著作者

こまき

元看護師

こまき

( 看護師 )

「転職しても良い経験になる!」出産後の復帰で外来看護師へ異動した体験をインタビュー。

こまき
元看護師こまき
出産後の復帰で外来看護師へ異動した体験をインタビュー


スタッフ

スタッフ:「今回外来への異動は同じ病院内での移動ですか?」


看護師 こまき

こまき:「はい。私は、同じ病院の病棟勤務から外来勤務へ異動をしました。」


スタッフ

スタッフ:「外来へ異動の希望を出された理由は、子ども出産ということでしょうか。」


看護師 こまき

こまき:「そうですね。夜勤のある病棟勤務は、子どもを育てながら困難になったことと、勤務していた病院では育児時間という制度(子が小学生になるまで勤務時間内前後2時間まで短縮で勤務出来る制度)を取得する人が外来には多いということを聞いていたので、復帰後病棟に残りたいという考えは全くありませんでした。」


スタッフ

スタッフ:「それで外来の異動希望を出したってことですよね。でも外来のことは良く知っていたのでしょうか。」


看護師 こまき

こまき:「実は、その当時は外来の仕事内容も理解せず、子どもとの生活スタイルを考えると外来への選択肢しか私の中にはなく、異動を決めました。」


スタッフ

スタッフ:『結構なチャレンジですね。今回は外来へ移動した正看護師の「こまき」さんにお話しをうかがいました。外来へ転職したい看護師の方向けに質問をしていきます。』

【看護師紹介】こまきさん

横浜市内の国立病院で外科病棟の看護師として勤務し、第一子の産後育休から復帰し、外来へ復職。現在2人の子育てをしており休職中。(写真はイメージです。)

  • 保有資格:正看護師
  • 雇用形態:常勤(正社員)
  • 仕事内容:外来の看護師
  • 勤務先の病院:国立病院
  • 勤務先の診療科数:32科
  • 勤務先の病床数:510床
【目次】を開く

Q1.外来看護師の役割て病棟とどのように違いましたか?

看護師 こまき「そうですね、色々役割はあると思いますが、一言でお伝えすると患者と医師の調整役ですね。」

当たり前ですが「病棟で行うような、担当患者がいてその患者へ個別性を考えた看護の提供」と言うようなものは一切なく、名前と顔が一致しない(リピーターの方もいるので名前と顔が一致することもありますが、ほとんどが初対面のことが多いのが実際です)医師から出された指示を、患者へ忠実に行う。

これが外来看護師の主な仕事です。


スタッフ

「医師の指示に従う意味では病棟と一緒ではないですか?」


看護師 こまき

「そうと思うかもしれませんが、入院患者であれば顔も名前もその患者の特性も知っていると思いますが、来は初診の方が多く来院されます。また、病棟の入院数の何倍もの患者が毎日来られます。」


スタッフ

「それは患者を覚えることはできないですね。」


看護師 こまき

「そうですね。医師が出した指示を間違えなく患者へ伝え次の検査や治療を案内したり、薬剤の投与をしたりすることは、病棟とは全く異なり、頭を常にフル回転でいかに効率よく、間違いなく動けるか毎日考えながら働いていました。」

 

(Q)外来へ異動して給料はどのように変化しましたか?

看護師 こまき「育児時間を1時間使用していたこともあり、基本給から少し減給されていたのに加え、病棟勤務のときのように、夜勤も時間外手当もなくなったので約10万円位は下がりました。」

給料は下がりましたが、子どものお迎えなど時間通りに行くことが出来たので、給料が減ったことは苦にはなりませんでした。

 

(Q)病棟と比べて残業などはありませんでしたか?

