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結(YUI)

正看護師

結(YUI)

( 看護師 )

離島ナースになる方法とは!体験談から説明するメリット・デメリット

結(YUI)
正看護師 結(YUI)

私は、関東の大学病院、総合病院、クリニックで10年間働いた後、32才の時に「離島ナース」として働きました。

きっかけは、ちょうど診療報酬の改定があり「7対1」の看護配置基準が設けられた時期で、「離島ナース」を募集しているという求人情報を得たからです。

正直なところ、都会の慌ただしい生活から離れ、少しのんびり過ごしたいと感じていた時期でもあります。

実際に働いてみると、都市部で看護師をしていたころとは違った点がありました。

また、「離島ナース」といっても、離島の特徴(人口・規模)、施設設備などの医療環境で働き方は少し異なります。九州の離島「へき地医療拠点病院(350床)」で2年半働いてきた経験を基に「離島ナースのメリット・デメリット」についてお伝えします。

1.私が感じた離島ナースのやりがいと負担

私が感じた離島ナースのやりがいと負担

「あらゆるステージ(急性期・回復期・慢性期・終末期)の患者を支援する」

都市部での救急患者は、1次救急、2次救急、3次救急と重症度によって対応する施設へ搬送されます。

しかし離島では、重症度に関係なく、救急患者の対応を行います。

また、当時は、ICUなどのハイケアユニットもなく、病棟の個室で重症患者や術後の患者の対応を行っていました。

急性期から、あらゆるステージの患者の対応を病棟で行うので、対応人数によっては負担と感じることもありました。

しかし、入院から退院まで一貫した介入が行え、回復過程を近くでみる事ができたことはとても励みになりやりがいを感じることができました。

また、何より、島の方の穏やかな笑顔と「ありがとね。」の声に元気をもらいました。

 

2.離島ナースになる方法とは?体験しよう!

離島ナースになる方法とは?体験しよう!

離島ナースになる方法として次に大切なことは求人情報の探し方です。

離島にある病院は常に慢性的な看護師不足の状態ですから、いろいろな病院で看護師の求人募集をしているので細目に情報をチェックするのもひとつの方法としてあります。

おすすめしたい方法は、離島ナースの派遣に特化した看護師転職サイト「ナースパワー」を利用することです。

 

看護師として派遣できる離島について

離島ナース 奄美大島

「奄美大島(あまみおおしま)」

離島ナース 屋久島
「屋久島(やくしま)」

喜界島 離島ナース

「喜界島(きかいじま)」

離島ナース 与論島

「与論島(よろんじま)」

徳之島 離島ナース

「徳之島(とくのしま)」

沖永良部島 離島ナース

「沖永良部島(おきえらぶじま)」

 

応援ナースという企画の中の「離島ナース」

応援ナースという企画の中の「離島ナース」

ナースパワーの「応援ナース」という企画の中に離島に看護師として派遣される「離島ナース」というものがあります。

企画の趣旨としては、

  • 6ヶ月間の短期離島派遣であること
  • 家電付きのアパート(住居)が完備されていること
  • 引っ越し費用を負担してくれること
  • 給料が安定していること:看護師(30万~40万/月)、准看護師(25万~35万/月)

などがメリットや概要として挙げられます。

 

離島ナースへ看護師として働く条件

ナースパワーの企画で、離島で働くための条件は以下の通りです。

  • 正看護師・准看護師の有資格者
  • 原則1年以上の病院勤務経験者
  • 看護師として職業意識が高く協調性がある方
  • 当初の応募期間を厳守できる方

比較的条件は軽くなっているため、看護師として参加しやすいといえます。

 

【体験談】私が離島ナースで働いた時の給料について

看護師経験 10年
勤務形態 正規職員(夜勤あり)
給料 手取り27万円~30万円
(基本給・夜勤手当・へき地手当など)
年収 約520万円
賞与 90万円
昇給 年に1回5,000円昇給
宿舎 (数千円~数万円)
普通に賃貸を借りるのより低価格で、駐車場完備の物件が多い

都市部で働いていた頃より、年収は下がりましたが、住居費などの生活費や娯楽費が抑えられたため、私にとっては十分な額でした。

また、私はナースパワーを利用して離島で派遣をしていたわけではありません。

 

3.離島ナースに必要なスキルとは

離島ナースに必要なスキルとは

離島ナースに必要なスキルを説明する前に、離島と都市部の医療環境が違うため、その特徴をご紹介します。

主な医療環境の違いとして3つあげられます。

  • 医療資源に限界があること
  • 専門医が不在なことが多いこと
  • 重症救急患者を専門機関に搬送するのに地理的ハンデがあること

看護師経験としては、多くの診療科、様々な医療ステージ(急性期・回復期・終末期・リハビリ期)を経験していると重宝します。

 

(1)看護師として、あるものを使ってベストを尽くす姿勢が求められる

都市部では「あたりまえ」ととらえていた事も離島では違ってくることが多々あります。

そんな時、「あれもない、これもできない」と捉えるのではなく、その場で出来る事を考える、ベストを尽くす姿勢が大切となります。

それには、看護の基本的な知識・技術をベースに、安全性やコスト面、環境面も考慮した柔軟な対応が必要となります。

 

補足説明!

