リーダー看護師が抱えるストレスとは?私が乗り越えた方法8選

リーダー 看護師 ストレス

皆さんは勤務表が発表された時、何をチェックしますか。

私がまずチェックする項目は、リーダー看護師は何回ついているか、です。

病棟の看護師をまとめなくてはいけない」という役割を担ったリーダー看護師は、様々なストレスを溜めてしまいがちです。

あまりにストレスを溜め込んでしまうと、看護師という仕事そのものが嫌になってしまい、辞めたいとすら感じてしまうリスクもあります。

そのため、特に中堅看護師の場合はリーダー看護師のストレスをどうやって乗り越えるかが、看護師として働き続ける上でとても重要である、といえます。

今回は、そんなリーダー看護師のストレスの乗り越え方について、実体験をもとに解説します。

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ストレス1.メンバーが新人看護師しかいない

新人看護師

規模の大きな病院であればあるほど、自分よりも経験の少ない看護師でメンバー構成されている可能性が高くい傾向にあります。

特にメンバーが新人看護師のみで構成されている場合は、自分のリーダー業務に加え、新人看護師の仕事のフォローも行いながら仕事を行わなくてはいけないため、その日の業務量はより膨大となることが容易に想定できます。

そのため、メンバーが新人しかいない時にリーダーとなると、目が回るような忙しさとなり、「もっとゆったりリーダー業務ができる職場へ転職したい」という思いすら持ってしまうようになります。

 

私が乗り越えた方法

自分がリーダー看護師でメンバーが新人しかいない勤務があるとわかった時点で、前情報をできるだけ多く収集し、シミュレーションするよう心がけました。

まず、「メンバーの新人看護師は何ができて、フォローがいることは何か」という前情報をできるだけ多く収集します。

そして前日に、「新人看護師Aは○○を任せて、新人看護師Bは□□を任せる。そして自分がフォローすべきことは、●●と■■。」というシミュレーションを十分に行います。

 

とにかく「事故なく終えること」に集中する

メンバーが新人看護師しかいない場合には、とにかく1日が「事故なく終えること」に集中することで、「仕事が進まない」「なんで新人看護師だけのメンバーなのか」など、余計なことを考える暇がなくなり、ストレスの感じ方も変わってきます。

 

ポイント!

ポイント

そして、大変な時だからこそ一つひとつしっかりと丁寧に確認を繰り返し、その日1日が患者にとっていつもの1日になるよう、心を配ります。

 

ストレス2.自分が体調不良だと思うように仕事が進まない

体調不良の女性看護師

リーダー看護師は、メンバーの仕事の進み具合を常に把握する必要があります。

よって、身体的にも、精神的にも、常に動き回っているポジションである、とも言えます。

だからこそ、自分が体調不良となっていると思うように仕事を進めることができず、ストレスを溜めてしまいやすくなります。

 

私が乗り越えた方法

自分が体調不良の時にリーダー看護師を勤める日には、メンバーへ自分が体調不良であることを必ず伝えるようにしています。

「申し訳ないが今日は体調不良なので、自分の不備があるかもしれない。自分が厳しいと感じた時は必ず事前に伝えるようにするので、その際はフォローしてほしい」と、伝えておくことで、メンバーはいつも以上にリーダー看護師をフォローするように意識してくれるようになります。

 

補足説明!

ポイント

体調不良の時は自分自身の不甲斐なさはもちろんのこと、メンバーも「リーダーなのになんでこんなこともしてくれないのだろう」と不満に思い、お互いがストレスを抱えてしまいがちです。

そのため、自分から体調不良と伝えることが大切だと考えます。

 

ストレス3.連携がとりにくい医師がいる

連携が取りにくい医師

リーダー看護師は、メンバーから集まった情報から医師へ報告すべき情報を見極め、適切に報告を行わなくてはいけません。

この時、医師が連携を取りやすい方だったら良いのですが、中には「そんなこといちいち伝えてくるな」等、連携が取りにくい医師の場合は、リーダー看護師としてストレスを多く感じてしまいます。

