著作者

林みずほ

現役看護師

林みずほ

( 看護師 )

失敗から学ぶ!?看護師転職失敗を経験した看護師から転職成功アドバイス

林みずほ
現役看護師林みずほ
看護師 体験談

看護師資格を取得し個人病院で8年目を迎えた私は「スキルアップしたい」そんな意気込みを胸に、とある総合病院への転職を決意しました。

看護学校卒業後、ずっと個人病院で勤務していたのですが、その病院で出来ることに限界を感じ始めていました。

8年もいると日々の業務だけでなく様々な仕事が増えます。

委員会活動の中でも中心的な役割を任せられたり、新しいプロジェクトなどの立ち上げには必ず駆り出されるようなそんな世代になります。

個人病院ならではのアットホームな感じは嫌いではなかったけれど、自分の意志とは別で行わなければならないことばかり山積みになっていく毎日に疲れ果ててしまいました。

毎日毎日とにかく忙しい。

仕事に行ってもリーダーばかりで患者さんと関わる時間なんて本当に少なくて「こんなことをするために看護師の資格を取ったのかな」と悩み始めたのです。

また、自分が看護師としてどこまで行えるのかチャレンジしたい気持ちもあったと思います。

  • もっと他の診療科でも経験したい
  • 勉強したい

という思いが強くなって退職、そして転職の道を選びました。

そんな私が転職を失敗した経験をお話ししていきたいと思います。

1.転職したものの希望部署には配属されず

転職したものの希望部署には配属されず

「自宅から通える」「給料も上がる」「未知の分野の看護の勉強もできる」そんな夢と希望をもって総合病院へ転職したものの配属されたのは内科と血液内科の混合病棟でした。

実は転職面接時には「循環器病棟」を希望したのですが、希望は叶いませんでした。

 

いきなりハードルの高い病棟へ

内科と血液内科の混合病棟は、

  • がんの末期の患者
  • 化学療法中の患者
  • クリーンルームにいる骨髄移植を受けた患者
  • 肺炎の患者

などが入院している混合病棟でした。

通常、転職後の中途採用の看護師は内科の患者の受け持ちから入るのですが、私の場合は看護歴8年の経験があるため、内科患者の受け持ちは省かれてしましました。

そのため、いきなり患者のハードルの高い血液内科の病棟からのスタートでした。

見たこともないような抗がん剤の山に、輸血の山、そして今までの個人病院では使っていなかった抗生物質の点滴がずらりと並んでいたいことが印象的でした。

 

転職と同時に覚える事が沢山あった

抗がん剤なのか抗生物質なのか見分けがつかないほど多くの点滴の種類がありました。

人や物に慣れるのと同時に大量に覚えなければいけない薬剤に関することが濁流のように流れ込んできました。

そのため、転職と同時に一から覚えることが沢山あり、かなり苦戦をしました。

 

2.転職先での教育面・人間関係が良くなかった

転職先の人間関係があまり良くなかった

私が転職を行った総合病院は人間関係はあまり良くはありませんでした。

今まで勤めていたアットホームな個人病院とは違い、それぞれの看護師が余裕なく働いている感じです。

 

新しく転職してきた看護師に教える余裕がない

その総合病院は、看護師がお互いが声を掛け合って助け合うような雰囲気はあまりないことが早い段階で読み取れました。

働いている全ての看護師が、人に教える余裕はない、そんな雰囲気です。

また、日替わりの指導者はいたものの、新人ではないためプリセプターはつけてもらえませんでした。

 

3.転職先の混合診療での患者の看取りが辛かった

看護師転職失敗理由の1つは転職先の混合診療

個人病院では内科と脳外科の混合診療を行っていたので、入院患者さんは内科疾患と脳神経外科疾患がメインでした。内科系の疾患の患者さんは高齢の方が多く、「施設では看取りができないから病院で看取る」というような患者さんがほとんどでした。

 

脳外科では意識レベル3桁で亡くなるのが普通だと思っていた

脳外科疾患で亡くなる方も多く看てきましたが、その場合も高齢の方のほうが多かったのです。

亡くなる前は徐々にレベルが低下していく感じで、(急変の場合を除いては)亡くなる直前には意識レベルが3桁の場合がほとんどでした。呼吸停止や心停止までにほとんどが3桁のレベルになってることが多いので、病気で人がなくなる時はそういうふうに亡くなるものだと思っていたのです。

 

