不妊症看護認定看護師になるには!役割を解説

近年では、晩婚化や高齢出産の増加により自然妊娠数が減り、不妊治療を選択する方が増えてきています。不妊治療は保険適応外でもあるため、患者は治療に対して精神的・身体的な負担だけでなく、金銭面での負担も大きくのしかかります。

不妊治療を受ける患者は様々な悩みや不安を抱えながら治療を行う事が多く、不妊症看護認定看護師の関わりはとても重要です。

今回は不妊症看護認定看護師の役割や仕事内容について紹介したいと思います。

不妊治療に興味のある方や不妊症看護認定看護師を目指している方は参考にしてみてください。

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1.院内で行う仕事内容を看護師がレポート

院内で行う仕事内容を看護師がレポート

院内で不妊症看護認定看護師と一緒に仕事を行った看護師の方に仕事内容をレポートしていただいています。

少しでも活動の雰囲気をつかんでみてください。

 

希望のあった患者に対して不妊カウンセリング

私が以前勤務していた病院は総合周産期医療センターで、県内でトップクラスの不妊治療を行っている病院でした。

その病院にいた不妊症看護認定看護師は週に1回、外来治療中で希望のあった患者に対して不妊カウンセリングを行っていました。

不妊カウンセリングを行った患者が、病棟で採卵や胚移植を行う際には処置に一緒に同行したりしていました。そばにより添い、思いを傾聴したりしていました。

その病院の不妊症看護認定看護師は1人であったこともあり、継続してケアを行っていました。

また、不妊治療を行っている婦人科の病棟で2カ月に1回研修を行っていました。不安の訴えが強い不妊治療の患者をが、外来治療から病棟治療まで継続してケアが行えることは、患者にとって安心できてよいシステムであると感じていました。

現役看護師いんちょんいんちょんさん(20代後半/正看護師)

 

2.不妊症看護認定看護師の役割

不妊症看護認定看護師の役割

不妊症看護認定看護師の具体的な役割とその仕事内容について紹介します。

 

(1)不妊治療患者へのサポート

不妊治療看護認定看護師は患者の生活背景・社会的背景に合った治療方法の提案や、不妊症に関する情報提供を行い、患者が治療法を選ぶ過程をサポートします。

特に、仕事をしながら治療を進めていく患者は通院する日を確保するのが難しかったり、急に休みを取りづらかったりして治療を受けにくいことがあります。不妊症看護認定看護師は患者が仕事と治療の両立を図れるように今までの経験を参考に患者に合ったアドバイスを行います。

 

金銭的な負担部分もアドバイスを行う

また、不妊治療は保険適応外のものが多く、金銭的負担もかかりやすい特徴があります。

検査・治療にかかる費用をその都度説明したり、治療全体でどのくらいの費用がかかるのかの見積もりを説明したりし、患者が安心して治療に臨めるようサポートを行います。

 

(2)医師・患者間のコミュニケーションが円滑になるようサポートする

不妊床看護認定看護師は医師と患者の橋渡し的な存在となることが求められます。

特に男性医師の場合、女性患者はなかなか悩みを打ち明けることができず、「先生には私の気持ちが分からない」と医師との間に壁を作ってしまうことがあります。

そのため、不妊治療看護認定看護師は医師の説明がきちんと患者に伝わっているかを確認し、患者が医師に相談できない悩みや質問があれば、患者に代わって医師へ相談します。

不妊症看護認定看護師が患者と医師の間に入る事で問題を解決していくことが求められます。

 

(3)患者の精神的サポート

不妊治療は患者のストレスや精神的ダメージに大きく左右されやすいため、不妊症看護認定看護師は、患者が何でも相談できるよう関わっていきます

そのためには、患者に積極的に声をかけるようにして話をする機会を増やしたり、話をする時間を長く作ったりして患者が気軽に相談できる環境作りを行います。

患者の不安や悩みに対しては、豊富な知識を元にアドバイスをしたり、様々な患者の実体験から話をしたりするなど不妊症看護認定看護師にしかできない方法で患者をサポートしていくことが求められます。

 

(4)看護師への指導・教育

不妊症看護認定看護師は看護師が患者に対して統一したサポートが行えるよう、日々教育・指導を行います。

不妊症看護認定看護師は患者に対するケアを看護師と一緒に行うことや、勉強会や研修を通して看護師の不妊症看護に対する知識・技術を深めていきます。

 

3.不妊症看護認定看護師になるには?

不妊症看護認定看護師になるには

不妊症看護認定看護師は2003年に資格開始となった認定看護師です。

現在、171名の認定看護師(2017年7月時点 日本看護協会認定部より)が活躍しています。

2013年127人
2014年139人
2015年151人
2016年164人
2017年171人

不妊症看護認定看護師は認定看護師の中で1番看護師数が少ないですが、今後も不妊治療を選択する患者が多いことから、不妊症看護認定看護師の需要は高まると予想されます。

 

不妊症看護認定看護師の資格取得条件

  • 日本国の看護師免許を保有していること
  • 看護師としての実務経験が通算5年以上あること
  • 通算3年以上、不妊症患者の多い病棟または外来等での看護実績を有すること
  • 不妊症患者の看護を5例以上担当した実績を有すること
  • 現在、不妊症患者の多い病棟・外来等で勤務していることが望ましい
  • 日本看護協会が認定している認定看護師教育課程を修了(6ヶ月・615時間以上)

 

日本看護協会が認定している不妊症看護認定看護師の教育機関一覧

名称聖路加国際大学 教育センター
定員数15名
住所〒104-8560
東京都中央区明石町10-1 聖路加国際大学教育センター
電話番号 03-5550-2436
公式サイト http://edu-sk.luke.ac.jp/

 

注意しよう!認定看護師にかかる費用について

以下は最低限かかる費用の計算を独自に行っております。詳しくは日本看護協会に確認をしましょう。

入試検定料約5万円
入学金約5万円
授業料約70万円
実習費約10万円
認定審査費用約5万円
認定費用約5万円
   合計約100万円

※ここに記載してある費用に加え、無給となる6ヶ月間の生活費用も考慮する必要があります。

認定看護師を目指す看護師の方は「認定看護師支援がある病院への看護師転職で知りたい6つのポイント」を確認してください。

 

まとめ

不妊症患者に対する看護は精神面での関わりがとても大きいです。患者が今どのような気持ちでいるのかを常に考え、患者が気軽に相談できる看護師になるのはとても難しく大変ではありますが、患者にとって不妊症看護認定看護師はとても頼りになる存在です。

不妊治療患者が増加している中、不妊症看護認定看護師はますます重要視され需要も高くなっていくでしょう。

不妊症看護に興味のある方は不妊症看護認定看護師を目指してみてはいかがでしょうか。

認定看護師を目指す看護師の方は「認定看護師支援がある病院への看護師転職で知りたい6つのポイント」を確認してください。

 

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はたらきナース

監修者

亀岡さくみ看護師
監修 亀岡さくみ看護師
  • 2011年3月:日本赤十字看護学校卒業
  • 2011年3月:看護師免許取得
  • 2011年4月:日本赤十字医療センター入社(3年間勤務)
  • 2015年3月:株式会社peko勤務
  • 2015年4月:はたらきナース監修

現在は、今までの経験を活かし「はたらきナース」を執筆・監修を行っています。

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