連携をとりにくい医師だと、看護師側のミスではないのに「なんで〇〇先生の処方を俺がやらなくてはいけないのだ」等の苦情もリーダー看護師が受ける羽目になってしまい、ストレスは余計にたまりやすくなります。

 

私が乗り越えた方法

連携をとりにくい医師だからこそ、報告はあえて丁寧に、そして下手に話すよう心がけています。

電話の報告をしなくてはいけない場合は、たとえ病棟担当だとわかっていても「お忙しい中、大変申し訳ございません。報告を1件させていただいてもよいでしょうか」と、とても丁寧に、そして下手に話します。
 

「枕言葉」を付けるだけで「何で俺が」の回数が減る

上記のような「枕言葉」を付けるだけで、医師の対応は劇的に変わります

つっけんどんに「何で俺が」と言われる回数が減り、「続けて」と言ってもらえることもあります。

 

ポイント!

ポイント

「看護師がそこまでに下手行かなくても良いのでは」と感じる方もいるかとは思いますが、お互いストレスを貯めずに仕事をするために、これは看護師としてのテクニックの一つだと考えましょう。

 

ストレス4.師長代理が苦手な先輩看護師

苦手な先輩看護師

リーダー看護師の場合、師長をはじめとする病棟管理の方と密に連絡を取り合う必要があります。

師長だとお互いが慣れているのでスムーズに仕事を進められますが、中には苦手な先輩看護師が師長代理となってしまうこともあります。

苦手な先輩看護師が師長代理を勤めている場合、報告がしづらい、連携が取りにくい等、仕事が滞ってしまう原因となり、ストレスがたまるのを感じます。

 

私が乗り越えた方法

私の場合、意識せず、あえていつも通り仕事をするよう心がけました

「今日の師長代理は苦手な先輩看護師だから…」と考えてしまうと委縮してしまい、思うように仕事が出来なくなってしまうものです。

なので「意識しない」と言い聞かせ、極力いつも通り仕事を行うようにしました。

いつも通り仕事を行うことで、いつも通り先輩看護師から理不尽に怒られることもありますが、「あの人が師長代理じゃなかったら…」と悔やまずに済むので、そう言った意味ではストレスを軽減させることができています。

 

ストレス5.自分より先輩の看護師が何かと病棟を離れたがる

何かと病棟を離れたがる先輩看護師

その日のリーダー看護師が「私」だと知るや否や、他の人がリーダー看護師の時には言わないようなことを要求したり、「タバコ吸ってくるわ」など病棟を離れたがったりする先輩看護師がいました。

私以外の人がリーダー看護師だったらそんなこと言わないのに」と考えてしまい、ストレスが募ります。

 

私が乗り越えた方法

先輩看護師なので、自分から意見をするわけにはいきません。

ですから、病棟を離れたがる先輩看護師に対して、積極的に声をかけて病棟から離れる時間をこちらから指定するよう意識しました。

 

先輩が病棟から離れる時間をコントロールする

あえて、病棟から離れることを阻止するのではなく、「今だったら少し時間が空くので、今のうちにお願いできますか?」等、こちらから声をかけて、病棟から離れる時間を私自身でコントロールするのです。

私の場合、「勝手に職場を離れられてしまう」ことに対してストレスを貯めてしまうので、あえて自分からその時間を指定することで、ストレスの回避に繋がりました。

 

ストレス6.連休明けと連休入り前日はとても忙しい

連休のカレンダー

リーダー看護師として多くの方が避けたい日。それが連休明け最初の平日、もしくは連休入り最後の平日ではないでしょうか。

検査はたいていこの日にぎっしり詰まっていますし、処方薬も全て確認しておかないと、降圧剤や経口血糖降下薬など、内服を継続しないといけあい薬の処方が連休途中で切れてしまう、と言う場合も考えられます。

連休明けもしくは連休入り前の日にリーダー看護師と勤めなくてはいけない日には、仕事前からストレスを感じてしまいます。

 

