ICU看護師の志望動機<例文付き>

著作者

あおいロワイヤル

現役看護師

あおいロワイヤル

( 看護師 )

ICU看護師の志望動機<例文付き>

あおいロワイヤル
現役看護師 あおいロワイヤル

ICU(集中治療室)に看護師として転職を希望する場合、面接時や履歴書に記載する志望動機をどのように書いたら印象が良いでしょうか。

ICUの場合は看護師の経歴や経験年数よりも「看護師の印象や志望動機を重視する」という採用者も多いことが特徴的です。

そのため、ICUに転職する場合の志望動機は大事な項目の1つといえます。このページではICU経験有無やブランクがある場合の看護師の志望動機ポイントと例文を挙げてみます。

1.ICU経験者の場合の志望動機例文

【志望動機例文】

私はこれまで5年間ICUで集中ケアに携わり、集中治療における患者のケアに関する技術経験を積んできました。

しかし患者主導でなく医療者主導での支援が多かったため、もっと患者や家族の思いに寄り添いたいと考えるようになりました。

貴院ICUでは患者の精神的ケアや家族ケアを重要視されており、自分の持つ経験を活かしながら更にスキルアップを目指したいと考えて志望しました。

 

志望動機を書く時のポイント

志望動機を書く時のポイント

  • これまでの看護師としてICU経験で得たことは何か
  • 経験をどのように活かし貢献していきたいのか

という「自分のICU経験をどう活かし貢献できるか」ということを考えてみましょう。

ICUと一言で言っても、実態は術後管理を主に行うHCUのような病院もありますし、救命救急センターの後方部署の位置付けであることや、小児/循環器/脳外科が多いなどICUに入室する患者の重症度や診療科目に偏りがある病院もあります。

その病院のICUの特徴を捉え、そこで看護師としてのこれまでの経験をどのように活かすつもりか、が分かるように志望動機を書きましょう。

 

謙虚な姿勢を示すことも重要

ICU看護師としての経験があれば、どこのICUでも通用すると思ったら違うこともあります。

先に述べたように在籍していた病院のICUの医療レベルや受け入れ患者数の規模などは病院や地域によって異なりますし、自信があっても看護師として通用しないこともあるのです。

プライドだけ高いような看護師は、新しい環境に慣れようとしないことや、人間関係をうまく築けないのでは、などと懸念されるので、なるべく謙虚な姿勢を示しましょう。

 

2.ICU未経験者の場合の志望動機例文

【志望動機】

私は内科病棟で3年間勤務してきました。その中で患者の急変や状態の変化があったときに、呼吸・循環をはじめとした全身状態の把握と予測ができればもっと患者に適切な対応ができるのでは、と感じるようになりました。

貴院は教育体制も確立されており、是非貴院のICUで看護師として全身管理を学び、スキルを磨きたいと考え志望いたしました。

 

志望動機を書く時のポイント

志望動機を書く時のポイント

看護師としてICU未経験の場合は、ICUを目指すきっかけや理由があるはずです。

ICUでは対象が全疾患であることがほとんどですが、看護は一般病棟と異なりますので、病棟経験やこれまでの経歴が有利になるとは期待できません。なぜ未経験ながらICUを目指すのか、という明確な理由が、採用側も一番知りたい点なのです。

 

一から学び、自分の力にしたいことを書く

ICU未経験であれば、機器の管理から観察方法など全てが勉強になるでしょう。それを承知した上で自分から積極的に学んでいくこと、吸収したことを自分の経験としてもっと成長していきたいという意気込みが感じられるように書きましょう。

 

3.ブランクがある看護師の志望動機例文

【志望動機】

私は5年間総合病院のICUで勤務した後3年間臨床から離れていましたが、もう一度患者の命の瀬戸際に向き合い生きる力の手助けができるICU看護師の仕事をしたい、と考え再就職を希望しました。

貴院のICUは最先端医療と高い看護技術を提供されています。復職支援制度を利用させて頂きながら今までの経験を活かし、是非貴院で研鑽を積みたいと思い志望しました。

 

志望動機を書く時のポイント

志望動機を書く時のポイント

ブランクがある看護師の場合は、復職するときにまたICUを志望するという熱意と覚悟のような強い意思があることがポイントです。

たとえ看護師としてブランク年数が3年以内でも新しい治療法や機器の導入など、以前と状況が変わっています。

そのため、ICU看護師として経験がある場合でも単純に活かせる状況ではないこともあるため、新しい現場に対する勉強の姿勢や積極性など、前向きでやる気が感じられる内容にまとめましょう。

 

なぜその病院のICUを選ぶのか?という理由も大事

看護師としてブランク後の復職では、

  • 「業務や役割を果たすことができるか」
  • 「自分の知識や技術が古くなって通用しないのではないか」

などの不安もあるでしょう。

その中でも、復職支援制度が充実していることや、知り合いのスタッフが生き生きと仕事をしている、などその病院のICUであれば不安なく働けるだろう、と考える理由があれば挙げておきましょう。

なぜ他の病院ではなく当院を選ぶのか、は面接でも聞かれる可能性があります。

 

4.ICUの志望動機で絶対に書いてはいけない事

ICUの志望動機で絶対に書いてはいけない事

ICUへ看護師として転職を考える場合には、志望動機で書いてはいけないことが2つあります。

 

(1)給料・休日などの待遇面について書くこと

ICUの看護師は一般病棟に比べると給料に特別な手当てが含まれることや、看護師の人数が多いために休日が取りやすいことがあります。

そのような待遇面を志望動機に書かくと、採用側はICUという部署の責任感や緊張感を持っておらず、待遇に不満があるとすぐに退職するかもしれない、という印象を受けます。

そのため待遇の良さはICUで働く魅力のひとつであり、実際に志望動機にもなり得るのですが、具体的に挙げない方が良いといえます。

 

(2)憧れなどの空想やイメージについて書くこと

テレビドラマなどの影響でICUや救命救急、ERなどに抱かれる「かっこいい」「すごい」などのイメージは現実的ではありません。

ICUで働く看護師の実際は「厳しく」「辛く」「気が張る」ことも多い仕事です。

そのため、自分自身が憧れるICUのイメージが大きくなりすぎていると、現実とのギャップに悩むことや辞めてしまうこともあるため、採用側は敬遠します。

憧れのイメージを先行させず、堅実に真面目に努力することができると相手に伝わるように志望動機には記載しましょう。

 

まとめ

志望動機は人それぞれの正直な気持ちで熱意が伝わることが大切です。ICUへの転職に興味を持っている方の、志望動機を考える参考になれば幸いです。

最後までご確認いただきまして、ありがとうございました。


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看護専門学校卒業後、大学病院の集中治療室(ICU・CCU)で8年間勤務。出産・育児休暇を経て復職しましたが、夫の転勤のため退職。 その後、興味のあった在宅看護に携わりたいと考え転職し、現在は看護師が立ち上げた小規模訪問看護ステーションに在籍する現役訪問看護師2年目です。 転職に迷っている方、病院選びや就きたい仕事選びでリアルな現場の実状を知りたい方への情報を分かりやすくお伝えし、お役に立てればと思います。

保有資格 ・正看護師 ・ACLSプロバイダー
出身/年齢 ・神奈川県/40歳
職務経験 ・大学病院・小規模訪問看護ステーション
診療科経験 ・ICU(集中治療室) ・CCU(冠状動脈疾患集中治療室) ・訪問看護

記事の内容に関しては、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用をお願いいたします。
カテゴリー:看護師の履歴書

(公開日:)(編集日::2018年01月19日)

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