著作者

azuki

現役看護師

azuki

( 看護師 )

注射処置室で働く看護師の仕事内容とメリット・デメリット

azuki
現役看護師 azuki
注射処置室で働く看護師

看護師の資格を取得すると、多くの方がまずは病棟勤務を経験します。そのため、外来の看護師は何をしているのか分からないという看護師も少なくありません。

外来部門の中でも今回はら注射処置室の仕事内容について、また私が注射処置室で働いてみて感じたメリットとデメリットについて説明していきます。

注射処置室に移動になる看護師の方や転職を希望する方、興味がある看護師は確認してください。

1.注射処置室が担う看護師の仕事内容とは

注射処置室が担う看護師の仕事内容
注射処置室の看護師の業務内容といっても、病院により多少内容は異なりますがいくつか例をあげて説明していきます。

 

注射処置室が担う検査の仕事について

主に画像診断などの検査のように特別な機材を必要とせず、検査のためにベッドに横になったり椅子に座る必要のある検査を行なうことが多いです。

 

採血、ピロリ菌の検査である尿素呼気試験

たとえば、採血、ピロリ菌の検査である尿素呼気試験を注射処置室では行います。

大きな病院では1日100人以上採血することも珍しくなく、注射処置室で働く看護師1人で「患者が少ない1日で30人、多い日は50人」ということもあります。

 

通院治療をする患者の点滴処置

入院して点滴治療を受ける患者もいますが、家庭や仕事の事情で入院せずに毎日注射処置室で点滴を受ける患者もいます。入院まで必要なくても体調が悪く、点滴をして帰る患者もいます。そのような患者に点滴処置を行なうのも注射処置室の看護師の仕事です。

 

入院中の患者の場合の点滴処置について

入院中の患者であれば、自分用のベッドがありそこで休みながら点滴を受けることもでき、持続で点滴をしているのであれば留置針を使用しているのでトイレに行ったり体勢を変えることも自由にできます。

注射処置室で行なう点滴は短いものだと30分ほどで終わります。

 

患者の思いを傾聴するのも役割

点滴などの処置のため、長時間注射処置室に滞在する患者がいます。そのような患者からは、よく医師、看護師の不満の声を聴きます。また、医師の説明を受けて治療をしているものの実は納得できていないと話す患者もいます。

そのような患者の思いを傾聴し、少しでも患者が気分よく自宅に帰れるように関わることも注射処置室で働く看護師の役割です。

 

ポイント!

ポイント

主治医や担当の看護師と患者が同じ方向に向かって治療して行けるよう、注射処置室にいる私たちが間に立って関わる時間も両者がよい信頼関係を築くために必要な看護師の役割なのです。

 

 

看護師として薬剤を使用するため知識は仕事の一つ

注射処置室はさまざまな診療科のさまざまな病気をもつ患者が来るため、使用する薬品は必然と多くなります

医師の指示があるから処置を行なうというだけでは危険なので、看護師として使用する薬品の副作用や投与の仕方に関しての知識が必要になります。そのため、看護師として薬剤使用の知識を持つことも仕事の一つといえます。

 

患者が急変することもあるため薬品の知識は必要

今まで何もなく処置を受けていた患者が急変することもあります。

薬品名だけでおおよその症状は予測できますが、そのような事態も想定しながら、患者に処置を行なう前には必ず薬剤の説明、副作用について説明し、症状があれは訴えてもらえるよう伝えることが看護師の仕事です。

 

ポイント!

ポイント

患者がどんな症状で何の点滴を受けているのか、何の注射をしたのか知らない、または薬剤が分からない状況では判断や救命処置が遅れてしまいますので必要な知識といえるでしょう。

 

2.注射処置室で働く看護師のメリットについて

ルート確保を確認する看護師

私が注射処置室で働いていてメリットに感じたことが3つありますのでご説明します。

 

患者への採血、ルート確保がうまくなる

1つ目は患者への採血、ルート確保がうまくなることです。年齢の幅や病気の種類などさまざまな条件の違う患者の採血、ルート確保をするうちに「どんな患者もこい!」と大口をたたけるくらいスキルがあがりました。

 

ポイント!

