仕事は楽しい?病棟から手術室(オペ室)へ 転職した看護師へのインタビュー!

病棟から手術室(オペ室)へ 転職した看護師へのインタビュー!

総合病院の集中治療室で4年間勤務された後、ワーキングホリデー制度で海外生活を1年経験し、地域中核病院の中央手術室へ転職された「はるぽんさん」にお話を伺いました。

「はるぽんさん」曰く、手術室(オペ室)での体験は、涙なしには語れない苦労が多かった半面、「クセになる独特のスリル感が味わえた」との事です。

そんな「手術室のリアル」を、「はるぽんさん」に沢山語っていただきました。

【看護師紹介:「はるぽん」さん】

看護師 はるぽん

看護師4年目の頃、一旦仕事をやめて、ワーキングホリデー制度を利用して1年間海外へ。

帰国後、地域中核病院の中央手術室に再就職。

その後、数々の派遣看護師としての仕事経験を経て、現在は総合病院で勤務。結婚し、子どもの育児をしながらライフワークバランスを大切に看護師の仕事を継続中。

→ 執筆中の記事一覧 (注:写真は素材となります)

  • 資格:正看護師
  • 年齢:34歳
  • 勤務地:広島県
  • 診療科:手術室(オペ室)
  • 雇用形態:臨時職員→正職員


スタッフ

スタッフ:「はるぽんさんは最初、臨時職員として手術室(オペ室)へ転職されたのですよね?」


看護師はるぽんさん

はるぽんさん:「そうです。海外から帰ってきたのが11月頃で、その時期では大きな総合病院は正規職員の看護師は募集していないところが多かったので、まずは臨時職員で手術室(オペ室)の看護師として一旦働いてみて、続けられそうならそこで正規職員の採用試験を受けようと思っていました。」


スタッフ

スタッフ:『なるほど。ちなみに、なぜ「手術室(オペ室)の看護師」を希望されたたのですか。』


看護師はるぽんさん

はるぽんさん:『そうですね、理由としては「日勤のみの職場に行きたかった」からです。お恥ずかしながら、手術室(オペ室)に夜勤勤務があるのは、転職してから知ったものでして・・・・。』


スタッフ

スタッフ:「そうだったのですね!それは驚きです。」


看護師はるぽんさん

はるぽんさん:『はい。勤務開始をしてから、私が転職した手術室(オペ室)は3交代であることを知りましたが、最初は「臨時職員の看護師」としての配属だったので、平日の日勤のみの勤務でした。』


スタッフ

スタッフ:『その後、なぜ「正職員」になられたのでしょうか?』


看護師はるぽんさん

はるぽんさん:「看護師として臨時職員の立場だと、小さな手術しか担当させてもらえなくて、仕事が楽しくなかったんです。それに平日に自由な時間もない事も結構なストレスだったので、一旦辞めて、違う仕事を経て、正職員の試験を受けて再び手術室(オペ室)への配属が決定しました。」


スタッフ

スタッフ:『正職員の看護師だと手術室(オペ室)で「夜勤」は必須ですよね?』


看護師はるぽんさん

はるぽんさん:『そうですね。でも、よくよく話を聞いてみると、手術室(オペ室)の夜勤はしっかりと仮眠を取れることも多いということだったので、「それなら大丈夫かも」と思えて、結局、正職員の看護師になることを決めました。』


スタッフ

スタッフ:「ありがとうございました。では、実際に手術室(オペ室)の看護師として勤務されていた時の体験や転職に関して詳しくお伺いしていきます。」

【目次】を表示する▼

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Q1.手術室へ転職して大変だった事は何ですか

看護師 はるぽん『手術室へ転職して大変だったのは、「スタッフの名前」と「手術器具」を覚えることでした。』

私が勤務していた手術室には、看護師・医師・臨床工学技士・業務員など、総勢150名を超えるスタッフが手術室に出入りしていました。

さらに、手術室ではすべてのスタッフが同じ術衣を着用しますので、顔と名前が一致しないうちは、その人が医師なのか看護師なのかすらも分からないのです。

手術室の人と器具

また、1000個を超える手術器具の名前・使用用途・収納場所・洗浄方法・片付け方・滅菌方法などを覚えなければならず、本当に最初は頭がパンクしそうでした。

 

「初めて医師に直接怒られました。」

そして、手術室では初めて医師に直接怒られました。

医師に怒られる

時には、手術途中に医師から「この看護師変えて!」と言われてしまうこともありました。

私はそれまで医師に直接怒られた経験があまりなかったので、当時は本当に傷つき、できない自分が悔しくて何度も涙しました。

 

Q:手術室での看護師としての業務は何が大変でしたか?

看護師 はるぽん
「直接介助に付くと、10時間以上立ちっぱなしになってしまうことがあり、何度も体がボロボロになりました。」

特に、心臓血管外科の手術の直接介助に付くと、なかなか看護師交代のタイミングがなく、8時30分から21時30分までずっと手術についていたこともあります。

このような、長時間の手術のあとは達成感がありますが、本当に「体はボロボロ」になります。

疲れた手術室看護師

私は大丈夫でしたが、中には膀胱炎になる手術室看護師もいました。

 

Q:病棟と手術室ではどちらの方が「楽」だと思いますか?

