著作者

あおいロワイヤル

現役看護師

あおいロワイヤル

( 看護師 )

ICUの看護師あるある!ベッドサイド編・看護師編

あおいロワイヤル
現役看護師 あおいロワイヤル
ICU 看護師 あるある

ICUは、病院の中でも特殊な環境です。そのため、一般病棟ではあまり経験できないICUだからこそのあるあるが日常業務の中に溢れています。

このページではICU歴の長い私が、そんなICUの看護師あるあるをご紹介します。

暇つぶしに「確かにそんなのあるよね!」とクスッと笑っていただければ幸いです。

【目次】
1.ICUの看護師あるある~看護師編~
(1)CVルートがシングルルーメンだと嫌な顔をする
(2)点滴混注の薬剤を「おかず」と呼ぶ
(3)夜勤で対応した入退室数と急変数が武勇伝になる
(4)モニターのアラーム音がそら耳で聞こえる
(5)ガーゼ1枚・オムツ1枚の重さを知っている
(6)臨床工学技士(ME)と仲良くなって教えてもらう
(7)病棟にリリーフに行くとICUにいた患者を見つけて喜ぶ
2.ICUの看護師あるある~ベッドサイド編~
(1)患者入室の時、引き寄せられるように人が群がる
(2)ルート整理のセンスが問われる
(3)毎日一斉に総動員して全身清拭を行なっている
(4)急変時対応をモニターカメラで鑑賞している
(5)ベッドアップの洗髪で寝衣をびしょ濡れにする
3.まとめ

1.ICUの看護師あるある~看護師編~

病院中の看護師の中でも「変わってる」と言われてしまうことが多いICU看護師。

なぜなら、以下のような様子が日常的に見られるからなんですよね。
 

(1)CVルートがシングルルーメンだと嫌な顔をする

不満な顔をする看護師

病棟で急変してICUに入室したときに「CV入っています、シングルルーメンです」と報告されると「えっ」とあからさまに嫌な顔をします。

大体その嫌な予感は当たっていて、結局ルートが足りずもう1本CV挿入の処置をすることになるので、いそいそと処置の準備を始めるのです。

 

(2)点滴混注の薬剤を「おかず」と呼ぶ

点滴の薬

中心静脈栄養の調剤は薬局で行われて混注済みで病棟に上がってきますが、状態が変わって予定していた処方が変更されたときは病棟で混注しなければなりません。

ICUではメインの点滴に7〜8種類の薬剤を混注することが日常茶飯事であり、その多さからメインに対しておかずと呼んでしまいます。

 

(3)夜勤で対応した入退室数と急変数が武勇伝になる

子供のヒーロー

ICUでの夜間の入退室が多かったり急変が何件もあったりすると、仮眠もとる暇がないほど忙しいことは想像できますが、どれだけ忙しかったか大変だったかという武勇伝を話したがる人がいるものです。

 

妙なレッテルの貼り合いが始まる

そのような人は、「〇〇さんは呼んじゃう人だからね〜」と自分以外の誰かが引き寄せているかのように妙なレッテルの貼り合いをしています。

 

(4)モニターのアラーム音がそら耳で聞こえる

心電図モニター

これは本当によく言われるあるあるです。毎日うるさく機械音が鳴り響いているので、本当に寝ているときに夢の中やぼーっとしているときにモニターや輸液ポンプのアラーム音がそら耳で聞こえてくることがあります。

 

注意点!

ポイント

この症状が出てきたら、リフレッシュして疲労回復しなければなりません。

 

(5)ガーゼ1枚・オムツ1枚の重さを知っている

はかり

ICUでは患者の水分出納バランスを評価するために、ベッドに寝たままで患者の体重を測定できるスケールベッドを使用しています。患者の身につける寝衣やオムツなどの重さを引き算して体重を計算します。

体重以外でも浸出液の量や尿量・便量を測定するときも計算するので、毎日やっているとガーゼ一枚、オムツ1枚の重さも覚えてしまっています。

 

(6)臨床工学技士(ME)と仲良くなって教えてもらう

臨床工学士

ICUの病室は医療機器に囲まれているので、点検・管理のため訪れる臨床工学技士(ME)さんと話す機会が多いです。

顔馴染みになると、機器の取り扱いで分からないことだけでなく、注意すべき観察項目、人工呼吸器の設定内容の根拠などとても勉強になる話を聞くことができます。

 

