます。

ただでさえ忙しい夜勤に移植が重なるため、夜勤人数や遅出勤務者を増やして対応するしかありません。

 

まとめ

血液内科は内科の中でもかなり忙しい診療科です。また、患者の治療もかなりヘビーであることから、看護師として精神的に負担に感じる場面も多いでしょう。しかし、ここで立派に看護師として働くことができればどんな患者にも対処できるコミュニケーション力がつき、また専門的な知識・技術も身につけられるため必ずスキルアップしていくことができます。

最後までご確認いただきましてありがとうございました。


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この記事を書いた人:椿
(公開日:)(編集日::2017年07月26日)

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