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インターナショナルクリニックとは?看護師求人を探す際の確認事項5つ

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日本政府観光局によると、2017年6月時点での訪日外国人数は234万7千人で年々増加傾向であり、2020年の東京オリンピックに向けて更に訪日外国人数増加が予測されます。

訪日外国人が増加することによって、需要が高まるのが外国人を受け入れることのできるインターナショナルクリニックです。

今回は、外国人を受け入れる医療機関であるインターナショナルクリニックの求人を探す際の5つの確認事項についてご紹介します。

1.インターナショナルクリニックとは

インターナショナルクリニックで働く看護師

近年では、国を指定したインターナショナルクリニックや海外で日本人スタッフのみで運営しているインターナショナルクリニックもあり、インターナショナルクリニックと一言で言ってもいろいろな形態があります。

それでは、インターナショナルクリニックについて説明していきます。

 

外国人を対象にしたクリニック

インターナショナルクリニックとは、外国人を対象としたクリニックを指し、外国から来日して日本に居住している人を対象にしていますが、中にはトラベル診療科など旅行で訪日している外国人を対象にした診療科を展開しているクリニックもあります。

インターナショナルクリニックは、外国人を相手にして日本語を全く話せない外国人も多く来院するため医療スタッフはバイリンガルな人が多いことが特徴です。

 

日本人も受診できる場合がある

インターナショナルクリニックでは、日本人も診療を受けられるところが多く、診療科のほとんどが一般内科であり、中には子どもの診療もしているところもあります。

 

ポイント!

ポイント

インターナショナルクリニックで働く看護師は、「ワクチン接種」「これから外国へ向かう日本人・帰国した日本人向けの感染症チェックを行う」など診療の幅が広いことが特徴です。

 

インターナショナルクリニックの看護師の役割

インターナショナルクリニックでの看護師の役割は、日本での日本人相手に仕事をする看護師と同様に診療の補助であるため、看護師の出番が少ないことが特徴です。

「医師から指示された診療材料で診療の補助」「医師が話している言葉が患者に伝わっていなければ要約して説明を補う」等も看護師の立派な役割です。

 

保険など金銭面のアドバイスを行う

外国人は、国民皆保険ではなく保険に未加入あるいは保険に加入しているが「自分の国に帰らないとお金がもらえない」という人が多いため、そういった方に対しての金銭面のアドバイスなども仕事となります。

 

2.看護師がインターナショナルクリニックで必要なスキル

インターナショナルクリニックで英語を話す看護師

インターナショナルクリニックで働く看護師には、どのようなスキルが求められるでしょうか。

以下に詳しくご紹介します。

 

英語が話せるスキル

インターナショナルクリニックで看護師として働く上で最も必要なスキルは、英語が話せるということです。

日本であってもインターナショナルクリニック内での公用語は英語となることが多いため、英語が話せるということを必須としているところは多く、場所によってはTOEICの点数の指定がある所もあります。

 

補足説明!

ポイント

全てのクリニックが完璧な語学力を求めているというわけではなく、中には「今は全く話せなくても英語に興味がある」「中学校レベルの英語が話せればOK」というところもあります。

 

英語以外の外国語が話せる

インターナショナルクリニックは多くの国の外国人を受け入れているため、英語以外の外国語が話せるスキルも必要です。

インターナショナルクリニックを訪れる患者の中には、日本語のみならず英語も話せず、母国語しか話せない人もいるため、1人でも多くのスタッフが多くの言語を話せれば多くの患者を診ることができるでしょう。

 

国を指定しているインターナショナルクリニックもある

インターナショナルクリニックによっては、「シンガポールの人のみ」「ドイツの人のみ」等、国を指定しているところもあります。

国が指定されている場合、当然その国の人しか来ないため、いくら英語が達者であってもその国の言葉がかなり堪能でないと仕事にならない可能性があります。

 

様々な国の文化を理解して受け入れるスキル

インターナショナルクリニックで働く看護師として大切なスキルとして、「患者の母国の文化を理解して受け入れる」ということがあります。

外国では、何かしらの宗教を信仰している人が多く、宗教上飲めない薬や出来ない治療があるため、医療的に必要な治療を患者が国の事情で拒否をした場合は、それを受け入れることが必要です。

