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ラビウサ

専門看護師

ラビウサ

( 看護師 専門看護師)

放射線科へ転職した看護師へ仕事内容をインタビュー!

ラビウサ
専門看護師ラビウサ
放射線科へ転職した看護師へ仕事内容をインタビュー


スタッフ

「それではまず、ラビウサさんが現在放射線科へ転職された経緯について教えてください。」


看護師ラビウサさん

「はい、当時私は病院を離れて2年間、在宅診療に関わらせて頂く中で、がん治療を受ける患者さんやご家族の気持ちについて考えさせる事例にぶつかることがありました。そのため、再度がん治療を行っている病院に勤務し、患者さんやご家族の置かれている現状を知りたいと考え、地域のがん指定病院に再就職しました。」


スタッフ

「なるほど。そこで、放射線科への配属を希望されたのですね?」


看護師ラビウサさん

「そうです。私は以前に1年間リニアック室(放射線治療室)に勤務した経験がありましたので。新しい病院の方には、化学療法室も勧められたのですが、まずは自分の経験を活かせる場所として、外来の放射線科を希望しました。」


スタッフ

『「放射線科」と一言で言っても、病院によって異なると思うのですが、ラビウサさんが転職された病院の放射線科はどうですか?』


看護師ラビウサさん

「はい、私が転職した病院の放射線科では、外来部門の看護師が、CT室などの画像診断部門・カテーテル室・リニアック室などに配置されています。私は、以前いた病院でもリニアック室専属でしたし、今の病院でも今のところリニアック室だけの業務です。」


スタッフ

「リニアック室の業務は、放射線科の中でも特殊なのでしょうか?」


看護師ラビウサさん

「そうですね。リニアックとカテーテル室・CT室などは、放射線を扱うという意味では同じですが、対応する患者さん、業務の流れ、必要とされるスキル、物品管理なども違うため、各業務を担当するメンバーはある程度固定されています。」


スタッフ

「ありがとうございました。それでは、放射線科での実際の仕事内容などについて、詳しくお話を聞かせていただきます。」

【看護師紹介:「ラビウサ」さん】

看護師 ラビウサさん看護師をして20年以上の正看護師であり、がん看護専門看護師。がんセンターでは3年勤務、最初は消化器内科に配属。主に抗がん剤投管理と終末期患者さんのケアを行う。その後、部署異動で、腹部外科病棟で勤務し周術期ケアを中心に行い、結婚を機に退職。現在は、がん治療を行っている病院の放射線科で勤務している。(注:写真はイメージ)

  • 資格:正看護師・がん看護専門看護師
  • 現在の年齢:40代前半
  • 雇用形態:正社員
  • 勤務:県立病院のがんセンター
  • 病床数: 503床
【目次】を開く

1.放射線科での仕事内容を教えてください


スタッフ

「それでは、放射線科全般で働く看護師の実際の仕事内容について教えてください。」


看護師ラビウサさん

「放射線科では、検査や治療を受ける患者さんの情報収集とオリエンテーション、そして検査・治療中の看護が主な仕事です。」


スタッフ

「患者さんが安全に検査や治療を受けられるようサポートするのですよね?」


看護師ラビウサさん

「そうです。造影剤を使用するにしても、カテーテル検査や放射線治療を受けるにしても、患者さんにとって侵襲を伴う検査・治療になります。そのため、安全に検査や治療が受けられるように、検査前から患者さんに関わり、避けられるインシデントは避けることが、重要な仕事です。」

 

(Q)リニアック室での仕事内容は?

放射線科のリニアック室では、放射線治療を受ける患者さんのオリエンテーション・有害事象の早期発見と悪化予防、診察介助、治療計画CTの介助と患者説明などが主な仕事内容となります。

 

(Q)以前勤務されていたリニアック室との違いはありますか?

以前いたリニアック室は、放射線治療に紹介された時点で、看護師が面談し、患者さんの理解度を確認し、診察や治療のスケジュールを説明していました。

今の職場は、診察直前に患者さんから情報収集を行い、先生の診察になります。

大切なのは、診察前に、放射線治療についてどのような説明を受けているのかを看護師が事前に確認することにあります。そのため、放射線治療の流れや治療する部位によって出現する有害事象などを理解しておくことです。

 

「浅く広く、様々な看護ケアを行います。」

特に放射線治療の場合は、全身のがんが対象になるため、頭頚部や婦人科などの処置などに対応する必要もあります。

以前いた放射線治療室には、喉頭ファイバーもありましたのでその準備や管理も仕事の一つでした。そのほか、創部の洗浄や軟膏処置などにも対応することがあります。浅く広く、様々な看護ケアを行います。

また、放射線科の画像診断部門の看護師であれば、造影剤のためのルートキープ・施行中の観察・検査後の説明などを行っています

その他、心臓カテーテル室担当の看護師は、術前オリエンテーションや検査・治療中の観察・薬剤の投与などを行っています。

 

「20名以上の記録を毎日残すこともあります。」

放射線科は、看護記録も外来部門の中では、充実させる必要があります。

例えばリニアック室の患者の場合は、月~金まで、毎日通院しているため、治療回数や処置、患者観察などを記録する必要があります。現在勤務する場所では全員SOAPで電子カルテに記入しているため、20名以上の記録を毎日残すこともあります。

正直なところ、これは結構な業務量ではあります。

 

2.放射線科へ転職して良かった事・大変だった事


スタッフ

「それでは、ラビウサさんが放射線科へ転職して良かった事・大変だった事をそれぞれ教えてください。」

 

(Q)放射線科へ転職して良かったと思う事は?