私が乗り越えた方法

連休明けもしくは連休入り前の日にリーダー看護師を勤めなければいけない日は忙しいことが明確な日です。

そのため、「達成感を得るために忙しさを克服しよう!」と考え、やる気に繋げるよう意識し、ストレスを克服する準備をします。

このような日にミスなく仕事を終えることができた時、達成感を強く感じることができるからです。

そのため、私はその達成感を味わうべく、リーダー看護師としてやるべきことをリストアップし、チェックリストを作成します。
 

達成感を得て、ストレスをやりがい」へ変換する

そしてそれらのリストを全て終えることに全力を尽くすことで、ストレスではなく「やりがい」へ変換するようにしています。

「できない」「大変」と思うからストレスになってしまうので、あえて「達成感を得るために、頑張ろう!」というやる気へつなげることが大切だと考えます。

 

ストレス7.研修で抜けるメンバーが多い

研修で持ち場を抜ける看護師たち

多くの研修が日勤の勤務中に行われるため、メンバーがそろっていなくなってしまう時間が出来てしまうことがあります。

研修で抜けるメンバーが多い日にリーダー看護師に当たってしまうと、研修時間中は看護師の人手が足りなくなることが想定できるため、ストレスが溜まりやすい日であると感じています。

 

私が乗り越えた方法

研修がある日は、逆を言えば研修以外の時間は通常よりも多く看護師がいる、と言うことです。

そのため、研修がある日にリーダー看護師を任される場合には、研修外の時間に普段できないケアを行うようスケジュールの調整を行います。

あえて、普段できないケアを行うことで、リーダー看護師としてのストレスと共に、普段感じている「看護師として」のストレスも排除し、自分の中のストレスバランスを保つようにしています。

研修時間中のリーダー看護師としての勤務は確かにとても大変なのですが、普段できないケアを行う時間を作ることで、なんとか乗り切ることができます。

 

人手が多い時間にはいつもより丁寧に患者さんと話をします。

例えば私の場合は糖尿病が専門なので、研修時間外の人手が多い時間には、いつもよりも丁寧に患者の足浴を行い、普段の「時間がなくてなかなかお話しができない」というストレスを発散させるようにしています。

 

ストレス8.メンバーの業務以上に残業が多い

残業するリーダー看護師

リーダー看護師の業務は、メンバーの業務以上に残業となるケースが多い傾向にあります。

メンバーのフォローをするあまりに自分の業務がどうしても後回しとなってしまい、結果として自分が最後に帰ることも珍しくありません。

「同じ条件で働いているはずなのに、どうしてリーダー看護師だというだけで残業しなくてはいけないのだろう」と不満に感じ、ストレスを感じます。

 

私が乗り越えた方法

私の場合、先輩のリーダー看護師の仕事を見て、自分との違いを見つけることを意識しました。

そして、「残業をしないために、リーダー看護師としてどう過ごしていけばいいのか」を学ぶようにしています。

たとえリーダー看護師であっても、他の看護師のフォローばかりしていて自分の仕事を後回しにしてはいけません。

 

「ストレス」ではなく「課題」へ変える

極力業務時間内で仕事を終わらせるためにどうすべきなのか、ストレスにするのではなく自分の今後学ぶべきポイントとすることで、ストレスではなく課題へ変えるようにしています。

 

まとめ

リーダー看護師は、メンバーとして働くのとはまた違う、様々なストレスがかかるポジションです。

大変なポジションですが、リーダー看護師を経験することで、看護師としてより成長できる機会でもあると言えます。

実際に私は、リーダー看護師を任せてもらえるようになってから、今まで以上に仕事の視野を広げることができるようになったと実感できるようになりました。

皆さんもぜひ、「リーダー看護師=ストレス」と考えず、ご自身の成長のきっかけとして捉えていただけたらと思います。

自分の捉え方一つで、ストレスを大きく減らすことができるはずです。

監修者

亀岡さくみ看護師
監修 亀岡さくみ看護師
  • 2011年3月:日本赤十字看護学校卒業
  • 2011年3月:看護師免許取得
  • 2011年4月:日本赤十字医療センター入社(3年間勤務)
  • 2015年3月:株式会社peko勤務
  • 2015年4月:はたらきナース監修

現在は、今までの経験を活かし「はたらきナース」を執筆・監修を行っています。

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