 

幅広い疾患の知識がある

一般内科と一言で言っても消化器や呼吸器等、様々な疾患の患者が来院し、中には健診業務を行うクリニックや婦人科系の診療をする医師もいるため、インターナショナルクリニックで働く看護師は、疾患の幅広い知識が必要となります。

海外から帰国した患者は、感染症のチェックを希望する人もいるため、日本では滅多に対面することのない感染症の知識も必要です。

 

インターナショナルクリニックは多くを解決する場所

インターナショナルクリニックに来る患者は、「言語などに不安があってあえてインターナショナルクリニックに訪れている」ということから他の診療科に行かなくてもインターナショナルクリニックで多くを解決することが必要です。

そのため、幅広い知識を持って患者にアドバイスをできるということは転職した上で強みとなるでしょう。

 

様々な検査・治療への知識

疾患だけでなく身に着けておきたいスキルとしては、検査・治療法があります。

大きな治療はクリニックではできず、大病院を紹介することになり、通訳を付き添いに付けることが多いですが、日本語が分からない患者にとっては大きな不安を抱えるため、あらかじめどんな治療をするのか、診療したインターナショナルクリニックで分かりやすく教えることが必要です。

 

他の国にはない検査法がある

例として、「造影剤のCTを撮影する際に患者が造影剤の意味をなかなか理解できず、説明に苦労した」ということがあります。

この例のように、普段当たり前のように扱っている検査の材料や検査が他の国にとっては当たり前でないことも多いため、どのような検査かを分かりやすく説明することが必要です。

「人に分かりやすく解説をする」という意味で、深い知識が必要になることが特徴です。

 

3.インターナショナルクリニックへ転職するメリット

英語で仕事ができるインターナショナルクリニックで働く看護師

インターナショナルクリニックで看護師が働くことには、どのようなメリットがあるのでしょうか。

以下に、看護師がインターナショナルクリニックへ転職するメリットについて紹介していきます。

 

日本にいながら英語で仕事ができる

「英語を使った仕事がしたい」と考えている看護師にとって、日本にいながら自分の住環境を変えることなく英語を使って外国人とコミュニケーションをとりながら仕事ができるということは、メリットと言えるでしょう。

 

ポイント!

ポイント

インターナショナルクリニックは、「英語を使って仕事をしたいと考えても海外へいきなり飛び立つなど身勝手な行動はできにくい」主婦・子育て中の看護師にお勧めです。

 

語学力が上がる

勤務中は、ずっと英語を使って外国人と会話をするため語学力はアップしますし、英語圏以外の人と会話する際は患者の母国語に合わせて会話をするため、他の国の言葉も扱えるようになるでしょう。

 

実際に語学力アップした看護師の声

実際にインターナショナルクリニックで働く看護師からは、「最初は英語しか話せなかったのにいつの間にか数か国語話せるようになった」「今まで見てもよく分からなかったアラビア語などが読み書きできるようになった」等の意見があり、語学力アップはお墨付きと言えそうです。

 

様々な国の人と触れ合える

日本で生活しているだけでは、なかなか様々な国の人と触れ合うことは難しいですが、インターナショナルクリニックでは多くの国の患者が訪れるため、必然的に様々な国の人と触れ合うことができます。

様々な国の人と触れ合うことでその国の文化を学ぶことができ、自分の価値観や教養が広がり、自分を深めることことに繋がり、メリットとなるでしょう。

 

夜勤がない

インターナショナルクリニックは、夜勤がないため夜勤が苦手な看護師にとって「夜勤をせずに働ける」ということはメリットとして大きいでしょう。

 

注意点!

ポイント

インターナショナルクリニックは、時間外診療や往診の制度を設けているところが多いため、時間外診療をしなければならないということがあります。

 

4.インターナショナルクリニックへ転職するデメリット

語学力が無いと仕事にならないインターナショナルクリニックで働く看護師

インターナショナルクリニックで看護師が働くデメリットには、「語学力が無いと仕事にならない」「求人数が少ない」「年齢制限がある」「収入が少ない」が挙げられます。

それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

 

語学力が無いと仕事が全くできない

インターナショナルクリニックで働く看護師は、医療的な知識が豊富であったとしても語学力が無ければ患者の質問や医師の説明も分からず、仕事にならないため看護師の語学力は重要です。

 

ポイント!

