ICU(集中治療室)への男性看護師の転職で知りたい7つのポイント

ICU(集中治療室)への男性看護師の転職

ICU(集中治療室)では、強い精神力や体力が要求されることから、他の部署と比較して男性看護師が多く働いており、今後も高い需要があると期待されています。

今回は、ICU(集中治療室)へ転職を考える男性看護師に転職のメリットや注意点などを述べていきます。

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1.ICU(集中治療室)で働く看護師の仕事内容

ICUで働く看護師

ICU(集中治療室)は、重篤な症状の患者を24時間体制で集中的に治療する病棟で、急性心不全・脳卒中など急性期の患者の他、大手術を行った後の患者の看護を行います。

ICU(集中治療室)で働く看護師の仕事についてもう少し詳しく見ていきましょう。

 

患者の安全を守る快適な環境を維持する

ICUで働く看護師の主な仕事は、重症患者の安全を守り快適な環境を維持することです。

意識がなく、意思疎通ができない患者が多いため、看護師がしっかりと患者の容態を観察して、わずかな変化も見逃さない注意深さが必要です。

 

診察の介助、薬の投与や点滴等

ICUの看護師は、患者の容態が急変することが多く突発的な急変に備えなければならないため、医師の診察の介助を始め、必要な処置や薬の投与、点滴などを行うことが必要です。

 

補足説明!

ポイント

生命を維持するための最先端装置が数多くあり、これらの装置を正しく使用・管理するのも看護師の重要な仕事です。

 

患者家族の対応・精神的ケア

ICUで働く看護師は、患者の家族への対応や精神的なケアも行います。

ICUでは、命の瀬戸際に立つ患者の治療を行い、家族の心配や不安は並大抵のものではないため、家族の気持ちを十分に思いやり、少しでも心の落ち着きが得られるよう誠実な対応が求められます。

 

2.ICUに男性看護師の需要が高い理由

強い精神力を持ってICUで働く男性看護師

一般病棟の夜勤のときは、看護師は交代で短く仮眠を取りますが、ICU勤務となるとなかなかゆっくり休む暇もありません。

男女問わず看護師という仕事は体力があることが重要な要素になりますが、特にICUでの勤務ではそれが強く求められるため、男性看護師の需要が高いものだと考えられます。

また、以下のような理由も考えられます。

 

男性看護師の持つ強い精神力が期待されているため

ICUでは患者の死後の処置や、家族に対するフォローなど看護師自身もつらい経験を多くしますが、感情を抑えて目の前にいる他の患者のためにやるべき仕事を確実に継続していく力が必要です。

だからこそ、男性看護師が持つ精神的強さが期待されています。

 

IT技術や知識の高さが期待されているため

ICUでは、精密な医療機器を使って患者の延命を行っており、どれも最新機器で複雑なものが多く、操作ミスが患者の命に関わるため正しい操作が求められます。

男性の場合は、比較的機械類の操作に慣れている場合が多く、複雑な医療機器の操作や管理に対して、また突然起こりうる機器のトラブル対処についても臆せず取り組むことができるでしょう。

 

3.ICUで働く男性看護師の給与・年収例

給与計算をするICUで働く男性看護師

死の瀬戸際にいる患者が多いため、看護師の業務内容は非常ハードで夜勤があるのは当然ですし、残業も一般病棟に比べて多く、その結果として病棟よりも給与が高くなることがあります

以下の例で確認していきましょう。

 

ICUで働く男性看護師の年収内訳(例)

経験年数/内訳ICU経験6年目ICU経験8年目ICU経験10年
年収550万円660万円780万円
基本給22万1,000円25万8,000円31万円
残業手当1万8,000円3万7,000円1万2,500円
夜勤手当(8回)6万4,000円5万6,000円6万4,000円
住宅手当なし8,000円2万1,000円
月給35万1,000円39万円45万円
年間賞与82万円138万8,000円240万円

※上記は平均データではなく、あくまで私の経験による例なので、参考までにしてください。

上記の例を見ると、年収の高い病院は賞与が高めであることがわかります。

 

 

ポイント!

ポイント

いずれの病院においても、病棟よりもICUの給与の方が高めに設定されているということはなく、あくまで給与に差が出るのは「手当て」によるものです。

 

4.男性看護師のICUへの転職メリット

管理職としてICUで働く男性看護師

ICUという特殊な環境に転職する男性看護師には、以下のようなメリットがあります。

 

管理職として働ける場合が多い

ICUは、同僚や先輩にも比較的男性看護師が多く看護管理者も男性である場合が多いため、一般病棟の男性看護師よりは、管理職として働けるチャンスに恵まれやすいでしょう。

 

早くキャリアアップできる環境が整っている

特に男性看護師は、ICUでの経験を通して救急看護・集中ケア・感染管理・手術看護などの認定看護師を取得する場合が多いため早くキャリアアップしたい場合は、密度が濃く質の高い看護技術を学ぶことができるICU勤務は適しているでしょう。

 

補足説明!

ポイント

体力的な問題があるためか、年齢層も若い看護師が集まる傾向にありますが、技術や知識だけなら短期間でかなり高いレベルまで引き上げられるはずです。

 

5.男性看護師がICUへ転職するデメリット

ICUへ転職して給与が下がった男性看護師

ICUは、男性看護師から人気の高い職場の1つですが、いくつかのデメリットもあるので注意しましょう。

以下で紹介していきます。

 

給与が下がる場合がある

ICUではスタッフが多く早めにワークスペースを空ける必要があり、基本的に記録などはベッドサイドで完結するため残業はありませんが、給与が下がる場合があり一家の大黒柱として働いている男性看護師にとっては、非常に痛手だと言えるでしょう。

 

ポイント!