ポイント

また、医療機器、物品などのあるものを無駄なく大切に使用します。

 

(2)協働の姿勢、コミュニケーション力

限られた環境の中で、皆で協力しながら医療を提供していくため、何といってもチームワークは重要となります。

チームで働く力、協働の姿勢は欠かせません。

私の離島ナースでの体験談

私が離島ナースに参加した際は、「気働き」ができるスタッフが多く、自身の学びにも繋がりました。

また、「方言」、言葉の違いに最初は戸惑うと思いますが、積極的にコミュニケーションを図る姿勢が大切です。私は、「挨拶」、「丁寧」、「笑顔」を心がけました。言葉では難しくても姿勢、態度は相手に伝わります。

 

4.私が感じた離島ナースへ転職するメリット

私が感じた離島ナースへ転職するメリット

(1)島ならではの文化に触れる事ができる

離島では、「お祭り」などの行事ごとを身近に感じられることができます。

実際に「夏祭り」のパレードに病院チームの一員として参加しました。勤務が終わったら、皆で踊りの練習に励みます。

練習の場では、違った部署、職種の方とも交流が図れ、より親睦が図れます。

 

補足説明!

ポイント

また「船こぎ競争(板付け船を6人で漕いで競う)」も病院でチームを作り参加したりします。都市部にはない、離島ならではの経験ができます。

 

(2)休日は島の自然やグルメを満喫できる

コバルトブルーの海へ離島の魅力の一つです。

サーフィン、ダイビング、釣りなどが趣味の方は休日を自分の楽しみに使えます。

砂浜でぼんやり過ごす、地平線に沈む夕日にときめく、吸い込まれそうな星空を眺めるなどなど、ゆっくり島時間を過ごすのもおすすめです。

 

補足説明!

ポイント

郷土料理や地酒のお店、最近では、おしゃれなカフェなどもできて、おいしいスポットめぐりも楽しいです。自然や、おいしいものでエネルギーチャージが行えます。

 

5.私が感じた離島ナースへ転職するデメリット

私が感じた離島ナースへ転職するデメリット

(1)自己研鑽活動に工夫が必要

離島から本土への移動交通手段は、飛行機や船です。

都市部では、講演会や研修への参加は、電車移動、日帰りで出来ました。

しかし、離島からの参加では、飛行機や船の利用で交通費がかさみ、宿泊を伴うこともあります。現在では、インターネットを利用した「Webセミナー」も増えてきているので、そのようなものを探すなど自己研鑽活動には工夫が必要です。

 

(2)離島内では移動手段の確保が重要

離島の規模にもよりますが、都市部に比べて公共の交通機関(バスなど)が充実しているとは言い切れません。

バスの待ち時間にかなり時間を要することもあります

買い物に出たり、通勤したりと移動手段は島で生活、仕事をするのに重要なポイントとなります。

 

補足説明!

ポイント

自動車の運転免許を持っている方、自身で自動車の運転ができる方は、移動もスムーズに行え、利便性が高まります。

 

まとめ

「離島ナース」として働くには、都市部とは違った点があるため、離島の特徴(人口・規模)や医療環境を知ることがとても大切です。

また、離島で働くことのメリット、デメリットも踏まえて、自身のイメージしている「離島ナース」に合致するが考える必要があります。最近では、「遠隔医療」や「ドクターへり」などを取り入れる施設もあるため情報収集はより重要となります。

豊かな自然、温かい人々に囲まれた環境で働くことは、看護師としての成長だけでなく、人として「豊かさ」を考える機会になります。

「離島ナース」魅力を感じた方は是非、挑戦してみてください。


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大学病院で5年勤務後、総合病院、クリニック、へき地医療とさまざまな現場でお仕事をして早20年。現在は、産業保健職として“働く人が、健康でいきいきとお仕事できるように”と日々奮闘中です。これまでの経験を活かし、皆様の「これからの働き方」に有用な情報を発信できたらと考えております。はじめの一歩は自分次第。働くナースさんを応援します!!

看護師としての経歴

保有資格 ・正看護師
出身 ・神奈川県
職務経験 ・大学病院・美容外科クリニック・総合病院・へき地医療・産業保健
診療科経験 ・脳神経外科・循環器内科・外科・整形外科・形成外科・集中治療センター

記事の内容に関しては、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用をお願いいたします。
カテゴリー:看護師リアル体験談

(公開日:)(編集日::2018年07月10日)

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