ポイント

英語以外の言語は後から勉強するとして、ひとまず英語の語学力は最低限必要となることを理解しておくと良いでしょう。

 

求人数が少なく正社員募集も少ない

インターナショナルクリニックの数が少ないため、それに伴い正社員募集が少なくパート募集のみとなっている場合が多いです。

 

補足説明!

ポイント

都道府県によっては、インターナショナルクリニックが無いという所もあるため、都道府県をまたいで従事しなければならない場合もあります。

 

年齢制限がある

日本人向けのクリニックで転職活動をすると「年齢制限を設けていない」「高齢まで募集対象」等が多い一方、インターナショナルクリニックでは看護師の募集時に、大体35歳くらいまでと年齢制限を設けているところが多いです。

そのため、35歳以前に転職すれば長く働けることが予想されますが、「35歳を超えてインターナショナルクリニックで働きたい」等の場合には、転職活動が少々難航する可能性があるでしょう。

 

収入が少ない

インターナショナルクリニックは、

  • 普通のクリニック同様に定休日を設けて毎日診療しているところ
  • 週何回しか診療しないところ
  • 毎日午前中しか診療しないところ

等、開院時間がそれぞれであることが特徴であるため、診療時間が短く「思うように稼ぎを得ることができない」という場合もあります。

 

資格がないと手当ては出ない

多くのインターナショナルクリニックで「語学が堪能である」「語学の資格を持っている」等で手当てがつきますが、「何も資格がない」「語学を勉強中である」等の場合には、手当がつかない場合が多いです。

そのため、普通にクリニックで働く場合よりも若干収入が少なくなることはあるでしょう。

 

5.インターナショナルクリニックの看護師求人を探す方法

インターナショナルクリニックの求人を探す看護師

インターナショナルクリニックの看護師を見つける方法は2つあり、「転職エージェントに登録してインターナショナルクリニックの情報をもらうこと」「自分でインターナショナルクリニックのホームページにアクセスし、リクルート欄から申し込みをすること」です。

それぞれについて、説明していきます。

 

転職エージェントに登録してインターナショナルクリニックの情報をもらう

インターナショナルクリニックの看護師求人を見つけるためには、看護師の転職サイトに登録後、自分の希望を転職エージェントに相談して希望に合う求人を探してもらったり、クリニックの情報をもらったりする方法があります。

 

インターナショナルクリニックのホームページから申し込みをする

インターナショナルクリニックは、全部のクリニックが転職エージェントに登録をしているわけではないため、希望するインターナショナルクリニックのホームページに直接アクセスして求人情報を得る方法も良いでしょう。

 

クリニックを見比べる場合は実際に足を運んで確かめる

インターナショナルクリニックは、ホームページ上に具体的な給与や福利厚生を明示していないところが多いため、複数のインターナショナルクリニックを見比べたい場合は、両方のクリニックへ足を運び自分の目と耳で確かめると良いでしょう。

 

補足説明!

ポイント

インターナショナルクリニックの中には、好条件で看護師の転職者を募集していながら転職エージェントに情報を提供していないインターナショナルクリニックもあります。

 

6.まとめ

インターナショナルクリニックの数は、まだまだ少ないもののこれから需要が高まることが予測されます。

日本にいながら外国語に浸かれて医療も施せるインターナショナルクリニックは、魅力たっぷりですが求人数は少ないため検討中の看護師は、早めに転職活動の1歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。


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この記事を書いた人

食べること、スポーツ観戦が好きな看護師です。社会勉強と称していろいろなところで働いた経験を綴っています。派遣看護師の経験もあり、派遣では回復期の病棟業務、ディサービス、検診センターで仕事の経験があります。


カテゴリー:クリニック

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この記事を書いた人:RAY
(公開日:)(編集日::2017年09月06日)

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