MEさんは気さくで優しい人が多い

臨床工学技士さんは気さくで優しい方が多く、質問すると丁寧に答えてくれるので、見つけたら気軽に声をかけて分からないことを聞いています。

 

(7)病棟にリリーフに行くとICUにいた患者を見つけて喜ぶ

会話する患者と看護師

空床が多く、入室患者があまりいないときは、スタッフも余ってしまうので一般病棟にリリーフスタッフとして出張します。

すると以前ICUにいた知っている患者を見つけることがあり、ついテンションが上がってしまいます。

 

患者さんには記憶がないこともありますが・・・

ICUにいた頃の記憶があまりないと言われることもありますが、元気になった姿を見ると随分回復したなと感じて嬉しくなります。

 

2.ICUの看護師あるある~ベッドサイド編~

皆さんのICUのベッドサイドでも、以下のような光景が日々、繰り広げられているのではないでしょうか。

 

(1)患者入室の時、引き寄せられるように人が群がる

ベッドを運ぶスタッフ

「〇〇さん、入室しまーす」
の声かけとともに、各所にいたスタッフがわらわらと引き寄せられるように現れて、入室患者の病室に吸い込まれていく様子は医師すら圧倒されるようです。

 

処置が終わるといつの間にか部屋から人が消えている

入室時にあんなに沢山スタッフがいたのに、いつの間にどこへ行ってしまったのかと思うほど、必要な処置が終わると皆すーっといなくなってしまいます。

 

少し孤独感を味わうことになる

他のスタッフも自分の仕事を中断してフォローしに来てくれているので、持ち場に戻るのは当たり前なのですが、気付いた時には自分一人だけしかいないこともあり、少し孤独感を味わいます。

 

(2)ルート整理のセンスが問われる

点滴ルート

枝分かれさせる延長ルートの長さやルートの上下、他のルートとの交差など、パッと見て綺麗かどうかは受け持ちのセンスによって変わります。

特に新人時代は、勤務交代時に「センス悪いわね」と先輩にこれ見よがしに直されるのが日常茶飯事です。

 

(3)毎日一斉に総動員して全身清拭を行なっている

タオル

ICUではチームの中で同時進行かつ連続で次々と全身清拭を行なっていくため、一定時間は総動員して必死にあっちもこっちも清拭しています。

「そっち終わった?まだ?」と確認し合い、協力しながら清拭を終わらせる時間帯は、いつになくかなり一致団結しています。

 

(4)急変時対応をモニターカメラで鑑賞している

病棟にあるモニターカメラ

急変時対応の様子やバイタルは、その日の担当じゃなくても気になるもの。

そのためICUでは中央モニターで急変時対応を行っている病室の中の様子を眺め、心電図モニターで心拍数や血圧を見てどんな状態かを把握しています。

 

急変対応を行っている看護師の動きを批評

実際には、投与する薬剤の準備や処置の物品準備など、外回りの看護師がフォローするために状況を確認して待機しているわけですが、中には腕組みをしながら「〇〇さんはいい動きしてる、△△さんはもうちょっとかな」など批評している先輩もいます。

 

(5)ベッドアップの洗髪で寝衣をびしょ濡れにする

寝ながらの洗髪

ベッドアップの洗髪により寝衣がびしょ濡れになってしまう不運な患者がたまにいます。

もちろん、そうならないようにバスタオルや吸水シートを敷き詰めて万全な対策を講じて臨うのですが、これが慣れていないとなかなか難しいものなのです。

 

まとめ

ICUの看護師のあるある(日常)は一般病棟のそれとは全く違います。だからこそ、ICUにどっぷり浸かっていた看護師が初めて一般病棟に入ると、もう大変です。

もし、あなたが「ICU大好き看護師!」なら、この際、腹をくくってICUを極めてしまのもありかもしれないですね。


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この記事を書いた人

看護専門学校卒業後、大学病院の集中治療室(ICU・CCU)で8年間勤務。出産・育児休暇を経て復職しましたが、夫の転勤のため退職。
その後、興味のあった在宅看護に携わりたいと考え転職し、現在は看護師が立ち上げた小規模訪問看護ステーションに在籍する現役訪問看護師2年目です。
転職に迷っている方、病院選びや就きたい仕事選びでリアルな現場の実状を知りたい方への情報を分かりやすくお伝えし、お役に立てればと思います。


カテゴリー:看護師あるある

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この記事を書いた人:あおいロワイヤル
(公開日:)(編集日::2017年11月06日)

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