看護師から産業保健師への転職体験談をインタビュー!

看護師から産業保健師への転職体験談

産業保健師は看護師とは違い、求人数が少なく、転職するのにはハードルが高い印象があるのではないでしょうか。

また、「一般企業で働くイメージが沸かない」という看護師の方もいるでしょう。

そこで今回は、看護師から産業保健師へ転職された「cloverさん」にお話を伺いました。

【看護師紹介:「clover」さん】

保健師 クローバーさん

大学病院勤務後、海外に1年語学留学。元々、OLのように働きたいという願望があった。

留学先から帰国後は、病院やクリニックで経験を積み、現在某企業にて産業保健師として勤務中。

執筆中の記事一覧 (注:写真は素材となります)

  • 資格:正看護師
  • 年齢:30代
  • 勤務地:関東
  • 雇用形態:正職員
産業保健師の1日のスケジュール▼
8:30出勤・PCチェック
9:00 特定健診(人間ドック)※対象345歳と40歳以上
12:00 休憩
13:00 定期健診や特殊勤務健診 ※対象39歳以下、夜勤従事者
15:00 特定保健指導
16:00 事務処理
17:30 退勤


スタッフ

『「cloverさん」は、看護師から産業保健師になるまでは、基本的に病院で働かれていたのですよね?』


保健師クローバーさん

「はい、主に神経内科病棟に長く勤務していました。ただ、徐々に夜勤をすることが辛くなっていき、また神経内科という終わりがない慢性期の患者の看護に限界を感じてきていました。」


スタッフ

「なるほど。そこから、なぜ、看護師から産業保健師へ転職しようと思われたのですか?」


保健師クローバーさん

『私は元々、OLのようにオフィスで働きたいと思ってました。さらに、結婚を機に「家族と予定を合わせるために土日休みの仕事がしたい」と思うようになり、色んな意味で「産業保健師」は自分の条件にピッタリ合う仕事だと思ったんです。』


スタッフ

「そうだったんですね。でも、産業保健師は求人数が少ないので、転職活動は大変だったのではないでしょうか。」


保健師クローバーさん

「その通りです。産業保健師は求人数が少ない上に、高倍率で、エントリーしても書類審査が通らなかったり、最終面接まで通っても内定が出なかったりと、落ち込む事が沢山ありました。それでも、看護師から産業保健師への転職をあきらめなかった結果、現在は正職員の産業保健師として働くことができています。」


スタッフ

「ありがとうございました。それでは、実際の転職活動の模様や、看護師から産業保健師へ転職された後のお話を詳しくお聞きしていきたいと思います。」

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看護師の3人に1人は転職に不満足で<p>失敗!?成功するために! 転職を検討している看護師の方必見です。転職を成功するためには何が必要でしょうか。「転職が失敗した」「転職後にすぐに退職してしまった」「転職が不満足に終わった」などの回答をいただいた看護師に、失敗のポイントとは?

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Q1.産業保健師の仕事内容について教えてください

保健師 クローバーさん『私は毎日、産業保健師として「健康診断」と「保健指導」の仕事をメインに行っています。』

私が勤務している企業では、自社で健診を行っているので、健診のスケジュール管理から結果の発送、その後の受診確認、受診勧奨、まで、一連の流れを産業保健師が管理しています。

また、必要に応じて対象者には、特定保健指導を行い、病気の予防にも努めています。

さらに、事務仕事も産業保健師が兼任しているため、受付や電話対応なども行います。

 

Q:産業保健師は医療行為を実践することはありますか?

保健師 クローバーさん「はい、あります。産業保健師に転職してからも、採血、心電図計測といった健診に必要な医療行為は、ほぼ毎日行っています。」

また、私の企業では企業内診療所を併設していないのですが、企業内診療所があるところでは、産業保健師が注射や点滴をすることもあるようです。

 

Q:産業保健師の仕事は忙しいと感じますか?

保健師 クローバーさん『看護師から産業保健師へ転職して「仕事が忙しい」と感じることは、ほとんどなくなりました。』

私が勤務している企業では複数人の産業保健師でまわしているのですが、たまに欠員が出た時に、忙しいと感じるくらいです。

それ以外の時は、平穏な時間が流れています。

 

Q:産業保健師になってからの残業事情を教えてください

保健師 クローバーさん「看護師から産業保健師へ転職して、残業は一切なくなりました。」

毎日定時で帰ることができますから、看護師の頃よりもはるかにプライベートが充実するようになったと思います。

 

Q:産業保健師の仕事の「やりがい」は何ですか?

保健師 クローバーさん『特定保健指導の効果が出た時は、「やりがい」を感じます。』

特定保健指導を行った結果、対象者の方が、検査データの改善が見られたり、減量に成功されたりした時は、産業保健師として結構嬉しいものです。

ただ、病院の看護師に比べて、産業保健師は人から感謝される機会が圧倒的に少ないので、それは予め覚悟しておいた方がいいと思います。

 

Q:産業保健師の仕事は企業によって違うのでしょうか?