ポイント

残業が少ない場合、プライベートを充実できるメリットにもなるため、何を優先して働くのかをよく考えることが必要です。

 

心身ともに負担が大きい

ICUで働く最大のデメリットは、心身ともに負担が大きいことがあります。

重篤な症状に陥った患者をケアするICUでは、患者の急変が頻繁に起こり、患者の治療や看護に対応するために、残業は日常茶飯事です。

 

注意点!

ポイント

ICUの看護師は、夜勤勤務も多く生活リズムが乱れて疲れが溜まりやすいため、体調管理には注意しましょう。

 

交代制が働きにくい場合もある

ICUでは、集中力が求められるケアが多く看護師の集中力を途切れさせないために3交代制を採用している病院もありますが体力のある男性看護師は、3交代制よりも2交代制の方が働きやすいと感じる場合もあるでしょう。

詳しくは、「看護師転職で知りたい2交替制と3交替制のメリット・デメリット」も合わせてチェックしてみてください。

 

ポイント!

ポイント

3交代制での勤務は、仕事と仕事の合間に体を休める時間が十分に取れないことがあり、2交代制よりも体が疲れるケースも多いため、勤務体制についてもしっかりと確認しましょう。

 

精神的なプレッシャーが多い

命の瀬戸際に立つ患者の命を取り留めるために、ICUではあらゆる医療サービスを提供します。

そのため、医療ミスを起こしやすい職場であり精神的なプレッシャーが非常に多く、常にストレスがかかることを覚悟しておきましょう。

 

一瞬の判断ミスが致命的なミスに繋がる

人工呼吸器を始め、救急蘇生装置など最先端の機器を使って患者を守りますが、これらの機器を使うタイミングなど、緊急事態では一瞬の判断ミスが致命的なミスにつながることもあります。

 

6.男性看護師がICUへ転職する際の注意点

ICUへ転職する際の注意点を確認する男性看護師

男性看護師のICUへの転職は、患者や家族だけでなく医師や女性看護師からも頼られるため、非常にやりがいのある現場ですが、仕事を続ける上でのリスクも大きいです。

それでは、男性看護師のICUへの転職注意点について見ていきましょう。

 

時間外勤務などの手当てを確認する

前述の通り、ICUでは一般病棟よりも給与が下がる可能性があるため、家庭の都合等でしっかりと稼ぐ必要のある男性看護師の場合は、時間外勤務などの手当てがどれだけ加算されるのか、よく確認しておくことをお勧めします。

 

ポイント!

ポイント

キャリアアップしたい男性看護師は、「認定看護師取得のための研修に参加可能か」「実際現場看護師の中に認定看護師がどれだけいるか」等を確認しましょう。

 

ICU内はスタッフでないと入れないため見学する

一般的な病棟や外来と違って、ICUの中はスタッフでないと入れないため、話を聞くだけでなく可能ならICU内を見学して、実際に「男性看護師がどのように活躍しているのか」「現場の雰囲気」等を確認しましょう。

病院見学に関しては「看護師転職時の病院見学 | 見学に必要な4つの見極めポイント」も参考にしてみてください。

 

7.ICUで働く男性看護師求人の探し方

ICUの求人を探す男性看護師

ICU(集中治療室)の求人は、男性看護師の募集が多いのが特徴ですが、一般病棟に比べて給与が高くスキルアップも期待できるため、男女問わず看護師から人気で応募は殺到します。

ここでは、ICUで働く男性看護師求人の探し方について述べていきます。

 

看護師求人サイトの非公開求人を活用する

ICUへの転職を成功させたいと考えるなら、看護師求人サイトを活用することをおすすめします。

なぜなら、看護師求人サイトはICUからの非公開求人を多く抱えているため、公開求人だけでは探せない情報も紹介してもらえるためです。

 

非公開求人は採用されやすい

非公開求人は、公開求人と違って応募する人が限られているため採用されやすく、男性看護師が働きやすい求人や昇進・昇給が期待できる求人など、有利な条件の求人も多いです。

 

担当コンサルタントのサポートを受ける

担当のコンサルタントが、採用されやすい職務経歴書の書き方や面接の答え方など、転職に有利なアドバイスや転職相談に乗ってくれます。

そのため、転職活動に自信がないという看護師は、プロからのアドバイスを活用しましょう。

 

転職後のミスマッチが防げる

募集要項だけではわかりにくい職場の人間関係や有給休暇の消化率など、詳しい情報をコンサルタントが教えてくれるため、転職後のミスマッチングを防げます。

 

ポイント!

ポイント

複数の看護師求人サイトに登録すると、より多くの情報が得られるため、有利な条件の求人が見つけやすくなります。

 

まとめ

ICUの求人は、競争率が高いため、面接では自分の長所や熱意をしっかりとアピールすることが必要です。

男性看護師が優位的に持っている「体力」「機械類への対応力」「精神的な強さ」等は、ICUで働く際に大きな強みとなるため、より男性看護師に向いているでしょう。

ICUへの転職を考えている男性看護師は、是非参考にしてみて下さい。

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はたらきナース

監修者

亀岡さくみ看護師
監修 亀岡さくみ看護師
  • 2011年3月:日本赤十字看護学校卒業
  • 2011年3月:看護師免許取得
  • 2011年4月:日本赤十字医療センター入社(3年間勤務)
  • 2015年3月:株式会社peko勤務
  • 2015年4月:はたらきナース監修

現在は、今までの経験を活かし「はたらきナース」を執筆・監修を行っています。

この記事は「」さんが執筆しました。

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