男性看護師が小児科へ転職する際の確認事項5つ

男性看護師が小児科へ転職する際の確認事項

どこの職場でも男性看護師より女性看護師が圧倒的に多いです。

また、小児科は特に女性看護師が多い職場であるため、男性看護師が転職する前には不安に思うことも多くあるでしょう。

しかし、臨床現場における男性看護師の活躍の場は、幅広く存在してきてるのが現状です。

一般的に母性が必要と認識される小児科でも、男性看護師は増加しています。

少子化が加速する中でも、子どもたちが生まれ育っていく過程に専門性は必ず問われるため、小児科で働く男性看護師の視点も必要不可欠になってきていると考えます。

今回は、そんな男性看護師が、小児科へ転職する際に感じる不安とその実際について、私(男性看護師)の小児科での体験談も合わせて紹介していきます。

1.小児科へ転職する男性看護師の不安

小児科へ転職する際に不安を感じる男性看護師

男性看護師だからこそ思う、小児科に転職する不安要素について不安への解決方法も含めてご紹介します。

 

(1)育児をする母親の気持ちに寄り添うことができるか

我が子が病気になった母親は、精神的不安定になる可能性が高いため、小児科へ転職前に男性看護師として、どのように母親とコミュニケーションを取ったらよいか不安を持つ人もいるでしょう。

子どもであっても1人の人として、真摯に向き合うことで男性看護師でも女性看護師と同じように母親と信頼関係を保つことができます。

 

ポイント!

ポイント

男性看護師が母親の信頼を得て、母親の気持ちに寄り添ったコミュニケーションを取るためには、子どものことをしっかり考える意識が必要です。

 

(2)女性看護師が多い小児科でやっていけるか

入職前、女性看護師が圧倒的に多い小児科で

  • 「男性看護師は肩身が狭いのではないか」
  • 「女性ばかりの職場でやっていけるのか」

等の不安がありましたが、実際に働いてみると男性看護師と女性看護師の壁はなく、仕事終わりに食事することも多々ありました。

私の場合、同僚の女性看護師に仕事の悩みなどをオープンにすることには抵抗があり、他科の男性看護師や男性病棟医に相談を乗ってもらっていました。

注意点!

ポイント

女性看護師に対して心の内をオープンにすることに抵抗がある男性看護師は、辛い職場環境になるかもしれません。

 

2.男性看護師が小児科で苦労すること

小児科で苦労する男性看護師

男性看護師が小児科で実際に働いて苦労することには、どのようなことがあるのでしょうか。

 

(1)学童期から思春期を対象とするケア

自分の受け持ち患者であっても、女児ならば排泄介助、清拭等をすることができないため、女性看護師が「忙しく動き回っている」「夜勤時の仮眠中」等の場合であっても依頼しなければいけないことに男性看護師は苦労するでしょう。

 

注意点!

ポイント

女児患者のケアができないこと・女性看護師への感謝の一方、かなり気を遣わなくてはならないことを覚悟しなくてはいけません。

 

(2)小児科の職場内での人間関係

小児科での人間関係は、対象の特性から女性看護師が優位になることが多く、男性看護師の立場が小さくなり圧倒されてしまうことがあります。

特に、職場に子どもの居る女性看護師がいると、「患児の母親の心境はわかっているから」と言わんばかり、男性看護師が意見を言う隙間がほとんどないところに苦労を感じるでしょう。

私の場合、カンファレンス等の意見交換の場だけではなく、患者とのコミュニケーションの時にも話に割って入られ母親同士の会話になったり、ケアをしている最中にも自分よりいつの間にか患者の前に立っていたり等、女性看護師の自信が尾を引き、男性看護師の立場が押されてしまうことにも苦労しました。

 

(3)入院している子どもたちの関係

小児科での男性看護師は、元気になった子どもたちに「遊んで遊んで」と引っ張りだこになります。

そうなった時は、勤務時間を考えることなく、深夜勤務のあとでも遊び相手とならないといけないため、

  • 「子どもと遊ぶのが苦手」
  • 「プライベートな時間を避けられたくない」

等の男性看護師には辛いでしょう。

 

3.男性看護師が小児科へ転職するメリット

小児科へ転職してメリットを感じる男性看護師

少子高齢化と言われる現在、小児科へ転職するメリットがあるために小児科に転職を希望する男性看護師が増えてきています。

それでは、どのようなメリットがあるのか見ていきましょう。

 

(1)父性を強みにした看護実践ができる

男性看護師には、父性があるため、病気となって遊びができなくなった子どもに対して、男性看護師ならではの遊びを考えることができます。

女性看護師が考えにくい視点を、男性看護師が企画していくことは、職場全体にとってもメリットになるでしょう。

 