血液内科での若い子の看取りは辛かった

血液内科では治療の甲斐むなしく若い方がどんどん亡くなっていく、そんな現状でした。さすがに10代の若い子の看取りは本当に辛い。

骨髄移植までたどり着いてもひどいGVHDで亡くなってしまったり、輸血を入れても入れてもどこからか出血して「苦しいよ、生きたいよ、死にたくないよ」そんな言葉を心停止する直前まで口にするのです。

 

看護師になって初めて患者さんを看取るのが怖いと思った

もう新しい薬や抗がん剤・輸血だけでいっぱいいっぱいだったのに、その光景を目の当たりにしたときに「あぁ、もう私には耐えられない」と思いました。患者さんを看とることが怖いと思ったのも看護師になって初めてです。

 

4.病院だけでなく看護師を辞めたいと思ってしまった

病院だけでなく看護師を辞めたいと思ってしまった

とにかく職場に行くのが憂鬱になってしまったのです。新しいことを勉強しよう。がんばろう。と思ってから9か月目の事でした。

 

看護師自体を辞めようと決意した

もう看護師を辞めよう、と決意したのもこの時です。8年間で私は一体何をしてきたのかと自信はなくなるし、自分はこんなに弱かったの?という残念な思いでいっぱいになりました。でも、このような毎日に慣れてしまうくらいならもういっその事、看護師なんて辞めようと思ったのです。

師長さんには正直にすべてを話しました。人としての自信を無くした私を引き留めるわけにはいかなかったのでしょう。退職の意向はすぐに認めてもらえました。

 

5.看護師転職失敗を経験した私から成功アドバイス

私の経験から看護師転職のアドバイス

私が体験してきた転職の失敗経験から看護師転職のアドバイスやポイントを紹介したいと思います。

 

自分に合った職場を見つけよう

人には必ず向き不向きがあります。向いてない職場に配属になると私のように潰れてしまいます。でも自分にあった職場が見つかったときにはその力を余すことなく発揮できるでしょう。

 

何度でもやり直せる

一度、完全に潰れてしまった私ですが、実はまた看護師として復活することができました。

総合病院を退職した後、3か月ほどゆっくり休養しました。そしてまた看護の世界に戻ることを決意しました。(ハローワークで仕事を探してる時に「看護師の資格があるのに勿体ない」と説得されたのがキッカケでした)初めはとても怖かったけれどあの失敗を繰り返してはいけない、そんな思いでじっくり時間をかけて次の職場を探しました。

 

今、辛い思いをしている看護師仲間たちへ

転職はしてみたけど、失敗だったなって感じている方がいるなら私と同じ思いはしてほしくないのです。これ以上、「看護師辞めます」っていう人を増やしたくないのです。

 

行き詰ったら枠の外に出てみよう

もしも看護師という枠の中で何か行き詰ったら、ちょっと枠の外に出てみませんか。私も一度、離れることでまた戻ることができました。あれから11年。また面倒な仕事が増える世代に突入です。

でも今の職場は、業務は忙しいけどスタッフ同士がほどほどに仲良く、協力し合うことができる場所なのでのびのびと仕事ができます。以前の個人病院時代ほど仕事に押しつぶされそうになることもなく仕事ができているのは、まわりの助けがあってのことです。

 

まとめ

自分に合った職場を探そうと簡単に言うけれど、実は自分に合った職場を見つけるって本当に大変です。転職をするにはかなりのパワーが必要です。何度も転職を繰り返していたら疲れてしまいます。

もしかしたら見つけられない人のほうが多いのかもしれませんよね。だけどそこが見つかったときはきっと「看護師で良かった」と思えます。看護師歴20年になる今、私はこの仕事をしていて本当に良かったと思います。

あのとき看護師に戻ることをあきらめなくてよかった、と。時にはゆっくり立ち止まってもいいのです。焦らずにじっくり探しましょう!

 


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この記事を書いた人

看護学校卒業後、某有名企業が運営する病院へ就職。その後地元へUターン。
結婚・妊娠・出産・離婚という怒涛のような20代をおくり、転職ラッシュな30代を走り抜け、ようやく安定の40代を迎えることができました。
趣味はライブと旅行とダイビング。酒とロックと煙草をこよなく愛す不良看護師です。
総合病院で勤務する傍ら、現在は執筆活動に邁進中。
看護師歴20年の知識と経験・私の失敗を活かしつつ、若い世代にいろいろ伝えていきたいと思っております。

保有資格 ・正看護師
出身/年齢 ・群馬県/40代
職務経験 ・総合病院
診療科経験 ・脳神経外科 ・血液内科 ・整形外科 ・手術室


カテゴリー:看護師リアル体験談

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この記事を書いた人:林みずほ
(公開日:)(編集日::2017年12月22日)

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