看護師ラビウサさん

「放射線科へ転職して良かったのは、がん治療の3本柱の一つである放射線治療に、がん看護専門看護師として関わることができていることです。」


スタッフ

「それでは、放射線科へ転職してからの仕事には満足されているのですね?」


看護師ラビウサさん

「はい、治療を選択する患者さんやご家族の気持ちを理解しつつ、治療による有害事象に対する不安に寄り添うことができる立場にいることも、看護師としてやりがいがあり、今の放射線科での仕事には満足しています。」

 

(Q)放射線科へ転職して大変だった事は?


看護師ラビウサさん

「放射線科へ転職して大変だったのは、前の病院でも、今の勤務先でも、独り立ちまでの時間が短かったことでした。特に今回の転職先は、1週間は2名体制でしたが、2週間目からは他の部署が多忙のため、医師の診察日や新患のいない時は1人で対応することが殆どでした。病院のシステムが判らないうちから特殊な診療科での業務となり、かなりストレスが溜まりました。」


スタッフ

「それは確かに大変そうですね。他に、放射線科へ転職して大変だった事はありますか?」


看護師ラビウサさん

「放射線科は、放射線技師の方との協働が必須です。技師さんだけでは患者さんへのケアは不足しますし、技師さんのこだわりがなければ検査・治療がきちんとできない部分もあり、お互いの業務をどのように折り合わせていくかも、大変な部分でした。」

 

(Q)放射線科の看護師は勉強が大変だという噂は本当でしたか?

放射線治療も、カテーテル検査室も、業務の流れを覚えて対応するだけであれば、それほど大変ではないと思います。

業務はある程度はルーチン化されています。ですが、患者さんの質問に適切に対応したい、患者さんの苦痛や不安を取り除きたいと考えれば、行なっている治療や看護ケアに対する基礎知識は必要になります。その勉強が大変かどうかは、看護師の捉え方次第ではないかと思います。

 

3.放射線科への転職が向いている看護師とは?


看護師ラビウサさん

「私は、細かいことに慎重な看護師の方が、放射線科への転職が向いていると感じます。」


スタッフ

「それは、どうしてでしょうか?」


看護師ラビウサさん

「放射線科の業務は、侵襲を伴う検査・治療に関わります。そのため、患者さんの理解はどうか、検査・治療の説明書・同意書はあるか、アレルギーの有無や既往症などはないか、服薬中の薬剤はどうかなどを短時間でチェックする必要があるからです。」


スタッフ

「細かいことに慎重な看護師以外に、放射線科へ向いている場合はありますか?」


看護師ラビウサさん

「放射線科では造影剤のルーとキープを行うため、留置針を刺すことに抵抗感がない看護師の方も、放射線科には向いていると思います。また、私が勤務しているリニアック室に限れば、患者さんやご家族の不安を傾聴できる人、有害事象に対するケアにこだわりたい人が、向いているように感じます。」

 

放射線科への転職を考えている看護師へメッセージをお願いします!

私はリニアック室で業務をしていますが、以前はカテーテル検査などのIVR看護も行っていました。

その中で言えることは、放射線科の看護師は「こだわる」人が多いように思います。

ルーチン業務として行うことも可能ですが、治療を安全に確実の行うために看護師として何ができるのか、患者さんの不安や有害事象に対してどのように関わることがベストなのかにこだわりたい人が、放射線科に長く勤務しているように思います。

何か、自分が自信を持てる看護領域を持ちたい。そんな思いがある方は、ぜひ、放射線科領域の看護に足を踏み入れてみてください。勉強したら勉強しただけ、経験値を積み重ねれば積み重ねただけ、医師・技師からも尊重され、患者からも信頼される看護師に慣れること間違いなしです。

記事の内容に関しては、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用をお願いいたします。


看護師をして20年以上になります。外来・病棟・検査室・クリニックなど、いろいろな場所での業務を経験しました。
ですが、一時は看護師をやめようと思ったほど、心身共に追い詰められた時期もあります。現在は、看護師も続けつつ、ライターやカウンセラーとしても活動しています。
今までの経験を生かして、いろいろな体験談も書いていこうと思っています。よろしくお願いします。

看護師としての経歴

保有資格 ・正看護師・専門看護師・消化器内視鏡技師・心理相談員
年齢 ・40代後半
職務経験 ・がん専門病院・クリニック・総合病院・訪問診療クリニック
診療科経験 ・消化器内科・腹部外科・透析室・内視鏡室 ・相談室
・放射線治療室・整形外科 ・一般内科・カウンセリング室

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(公開日:)(編集日::2018年05月28日)

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