看護師 はるぽん「私は今、病棟で勤務していますが、どちらが楽かと聞かれると、手術室のほうが楽だったな、と思います。」

手術室の場合、最初こそ大変ですが、看護師として一通り仕事ができるようになり、医師とも良好な関係を築くことができるようになれば、仕事が「楽」に感じることがあります。

ただしこれは、一概に言えるものではなく、病院の特徴や、手術室の規模に大きく左右されると思いますので、実際に両方経験してみないと何とも言えないと思います。

 

Q2.手術室で働く看護師について教えてください


スタッフ

スタッフ:『「はるぽん」さんは、手術室に向いているのはどんな看護師だと思いますか?』


看護師はるぽんさん

はるぽんさん:「私は、展開の早い物事にも柔軟に対応できる看護師が向いていると思います。」


スタッフ

スタッフ:「手術室は何が起こるか分からない現場ですし、色んな医師がいますしね・・・。」


看護師はるぽんさん

はるぽんさん:「あとは、家電に強い人、記憶力がいい人も、手術室看護師に向いていますね。


スタッフ

スタッフ:「確かに、手術室での業務内容を考えると、そういう看護師はこの職場にピッタリですね。」

 

Q:手術室で「優秀」と言われるのはどんな看護師でしたか?

看護師 はるぽん
手術室では、医師からの信頼が厚い看護師が「優秀な看護師」です。

私の勤務した手術室では、誰もが優秀と認める看護師が1人いました。

優秀な手術室看護師

その人は、外科系の医師からも麻酔科の医師からもとても信頼が厚く、病院史上最年少で主任看護師になっていました。

彼女が直接介助の時は、医師が黙って手を出すだけで、どんな器械が欲しいか的確に察し、テンポよく器械出しを行なっていました。

また、間接介助を行えば、スムーズな麻酔導入とスムーズな体位固定をスピーディーに行っており、本当に見事な仕事ぶりでした。

 

Q:手術室で「使えない」と言われるのはどんな看護師でしたか?

看護師 はるぽん
「人がどのように動いているか全く見ておらず、自己中心的な動きをする看護師は「使えない」と言われてしまいます。」

こういった看護師は、手術に関する確認事項を医師と確かめることができず、必要な物品が準備されていない事などが多々あり、一緒に働く時は本当に神経を使います。

 

『緊急手術に対応できない看護師も「使えない」と言われます。』

総合病院の手術室だと、緊急手術も多いので、緊急手術に対応できない看護師も使えないと言われます。

以前、「最近はこの手術についていないから、術式を忘れてしまって介助につけません」と平気で言うスタッフがいて、驚愕したこともありました。

 

Q3.手術室看護師の「魅力」とは何でしょうか

看護師 はるぽん「手術室看護師の魅力は、何と言っても、解剖生理に強くなることです。」

手術室看護師は、頭の中も心臓の中も全て見ることができ、学生の時に教科書で学んだ解剖生理が実体験できます。

解剖整理

ですから手術室は勉強するためにはとてもいい環境だと思います。

ただ、これからずっと手術室勤務をするわけではなければ、ある程度期間を決めて「看護師として役に立つ知識を身に付ける場」として捉える方がいいかなと、私は思います。

 

「毎日、命の現場の最前線にいることが実感できます。」

手術室看護師は、日々、医師が患者の命を救う現場に立ち会います。

また、帝王切開の手術では赤ちゃんの誕生に携わることもできます。

つまり、手術室看護師は毎日、命の現場の最前線にいることが実感できます。これこそが、本当の意味での手術室看護師の魅力かもしれません。

 

Q:また、手術室で働きたいと思いますか

看護師 はるぽん
「はい、また機会があれば手術室で働きたいと思います。」

せっかく苦労して覚えた器械の名前や術式の基本的なものは財産だと思っていますから、この財産をまた活かしたい気持ちがあります。

ただ、年々、日本で行われる手術は専門性が高いものなっていますから、今手術室に戻ったとしても、また新しいことを覚え直しになることは間違いありません。

手術室看護師

そうなると、今は子育て中と言うこともありますし、「現実的にはもう無理かな」と言うのが本音です。

 

まとめ:メッセージをお願いします

私は、夜勤がないだろうと軽い気持ちで手術室へ転職したのですが、最初こそ苦労が多かったものも、ここでの仕事は本当に楽しかったです。

ただ、手術室看護師の仕事は特殊性が強く、今後のキャリアに必ずプラスになるかと問われると、正直疑問に思うところがあります。

また、育休明けに手術室へ異動になった看護師はことごとく、ついていけず、自ら異動を希望する場面も沢山見てきました。

ですので、手術室は、集中的な勉強ができる時期に、期間を決めて、経験しておいたらいい部署ではないかなと、個人的に思います。


スタッフ

『はるぽんさん」ありがとうございました。手術室へ興味がある看護師の方は「看護師手術室(オペ看)求人|転職を考える前に確認したい4つの事」も是非確認してください。』

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はたらきナース

監修者

亀岡さくみ看護師
監修 亀岡さくみ看護師
  • 2011年3月:日本赤十字看護学校卒業
  • 2011年3月:看護師免許取得
  • 2011年4月:日本赤十字医療センター入社(3年間勤務)
  • 2015年3月:株式会社peko勤務
  • 2015年4月:はたらきナース監修

現在は、今までの経験を活かし「はたらきナース」を執筆・監修を行っています。

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