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ホリスティックナーシングとは?看護師が学ぶ方法と実践例

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ホリスティックナーシングとは

ホリスティックナーシングという言葉を聞いたことがありますか。ホリスティックナーシングとは、科学的裏付けのある癒しのケアスキルです。看護師がホリスティックナーシングを身につけることで、看護の現場で心を痛めている人を癒し、より患者を健康な状況に、患者家族たちにも安心を与えることができるのです。

米国看護協会でも看護専門領域の一つとして取り入れられているこのスキルは、どんなスキルなのでしょうか。

1.ホリスティックナーシングとは

ホリスティックナーシングとは
日本ホリスティックナーシング研究会では、

「身体(body)だけでなく心(mind)と魂(spirit)、あるいは霊性も包括し、社会や自然環境との調和の中で生きていける全体的(ホリスティック)な存在として人々をケアする看護」
引用:日本ホリスティックナーシング研究会

として、ホリスティックナーシングを説明しています。

 

一般的な補完・代替医療として分類されている

この説明だけを聞くと、医学的な印象を受けませんが、このホリスティックナーシングのスキルは科学的視点に基づいた癒しの技術です。看護の現場でも一般的な補完・代替医療として分類されるほどにまでなっています。

ホリスティックとは、日本語に置き換えにくい言葉です。身体や心、人間関係や環境など、さまざまな面から看護するスキルという意味合いが強いといっていいでしょう。

 

病気の元となる精神的なストレスにもアプローチ

人間の健康は、例えば、薬だけを飲めば改善するものではありません。精神的にストレスが多ければ、病気を撃退できる薬や治療を十分に受けていても、病気が改善しないことがあります。

そんなときに役立つ看護知識が、ホリスティックナーシングに含まれるのです。

 

米国では看護専門領域として認められている

ホリスティックナーシングは、米国看護協会でも一つの看護専門領域として認められています

そこでは、アロマセラピー、セラピューティックタッチ、リフレクソロジーなどの習得が資格更新に必要な生涯教育単位として認められているそうです。

 

日本でも米国に倣い臨床アロマセラピーを取り入れている

日本で行われているホリスティックナーシング研究会でも、米国での取り組みと同じように看護にアロマセラピーを取り入れるといった研究会が行われています。

臨床アロマセラピーと呼ばれ、科学的な視点も取り入れながら行うアロマセラピーです。

 

まずは看護師自身が癒されていることが基本

ホリスティックナーシングの考え方では、まずは看護師自身が癒されていることが基本です。自分自身を癒された状態にすることが、一種の健康管理の技術として捉えられているようです。

確かに、癒しを提供する本人がストレスを感じていては、それが患者さんにも伝わってしまいます。看護師自身が穏やかでいることが、癒しを与える基本になることは納得ができますよね。

 

日本の看護師は苛立っている?!

通常の病棟看護の現場で働く看護師たちは、仕事量の多さ、休みの少なさ、プライベートなどの時間が自由に取れないことなどに苛立ちを抱えながら働いている人が多いのではないでしょうか。

だからこそ、ホリスティックナーシングのようなスキルが日本の看護師には必要なのです。

 

2.ホリスティックナーシングを学ぶにはどうすればいいの?

学ぶにはどうすればいいの
ホリスティックナーシングは、今現在看護学部のある大学などでも取り入れられている領域です。

  • 独学で学ぶ
  • 大学で聴講生として出席する
  • 日本ホリスティックナーシング協会で学ぶ

そのため、もしすでに看護師として働いているのなら、ホリスティックナーシングを教えている大学で聴講生として出席するか、日本ホリスティックナーシング協会などが実施するセミナーや研究会へ参加する方法、独学の3つの方法があるといえるでしょう。

 

ホリスティック関連の協会を利用する

ホリスティックナーシングなどに関係する団体は意外と多く、前述の日本ホリスティックナーシング協会や、日本ホリスティック医学協会、国際ヒーリング看護協会など、探せば様々あります。

各団体は定期的に研究会を開き、交流会を設けるなど、ホリスティックナーシングのスキルや現状等を伝える取り組みをしています。

 

セミナーに参加できない場合は書籍を購入

距離の問題などでホリスティックナーシングのセミナーに参加できないのであれば、ホリスティックナーシングの書籍があるため、それを購入して独学で学んでいくことになります。

 

病院の研修会として要望を出してみるのもアリ

一定の大きさの病院であれば、年に何回か定期的に研究会や勉強会、セミナー等を開催している病院も多いことでしょう。もし、その研修会などで要望が出せるのであれば、ホリスティックナーシングを学びたい旨を担当者に伝えてみるのもいいと思います。

病院単位で学べば、周囲の看護師とも共通認識が持てるため、ホリスティックナーシングの取り組みを現場に取り入れやすくもなるでしょう。

 

3.ホリスティックナーシングの実践例

ホリスティックナーシングの実践例
ホリスティックナーシングの中で、アロマセラピー実践したケースをご紹介していきます。ある患者さんは、入院してからというもの生き生きさが失われてしまい、新しい治療法にも踏み出せずにいたそうです。そこで受けたのがアロマセラピーの施術でした。

行ってすぐに変化が起きたわけではありませんが、アロマセラピーを受けたその日の夜は「久しぶりにぐっすり眠れた」と感じたそうです。

 

患者の気持ちをほぐし落ち着いた判断を促す

実際、ホリスティックナーシングの考えをもとにアロマセラピーやタッピングタッチなどを行うと、患者は緊張がほぐれて落ち着いた判断ができるようになります。緊張が続いていると、「もう嫌だ」「どうせダメなんだ」など、ネガティブな気持ちにさせますが、ふっと心身が緩むことで、新しい思考を持つ隙きが生まれます。

 

患者自身の「治したい」と思う気持ちを高めることができた

実際に取り入れた現場では、患者が前向きになり、不要な緊張をせずに済むことが多いそうです。病気や怪我を治すには、患者自身の「治したい」と思う気持ちが治癒力を高めるため、前向きにするケアができる看護師がいるかどうかは、患者の人生そのものを左右すると言ってもいいでしょう。

 

まとめ

まとめ
いままでホリスティックナーシングに触れてこなかったという看護師の方は、ぜひ、知ることから始めてみましょう。書籍で知るのもいいでし、実際にホリスティックナーシングをしている看護師の方のブログなどを読むのもいいと思います。

看護師の中には、「これが看護師の仕事だ」と充実感を感じている人も多いようです。

毎日のバイタルチェックやさまざまな介助を行う看護師ですが、その仕事に「看護師の仕事と言えるのだろうか」と思い悩む人も少なくありません。「もっと看護師としてのやりがいを感じたい」という方はぜひ、ホリスティックナーシングを学んでみましょう。

きっと、同じ職場でも看護師としての仕事のやりがいが数段増えるのを実感できるはずです。

 



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この記事を書いた人

都内の大手総合病院で3年、その後保育園看護師として1年勤務し、パート看護師・派遣看護師として様々なジャンルを体験。現在は、今までの経験を活かして看護師ライターとして活動中です。現役看護師や潜在看護師の皆さんの転職成功をサポートできるような情報を発信していきたいと思います。


カテゴリー:看護師の実情

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この記事を書いた人:kameko
(公開日:)(編集日::2017年04月26日)

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