(2)男児患者に特化した看護を知れる

小児科に入院する子どもたちの中には、「自分はこれからどうあるべきか模索する」「人間関係や女性を意識する」等の悩みを抱える思春期の男児患者もいます。

悩みを抱える子どもは、「誰に相談すればいいのか」「学校では友達に相談できるのに病院では誰にも相談できない」といったケースがあるため、「男性しか分からないことを傾聴する」「アドバイスする」ことが、男性看護師の看護となっていくでしょう。

 

4.小児科への転職がお勧めできない男性看護師の特徴

小児科への転職をお勧めしない無表情な男性看護師

男性看護師が小児科へ転職する場合、お勧めできない特徴とは、どのようなものが挙げられるのでしょうか。

以下で紹介していきます。

 

(1)中性的でない男性看護師

小児科の対象は、子どもと家族になるため、男性を前面に出しすぎていると、相手は思っていても意見が出しづらくなってします。

そのため、中世的でない男性看護師は小児科への転職はおすすめできません。

 

ポイント!

ポイント

ある程度落ち着いた面持ちで、受容的な態度を持ちつつ、職場環境にも気を配れる男性看護師が小児科に合うでしょう。

 

(2)勤務時間の意識が強い男性看護師

小児科は、疾患やけがに関係なく成長発達の段階で排泄ケアや食事介助がある等、勤務時間内ではまかなえないケアが突如として現れることがあります。

そのため、男性特有の白黒はっきりした考え方で線引きをしてしまうと、チーム全体のバランスが崩れてしまうことから、勤務時間の意識が強い男性看護師は、小児科をおすすめできません。

 

(3)しつけに対する執着心をもつ男性看護師

男性看護師は、子どもの失敗やできないことに注目しがちになってしまうことは、しつけの一環として正しいかもしれませんが、決してその子どもにとって良いとは限らないことも多々あるでしょう。

そのため、子どもの主体性や考え方を尊重するよりも、自身の考えが先行してしまう男性看護師は、小児科で働くことを避けた方が良いでしょう。

 

(4)年配の男性看護師

子どもにとって病院では、ただでさえ生活に変化を与えてしまうため、年配の男性看護師は子どもにとって良い環境を保つためにも、小児科を避ける必要がありそうです。

 

補足説明!

ポイント

病院に訪れる子どもたちは、一般的な子どもたちと気持ちは同じで、普段関わっている周囲の環境が保育園や小学校等であるため、お兄さん、お姉さんに好印象を持ちます。

 

(5)無表情な男性看護師

病院にいる子どもたちは、病状の程度や環境の変化から、情緒が不安定になり精神的にも苦痛を強いられていることが多いですが、そのような状況の中でも子どもたちは、よく人を見て正直な反応をします。

そのため、無表情な男性看護師が現れると、かなりのストレスを生じさせる結果となってしまうでしょう。

 

補足説明!

ポイント

男性看護師として時には、子どもと一緒に笑ったり、泣いたりすることも必要です。

 

5.男性看護師が働きやすい小児科の特徴

既に男性看護師が働いている小児科へ転職する男性看護師

小児科へ転職する場合、男性看護師が働きやすい職場には、どのような特徴があるのでしょうか。

以下で詳しく説明していきます。

 

(1)既に男性看護師が働いている小児科

男性看護師が働きやすい小児科の選び方として、すでに小児科で男性看護師が働いている病院を選択したほうがよいです。

なぜなら、男性看護師が働いていた実績があることは、周囲のスタッフからの理解が男性看護師にあるためです。

 

補足説明!

ポイント

病院説明会や見学等で直接、男性看護師と話す機会があれば、男性看護師が働く職場環境について話を聞いて選ぶことも大切です。

 

(2)人間関係にゆとりがある小児科

男性看護師が小児科で働いていく上で、人間関係に余裕が生まれないと、男性看護師に白羽の矢が立つことがあるため、ある程度の人間関係のゆとりが確保された小児科を選ぶことが必要です。

当事者ではないのに代表として、インシデントレポートを書いたエピソードもありました。

注意点!

ポイント

小児科は、忙しいかもしれませんが、その忙しさの中にポジティブな人間関係があるか注意しましょう。

 

まとめ

男性看護師が小児科へ転職する際の確認事項について紹介してきましたが、いかがでしたか?

小児科へ転職する男性看護師が何より大切なのは、自分自身が「子ども好きかどうか」が基準になるでしょう。

小児科に転職を考えている男性看護師は、ぜひ参考にしてみてください。

ひーちゃん

【北海道/34歳・資格:看護師、保健師】

臨床現場と教育機関を合わせて、10年以上の看護師経験があります。今まで看護師として、様々なフィールドでお仕事をしてきました。現在は、多くの体験を活かしながら、看護師ライターとして活動しています。新人から現役看護師、仕事の内容から転職のサポートまでできるような情報を発信できればと思っています。私の記事が少しでもみなさんのお役にたつことができれば幸いです。

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