看護師 こまき「はい、外来は受け持ち患者もいないので基本定時に上がれました。」

私の場合、育児時間をとっていたので終業時間の1時間前になると師長が回ってきて「そろそろ時間よ。あがってね」と声をかけてもらえたのがありがたかったです。

自分が持っている仕事も他のスタッフが引き受けてくれたのもあり、時間通りに帰宅できました。


スタッフ

「お金は減ったけど残業がなくなったので外来に移動してよかったですか?」


看護師 こまき

「はい。外来看護師として定時にあがれ、育児時間の1時間短縮で働けることはお金には変えられないくらいありがたい働き方でした。」


スタッフ

「当たり前ですけど、外来だと夜勤もないですからね。」


看護師 こまき

「そうですね、夜勤がない分身体の負担も軽減されて病棟と比べるとありがたいことが多かった印象ですね。」

 

Q2.実際に行っていた外来看護師の仕事内容は?


看護師 こまき

「私の担当した外来での役割は、主に 小児外来・整形外来・形成外来・心臓血管外来。それに加えて、化学療法室・採血室・処置室での仕事でした。」


スタッフ

「外来看護師としても、かなり仕事の幅が広いですね。」


看護師 こまき

「そうなんです。勤務していた病院は、4つのブロックに科をまとめてあり、そのブロックごとに看護師も配置が決まっていました。担当科が毎日ローテーションで組まれていたので初めは仕事内容をそれぞれ覚えるのは大変でした。」


スタッフ

「それは大変でしたね。仕事量も多かったのではないですか。」


看護師 こまき

「多かったですね。科ごとの外来業務は、外来が開く前に診察室の物品準備、消毒液の補充や環境整備、備品の補充や医師への伝達事項をまとめることでした。外来だって忙しい!と単純に思いました。」

 

(Q)外来特有の電話対応などの仕事はいかがでしたか?

看護師 こまき「問い合わせの電話対応・・・これがなかなか大変でした。」

処方してもらった薬が自分の欲しかったものと違っていたから変えて欲しい。

クレームの電話、「今こんな症状だけどもどうしたらよいか?」など「それも外来看護師の仕事なの?」と思うような問い合わせが、たくさん来ます。

外来の待合

直接会って話ができていない分説明もしっかりしなくてはならないことや、後のトラブルにつながらないようにと1番大変な業務だったように感じます。

 

「私はひたすら採血室と処置室勤務でした。」

私の場合、異動した当初は外来勤務に慣れるまで、ひたすら採血室と処置室勤務が続きました。

1日中絶え間なく採血をすることや、処置室での点滴(ルート確保も含む)・腹腔穿刺や胸腔穿刺の介助・輸血・自己血採取介助・整形外科のギプス巻介助など様々な科で出た指示を、処置室で一括して行っているので今まで経験したことのない処置につくこともありました。

私はひたすら採血室と処置室勤務でした。

いくら看護師として経験値があっても初めてみる処置は、身体・頭がついていけず苦戦しました。

 

Q3.外来看護師の「大変なこと」について教えてください


スタッフ

「外来の看護師として勤務して大変なことは何でしたか?」


看護師 こまき

「一番大変だったことは様々な科を担当するため、幅広い知識と覚えることが多いことが大変でした。克服方法は慣れるしかないと思っていました。」

 

(1)「外来看護師として人間関係も大変でした。」

外来は看護師の年齢層も幅広いです。正職員とパートの割合も外来とは異なり、私の勤務していた病院の外来はパートの割合が多く、年齢層が高かったです。

外来看護師として人間関係

その為、正職員の年齢層が低くまた、外来歴も浅いため、パート看護師の方に強く言われることも多かったです。

これまでのやり方・ルールみたいなものもあったので、「少し面倒くさいな」と感じることも正直ありました。

 

(2)「患者の対応は病棟よりも大変でした。」

外来業務では次々と患者と医師の診察が行われるので、医師が出す指示を待合所から顔のわからない患者の名前を呼んで見つけ出し説明(これが、本当にハード)。

特に高齢者も多いため、説明も何回もしなくてはならなかったり、癖のある患者もいて言葉一つ一つ離してきたり、対応は病棟よりも大変でした。

 