ポイント

時々病棟の患者で、看護師がどうしても採血ができないというときに助っ人で呼ばれることもありました。そんなときには鼻が高くなります。

 

薬剤に関する知識が豊富になる

2つ目は看護師として薬剤に関する知識が豊富になることです。

病棟では同じような疾患の患者が入院するため使用される薬剤はほとんど変わりませんが、注射処置室では多くの薬剤を取り扱います。安全のためにしっかり知識をつけることは大変ですが、その分看護師の学びになります。

 

患者とのコミュニケーションスキルが向上する

3つ目は患者とのコミュニケーションスキルが上がるところです。

入院中の患者であれば、ある程度の情報を前もって得ることができますが、外来の患者の場合今日が最初で最後の方もいれば、毎月来院される方もいます。

その中でどんな声のかけ方をするといいのか、どうしたら落ち着いて安心して処置を受けてもらえるのかを瞬時に考えるスキルが求められます。

 

ポイント!

ポイント

多くの患者とのコミュニケーションを日々行なうことで、自然とコミュニケーションスキルが上がっていきます。

 

3.注射処置室で働く看護師のデメリットとは

注射する看護師
私が注射処置室で働いた際にデメリットに感じたことは2つありますのでご説明します。

 

患者の看護に一貫して関わることができない

1つは、1人の患者の看護に一貫して関わることができないことです。

外来でも内科や外科のような診療科であれば、定期的に通院する患者に対して外来治療を続ける中で一貫した関わりができます。しかし、注射処置室には処置がある患者しか来ません。

 

看護知識が病棟看護師より劣ること

2つめは注射や検査の知識はつきますが、それ以外の看護に触れる機会がほとんどないため病棟看護師より劣っていると感じることです。

患者の看護の方法について相談する病棟看護師をうらやましく思うこともありました。

 

まとめ

看護師経験の中で約半年間、急性期病院の注射処置室に勤めていました。そのうちの半分は他の科との兼務でしたが、注射処置室で働くことで学んだこと、看護師として出来るようになったことがたくさんありました。

同じ病院内でも、「注射処置室って何してるの?」と言われるほど地味な部署かもしれませんが、しっかりとした役割があり、注射処置室の看護師だからこそできる看護があるのだと思います。

移動や転職の際には参考にしてみてください。
 

最後までご確認いただきましてありがとうございました。


看護師求人サイト口コミ

  ‣看護のお仕事
 【全国対応】【お祝い金最大12万円】
 →看護のお仕事口コミへ
  ‣マイナビ看護師
 【全国対応】【担当者質高】
 →マイナビ看護師の口コミへ
  ‣ナース人材バンク
 【全国対応】【求人数高】
 →ナース人材バンク口コミへ
4位   ‣ナースフル
 【全国対応】【コンサル高】
 →ナースフル口コミへ
5位   ‣MCナースネット
 【全国対応】【派遣・単発】
 →MCナースネット口コミへ

現役看護師の口コミを元に、看護師求人サイトをランキングしています。口コミには個人差がありますので、登録しながら比較することが、転職成功への近道となります。

口コミランキング

<最新情報をお届けします>

高校卒業後、大学に進学したものの将来の方向性に悩み中途退学。その後、学生時代から勤めていたアルバイト先で看護師という仕事に魅力を感じ、社会人経験を経て看護師になりました。

看護師としての経験はまだ浅いですが、他の職種での経験を活かした視点で、どんなときも患者さんを思った優しさのあるケアができる看護師になることを目指しています


カテゴリー:各病院看護師求人の特徴


関連記事

→ 看護師ブログ一覧へ → 看護師ライター一覧へ


この記事を書いた人:azuki
(公開日:)(編集日::2017年04月28日)

運営:「看護師転職ジョブ」当掲載の記事・写真等の無断複製・転載を禁じます。

応援メッセージまたは記事へのコメント

メールアドレスが公開されることはありません。