学ぶことは多い!初めてプリセプターになった看護師の体験談。

初めてプリセプターになった看護師の体験談

(※写真はイメージです。)


スタッフ

スタッフ:「看護師何年目でプリセプターになったのでしょうか。」


看護師小平 希さん

小平 希:「看護師として3年目の4月から1年間プリセプターを行いました。」


スタッフ

スタッフ:「プリセプターになるにあたり、何か不安はありましたか。」


看護師小平 希さん

小平 希:「看護師として独り立ちの2年目が終わり、3年目になったばかりの私がプリセプターとして務まるのか少し不安でした。」


スタッフ

スタッフ:「初めてのプリセプターの場合、すごく不安だと思いますが、具体的に何が不安だったのでしょうか。」


看護師小平 希さん

小平 希:「そうですね、具体的には「新人看護師に質問された時に分からなかったらどうしよう」「病棟業務で手いっぱいなのにプリセプター業務までできるのか」という不安がありました。また、仕事が増えることで就業時間が遅くなると、プライベートに影響があるかもという不安もありました。」


スタッフ

スタッフ:「ありがとうございます。それでは初めてのプリセプターについて詳しく聞いていきます。」

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Q1.「優しいプリセプター」と「怖いプリセプター」どちらでしたか?

看護師小平 希さん『ほとんど新人看護師に怒ることはなかったので私は「優しいプリセプター」に近いかもしれせん。」

新人が間違ったことをした場合や、指導が必要な場合は新人指導の先輩が主に行っていました。

私は主に、

  • 患者との関わりの振り返りやマナーなどをアドバイスする
  • 悩みを聞いてあげること

などが多かったです。

私が指導ばかりの立場になってしまうと新人の逃げ場がなくなるので、という師長からの依頼もあり「怒ること」「一方的な指導はしないこと」を心がけました。

師長は新人看護師にとって私は指導する役割よりも「お姉さん的な存在=悩みがあった時に聞いてあげられる、病棟の中で一番信頼できる存在」であってほしいと思ったのもかもしれません。

 

(Q)プリセプティーとの関係は上手くいきましたか

看護師小平 希さん「お互いおしゃべりな方ではありませんでしたが、言いたいことは言えていたし、新人も聞きたいことは聞けていたように思います。」

当時、病棟にもう一人新人看護師がいました。

私の同期の一人がプリセプターをやっていたこともあり、他のプリセプターをやっていない同期も一緒に誘い、日勤帰りに食事に行くなどして3年目看護師と新人たちはよく交流をしていました。

メールなどでもグループを作り、勤務外で何か質問があれば私か他の同期2人が答えていたので、良い情報共有になっていました。

 

Q2.プリセプターの頃の悩みを教えてください

看護師小平 希さん「先輩と私(プリセプター)の教える手順や内容が違ったことと、私の知識や看護技術が未熟だったことです。」

新人看護師は「あの先輩看護師からはこう聞きました。」など手順と全く違う自己流の技術を教えてしまう年配の看護師もいて、私(プリセプター)や指導係りを困らせることもありました。

その時は教育係りから、新人は手順通りの技術をまず覚えなければならないということを全体の病棟会議で伝えてもらい、お互いが気持ち良く仕事が出来るようにうまくまとめてくれました。

 

(Q)「新人に教える看護技術についても自身がなかった」

私自身も3年目というまだまだ未熟な看護師であり、実際に新人看護師に看護技術を教える中で、「合っているのか」という不安は常にありました

私は、自分が分からないことは認め、新人にも「私も確実じゃないから一緒に調べよう。」と言うことで新人に間違ったことを教えることを一生懸命防げました。

自信がない看護技術があった場合には焦らず、見直す良いきっかけだと思い、手順書を新人と一緒に確認するようにしました。


スタッフ

スタッフ:「プリセプターでの不安や悩みを解消した方法については、未熟な自分を認めたということでしょうか。」


看護師小平 希さん

小平 希:「はい、そうです。プリセプターだって完璧でなくて良い、という気持ちが強く、相談することや一緒に取り組み悩んであげることが重要だと思いました。」

 

Q3.行ってみて「プリセプターの役割」って何だと思いますか?