保健師 クローバーさん「そうですね。産業保健師の細かい仕事内容は企業によって違うと思います。」

企業によっては産業保健師が、社員へ向けて健康講話を行ったり、職場を巡回したりするところもあります。

ただ、どこの企業にいっても、産業保健師の役割が「社員の健康管理」であることには違いありません。

 

Q2.看護師から産業保健師へ転職して給料はどう変化しましたか

保健師 クローバーさん「看護師から産業保健師へ転職してからは、平均月収30万円から20万円くらいに減りました。」

私が産業保健師として転職した企業では、

  • 変則勤務なし
  • 出張なし
  • 残業なし

の勤務体制のため、正職員であっても看護師の「日勤常勤」くらいの給料です。

そのため夜勤をしていた病院看護師時代に比べると給料は格段に下がってしまいました。

 

Q:今の産業保健師の給料に納得していますか?

保健師 クローバーさん「産業保健師の仕事の時間、内容を考えると、今の給料に納得はしています。」

ただ、産業保健師の給料では、看護師の時のような感覚でお金を使っていくと、東京では1人暮らしするのがきついと感じたり、貯金できなかったりすると思います。

 

Q3.看護師から産業保健師に転職して苦労したことは何ですか

保健師 クローバーさん『産業保健師に転職してから私は、「ビジネス敬語」「ビジネスメール」に慣れることに苦労しました。』

病院の看護師としては働いていた時は、医療機器・物品の業者や検査会社などの外部の人達と直接関わるようなことは、あまりありませんでした。

しかし、企業では産業保健師がメインとなりそういった外部の人達に対応していかなければなりません。

ですから、今まで無縁だった、「ビジネスマナー」を一から身に付ける必要があり、最初はそれで結構苦労しました。

 

「一緒に働く事務職の方に、医療の常識や医療用語が通じない事にも苦労しました。」

看護師から産業保健師に転職してからは、一緒に働く事務職の方に、医療の常識や医療用語が通じない事にも苦労しました。

病院やクリニックでは、医療職ではない事務職の方でも、医療に理解がありますよね。

しかし、一般企業にいる事務職の方は、そうではありませんから、円滑にコミュニケーションをとれるようになるまで、かなり時間がかかりました。

 

Q:「病院の看護師に戻りたい!」と思う時はありますか

保健師 クローバーさん「それはないです。自分は看護師よりも、産業保健師の方が向いていると思いますので。」

給料の事だけを考えれば、もちろん、病院の看護師のほうがよかったと思います。

ただ、それ以外は、産業保健師という仕事に満足していますし、職場の人間関係にも恵まれて、楽しく仕事ができていますので、戻りたいとは思いません。

Q4.産業保健師の求人はどうやって見つけたのですか


スタッフ

「最後に、産業保健師の求人探しについて聞かせてください。」


保健師クローバーさん

「はい。私は、3つの人材紹介会社を利用して産業保健師の求人を見つけました。また、人材紹介会社に登録してからも、毎日、気になる会社のホームページをチェックして産業保健師の募集がないか見ていました。」


スタッフ

「やはり、産業保健師の求人数は「少ない」と感じましたか?」


保健師クローバーさん

『そうですね。なので、看護師の転職の時のように、「求人を選ぶ」という余裕はなくて、とにかく「エントリーできる産業保健師求人」を必死に探し、気になるのがあれば、すぐにエントリーするようにしていました。』


スタッフ

「産業保健師の求人にエントリーしても書類審査で落とされることもあったとか・・・」


保健師クローバーさん

『産業保健師の求人に書類審査で落とされることも、最終面接で落とされることもありましたよ。いくつかの企業に落ち、「自分は社会に必要とされていないのでは」と落ち込んだこともありました。』


スタッフ

「では、今の企業に受かった時の喜びは大きかったのでは?」


保健師クローバーさん

『もちろんです!しかも今の企業は、「紹介予定派遣」の産業保健師として採用されたので、余計に嬉しかったです。』


スタッフ

『今はもう、「正職員」の産業保健師として働かれているのですよね?』


保健師クローバーさん

『はい。産業保健師の場合、看護師とは違って、最初から「正職員」として働けるケースがほとんどないのも、辛いところでしたね。』


スタッフ

『なるほど。ということは、看護師から産業保健師へ転職する人はみんな、「派遣」として経験を積むところから始めなければいけないのですね?』


保健師クローバーさん

『その通りです。産業保健師の経験もないのに、最初から「正職員の産業保健師」として働こうとするのは、とても無謀なことです。』


スタッフ

「そういうことになりますね。」

 

まとめ:メッセージをお願いします

産業保健師は、求人数が少なく高倍率です。

また、産業保健師の場合、「企業で勤務した経験」があった方が就職に有利であるため、看護師から産業保健師への転職活動は、一般的に、苦戦することが多いです。

そのため、長い目で転職活動することを念頭に入れて、自分に合う産業保健ができる場所を見つけてください。


スタッフ

『「cloverさん」貴重なお話をありがとうございました。産業保健師について、もっと知りたい方は「産業保健師への看護師転職9つのポイント」の記事も確認ください。』

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はたらきナース

監修者

亀岡さくみ看護師
監修 亀岡さくみ看護師
  • 2011年3月:日本赤十字看護学校卒業
  • 2011年3月:看護師免許取得
  • 2011年4月:日本赤十字医療センター入社(3年間勤務)
  • 2015年3月:株式会社peko勤務
  • 2015年4月:はたらきナース監修

現在は、今までの経験を活かし「はたらきナース」を執筆・監修を行っています。

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