「患者の急変にも悩まされました。」

病状もわからないため外来での患者の急変は大変でした。

外来で、症状などは問診票に記入してもらいますが、緊急性までは判断することが困難でした。

忙しい時は、待合いにいる患者の顔色や表情などまで看ることができず、突然倒れるということがよくありました。

これは、外来ならではの大変さだと思います。

 

Q4.外来で楽しく働けるのはどんな看護師だと思いますか

看護師 こまき「淡々と仕事がこなせる看護師は外来に向いていると思います。」

とにかく外来は、時間との勝負のため、スピーディーに正確に仕事をこなせる看護師は向いています。

 

「外来の待遇に魅力を感じる看護師にもおすすめです。」

私のように生活重視で子どものお迎えの時間などある場合、外来の仕事が嫌だとか仕事内容はさておき、「時間通りに退勤できること」や「夜勤をしなくて良い」など、外来の待遇の魅力のほうが上に感じられれば、外来は楽しいと感じられるかもしれません。

私は、実際外来より病棟のほうが仕事内容は好きでしたが、時間通りに淡々とこなしていく外来も嫌ではありませんでした。

 

(Q)ズバリ!外来看護師に向いていない看護師とは?

看護師 こまき「個別性などを大事にした看護をしたいと思っている看護師には、外来は向いていないかと思います。」

1対1でじっくり関わることは、まず出来ませんし、「とにかく言われたことを確実に行う」これが外来なので病棟のように看護計画を立案して実施して評価して、というような丁寧な看護は行なえません。

 

(Q)外来看護師のやりがいについて教えてください

看護師 こまき「そうですね、自分が関わった治療はこうやって外来でもつながっていることを実感出来たことですかね。」

病院での入院生活から退院して患者がどのような日常生活に戻り、外来で継続した看護が行われているのかという、継続看護の実際をみられることは看護師としてとてもやりがいを感じました。

「病棟のみ」「外来のみ」の勤務だけでは気づけなかった病院と患者のつながりを感じることができます。

また、入院(手術)を控えている患者への説明などをするときには、病棟で培った専門知識が役に立っていることを、感じることもありました。

 

外来に転職を考えている看護師にメッセージ

自分の希望ではなく、ライフスタイルなどに合わせて外来へ転職した場合、自分の思い描いていたものと異なっていると感じることや、自分のしたい看護とは違うなと感じることもあると思います。

しかし、自分の今までやってきた看護が必ず役に立つときが来ます。

外来での看護が後に自分の看護経験に役に立つときがきっとやってくると思います。

外来は、楽な場所と考えられがちですが、非常に能力が試される場所です。豊富な知識や技術が試されます。自分のライフワーク・身体的都合など様々な理由があって外来を希望することも多いと思いますが、外来には外来看護の魅力もあると思います。

ぜひ、チャレンジしてみて下さい。きっと良い経験になると思います。


スタッフ

『ありがとうございました。外来への転職は「看護師外来求人|探す前・転職前の5つのポイント」も合わせて確認してみてください。』

記事の内容に関しては、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用をお願いいたします。


都内大学病院にて特別病棟(全科)と小児科病棟で7年間勤務。

結婚を機に退職。約10ヶ月休職し、その間スポット看護師アルバイトを経験。その後、横浜市内の国立病院へ再就職。外科病棟で働いていました。

第一子の産後育休から復帰し、外来へ復職。第二子出産とともに市外への転居も決まり退職。現在2人の子育てをしており休職中。

看護師としての経歴

保有資格 ・看護師
年齢 ・神奈川県/35歳
職務経験 ・大学病院 ・国立病院
診療科経験 ・特別病棟(全科) ・小児科 ・外科 ・訪問入浴
・デイサービス ・健診 ・ツアーナース ・イベントナース

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カテゴリー:看護師インタビュー

(公開日:)(編集日::2018年03月16日)

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