看護師小平 希さん『そうですね、役割としては新人看護師にとっての「一番の聞き役」になってあげることだと、私は思います。』

他の先輩看護師よりもプリセプターは年齢が近く、聞きやすい存在であると思います。

それを生かして、自分が新人看護師の頃を思い出し、「プリセプターにしてもらったら嬉しいな」ということを行うように努めました。

 

(Q)なぜ「一番の聞き役」になることが大切な役割だと実感されたのでしょうか?

看護師小平 希さん「実際に私が新人看護師の頃は初めての就職、先輩看護師や医師との関わりか方など、今までとは違う環境に慣れることに必死で、とてもストレスでした。そんな時期に悩みや不安を聞いてもらえる存在(プルセプター)は新人にとって大切な存在だからと感じたことが一番の理由です。」

新人は毎日先輩や指導係りに教えられることばかりで、自分の思いを打ち明ける場があまりないように思います。

もちろん新人の1年間は看護業務を覚えることが仕事ですが、それだけではストレスになってしまいます。

 

(Q)「一番の聞き役」になるために実践したことを教えてください?

看護師小平 希さん『新人と同じ勤務になる時は必ず「おはよう。」と声をかけることから始めて、新人がその日の仕事でできたことを褒めるようにしました。』

その会話の中で新人から質問をもらうことや、思っていたことを話してくれました。

私からは質問は最低限にして、なるべく聞き役に回るよう心がけました。

 

(Q)「もっとこうすれば良かった」と思うことはありますか?

看護師小平 希さん「仕事に生かせるようなプライベートの話がもっと出来れば良かったと思っています。」

私はおしゃべりな方ではなかったので、もう一人のプリセプターと比べたらプライベートの話をすることが少なかったかもしれません。

お互いのプライベートを全て知る必要はありませんが、家族構成や休日の過ごし方など仕事に活かせるようなアドバイスがもう少しできれば良いなと思いました。

 

Q4.プリセプターの経験を通して学んだことは何ですか

看護師小平 希さん「教えることの難しさを学びました。」

間違ったことをただ叱るのではなく、本人に気づいてもらうことから始めて、

  • なぜ間違ったのか
  • そしてどう改善していくか

など、一緒に考えていくことが大切だと学びました。

一人の新人看護師が1人前になるまでにプリセプターを始め、様々な人が関わっているのだと感じました。

自分が新人の時は「いっぱいいっぱい」で周りを見ることができていませんでしたが、プリセプターと通して新人教育システムの全体像を理解することができました。

 

(Q)プリセプターを経て看護師としてどう変化しましたか

看護師小平 希さん「新人以外の看護師に問題を指摘する時も十分に準備するようになりました。」

「今指摘したら相手は嫌に思うから、後で誰もいない時にしよう」など相手が指摘された時の気持ちを考えるようになりました。

患者と接する際にも、検査や手術前後のケアに関する質問も今までより「相手にどう説明したらわかりやすいか」を心がけるようになりました。

 

(Q)プリセプターをやって良かったと思うことは何ですか

看護師小平 希さん「同期とは新人指導の相談をすることでもっと仲が深まったことです。」

お互いの良いところを褒め合うことや、それぞれの新人との経験を話すことで、自分のプリセプターだけがこのような思いをしているのではなく、新人共通の悩みなのだと知ることができました。

新人指導係りの先輩からはプリセプター指導を通して私や同期が成長したと言ってもらえたので嬉しかったです。

 

最後に:メッセージをお願いします

プリセプターになることは自分の成長にもつながる貴重な経験です。

自分が新人だった当時を思い出し、自分が先輩たちにしてもらって良かったことを自分のプリテプティに是非してあげてください。

1年後にはプリセプティーの成長ぶりに驚くとともに、自分の看護師としての自信にもつながります。

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